誠信書房作品一覧

  • 心理尺度構成の方法 基礎から実践まで
    3.0
    心理学の研究のみならず、教育や臨床現場、マーケティングなどで活用される心理尺度の構成方法について、その基礎から実践において検討すべきポイントを丁寧に解説する。 心理尺度は、決まりきった手続きを一通り行えば作成できるものではなく、留意すべき点は多いが、論文や書籍でそうした部分が具体的にまとめられることは少ない。 本書では、そうした細かな点にまで配慮した解説がなされる。心理尺度に関わるすべての人にとって、必携・必読の書である。
  • 心理療法統合ハンドブック
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    2019年に設立された日本心理療法統合学会の主立ったメンバーによる書き下ろし。400を超える心理療法が併存するなか、多様なクライエントに対し、効果的な方法による実証された支援法を選択するのは至難である。本書は、特定の学派に依拠せず、その存在を否定せず、心理療法統合について議論を交わし研鑽の深まりを望む気鋭の研究者・実践家が、日本におけるこれからの心理療法の統合のあり方を示す決定版。有効性の確立された6つの統合療法や、臨床家育成のトレーニングにも言及。また、重要な最新理論もトピックスにて提示している。
  • 日常臨床に活かす精神分析2 現場で起こるさまざまな連携
    4.0
    日本の現場で行われる精神分析的心理療法の現実的な姿を解説した書として、臨床家に好評をもって迎えられた書の第2弾。今回は、精神分析的心理療法を用いる際にも避けて通れない「連携」をテーマとする。連携に関する本質的な考察に加え、第一線の臨床家らによる実践的かつ魅力的な論考が揃う。 本書に収められたさまざまな「連携」 ・病院の一心理職としての、多職種連携 ・児童養護施設に唯一の心理職として勤務する際の連携 ・被災地での現地職員らとの連携 ・医師の立場から、心理職との連携 ・スクールカウンセラーとしての、関係者との連携 ・地域コミュニティとの連携 ・海外の精神医療分野における連携 ・企業での産業カウンセリングにおける連携 臨床現場で困難となりやすい連携を、精神分析的心理療法を実践しながらどのように考えるか、本書の多彩な論考から読者の実臨床へのヒントが見つかるだろう。 関連書籍
  • 社会福祉学原理要綱
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    社会福祉学とは何か、その前提としての社会福祉とは何か。昭和から令和に至る今なお、実務の根底にある理論体系を追究する研究者のひとつの答えが、ここに開示される。L字型構造やブロッコリー型構造概念を確立した著者の、それを含めたその背景、根底にある学の体系としての社会福祉学を牽引する姿を目にすることできる。国、地方自治体、社会福祉協議会、日本社会福祉学会等の委員、理事、学会長等務めた著者による集大成ともいえる渾身の書き下ろし。 関連書籍
  • 風景構成法の現在(いま)
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    風景構成法の本質はその臨床性にあるという認識のもと、常に研究と臨床の相克を生き抜こうとしている編者を中心に、その姿勢を共有する執筆陣が多様なテーマから風景構成法に光を当てた。風景構成法の成立過程から技法としての検討と発展の解説、多岐にわたる観点からの研究、そして詳細な事例の提示と考察が、風景構成法の到達点を明らかにし、心理臨床の真髄に通じる。心理臨床家・研究者が多くを得ることができる書である。
  • 災害精神医学ハンドブック
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    災害精神医学における「災害」とは、地震やパンデミックなどの自然災害のみならず、テロや戦争による被害といった人的災害をも含む広範なものである。 本書は「災害」の疫学、備え、介入、治療、回復への適切な道筋および公衆衛生を、エビデンスに基づき網羅的に解説した、災害精神医学のテキストとして世界的なスタンダードである。本国アメリカでも信頼され続け、第二版(本書の原書)にアップグレードされた。 原子爆弾投下、阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件、東海村JCO臨界事故、東日本大震災、福島第一原発事故、新型コロナウイルス感染症など、常に「災害」とともにあらざるを得なかった日本においても、臨床家、公衆衛生担当者を助ける手引書となることが期待される。

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