文芸社作品一覧

  • ひまわりになったボク ~聞いて! たいせつなヒストリーを~
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    4歳で進行性の難病を発症、小学3年生で車いす生活になるも、周囲のサポートを受けながら高校まで普通学級で過ごした。大学では、障がい者と健常者が笑って暮らせる社会の実現をめざして福祉を学んだが、卒業目前で亡くなった。そんな一青年の生涯を、ひまわりに転生した“ボク”が語る表題作と、母親視点のエッセイ「思い出は色あせることなくいつまでも」の2作品を収録する。
  • ひまわりの笑顔
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    1巻693円 (税込)
    アメリカの大学に入学したあかりは、そこで出会った留学生仲間の翔太にひかれていく。互いの気持ちを確認できないまま、友達以上恋人未満の付き合いを続けていた2人だったが、コロンビア人留学生ニッキ─が現れたことで、その関係は崩れ始める……。青春の痛みを心の財産に変えて、強く優しく生きようとするあかりの姿を通し、命の尊さ、前を向いて生きることの大切さを描く。
  • 秘密の鍵 イギリス コッツウォルズの謎
    NEW
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    構想、執筆に5年を掛けたという、本格ファンタジーの力作。イギリスのコッツウォルズ地方のヒドコート・マナー・ガーデンを舞台に、人と精霊たちの交感、自然と超自然、夢想と現実が織りなす魔術的世界が壮大に描かれている。レオ、ローズ、トマス「最強の炎の三人組」の魂の遍歴とハラハラドキドキの冒険の数々は、ハリポタ並みの迫力。その根底には平和を願う著者の熱い心がある。
  • ひみつの男子会
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    こうたは こっそり さくひんを みにきました。そして、おばあちゃんに たのんで ごにんばやしを じぶんの へやに つれてきました。よく みえる ばしょに おいて ながめていると とつぜん ぜんたいが ぴかっと ひかり、まるで ステージのよう。「こうたくん、こんにちは」という こえと ともに、ひとりが とびおりてきたのです。(本文より抜粋)
  • 秘められた宝は…
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    1巻1,408円 (税込)
    人々の死、そして自らも病と死の境を経験した主人公の柊が、独特の国民性を持つ日本人の伝統・文化の中で、人間として、医師として、キリスト者としての生き方・考え方を深く見つめる小説。柊は結核や肺アスペルギルス症、その後もさまざまな病気や事故に見舞われながらも力強く生き抜いていく。その彼が若い頃たどりついた「宝」とは? 長ずるに及んで分かってきた宝の箱の中身とは?
  • 百パーセントの最期 すい臓ガンの夫を看取って
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    ある日、40代の夫が、突然やせ始めた。病院での診断結果はすい臓がんで、余命は3ヶ月。衝撃と悲しみの中、それまで通り明るくあろうとする妻(=著者)。それは、夫との残された時間を大事にするための選択だった。──淡々とした言葉からうかがい知れる率直さ、ひたむきさ、そして夫への愛。在宅死に関して、また夫婦の在り方について、自らの体験を基に語ったエッセイ。
  • 100万分の1の奇跡
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    1巻633円 (税込)
    「奇跡」そんなもん、存在なんてしない。――うだつのあがらない、駄目サラリーマンの僕は、突然のバイク事故でこの世を去ることに。 しかし、スサノオの目に留まり、八十八日間の命を与えられることになった。 限られた時間のなか、周りで巻き起こる数多くの超常現象を経験しながら、決して三十三年間考えることもなかった「死ぬこと」、「生きること」について僕は向き合うことになる。 果たして奇跡はあるのだろうか… 衝撃の感動作がいよいよ登場!
  • (百花繚乱)暇人クラブ ふぁいなる ~地底の太陽とビリケンさん之巻~
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    1巻1,386円 (税込)
    「馨子から初代ビリケン、TARO君から『地底の太陽』と、立て続けに捜索依頼を受け、一週間余り経った。僕たちは連日、ここ大阪新世界のド真ん中、通天閣下の雑居ビルにある、『イマジンクラブ』のオフィスで額を突き合わせている」(本文より)。行方不明のふたつのお宝を探し出すミッションを任された「暇人クラブ」の面々は、二手に分かれて捜索を開始する。
  • 昼下がりの紅茶
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    イラクやカナダ等で生活した著者だけに、日常の暮らしの中でのお国柄の違いを女性ならではの視線で綴り、人間の暮らしへの慈しみを喚起するエッセイ集となっている。読者の知的好奇心をそそるテーマを柔軟な感覚で案内してくれるエッセイも楽しいが、たくさんの国のたくさんの人と気持ちを通わすことを大切にする著者の姿は、出会いが人生の醍醐味であることを改めて気付かせてくれる。
  • 広の物語
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    1巻1,001円 (税込)
    広(ひろい)は、物心ついたときから母と二人暮らし。離婚した父のもとには、弟の蓉がいるが会うことはなく、かすかな思い出に涙するばかりだった。IQが高く、冷静な目を持つ広は、友達付き合いの仕方も他の人とは違っていた。そして、親友二人の突然の死は、広に大きな影を落とす。同じ過去を持つ武と運命の糸に導かれるように出会い……色とりどりの花に事寄せて綴る小説。
  • HEROごっこ
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    ある日、さえない僕が大学で出会ったイケメン・成宮。ひょんなことから、彼の副業「車泥棒」の見張り役をするはめになる。今回のターゲットは高級スポーツカー・ランボルギーニ。ところが、いざドアをこじ開けると、そこには美少女が横たわっていた。計らずも巻き込まれてしまった誘拐事件は、思わぬ展開を見せていく。緻密な計算で練り上げられた「黒幕」の驚きの目的とは!?
