マンガの金字塔 - ヒューマンドラマ作品一覧
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5.0主人公・郷六平が、中学から高校・浪人・大学を経て、人形師になることを決意するまでの人生を描いた青春巨編。純朴な博多っ子が恋愛やケンカ、そして人々との心のふれあいなどを通し、成長していくさまが生き生きと描かれている不朽の名作。誰もが青春期にぶつかる悩み、いろんな問題が表現されており、博多以外の読者にも受け入れられ大ヒットした。博多の風俗や伝統、歴史も多く盛り込まれ、博多学の入門書ともいえる内容が特徴的。同郷出身のバンド・チューリップによる同タイトル曲も作中に登場する。「漫画アクション」(双葉社)1976~83年連載作品。1978年、曽根中生監督により映画化。
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-昭和37年、4月――。21歳になった柳勘一は、梁山泊道場での稽古に余念のない日々を送っていた。ある日、彼のもとに突然、金髪のイタリア美人、アンナ・デル・ストッパが勘一の恩師・船山先生からの紹介状を携えて、訪ねてきたのだった。いわく、彼女は大阪の大学に留学し、今年大学を卒業した。彼女のお父さんと船山先生は、古い友人で、彼女のお父さんの尽力で船山先生は、イタリアのシシリーに道場を持つことになり…云々。その先鋒師範として勘一をシシリーに派遣したい、と。九炭闘争で敗れたブランクを遊興であがなえるものならと、勘一は、シシリー行きを決心するが!?名作、 “柔侠伝”シリーズ第4弾!!
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4.0
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-一家皆殺しの強盗事件。犯された後、首を絞められた女は、絞殺されながら赤ん坊を産んでいた。赤ん坊は山本直人という名前を与えられ施設に引き取られる。戦後の混乱期。不幸の星の下に産まれた山本直人は、悲惨極まりない生活のなか、生きるために盗みをし、捕らえられ、施設での凄惨なリンチを受ける。「牙には牙」その流儀に則りボスを倒した彼は、自らを牙と名乗る。成長した彼は暴力の世界に生き続けていくが……。圧倒的な迫力で描かれるバイオレンス。様々な人々の人生が交錯するドラマ。ドラマのリアリティをより深める人物描写、心理描写。読み始めたら間違いなく止められなくなる、漫画界の最高傑作です。
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-可憐な少女が目覚めて知る、淫蕩な血の宿命――!裕福な商家の一人娘・高野雪絵は十代半ばにして恋を重ねる。初恋相手の奉公人・竜吉を捨て、教師・沖島と駆け落ちをした雪絵は、やがて母の犯した罪を知り、抗うことのできぬ宿命を悟る。情欲の炎に燃えさかり、花から花へと舞う蝶のごとく、男たちを切り捨ててゆく女を待ち受けるものとは………!?収録作「序章」ほか「かんざし おくれ毛 白い足袋」「黒髪 えりあし すすり泣き」「くちづけ 囁き 花の影」「別れの時 出会いの時」「春の嵐」「血は花よりも赤い」「愛の暴力」「愛する理由 花咲く理由」の全9話を収録。
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3.0堀ヨシオ・25歳、独身。職なし、金なし、トーゼン恋人なし。趣味は焼酎を飲みながらのポルノ雑誌観賞、それでも青春ど真ん中。女をゲットした話を聴けば、そのまま真似をして失敗ばかり。たまに美女をモノに出来たかと思えばオカマだったり、他人の恋路を邪魔すれば、逆に結びの神になる始末。さりとて友人に恋の仲立ちを頼んだら、ちゃっかり取られてしまいます。劇画界の誇り高きボヘミアン・福谷たかしが、切々たる愛情と限りない共感の情を込めて、金なし女なしのヤングマンを描いたギンギラ青春メッセージ。収録作「恋ン乱ドリー」ほか「GOOD VIBRATION」「脱ぎ捨てブギ」「ホレ惚れブギ」「ブルースを歌わないで」「ザ・兄弟仁義」「とうきょう・あでゅう」「スマイル フォー ミー」「イーストからの熱い風」「さよならはヴィオロンで…」「BGMはため息で」「ノー・ウーマン ノー・クライ」の全12話を収録。
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-絶滅したはずの狼とともに、北海道の大自然の中で生きる、狼少年・陽太。その陽太と狼の存在を人間の魔手から守ろうとする、美少女・はるか。二人の願いは、本物の自由と真実の愛――。今、その宿命にも似た凄絶な青春が、大都会の中で燃え上がる。狼の咆哮の如きエキゾストノートが、ライダー・陽太の中の野生に火をつけ、熱き原野・サーキットに青春のすべてを賭けて、愛機を駆る! たぎるものは野生の血、求めるものは愛、そして夢は、世界最速! 魂の故郷・北海道の大地に眠る狼たちよ、この心臓・エンジンの高鳴りを聞け! 著者最初の長期連載にして代表作となる、異色サーキット・ロマン! 「少年ビッグコミック(小学館)」1982~86年連載作品。
