移ろい作品一覧

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  • yours
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    「ここにあるこの詩集のようなもの」 詩集、と呼んで差し支えないだろう。 タイトルがあり、ページの一番下まではいかないセンテンスが 行分けにして何行か続いていく。 そういうカタマリが、60個ある。 そこにあるのは風、雪、海、月、雨、プール、稲妻、落葉、小鳥……、 季節の移ろいを感じさせる言葉の中に 何度も「香り」が出てくる。そして「別れ」も。 興味深いのは、「あとがき」で、 作家が「詩」というもの、そして「言葉」というものを どのように考えているか、その片鱗に触れることができることだ。 そしてこの本のタイトル「yours」の由来も。 【目次】 MISTY ベイ・ブリッジと夜想曲 あの影を愛した 未来の果てまで 4ビートの微笑 桟橋で深呼吸 ありもしない幸福 明日は今日よりもっと 人生はこうでなければ 私を甘やかす空間 すべてはあなたから 歩いてゆく途中 がんばってください 彼女の香りを返してくれ 私のこんな朝 雨の日の紅茶 秋のキチンで僕は 私と指輪とあなた 僕のジャケットと彼女 秋が深まるね ほか 計60作の詩、あとがきを含む 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 夢の封印
    -
    会社の上司ともう7年越しの愛人関係を続けている紘子。その関係は安定していたが、ブラジルからやって来た取引先の男と仕事で何気ない会話を交わすうち、微妙に気持ちが動いて……感情と恋の一瞬の移ろいをあざやかに描いた表題作。そのほか、きまじめな女性介護ヘルパーが“生”と“性”が切り離せないことを悟る「月待ち」など、生きることの根源である官能と性をくっきりと描いた、忘れがたい読後感をのこす7篇の短篇集。
  • 宵待歩行
    4.2
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 どこまでも進むと、咲きこぼれる静かな花々が自由気ままにあらわれる。かわかない涙はどこへいくのだろう。四季の移ろいを背景に「はかなさ」を独自のスタイルで詩に詠い上げた、銀色版純情詩集。
  • 洋食セーヌ軒
    3.6
    1巻770円 (税込)
    うまい牡蠣フライが食べたくなって、10年ぶりに訪れた洋食屋「セーヌ軒」。店構えも味も当時のままだが、時の移ろいはたしかにそこにあった。(「洋食セーヌ軒」) 虹鱒のムニエルや車海老の天ぷらなど、極上の料理に滲む淡い人間模様。忘れがたい味わいは、いつかの記憶も妙味に変える……。直木賞作家の洗練された軽妙な筆が、人生の機微を洒脱に描き出す17の掌編集。
  • リウマチ歳時記
    -
    膠原病リウマチ痛風センターの所長がふと心にとまった言葉を 患者とその家族のために綴った6年半の「センター便り」を一冊にまとめた、 心あたたまるエッセイ集。 2011年8月から2018年3月までの80カ月間、 膠原病リウマチ痛風センターのホームページに毎月欠かさず掲載された「センター便り」。 自然や人生についての示唆に富んだ見識が随所に開陳さる文章には、 季節の移ろいや自然に対する敬虔な心情が述べられ、 決まって時節に合わせた慈愛に満ちた健康アドバイスで〆られている。 患者でなくとも、知性を刺激される味わい深い一冊。