  • 美人に向かうリズム Invisible hand for beautiful
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    リズムは蘇生、瞬間の起点から始まる生命力だから。それを気力と気づき、そこから始まるリズムは人を蘇生し、自然の回復と応用に価値が懸かる。リズムの蘇生を可能にできるかは、人がリズムを想像できるから。つまり想像力はリズムの力に及びその蘇生を活かすので、人は美しさに向かい美しく運ばれる。この時リズムは、美しく運ぶ見えざる手と言える、哲学的エッセイと12のストーリー。
  • BISES 共感のエナジー ガーデニング誌『ビズ』の記録
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    1巻1,496円 (税込)
    日本にガーデニングブームを巻き起こした『ビズ』の編集長著。/『ビズ』読者の熱情は、いつも素晴らしかった。編集現場は、読者が起こすリアクションのパワーにいつも後押しされながら、企画が前に前にと進んでいった。この本はガーデニングの発信元である『ビズ』とその読者が紡いだ、創刊から休刊になるまでの二十五年間の、生命が息づくドラマである。(本文より)
  • !(ビックリマーク)な家選び ~デリケートで重要なその選択基準~
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    「家」選びで陥りがちな問題点を、設計士として工務店を営む著者が、プロの目で解説。家を買おうと<検討中のあなた>が、<業界に詳しい人物>との会話形式で繰り広げる内容は、家の構造の基礎から営業マンとの接し方、家を持つ心構えとして、知っておきたいことばかり。木造住宅と鉄筋コンクリート造(RC造)の特徴もわかりやすく解説し、家づくりを応援する一冊。
  • 病院再生ノート 保険指定取り消し民間病院の復活劇
    NEW
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    1巻1,683円 (税込)
    診療報酬を不正に受給していたために保険医療機関としての指定を取り消された地方の民間病院。利用者にとっては重要な病院だったために、急きょ、再建の責任者が決定した。医師でありながら、いくつかの病院再生を担ってきた秋田は、苦難を乗り越えて、より地域に必要とされる病院へと変革していった。わずか5年という時間のなかで、赤字を黒字に変えた要因は何だったのか──。
  • 枇杷の花咲く 清貧の中を凛と生き抜いた母
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    《最後までボケることもなく、「起きられるようになったら〇〇したい」といつも言っていた。自分としては、このまま寝つくつもりはないという意志表示だったのだろう。「諦めない心」こそ、母が残してくれた財産である》(本文より)。北風に向かって咲く枇杷の花のように、明治・大正・昭和・平成の4つの時代を力強く生き、101歳で天寿を全うした母親の生涯。
  • B型自分の説明書
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    爆発的大ヒットとなった『B型自分の説明書』シリーズの電子書籍化。「右と言われれば左と言う。それが基本」「迷った時は気分と相談」(「基本操作」より)など、B型人間の行動パターンを取り扱い説明書ふうに分類し、各項目にチェックを入れながら、面白おかしくB型人間を理解していくライトな自己分析本。「あるある、こんなところ」と読めば読むほど、共感してしまうこと、間違いなし。
  • ビー玉
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    1巻1,683円 (税込)
    主人公は、東京で生活するようになって十七年の正和。夏休みを過ごすため故郷に戻ってきた。そこは福島県いわき市の小さな漁村、薄磯。子どものころは「何もない退屈な村」と正和自身も思っていたが、過去を思い返すうち、そうではなかったことに気づいていく。この物語には、東日本大震災を乗り越え、故郷のために力を尽くすことを決意する人々の想いが詰まっている。
  • ピッピのおみそ
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    「はじめまして! せんだいでくらしている スズメのピッピです! ぼくのだいすきな とってもおいしい おみそを おしえてあげるね。ピッピのおみそをたべると げんきいっぱいになるんだ!」──伊達政宗公の頃から受け継がれる仙台みそは、宮城県で作られる辛口の米みそです。こころにもやさしいふるさとの味、ほっこり美味しい仙台みその物語。
  • ピロロポリルンッ
    NEW
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    1巻1,386円 (税込)
    眞気澤恭弥は、16年間勤務した市役所を辞めて半年、引きこもり同然の生活をしていた。しかし、たまたまテレビのキャンプ場中継を見たことをきっかけに、久しぶりにキャンプに行ってみようと思い立った。そして、訪れた湖畔のキャンプ場で出会った謎めいた老人に、どんな願いも叶う呪文を伝授されるが……。不思議な呪文に翻弄される恭弥が遭遇する事件や、ロマンスを描く。
  • ピンク・リュック シドニーの街を往く ─還暦留学生のコロナ禍奮闘記─
    NEW
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    「『贅沢な留学』ではありましたが、決してゴージャスでオシャレな日々ではなく、むしろ地を這うような毎日だったと思います。それは本文をお読みになれば納得していただけると思います。しかしそうした異国の地での切羽詰まった生活は、一方で生きている実感にあふれていた、と思います」(「プロローグ」より)。コミカルなタッチで綴った、コロナ禍でのオーストラリア留学体験記。
  • ふぁーふぁさんのホッコリ3つのおはなし
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    深呼吸からはじめよう──30年間、心の病気と闘ってきた著者。家族に支えられ、自分と向き合い、心に映った風景が、3つの小さなおはなしとして実りました。1話目「つかれちまったシロクマさん」、2話目「Change the World ~アヒルのマーさんの場合~」、3話目「よろこびの樹」。ささやかなキッカケが、訪れますように♪ そっと語りかけ、寄りそうオムニバス絵本。
  • ふぁーふぁさんのワクワク2つのおはなし
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    祈りがとどきますように──。宇宙動物園を舞台に初めての出会いを描いた「流れ星にのって… ~シロクマさんとペンギンさんの物語~」、思いがけず助けを求められたリスとネズミ夫婦を描いた「よくばリス」。「出会い」について描かれた2作品が収載されている。作者の想いがギュッと詰まったホッコリ温かな贈り物のような物語絵本。あなたにも、ワクワクする出会いが訪れますように。
  • 夫婦歩き遍路 四国八十八カ所巡礼
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    1巻1,089円 (税込)
    一人息子の死、供養のために夫婦で歩いた四国八十八カ所巡礼。遍路ころがしといわれる山上への急坂、残暑が容赦ない海沿いの道。山を越え、川を渡り、沿道の方々との出会いと温かさに支えられた46日間の巡礼の記。/仏様へのお参りも足をもって訪ね、難行であれ、苦行であれ汗を通して誠心誠意お願いしたほうがいい。「もう一度、今度は歩いて四国参りをしよう」(本文より)
  • 将軍狩り 風魔小太郎血風録
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    将軍徳川吉宗の密命を受け上海から帰国した御書院番格村垣慶介は、家来の真壁梗之介と十五年ぶりの江戸の空気を吸い込んだ。帰国後は江戸下谷の屋敷で蘭方治療院を開設せよとの命がくだった。御書院番は将軍直属の隠密で、村垣は以後、風祭虎庵と名乗るようにも命じられた。実は、村垣には本人も知らない、出生の秘密があったのだ!?虎庵は自分の運命を知ることになる!!シリーズ第一弾。
  • フェルメール・コネクション
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    長崎の旧家でフェルメールの真作が見つかった。新聞記者の森本は、調査で来日したクララと現地へ向かう。そこで見せられた古い手紙、全てはここから始まった。17世紀の偉人たちの秘められた交友と第二次世界大戦の封印された秘密を探る森本たちは、ロスチャイルド家とナチ残党の暗闘に巻き込まれていく──。史実とイマジネーションが緻密に織り込まれた壮大なスケールのミステリ巨編!
