花冷え作品一覧

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  • 闇医者おゑん秘録帖
    3.8
    江戸の町、竹林に囲まれたしもた屋で、産んではいけない子どもを孕んだ女たちを受け入れ、子堕ろしを行ってきた「闇医者」のおゑん。彼女の元には、奉公先の若旦那と恋仲になった女中、あやかしの子を孕んだと訴える武家の奥方など、複雑な事情を持つ者たちがやってくる――。 時代小説の名手が、悩める女たちが自分の人生を切り開いてゆく様を彫り深く描いた、祈りと再生の物語。 【収録作品】 「春の夢」 「空蝉の人」 「冬木立ち」
  • 花冷え~ただ一度の禁断の姉弟の「夜」~
    完結
    -
    両親を突然の事故で亡くし、大きな屋敷に二人残された姉と弟。お互いに身を寄せ合って生きてきたが、弟の高校卒業と同時に、親戚からのすすめで姉は結婚することとなる。その五日ほど前のこと。 もうすぐ姉はあいつと結婚して、この家で僕と三人で暮らすのだ。ひとつ屋根の下、毎晩あの男が姉を自由にするのを、僕はじっと耐えるしかない…… 夜、眠れない弟の部屋に訪れる姉。思わず寝たふりをする弟。そんな弟の顔を見つめ、そっとくちびるを重ねてあわてて立ち去る姉。 ――いっ……今の……は……? お互いがお互いの気持ちに気がついてしまった時、運命から逃れようと、また、運命を受け入れようと懸命な努力をする二人。 「はやく……早く結婚しなくちゃ……。この家には父さんも母さんもいないわ……。わたしたちは何だって出来るのよ?そうしたくなった時……一体誰が止めるの?だから早くっ……間違いが起こる前に……」 「……もう遅いよ……。本当は姉ちゃんだってわかってんだろ……。だってさっきの、あれはもう間違いなんだよ」 極限まで煮詰められた二人の濃密な時間が始まろうとしている……
  • 花冷え
    3.0
    紺屋の大店の末娘おたえは、幼くして両親を亡くし、叔父の店で育った。奉公人の弥吉は、5つ年上の型付け職人。いい仲になった2人を、叔父は夫婦養子にと考えていたのだが……。ささやかな幸せを求め健気に生きている、そんな女の一途な想いを情感溢れる筆致で細やかに描いた、珠玉の時代小説7篇を収録。
  • 女たちの事件簿Vol.25~虐待3~ 1巻
    完結
    -
    「ママ、僕をどうして生んだの?」――親に愛されずに苦しむ子供たちの悲痛な訴えが聞こえてくる「虐待」シリーズ第3弾。少年の体の傷は学校でのイジメか、それとも別の大きな理由があるのか真相に迫っていく瀬口恵子の『桜がなく日』。双子の息子を産んだときから子育てに悩み、幸せな生活から一変していく母親の姿を描いた大橋卓の『花冷えの午後』など、子供と親との複雑な関係を鋭く描いた5作品を収録した『女たちの事件簿』第25弾。
  • 紀行 忘却を恐れよ
    -
    1巻2,860円 (税込)
    コロナ禍により移動できなくなった旅人は 故郷へ日本国内へ「思索」の旅をする。 第1部では故郷・遠野を軸に「語り」の世界を追究し、 第2部では日本全国を舞台とした文学作品、映画作品を辿ることで 思考をめぐらした。 【目次】 第1部 第1章・花冷えの道 吉里吉里四十八坂 第2章・沖縄と遠野 三つの手紙 第3章・遠野物語の土俗的想像力 第4章・河童と羅漢 旱魃の記憶 第5章・語り部礼讃 遠野物語と千夜一夜物語 第6章・語り部の墓 佐々木喜善 第七章・忘却を恐れよ 大津波の跡 第2部 第1章・北海道への旅 朱鞠内湖 第2章・津軽への旅 龍飛崎 第3章・若狭への旅 水上勉・古河力作・徳富蘆花 第4章・土佐への旅 物部川渓谷 第5章・奄美大島への旅 田中一村 第6章・秋田への旅 戸嶋靖昌 第7章・精神の旅 宮本武蔵と独行道
  • 船頭岡っ引き控 花冷えの霞
    -
    行徳河岸の船宿で猪牙舟の船頭である霧太郎は、定町廻り同心の浦部から手札を得て、日本橋小網町界隈を縄張りとする岡っ引きだった。亡くなった父の鍬蔵から跡を引き継ぎ、早とちりのおっちょこちょいで、しくじることもあるが、情に篤い男でもあった。

