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  • りんご畑の12か月
    3.8
    1巻1,265円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、りんご農家の1年を、美しい安曇野の自然とともに見せていく絵本です。季節の移ろい、そして暁の静けさや広大な星空のもと、作り手によってりんごがどのように育てられていくかが見事に描かれています。 全編が伯父から甥への手紙の形をとり、子どもにやさしく語りかける文体となっています。農作業のなかで感じる哀歓、自然の美しさと怖しさを、みずみずしい感性で描き上げる本作は、年少の読者から大人まで広くとらえる魅力をもっています。嵐を乗りこえて実った真っ赤なりんごの愛おしさ、収穫の歓びを追体験できるはずです。 巻末には、それぞれの場面の農作業の解説もあり、日常の食卓にのるりんごが、いかに多くの愛情を注がれて作られているかを実感させてくれます。また本作は、困難を極めると言われる、りんごの低農薬栽培に取り組む中武氏によって描かれているだけに、どんなに手間がかかっても、食の安全を担うものとしての誇りがにじみ出ています。美しさとおもしろさに加え、食育、環境教育にも最適の内容となっていると考えます。 <あらすじ> 冬――始発電車の動き出すころ。やすおじさんは、まだまっくらな中、働き始めます。りんご畑の土は凍っていて、木の枝も固い。パチンパチンと剪定する手が痛みます。 緑が芽吹き、りんごの白い花が咲くと安曇野にも春がやってきたと実感します。けれど、こわいのは遅霜。籾殻を焚いて、りんごの木々を暖めてやります。 夏は、農薬をほとんどつかわないので、毎日が草との戦い。草の生命力はほんとうに凄い。仕事がおわり、ふと見上げると空いっぱいに広がる天の川。 そして、秋。りんごが丸々とふとってくるのを見るのは、楽しい。けれど、怖ろしいのは台風。明日、直撃の予報がでています。でも、何もできないのです。被害が出ないことを祈りながら……。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

ユーザーレビュー

  • りんご畑の12か月

    Posted by ブクログ

    おじちゃんから だいちゃんへの 手紙風の 文章も良かったけれど、何といっても 絵が素晴らしい✨特に 遠近感が ステキ✨

    0
    2015年01月31日
  • りんご畑の12か月

    Posted by ブクログ

    長野県の安曇野でりんご農家をしているおじさんから大ちゃんへの手紙。1年の間、どんな仕事をして、おいしいりんごができるのか、わかりやすく教えてくれます。大人でも知らないこともいっぱい。最後には、大ちゃんのお母さんあての手紙がついていて、さらにくわしく教えてくれるのです。
    読み終わってりんごが食べたくならない人はいないんじゃないかな。

    0
    2012年09月29日
  • りんご畑の12か月

    Posted by ブクログ

    長野県の安曇野で栽培されているりんご畑の1年が描かれている。
    剪定から収穫まで、挿し木の仕方などと共に、安曇野のりんご畑の
    自然が美しく絵で紹介されている。
    話は、りんご畑を経営するおじさんが、遠くにすむ姉の子「だいちゃん」に
    手紙でりんご畑の状況を紹介する形で進められている。
    前述のように、安曇野の春夏秋冬の絵が美しい。
    作者の松本氏、絵を描いた中武氏ともに長野に関係する人物であるから、
    こうした安曇野のリンゴ畑の一年は実際に即したものなのだと思う。

    絵本としてだけでなく、リンゴ栽培の参考になるかも・・・

    0
    2012年09月13日
  • りんご畑の12か月

    Posted by ブクログ

    2020.06.24

    子供も大人も楽しめる本
    大ちゃんのお母さん(康さんの姉)への手紙は大人向け
    農家の大変さ、きびしさ、たのしさ
    そういうのを伝えてくれる
    ラストページ、りんご畑にかけだす大ちゃんがいい

    0
    2020年06月26日

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