  • 深く、濃い闇の中に沈んでいる
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    あの女を愛していたのだろうか? 失って初めて気づく存在の愛しさ。かつて空間を占め、いまやぽっかりと空いた女の声が静謐のなか永く響きわたり、男の人生に消すことのできない痕跡を刻みつづける。全編を通して漂う暗い空気のなか男の複雑な喪失感を描いた前川裕の初期短編ミステリー集。生と死の断裂が生んだ空虚を描く現代ミステリーの極点である。
  • 不可能への挑戦 角の三等分
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    1巻1,485円 (税込)
    学会・学者はどう応える。解けたギリシャの難問題──角の三等分。著者が取り組んだのは「ギリシャの三難問の一つ」と言われるものである。それはなぜ不可能なのか、それを可能にする方法はないのかと考え続けた軌跡をまとめた一冊である。この問題を考え続けた30年の間は自分とのたたかいでもあった。長い道のりを経てようやく著者がたどり着いた目的地を見届けてほしい。
  • 不協和音
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    多様性を尊重する社会を目指しつつも根深い差別や偏見が拭えない中、息苦しさを覚えている人がいる。自分が何者か、確信を持って説明できる人はどれぐらいいるのだろう。性別も職業も種族も関係ない。はみだし者とレッテルを貼られようとも、本当の自分でいるために選んだ道には、よき理解者やパートナーがきっといるはず。少しでも生きづらさを感じていたら読んでみてほしい物語。
  • 福祉施設の事故や虐待はなぜ防げないのか
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    1巻1,188円 (税込)
    【人手不足解消の提案をしたい。その一つは「ナイトケア(夜間勤務)」の専門事業所の認可をしてはどうかという提案である。夜間勤務が敬遠され応募しない人たちが多いという。もう一つは、福祉施設における高齢者雇用の優遇措置を考えてはいかがかと思う。即戦力を求める事業者とキャリアを生かしたい人とのマッチングである】現場のピンチを何度も救ってきた元施設長からのアドバイス。
  • ふくふくにゃんこ ~にゃんこたちのしあわせな島のものがたり~
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    1巻1,056円 (税込)
    これまで描かれてこなかった、にゃんこたちの物語がついに絵本になりました! ハッチ、ミケランジェロ、チャチャ丸、サバ太、クロ助、(そして、しろたまちゃん)のそれぞれのプロフィールから、ショートストーリー、くすっと笑える4コマまで、大人気キャラクターの「ふくふくにゃんこ」の魅力を全部詰め込んだ、にゃんこ好き注目の1冊です! みんなに「しあわせ」をお届けします。
  • 「不条理」 神崎琉吾のサバキ師 ─魂の行き先─
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    1巻990円 (税込)
    引退した実業家・神崎琉吾のもとに、10年前に知り合った西口こずえが自殺をしたという知らせが入る。しかし、こずえが生前、神崎にあてて投函した手紙には、死を感じさせるものはなかった。不自然なものを感じた神崎は、調査を開始する。──敏腕経営コンサルタントとしての活躍する裏で、欲望に溺れ、人としての道を踏み外した者を裁く“捌き師”としての神崎の活躍を描く。
  • 不滅のワイルズ
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    小学3年で発症、中学1年で再発、高校1年で再々発したT細胞型急性リンパ性白血病。受け入れがたい運命に怒りを覚えながらも、17歳の少年はフェルマーの最終定理を証明したアンドリュー・ワイルズの不屈の精神に共鳴し、「ワイルズ」の名で闘病の日々を綴った。死とはどういうことなのか──。生身の思いを言葉にし、多くの反響を呼んだ「ワイルズの闘病記」を改訂し、文庫化。
  • 冬のアサガオ
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    1巻792円 (税込)
    周りと違う体の特徴を持っている女性・悠亜は、生活にどこか生きづらさを感じていた。ある時、母との会話の中で自分が実の娘でないことを知る。自分は何者か、居場所はどこにあるのか、悩みつつも悠亜は花屋で働き始めるが、初対面であるはずの店主・吉沢の顔に何故か懐かしさを感じていた。実は彼は悠亜のある秘密を知っていたのだ──。一人の女性が悩みながらも自分の居場所をみつける物語。
  • フラミンゴのハート
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    洋服を脱ぎっぱなしにするお父さん、それを見てガミガミ怒っているお母さん。両親のそんな家での様子を見ている子どもが大好きなフラミンゴの子育てから大切なことを学び、家族のために考え行動するお話。家族の一員としておうちでお手伝いをしたり、家族それぞれがちょっとした思いやりを持ったりすることで、家族みんなが幸せになれるというメッセージが込められている。
  • ふるさと再発見「自由律俳句の森」へようこそ ~愛知版~
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    1巻792円 (税込)
    「のぼりまつりと鉄砲隊、鯉のぼりが覗いたよ」。五七五や季語にとらわれることなく、思ったことや考えたことを広大なカンバスに描くよう詠み上げた「自由律俳句」。さあ、あなたも新たな扉を開いてみよう! 新たな地での生活から生まれた「第二のふるさと」への郷土愛と魅力を綴った、前作「埼玉版」に続き、愛知県を中心とした文章を組み合わせ構成した作品集第2弾。
  • ふるさとは大連 追憶の半世紀
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    戦後、消防局長まで昇りつめた著者だが、大連で終戦を迎え、母の遺骨を背負い引き挙げてきた。炭鉱夫、食料雑貨店、鋳造工場、製缶工場 etc.……と職と居場所を転々としながら、貧しいながらも食いつなぎ、天職である消防士に辿り着くまで、姉兄と力を合わせ生きてきた。そして同じく消防士になった兄と内助の功の妻に支えられた消防士生活の40年、その歩みを振り返る半生記。
  • ふるさとへの思いは今も変わらず
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    《今年七十六歳になりました。この年ですから、何かにつけ忘れることが多くなってきましたが、今のうちに貴方に舟場の六年間の思い出を少しでも知ってもらいたいと思って書き始めます》。53歳のある日、幼い頃に別れた母から手紙が届いた。そこには初めて知る事実が記されており、今すぐ会いに行って母に謝りたくなった。鳥取県の山間の町で生まれ育った著者が郷土や家族への愛を綴る。
  • 不器用なボクと小奇麗なミク