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  • チェリーブラッサム~花冷えの恋~
    -
    美桜(みお)と百合(ゆり)は何もかもが正反対の姉妹。妹の美桜は美しい姉の百合にコンプレックスを抱いている。ひょんなことから二人は一緒にスイミングスクールに通うことになり、二人は同じコーチを好きになってしまう。負けたくない美桜は姉には内緒で、コーチへの想いを大切に育てようと心に誓うのだが……。
  • 夏の終り(新潮文庫)
    3.8
    妻子ある不遇な作家との八年に及ぶ愛の生活に疲れ果て、年下の男との激しい愛欲にも満たされぬ女、知子……彼女は泥沼のような生活にあえぎ、女の業に苦悩しながら、一途に独自の愛を生きてゆく。新鮮な感覚と大胆な手法を駆使した、女流文学賞受賞作の「夏の終り」をはじめとする「あふれるもの」「みれん」「花冷え」「雉子」の連作5篇を収録。著者の原点となった私小説集である。
  • 日本酒オタクのほろ酔い英語――日本酒が好き過ぎて飲み過ぎたら英語で語れる国際きき酒師になってしまった
    -
    日本酒が好きすぎて国際きき酒師になった藤代あゆみさんが、日本酒の知識や日本酒を世界に紹介するための英語フレーズを教えてくれる1冊です!お酒が好き、英語を使った仕事に興味がある、英語を学習中など、全ての方におすすめの本です。 英語×日本酒!? 日本人である以上、外国の方に日本について聞かれることはよくある話。仲良くなりたいと思ったら、相手のことや相手の国のことを知りたいもの。英語はできるのに、日本のことを説明できないと、盛り上がりませんよね。 そんなときこそ、「日本酒」の話をしてみましょう! 本書は、日本酒オタクを極めて国際きき酒師・日本酒学講師の資格を取得した藤代あゆみさんが日本酒の知識や世界で日本酒を紹介するための英語表現を教えてくれる1冊です。 日本が誇る「酒(sake)」の一つである日本酒を楽しく学びながら、英語の表現も勉強できます。外国の方とコミュニケーションを取るきっかけや話題のネタにもなる「日本酒」を英語で学んでみませんか?ぜひ日本酒を片手にお楽しみください! お酒が好き、英語を使った仕事に興味がある、英語を学習中など、全ての方におすすめの本です。 ■目次(抜粋) ・日本酒とワインの違いって?外国人に英語で日本酒を説明しよう ・「ほろ酔い」って英語でなんて言う?外国人に日本酒の種類や特徴を英語で説明しよう ・においを表現するのにsmellはダメ?日本酒の香りと味わいを伝える英語表現 ・世界で日本酒がブーム?外国人が好む日本酒タイプを英語で診断しよう ・英語を生かして世界で活躍する日本酒のプロ「国際きき酒師」のお仕事って? ・「雪冷え」に「花冷え」?「日本酒の温度の違い」を英語で説明するには? ・「休肝日」を英語で表現すると?日本酒をおいしく味わうための“Drink responsibly” ・「焼酎」って英語でなんて言う?世界のお酒を英語で学ぼう ・通訳のプロでも知らない?難しい日本酒用語を解説! 本書は語学情報Webメディア「ENGLISH JOURNAL ONLINE」(https://ej.alc.co.jp/)に掲載されたものを再構成し、新たな内容を加えて電子書籍としてまとめたものです。 ■対象レベル:英語全レベル ■著者プロフィール 藤代あゆみ(ふじしろあゆみ): 平成元年、東京生まれ、共立女子大学文芸学部劇芸術コース卒。日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)公認国際きき酒師・日本酒学講師。日本酒などの輸入・販売・販路開拓支援を行うIPPIN PTE LTDと共に、シンガポール全域にて日本酒を1時間で配達する画期的なサービス「sake TO GO」を展開。マレーシア・タイ・ベトナム・インド等でも日本酒を広める活動を展開している。好きな漫画は『推しが武道館いってくれたら死ぬ』(平尾アウリ著、徳間書店)

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  • 桜のように