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  • 流氷への旅
    3.6
    【渡辺淳一文学賞創設記念電子化!】灰色の空と白い氷原に覆われた街・紋別。竹内美砂は流氷研究家・紙谷誠吾を知り、強く魅かれていく。彼はかつての恋人を奪い自殺したという友人のことで心を閉ざしていた。一途に燃える美砂の愛の炎は、そのわだかまりを解かすことができるのか。二人は結ばれることになるのか。移ろいゆく北国の四季の中で、大切なひとを見失わないよう、まっすぐな思いに自身を駆りたてる女性の、豊潤な恋愛小説。
  • りんご畑の12か月
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、りんご農家の1年を、美しい安曇野の自然とともに見せていく絵本です。季節の移ろい、そして暁の静けさや広大な星空のもと、作り手によってりんごがどのように育てられていくかが見事に描かれています。 全編が伯父から甥への手紙の形をとり、子どもにやさしく語りかける文体となっています。農作業のなかで感じる哀歓、自然の美しさと怖しさを、みずみずしい感性で描き上げる本作は、年少の読者から大人まで広くとらえる魅力をもっています。嵐を乗りこえて実った真っ赤なりんごの愛おしさ、収穫の歓びを追体験できるはずです。 巻末には、それぞれの場面の農作業の解説もあり、日常の食卓にのるりんごが、いかに多くの愛情を注がれて作られているかを実感させてくれます。また本作は、困難を極めると言われる、りんごの低農薬栽培に取り組む中武氏によって描かれているだけに、どんなに手間がかかっても、食の安全を担うものとしての誇りがにじみ出ています。美しさとおもしろさに加え、食育、環境教育にも最適の内容となっていると考えます。 <あらすじ> 冬――始発電車の動き出すころ。やすおじさんは、まだまっくらな中、働き始めます。りんご畑の土は凍っていて、木の枝も固い。パチンパチンと剪定する手が痛みます。 緑が芽吹き、りんごの白い花が咲くと安曇野にも春がやってきたと実感します。けれど、こわいのは遅霜。籾殻を焚いて、りんごの木々を暖めてやります。 夏は、農薬をほとんどつかわないので、毎日が草との戦い。草の生命力はほんとうに凄い。仕事がおわり、ふと見上げると空いっぱいに広がる天の川。 そして、秋。りんごが丸々とふとってくるのを見るのは、楽しい。けれど、怖ろしいのは台風。明日、直撃の予報がでています。でも、何もできないのです。被害が出ないことを祈りながら……。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • レールの向こう
    -
    1巻1,408円 (税込)
    沖縄に生きて、その風土を呼吸しながら創作を続けてきた八十九歳の作家の、初の私小説。時の移ろいを生き抜く老年の日常。妻の入院をきっかけに、出会ってきた人々の面影とともに、遠い記憶が鮮明に蘇り、いまを生きる私を、強く激しく揺り動かす――川端康成文学賞を受賞した表題作と新作『病棟の窓』を収録する作品集。
  • 60歳を過ぎてから見つけるちいさな暮らしの幸せのヒント
    -
    1巻1,579円 (税込)
    何気ない暮らしぶりをYouTubeに上げ、多くの視聴者を獲得している60代主婦による、日々の思いや暮らし方のヒントを綴ったライフスタイルエッセイ。季節の移ろい、身の回りのささやかな出来事が愛おしく感じられ、丁寧な暮らしを実践したくなる1冊。
  • 和菓子のひみつ 楽しみ方・味わい方がわかる本 ニッポンの菓子文化超入門
    完結
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ 和菓子の歴史、 種類や素材などの基礎知識や 四季の移ろいを楽しむ12ヶ月の菓子ごよみ。 ★ 俳句や短歌、花鳥風月が由来の 「菓銘」の楽しみ方も詳しく解説。 ★ 年中行事・人生の節目にまつわる和菓子、 定番菓子のルーツや全国の郷土菓子まで。 ★ 和菓子の「知りたい! 」が この一冊できちんとわかる。 ◆◇◆ 本書について ◆◇◆ 一口いただくと誰もが自然と笑顔になって、 幸福感をもたらしてくれる和菓子。 美味しくて、美しくて、季節感を感じられる、 そんな和菓子の世界を覗いてみましょう。 果物から始まったとされる和菓子の歴史や成り立ちは、 外国から伝わった菓子を柔軟に取り入れて、 日本独自の和菓子へと徐々に変化をとげました。 そして日本全国にあるそれぞれの和菓子店では、 今もなお進化し続けています。 本書では和菓子の基礎知識をはじめ、 一年を通じた暮らしや人の一生に寄り添う和菓子、 神仏との関りの深い和菓子の他、 個々の和菓子の歴史や和菓子店、 全国で受け継がれている郷土菓子などを紹介しています。 和菓子の知識を深め、 より身近に美味しく味わっていただけると幸いです。 ◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆ ☆第1章 和菓子の基礎知識 * 和菓子の歴史 * 和菓子の種類 * 和菓子の材料 * 和菓子の道具 * 奥深き菓銘の世界 ・・・など ☆第2章 季節の和菓子ごよみ * 睦月 一月 * 如月 二月 * 弥生 三月 * 卯月 四月 * 皐月 五月 ・・・など ☆第3章 日本人の暮らしと和菓子 * 人生に寄り添う和菓子 * 和菓子と味わう飲み物 * 神仏と和菓子 ・・・など ☆第4章 今に伝わる和菓子のルール * 落雁 * ういろう * 金平糖 * 羊羹 * 金鍔 ・・・など ☆第5章 全国の郷土菓子 * 北海道・東北編 * 関東編 * 中部編 * 関西編 * 中国・四国編 ・・・など

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