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    1巻891円 (税込)
    偶然の再会をキッカケに、初恋が暴走(エスカレート)していく──。ボクは高校時代の初恋の相手、出席番号が一つ違いだった同級生ミクと大学卒業後に偶然近所で再会する。ミクは親友のマツと付き合っていたという。今は別れていると知ったボクは何とかミクに想いを伝えたいと行動するが空回りばかり。ボクの初恋は実るのか? 恋愛に不器用な若者のリアルに迫る異色作。
  • ブタさんのアップルパイ
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    お菓子作りが好きなブタさんのまわりには、個性的なひとたちがいます。イタチさんのことをとても気にするキツネさん、声が大きすぎるオオカミさん、むずかしいことばかり言うアライグマさん、引っ込み思案のウサギさん、みんなそれぞれに特徴や悩みがあります。森の仲間のやりとりに、ついつい自分やだれかを重ね合わせて読んでしまう、たのしくて、ほっとできる物語。
  • 葡萄とすぐり
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    1999年、2000年とドイツのハイデルベルクの国際独語会話教室に行った時のこと。家族というテーマで私の番になり「私の家族はアメリカ元大統領のケネディ家と同じ九人兄弟で男男女女女女男女男の順も同じです」と言ったところ騒然と声が上がりました(本文より)。戦中・戦前、9人それぞれのきょうだいが生涯にわたって築き上げた絆のかたちと軌跡を丹念に綴る。
  • Blood Type B Is Vanishing Was Albert Einstein disliked?
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    Said to be the best physicist of the twentieth century, Albert Einstein has been treated as a strange person due to his unbelievable behavior and going at his own pace.It was caused by his blood type "B"! Other, if the Meiji Restoration leader, Takamori Saigo, was not B, would there really have been the Satsuma-Choshu Alliance? If Nobunaga Oda was not B type, would it not be killed by the Honno-ji Incident? ……etc. An interesting essay "for type B, for type B" that emerged from the blood type and behavior of celebrities.
  • ブラッドライン
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    争いで流された血が大地に染み付きどす黒い線になった、ブラッドラインと呼ばれる国境線。危険な地域であるその付近で、大スターのMが殺された。世界中が驚きと悲しみに包まれる中、彼の死はいったい何をもたらすのか。自分の考える正義は誰かにとっての悪でしかない。矛盾を抱えて成り立つ社会に向けて問う、社会派小説。差別について描く「黒い手のイグネイシア」も収載。
  • ブロック・ネットワーク
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    1巻891円 (税込)
    ナオトは高校を登校拒否中。時々幼なじみのハルカが訪ねてくる以外は自宅に引きこもり、ブロックを組み立てて作ったクルマをSNSにアップしていた。ネットで大規模な展示会があることを知り、ハルカの力を借りて参加を決意。展示会に出展するための作品づくりに没頭する。少しずつ外の世界へ目を向けるようになっていくナオト。出会いと別れ、葛藤と挫折を経て成長する青年の青春物語。
  • 文学かるた
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    1巻1,089円 (税込)
    「こんな夢を見た。」【ヒント】1 明治41年(1908)朝日新聞に連載/2 幻想文学のテイストが濃い作品/3 現在(明治)・神代・鎌倉・100年後の夢の世界が描かれる──さて、「作品」と「作者」は? 発案した「かるた」は形を変え、ここに遊び心溢れる「日本文学いざないの書」に! 「大人のかるた 戯言短歌形式 江戸四十八手」付き。
  • 文学者による新教育論 トルストイ・タゴール・石川啄木・壺井栄
    NEW
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    1巻1,386円 (税込)
    子どもをやさしく見つめる「文学」「文学者」を通して、次世代に向けた「あるべき教育」と「目指す教育」のヒントが見える教育書。「過去の苦い経験があるにもかかわらず、日本は、特に政権を担っている者がどれだけこの苦い経験を自覚しているか不安である。……もう一度原点に戻り、教育による真なる人間形成を図り、未来永劫、平和で安全な日本が存続することを切望する」(本文より)
  • 文学青年は死刑になった
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    1巻693円 (税込)
    「小樽の気持ちは嬉しいよ。だけど、無期懲役にしてもらうために控訴をして裁判をすることになったら、事件の関係者である織江ちゃんをその場に呼ばないといけないだろ? そんなこと僕はさせたくない。彼女に辛い記憶を思い出させたくないんだ」(本文より)。どのような尊い犠牲を生む状況であっても、若者は未来と希望を見出し前に進んでいく。
  • 箱をあけよう メイの異世界見聞録
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    神社で働く22歳の芽衣子は、ある日、妙な男に赤い玉手箱を渡される。軽い気持ちで箱を開けると、なんとそこは海の上!? 男ばかりの商船に助けられた芽衣子は、メイと名乗り少年のふりをして船で働き始める。雑用係としての仕事、無人島の幽霊事件、お祭りの船競争、そしてイケメンのレヴィ船長にドキドキ!? メイの異世界での毎日は大忙し。元の世界に帰れる日は来るの──?
  • 【文庫】秀長さん
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    尾張中村郷で農夫として静かに暮らしていた小竹は、兄・日吉の嘆願を受け、織田家への奉公を決意する。そこから、秀吉・秀長兄弟の伝説がはじまった。誰よりも家臣と領民、そして平和を愛した男が生涯をかけた夢とは? 秀吉の天下統一を影で支えながら110余万石の大大名に上りつめ、「天下の調整役」として名をはせた、豊臣秀長の波乱に満ちた生涯を描く!
  • プラクティス メイクス パーフェクト(P.M.P.)