    4.3
    「きみは桜のようだな」………大学入学と同時に通い始めた料理教室で、向坂暉は一回り以上も年上の男性・石川雅嗣と出会い、そして恋に落ちた。武骨だが穏やかで優しく、暉を桜のようだと言って愛してくれた石川。だがある日、暉は石川が友人の父親だったことを知り、罪悪感から自らその恋を手放す。大学を卒業し小さな雑誌社に勤め始めた数年後、偶然再会した友人に石川の再婚話を聞かされたことから、消そうとしても消えなかった想いが再び蘇るのだった……。二人の関係を息子に告げる、書き下ろし続編『花冷え』も収録。

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  • 花冷えの都パリ
    -
    1巻275円 (税込)
    商社マンから予備校講師への半生を終えた中尾は、学生時代のサークル仲間を訪ねてパリ観光をした。日本映画の斜陽に嫌気した佐竹は渡仏しパリの独立プロでしがないドサ回り暮し、想い人だった清子は佐竹と別れ、シャンソン酒場オーナーと結ばれていた。清子と再会し気兼ねなくモンマルトル観光を一緒したが別れの辛さに涙がこぼれた。翌日、カタコンブの骸骨壁を見物し公園で憩って物乞いのピエールと知り合ったら同じ温泉町別府がルーツと判ったが、彼は正体不明の幽鬼のようだった。
  • 本を愛した彼女と、彼女の本の物語
    4.5
    僕は本だ。一冊の文庫本だ。書名は『ホテル・カロン』。文庫本である僕は、なぜか生まれた時から意識があった。僕は悲しい事になかなか売れず、いつか返本されてしまうのではないか――そんな恐怖を抱き始めたある花冷えの日。何の前触れもなく僕は購入され、ある一人の少女・銀河と出会った。生きる希望を見失い、ただ無気力に過ごしていた彼女は、瞬く間に僕に恋をし、僕もまた彼女に恋をした。  これは文庫本である僕が、ある一人の少女と過ごしたかけがえのない日々の物語だ。
  • METAL HAMMER JAPAN Vol.16
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 *印刷版付録のポスターは電子版では巻末に掲載しています。 ◎表紙・巻頭:NEMOPHILA アルバム・デビューから3年、5人組メタル・バンドNEMOPHILAはついに日本武道館にてライヴを行なう。そのひと月前となる1月17日には最新3rdアルバム『EVOLVE』をドロップ。今回の表紙・巻頭特集では、ニュー・アルバムについてのインタビューを5人全員で、また日本武道館公演への想いをそれぞれひとりずつと、彼女たちの今の心境をじっくりと聞いていった。写真ももちろん撮り下ろし! ■関連企画:ヘヴィメタル@日本武道館 そもそも、日本武道館とはどういった施設なのか、そしてそこで行なわれるライヴはなぜいいのか? メタル・バンドにとっての日本武道館を読み解く。 ◎特集1:メガデス40th Anniversary――復讐のデイヴ・ムステイン メタリカを追放されたデイヴ・ムステインは、失意と怒りのなか、新たなバントでの活動を画策する......それがメガデスだ。1983年に始動したこのバンドも2023年で40周年を迎え、そして今もシーンの最前線で走り続けている。近年ではメタリカともステージで共演するなど雪解けした姿を見せるムステインだが、メガデスがスタートした当時は憎悪の塊であり、破天荒な生活により拍車がかかっていった。そして、それこそが我々のなかのムステインとも言える。あの当時をデイヴ自らが振り返る。 ◎LET'S TALK METAL:Ayase(YOASOBI) ◎HAMMER INTERVIEW 1:花冷え。ワールド・ツアー紀行Part.2 "USから失礼します。" ◎HAMMER INTERVIEW 2:DEVILOOF ◎ヘヴィの流儀:アイ・プリヴェイル ◎特集2:THE 50 BEST ALBUMS OF 2023から考察する日英メタル・ミュージック・ムーブメントの同異点 ◎インタビュー ●アマランス ●ダルマ ●マーティ・フリードマン ...and more!