    NEW
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    時代は2070年。警察庁特別捜査室の警官・成神がアンドロイドの相棒アスカ、メンテナンスパフォーマーのグソクを従えてエイリアンと闘う。最大の敵は闇の仕事人カマイタチ。息を呑む展開が続くSFポリスストーリーでありながら、群馬県がメインの舞台となっていたり、レトロな表現が織り込まれるなど、人間味も漂わせる。AIが高度に発達した人類の未来に希望はあるのか──。
  • Play Ball Play Game
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    1巻792円 (税込)
    高校に入学して二か月、部活が終わって携帯電話を失くしていることに気づいた。部室から校門までのどこかで落としたに違いない。目を凝らして探してみたが、見つからなかった。すると「もしかして、これを落とした人?」。これが恋の始まりだったのかもしれない。高校を卒業して三か月、母校野球部の予選観戦する二人。そうだ。勝ってもらわなくては困る。私はこの試合に賭けているのだ。
  • ぷれてり星のあびあんと コロン たびに出る
    NEW
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    ぼくはコロン。歌うの、だ~い好き。毎日のように仲間と集まって歌っているよ。ぼくと同じ種族の者は、13さいになるとまほうのつえを持つんだ。今はその勉強中だけれど、あまり勉強、好きじゃないんだ──陶器写真集『笑うところにあびあんと』で大好評の三本足の陶器たちが大活躍! ぷれてり星に住むあびあんと、『コロン』の大冒険を描く絵本!
  • ヘデラの花
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    優子は、超がつくほど真面目な銀行員の父洋介と、おっとりした母由紀子との三人家族。高校進学を控えた優子は、こづかい値上げを交渉するため、母から父の弱みを聞き出そうとしたが、ただ惚気を聞かされただけだった。ところが、そんな仲睦まじい両親が初恋を成就させた裏にはとんでもない秘密が隠されていて……。軽快な文章でダークな世界を描き切った、ユニークなサスペンス。
  • へんなやつ
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    「へんなやつがくるぞ。なんだ あいつ まっしろだ」みんなとちがうって、だめなこと? みんなと おなじなら いいの? ぼくってへんなのかな? ───こころを動かされるたくさんの出会いのなかで、“へんなやつ”が、人と違うということがどんなふうに見られるのか悩み、やがてそれが自身の個性だと気付き、胸を張って生きることを決める絵本。
  • 弁当男子の白石くん
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    1巻715円 (税込)
    南雲古都は高校2年生。最近、母親が彼氏を作って家から出ていってしまい、自分は捨てられたと思ってちょっと病んでいる。そんなある日、ひょんなことからクラスでも目立たない地味な男子の白石くんに、毎日おいしいお弁当を作ってもらえる日々が始まった。白石くんは神? だけど古都は、「本当の白石くん」のことを少しずつ知ることになる──。第6回文芸社文庫NEO小説大賞受賞作品。
  • 放課後モノクローム
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    1巻528円 (税込)
    死とは。感情とは。そして人間とは。前衛的な著者が醸し出す独特な文体は、内容とのマッチングが素晴らしく、病みつきになること請け合いであり、また複雑に練り込まれたその構成は、その特殊性から、十人十色の読後感を醸し出すことであろう。ミステリーとも、サスペンスとも、ファンタジーとも、ホラーとも違う、表題作「放課後モノクローム」ほか9編の短編集。
  • 放送室はタイムマシンにならない
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    放送部に所属する高1の円佳。部には「放送室でタイムトラベルができる」という伝説があった。同級生の颯哉は幼い頃に離れた従兄とわだかまりがあり、タイムマシンで過去へ戻りたいという。颯哉から「放送部の伝説を演劇にしたい」と打ち明けられた円佳。過去にこの学校で何があったのか。真実の舞台が幕を開ける──。高校生作家としてデビューした著者の文庫書き下ろし新作。
  • 訪問介護事業は消滅する 介護の神髄
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    1巻1,056円 (税込)
    「介護の社会化」の美名のもとでヘルパーはなぜ現場を去っているのか。20年間の経験と継続から、ヘルパーも利用者も困らせる欠陥だらけの悪しき制度を様々な角度から検証していく。そして、問題をクリアにし、安心して暮らせる未来に向かい、さらなる発展につなげるべく、家族介護の本格的導入と「兵役」ならぬ「ヘルパー役」制度の早期実現を提案する。
  • ほかならぬあのひと
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    ここ10年余りに書きためたものをまとめた一冊。“税理士という職業柄、向き合うことの多いひとの人生”、“人生を豊かにするものについて”、“視座の移転を可能にするものとは”、“強く影響を受けた文人や思想家(仙厓和尚、宮沢賢治、中村哲医師、坂口安吾、中村天風)”、“茶道の稽古で思いをめぐらす禅語の世界”など。滋味豊か、存分に味わいたいエッセイ集。
  • 北辰流開祖 信太新左衛門勝長伝
    NEW
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    太平の世に移りつつある江戸初期、常陸、上州、伊賀、柳生……各地で剣術を磨き、ついに奥州の地で誕生する、その名は北辰剣! 「新左衛門はこの時初めて、前々から考えていた我が武術の名を告げていた。まだ誰にも話していなかった『北辰流』の名を表に出したのである。『信太新左衛門勝長、北辰流をもってお相手致す』」(本文抜粋)。史料から〈北辰流〉の源流をたどる歴史小説。
  • 星空に花束
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    テンテンがベッドで泣いていると、窓の外からテンテンに話しかける声がします。カーテンを開けると、夜空にはピンクのお月さまがあるだけ。テンテンがカーテンを閉めようとすると、また声がして……。星たちが夜空に美しい情景を作りだして、テンテンを元気づけてくれるあたたかな物語。読み進めるうちに、テンテンの心のやさしさにふれ、ファンタジックな星の花束に癒やされる絵本。
  • 星の後ろ姿
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    1巻792円 (税込)
    急に怖くなって夜空を見上げる/星が一つ浮かんでいた/教えてください/私はどうして私でいられない/ねえ 答えてください/私はまだ見なければいけないのですか/精神的な問題を抱えて苦しんだ過去を心の内に包含して、今の自分がいる……流れ星のように頬を伝う涙、希望の象徴としての星……夜空に煌めく月や星をモチーフに、揺れ動く心象風景を巧みに表現した著者初の詩集。
  • ほしのこ
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    毎夜、夢を届けるのがお仕事の「ほしのこ」たち。夕暮れの公園で、ほしのこたちの世界へ突然入り込んでしまったカオルは、ほしのこたちとお月さまで楽しくあそんだり、おしゃべりしたりしていた。あそびながら、ほしのこたちの仕事についてもいろいろ教えてもらったカオルは、ある夢のことを思い出していた。カオル少年と「ほしのこ」たちの楽しい夜のファンタジー絵本。
  • 星の光源 ~アン・マンズフィールド・サリヴァン異聞