  • METAL HAMMER JAPAN Vol.15
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 *印刷版の『特別付録:BABYMETALオリジナル・ポスター』は電子版では巻末に掲載しています。 ◎表紙/巻頭:BABYMETAL SU-METAL、MOAMETAL、MOMOMETALとして、さらなるメタル・ロードを突き進む"新生"BABYMETAL。現在はワールド・ツアー中となる彼女たちの声を、現地からピックアップ! 新たに3人体制となったそれぞれのこと、そしてツアーやそのオフについてなどを、SU-METAL、MOAMETAL、MOMOMETALが語る! ◎HAMMER INTERVIEW① コリィ・テイラー ◎HAMMER INTERVIEW② 花冷え。ワールド・ツアー紀行"EUから失礼します。" ◎特集① 爆進するアジアン・ヘヴィネス! with人間椅子 ◎ヘヴィの流儀:ダミアン浜田陛下 ◎LET'S TALK METAL:宮崎美子 ◎特集② 開催目前! 《NEX_FEST》をより楽しむための見どころチェック! ◎インタビュー NEMOPHILA 我儘ラキア ロード・オブ・ザ・ロスト ...and more!
  • METAL HAMMER JAPAN Vol.14
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 *印刷版の『両面ポスター付録』は電子版では巻末に掲載しています。 表紙・巻頭 ◎メタリカ "Full Speed or Nothing"――去る4月に発売し、世界各国にてチャート1位を獲得した『72シーズンズ』。メタリカ11枚目となるオリジナル・スタジオ・アルバムである本作には、彼らのルーツを感じさせる楽曲、現在のスタイルならではの熟練したアレンジを感じさせる楽曲、そしてなにより、これまでで最もバンドの深部をさらけ出した楽曲が封入された一枚になっているのではないだろうか。 バンドは早くも大型ツアーを開始しており、各国にて"ファミリー"たちを熱狂させている。本誌の特集も、その海外公演のレポートを始め、メンバーの最新インタビューから、現在のメタリカの真の姿を切り取っていく! *** 特集◎世界を変えた10のラウド・ライヴ BOOK IN BOOK◎花冷え。 OZZY NOW!◎オジー・オズボーン×テネイシャスD 10周忌特別読み物◎ジェフ・ハンネマン(スレイヤー) ヘヴィの流儀◎KORN 特別"対バン"対談◎デーモン閣下×SAKI(NEMOPHILA) HAMMER INTERVIEW~来日ミュージシャンSP NEW RELEASE INTERVIEW◎ザ・レイヴン・エイジ LIFE LESSON◎ロブ・ハルフォード(ジューダス・プリースト) ジ・エンド・エー・ディー THE HOT TOPIC STARS' WORDS NEW NOISE DISC REVIEWS 編集部のお薦メタル

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