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    1巻1,485円 (税込)
    「1866年、4月14日。太陽はすでに昇っていた。人間の目には見えないが、太陽の左には金星、右に水星が並んでいた。(中略)この3つが並ぶと、知的な会話能力とそれにまつわる有能な人脈が形成される暗示になる。アン・マンズフィールド・サリヴァン・メイシーは、その星を持って生まれようとしていた」(本文より)。ヘレン・ケラーと出会う前の、教師の萌芽までを描いた伝記小説。
  • 星のともしび
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    夜に明かりをともすことさえできない貧しい村を見た星の国の王様は、クリスマスの夜に星のあかりをプレゼントしようと思い立ちます。クリスマスに星の子達が次々と地上へと降りていく中、(自分は弱い光しか出せないから)と、一番小さな星の子は降りられずにいましたが……。小さな勇気がもたらした、あたたかなクリスマスを描いたやさしい絵本。
  • 星ふる町 ~ランプの精・異聞~
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    1巻770円 (税込)
    ひとりの大男が、ハンモックの上でひげをふるわせながら、気もちよさそうにねむっています。ここは宇宙の果ての銀河。その中に浮かぶ小さい星にある町のはずれ。青紫色の深い空。オレンジ色の木々の葉をゆらす風。──時はちょうど、347銀河紀5500年。このお話は、なんでもひとつ夢を叶えてくれるランプの精と、目の見えない少女の特別な願いの物語です。
  • 北海道縦断 徒歩の旅絵日記
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    1巻1,496円 (税込)
    歩く旅は基本的には単調なものです。どんなに素晴らしい景色に出会っても、5分後くらいには、旅とは何も関係のない日常の生活を思い浮かべたりしています。私の場合、少しでも長い時間を美しい景色や関心を持った対象と向き合っていたくて、上手でもないのにスケッチをしながら歩きました。これが長い年月をかけて旅をしてきた末に会得した、私なりの旅の集中力を高めるやり方です。
  • ほのぼのワンダーランド
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    ここは人間と動物たちがなかよくスローライフを送る不思議の国(ワンダーランド)? そんな風に思わせる世界観で、さまざまなシチュエーションを緻密かつ独創的に描いたオリジナルのイラスト集。日常のことを題材にした季節感のある楽しい雰囲気の作品ばかり。プレゼントを配って回るクリスマス作戦や、さまざまな旅客機を紹介したユニークなものも含め合計29点を収載。
  • ほぼ文庫本で短歌
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    1巻1,089円 (税込)
    【私の短歌から、この本が気になると感じる一冊を手にとって頂ければ、こんなに嬉しいことはありません。人との関係に悩んだとき、物事が思い通りに進まないとき、息苦しく感じるとき、いつでもどんなときでも本は私達に寄り添いやさしく背中を押してくれるのです】(「はじめに」より)。「散り際に/人間の価値決まるなら/大切なのは/品格かしら」(『終わった人』内館牧子)。
  • ホモ・ミラビリス
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    戦いに戦いを重ねた結果……。人工知能が発達を遂げ、そしてそれが「一人歩き」するようになった結果……。何者かによって作られたウイルスが瞬く間に拡散されていった結果……。我々人類が辿り着く世界とは……? ただ一つ言えることは、これは決して「空想の物語(フィクション)」ではない、ということだ。この物語のままに時代が傾かないことを、切に願う。
  • ほら 笑ってごらん
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    1巻990円 (税込)
    ふわりふわり 風の色あなたを包む 風の色あなたにそっと 囁きかける(「風の色」より) 私が動くと雲が動く 草木が囁いてくれる 何も煩うことはない 静寂の中にいたらよい そうすれば 草木が根をおろし 張っていくように 君の魂も キラキラと輝いてくる (「君へ」より) たまにはこんな言葉といっしょに、空を見上げたくなるような作品集です。
  • 本気の本気で、初恋です
    NEW
    -
    1巻990円 (税込)
    子どもの頃の初恋は大人になってからの恋愛と違って特別なもの。その記憶を時々取り出してみたくなるのは、なぜだろう。あの頃の「私」は、転校生の彼を無意識に目で追っていた。でも、もっと、ちゃんと話をすればよかった。ちゃんと「さよなら」を言えばよかった。そんな思いを抱えたまま、気が付けばいい歳の大人になっていた。そんなある日、突然の電話が……。
  • 本当は怖い! 成年後見 成年後見人には気をつけろ!
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    1巻1,133円 (税込)
    自分の財産を守ることが困難になったお年寄りなどを守るための「成年後見制度」。しかし、すっかり信用していたはずの成年後見人に、思わぬ「落とし穴」に落とされてしまったというケースがたくさんあることを知っていますか? そういった事件の実例を知り、自分の財産を安心して任せられる「成年後見人」を選ぶためのノウハウを伝授します。
  • 本当はわかっていないキリスト教
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    1巻1,320円 (税込)
    行く手が暗く、頼りない自分を見い出したとき、人はあれこれと思いを巡らせたり、何かに当たって打開策を講じたりするだろう。そのときの選択肢の一つに、聖書の教えを入れてほしい──。世界は混迷を深める状況だからこそ、聖書の言葉に耳を傾けてほしいとの願いで、聖書の言葉を紹介・解説しながら、キリスト教の世界を一般人の視点からわかりやすく説明する。
  • 「本能寺の変」は変だ! 435年目の再審請求
    完結
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    全1巻550円 (税込)
    「秀吉がねつ造し、軍記物に汚染された戦国史を今一度洗濯いたし申し候」刑事・民事の裁判には、判決が確定した事件について、法に定められた事由がある場合に判決を取り消して、裁判の審理をやり直すよう申し立てることができる。歴史捜査で得られた光秀謀反の定説・通説の変な話、定説・通説を支えているこれまでの研究の変な話をどうやって暴いて真実に迫っていったかを明かす。
  • ぼうしの旅
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    おばあちゃんにもらったお気に入りのぼうしをかぶって、手紙をポストに出しに行ったみかちゃん。でも、強い風がふいて、みかちゃんのぼうしは、どこかへ飛ばされてしまいました。ぼうしはどこに行ったのでしょう? 多くの優しさに包まれて、ぼうしはさまざまな動物たちの手をわたっていきます。ぼうしを持ち主に返そうと、いろいろな工夫をする動物たちの姿に、心がほっこりする絵本です。
  • 暴走弁護士
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    1~3巻638~770円 (税込)
    深夜、トラックが時速115キロで走行し、走行車線に入ろうとした乗用車の後部座席に追突した。実況見分をした警察は、ただの交通事故から、計画的な事故の可能性を疑いはじめた──。暴走族から弁護士になった真行寺は、殺人未遂で立件されようとしているトラック運転手の弁護をするため、事件の背景を調査し、驚愕の真実にたどり着く!!
  • ぼくが生まれてきたこと
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    ぼくの名まえはブリランテ。足の短いマンチカンっていう種類のネコや。縁あって、ばあさまから母ちゃんの家に引き取られてん。ちょこっと身体は弱いけど、母ちゃんとの暮らしは快適や。背中の骨が曲がっているせいで心蔵や肺の入っている部屋が小さいぼくが元気に生きているのは奇跡に近いんやて。これは、ぼくと母ちゃんのふつうでスペシャルな日常を描いた絵本や。
  • 僕たちの物語
    NEW
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    1巻990円 (税込)
    高校生の「涼」が月夜の公園のベンチで眠り込んでいる若い女性を見かける。一夜を過ごして別れるが、数年後、二人は同じ世界に身を置くことになる。お互いの活躍とともに、二人は接近していく。出会ったときに、彼と彼女は一つの石が二つに分けられるストラップを持ち合っていた。偶然によって琥珀色の石が分かれたところから二人の必然のドラマは始まっていたのだった。
  • ぼくたち ひよこ さんきょうだい
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    まねっこ まねっこ たのしいな! いつでも どこでも なかよし なかよし。ぷー、ぴー、ぺーは、仲の良いひよこ。あれあれ、ぴーだけ、ほっぺが赤くなってきたよ! ぬりぬり? かきかき? ぷーとぺーは、どうするかな? ぴーのまねっこして、かきかき、ぬりぬりしてみよう! 癒されるかわいらしいひよこきょうだいと一緒に、まねっこ遊びが楽しめる絵本。
  • ぼくと王さま
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    小学校に入ったばかりのゆうくんは、コンビニが大すき。家から歩いて5分のコンビニで多くの時間を過ごしている。コンビニはいろんな人がやってきてとても楽しい。ある日、コンビニで不思議な王さまと出会った。「きみの行きたいところへレッツゴー!」と、王さまがゆうくんをいろんな場所へ連れていってくれた! ゆうくんと王さまの不思議な冒険物語を描いた絵本。
  • ぼくのいえ
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    「ぼくは かわいい いえを かきました」「おおきな おひさま かきました」「おひさま にっこり わらったら こどもが やってきました」。シンプルなイラストとリズミカルな文章で綴られたストーリーは、やさしく楽しげで、ちょっぴりミステリアス。読者がいろいろな想像を巡らせることができ、子どもはもちろん、大人も楽しめる一冊です。
  • ぼくの色
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    【なにぃ/おれさまの顔がこわくて見れないだと/それはな/おまえの心にやましいことがあるからだよ/図星かな?/おまえがそれに気付いたら/もう一度 出直して来いよ/そしたら にらめっこしてやるよ/にらめっこしましょう アップップッ てな/楽しみに待ってるよ】(「閻魔さま」より)。のびやかで生命力あふれる画に、強く共鳴する文章を添えた作品。
  • ぼくの家族
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    1巻891円 (税込)
    やさしいおかあちゃまとおにいちゃま、おねえちゃまと暮らしていた「ぼく」。でも引っ越しの最中にチョウに夢中になっちゃって、家族とはぐれちゃった。そして車にひかれそうになったところを親切な女の子に助けられて……。家族との別離と再会、手を差し伸べてくれた人間の家族とのあたたかな交流を通して、子ねこの「ぼく」の冒険と心の成長を描いた童話。小学校中学年向き。
  • ぼくのかぞくを しょうかいするね
    NEW
    -
    「おかあさん、おとうさん、おにいちゃん、わたし」「おとうさん、わたし」「ふたりのおかあさん、ぼく」「おかあさん、うまれたときはおんなのこだったおとうさん、ぼく」「ぼくをうんでくれたおかあさん、そだててくれたおとうさん、つきに1かいあそんでくれるおとうさん、ぼく」多様性の時代、5組の家族の形を紹介し、家族とは何か、家族の幸せとは何かを考える絵本。
  • ぼくのできること
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    ぼくは何もできない。スポーツも勉強も何もかも……努力もしたけどダメだった。苦手なことばかりのハチワレ猫の「ぼく」でしたが、友達の白猫やキジトラ猫の悩みを聞いてアドバイスをしているうちに、あることがわかります。勉強やスポーツができることだけが「すばらしい」のではない。猫の姿の「ぼく」を通して、社会の中で生きるうえで大切なこと、自分を愛することを教えてくれる一冊。
  • ボクの名前はそうぞうりょくゆたか I'm Yutaka.
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    こぼれた土に、ボクの髪がまざった夜キミが現れた──どこまでも広がってゆく自由なイメージ。想像力と意外性を刺激されるヴィジュアル。あなたが心を合わせてページをめくれば、不思議なひとときが味わえる。鉢植えのボンセレンシスとボクの、出会いと別れのファンタジックな物語。ふたりの摩訶不思議で親密な交流をシュールリアリスティックな表現で描いた日英バイリンガル絵本。
  • ぼくら 雑草ではないよ
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    「草にも 名前があるの?」『あたり前だよ ぼくらにも しっかりした名前があるよ』「でも 友だちも 草 草って 言っているよ」『知らないだけだよ 名前があるのだから その言い方、やめてくれない?』踏みつけられ、ジャマだと言われ、引っこ抜かれ……僕らにもちゃんと名前があるんだよ。地球を守っているんだよ! すべての草や木や花も大切だと学べる絵本。
  • ぼくらのイタリア旅行記 12日間の奇跡 ローマ編
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    1~2巻539円 (税込)
    圧倒的な歴史の宝庫、ローマの魅力と、味わい深い人たちの交流を楽しめるツアーの醍醐味を余すところなく伝える旅行記。日本人であるツアー仲間の人間観察から、逆にイタリアの文化風土、イタリア人気質などがわかる。旅はちょっとした比較文化論なのだ。素敵なイラストも入っていて、これ一冊あればイタリア旅行はバッチリ。読者それぞれの「ローマの休日」をご堪能あれ!
  • ぼくをさがして
    NEW
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    ぼくは カタツムリ 小さいときから 夢がある それは 憧れのちょうちょになること けどね みんながいうんだ ちょうちょになんて なれるはずないと──。あるひ、かたつむりはちょうちょさんに聞いた。どうしたらぼくはちょうちょになれるの? すると、ちょうちょさんからは意外な答えがかえってきた……。鮮やかな色彩のイラストが印象的な絵本。
  • Borderline
    NEW
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    1巻924円 (税込)
    主人公は高校2年生の少年・正義。親友とともに盗撮を続けていたが、ひそかに意識し始めた同学年の佐藤杏子を救うために、殺人を犯してしまう。警察で厳しく取り調べられる正義を守るため、ネットを通じてあらゆる手段を講じる優介、そして彼らを取り巻く大人たち。盗撮、わいせつ画像の拡散、児童虐待、覚せい剤といった現代の暗部を映し出しながら、「境界線」とは何かを問いかける。
  • マインドエラー
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    章敬は春から通うはずだった大学のキャンパスを東日本大震災で失い、怠惰な日々を送っていた。そんなある日、声をかけてきたのは近所の幼馴染、果瑠。美容専門学校に通っているという果瑠は、死への願望を冗談めいて話す。数日後、彼女は自宅の屋根裏部屋で無残な遺体となって発見された。直前、章敬のバイト先で妙なDVDを借りていた果瑠。その死は自らの意思なのか、殺人なのかーー。
  • 前向け! 前
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    父の再婚相手は粋な人。しかし、母性のかけらもなかった──大正時代の祖父母の結婚まで遡り、親族の人柄や足跡をたどりながら、自分をつくりあげたものを描き出す半生記。関東大震災、東京大空襲を乗り越えた東京下町の瓦煎餅店、その大家族の中で生まれた著者は、継母との確執から次々と親族の下で暮らす。結婚、子育て、夫と向き合う今。来し方の悲喜こもごもを綴る。
  • 籬の菊
    完結
    3.0
    兵部の君こと源基子は、東宮・尊仁親王の第一王女に仕える女房。ある日乳姉妹の中納言の君から「京極殿(右大臣藤原師実)の子を授かった」との手紙が届く。乱れた世相の中、東宮御所には怪物・鵺が現れ、妊娠した中納言の君はやつれ果て、兵部も御所に「穢れ」を持ち込む。事態は人智を超えて錯綜し、愛憎の糸は複雑に絡み合う。時代を超えて紡ぎ出される平安デウス・エクス・マキナ劇。
  • 真の背中にたどりつけ!
    -
    1巻990円 (税込)
    新しい病院ではこれまでの悪習を断ち切り、地域の人のために役立ちたい──そんな雅彦を疎ましく思った妻とその一族は部下との不倫をでっち上げ、院長職を解任、離婚を要求してきた。すべてを失ったと思った雅彦だが、真摯な態度で接してきた元部下たちが集まり、新たなクリニック立ち上げに向けて、動き出した。患者に、そして何よりも息子に本当の自分を見せるのだ!
  • マジカルマン
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    1巻1,089円 (税込)
    「たいへんたいへん! きいてきいてきいて!」東亜商事営業部の水城初音が慌てた様子で飛び込んできた。「まーた、たいへんたいへんって。初音のたいへんは、いっつも大したことないんだから」「殿岡部長がクビだって! なんだか会社のお金を横領したとかで……」「嘘よ! 殿岡部長がそんなことするわけない!」「そ、そうだ、そんなこと信じないぞ!」(本文より)
  • 魔女が奏でる狂騒曲
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    1巻1,089円 (税込)
    家の補修工事がきっかけで、父の後妻と長男夫婦の仲が険悪になったある家族の物語。長男の妻である遊子の視点で、泥沼に発展してしまった家族の50年間が描かれる。身内だからこそ、互いに求めるものや価値観が食い違った時には大きな諍いとなり、やがては絶縁に至る。一方、隣家の高齢女性とは、血縁以上の絆が生まれる。本書は、家族の在り方を考えさせられる作品。
  • マダムの部屋へようこそ!
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    伊豆のコミュニティーFM番組「マダムのLOVE IS HOME」は、パーソナリティーである著者が、手料理をゲストに食べさせてトークする生放送。5年間、まったく同じレシピが登場しないという驚異のアイデアの持ち主だ。「食べることは生きること。人生のどんなシーンにも食べることは寄り添っている」を掲げて、今日も「おいしい1時間」を語り始める。番組5年目記念エッセイ。
  • 町泥棒のエゴイズム
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    高度経済成長の波に乗り発展を遂げ、今ではオシャレな町としても人気が高い川崎。この町の秘密を知り、鍵を握る男は、多くの人に愛されていた。そんな彼の残したひとつの「後悔」。それを晴らすために、恩を返すべくそれぞれが動き出す。そして、全員のやさしさがつながった時、音楽とともに奇跡の夜が幕を開ける。
  • 女と男のはなし ~町の一音楽教師から見えた世の中~
    続巻入荷
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    1~2巻990~1,089円 (税込)
    結婚、非婚、恋愛、不倫、離婚、再婚、もてる人、もてない人、もてる男、もてない男、男は美女好き、女はイケメン好き……数十年間音楽の仕事のみに関わり、演奏業、教える活動、何人かの先生にお手伝い頂いた音楽教室経営者の著者が、男性の書いた本に刺激され、その経験から分析して記した男女論。男性にも女性にも手に取ってほしい一冊!

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