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-F県京浜高校木材工業科(通称:木工科)は四年制の高校である。定時制ではなく、れっきとした全日制の高校なのだが、普通科と違い女子生徒はゼロ。木工科に集う男子学生達は皆、勉強嫌いで品性下劣な不良学生ばかり。そんな彼等を見下す品行方正な普通科の生徒達に対して、木工科の生徒達が繰り広げる、愚鈍で下品で一直線な嫌がらせの数々! 巨漢・怪力で小学一年生程度の学力しか持たない田の神(たのかん)マゴハチロー、女とバイクがめっぽう好きで悪知恵に長けた同級生・早月弓弦(さつき・ゆづる)、芸者の置屋の息子である後輩・日絵虎太郎(にちえ・こたろう/通称ニーチェ)。そして新任の木工科担任教師・六反田学。物語として、70年代後半という時代を強く反映した内容であり、今となっては「歴史漫画」としての味わいを感じる佳作。感慨深いラストまで引っ張る筆力は、著者ならでは。「ヤングコミック(少年画報社)」1976~78年連載作品。
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-僕達は家出人の玉子(18歳)と出会った。不幸な身の上に同情した僕達は3人で部屋を借りて玉子を養うことに。その代わり、玉子には3人の妾になってくれと頼むと玉子は快くOKした。その後、喫茶店に勤めた玉子は結婚を申し込まれ受けることに…。だけど僕達誰も、まだ玉子とエッチしていなかった。今までのお礼にとヌードになってくれた玉子を眺めた3人は……。収録作「玉子と3人」ほか「らすとあどべんちゃあいんさまあ」「こ・ん・ば・ん・わ」「不連続不機嫌事件」「無骨三代」「写真とります」「200ミリでズズンと痺れる」「ぷんぷん騒動」「お巡りさ~ん」「カケカケごっこ」を収録。
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4.5
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-“柔侠伝”シリーズでお馴染みのバロン吉元先生の『昭和柔侠伝』に続くシリーズ第3弾。主人公も、柳勘太郎(言うまでもなく、昭和柔侠伝の主人公)の息子で、柳家3代目の柳勘一。この第1巻は、戦後の激動と混乱の時代を、ほがらかに、明るく強く生きる、幼少時代の勘一少年を中心に描かれる。終戦直後の“焼け跡闇市”の時代も、遠いむかしの話であるが、さすがのバロン先生。この作品でも、的確な時代考証と見事なばかりのストーリー展開で、わくわく胸踊らせてくれる。作品自体が長編のため、この第1巻は、“焼け跡闇市”の時代をけなげに生きる勘一少年の話が中心だが、強烈で感動的な読後感があり、つい、第2巻にも手を伸ばしてしまうのだ。
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-狼の睾丸(ふぐり)の異名をとる同心・藤掛飯伍。腹の底から怒ると、手がつけられなく事から、そう呼ばれている。 名奉行・大岡越前の下で数々の難事件を解決して行く。痛快・大江戸同心捕り物時代劇シリーズ! 小池一夫原作、神江里見作画のロングセラー江戸同心捕り物時代劇。1978年3月~2003年11月まで週刊ポスト(小学館)で連載。 単行本ではなんと110巻に及ぶ。大岡越前の下で働く二枚目の同心藤掛飯伍と配下の由造、そして三枚目の同心菊池鶴次郎の活躍を人情味豊かに描く。序盤の主人公は藤掛飯伍だが、後に菊池鶴次郎が中心となって物語は展開する。また、1984年にはテレビドラマ化もされ、飯伍に名高達男、鶴次郎に泉谷しげる、大岡越前には萬屋錦之介が扮している。
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-収録作品は、表題作の「だるま校長」、「小さい鬼たち」、「瀬戸口先生」、「「氷川先生 命のかぎり」、「マドンナの花」の合計5作品。「だるま校長」は、著者自身の人間観や人生哲学といったようなものまで感じさせてくれる、バロン先生ならではの秀作である。が、笑いとペーソスに涙したい、“男の純情”大好き組の正統的まんがファンには、ぜひ「マドンナの花」の一読をお奨めしたい。男気あふれるやくざの親分・燕子花(かきつばた)陽介の活躍ぶり。また、ストリッパーの春日ミキ嬢に対する純情っぷりについ涙という感動もののストーリーもいいのだ。“本番ナマ板ショー”が全盛の頃の関西のストリップ劇場が舞台というのがまたよく、どきどきのストーリー展開とともに、熱い感動にひたれること、間違いなしだ。
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-豪腕プロデューサーの林は、自衛隊批判の番組を作った責任を取らされそうになったのを期に、関東テレビ局を飛び出し自分で番組制作会社・梁山プロダクションを設立した。彼がスタッフとして集めたのは、みな並外れたやり手ばかり。カメラマンの史、代理店セールスマンの栄江、番組プロデューサーの巴である。巨大企業マイコーラをスポンサーにしてのけ、『日本の親子』という番組でヤクザのドキュメンタリーを流した。視聴率は20%アップ。次は過激派にテレビ局を占拠させ、大変な話題を呼ぶ。しかし公安の刑事・天動と、郵政事務次官の畑山を敵に回し、梁山プロはテレビ界から締め出され、遂には史と栄江が警察に逮捕され……。収録作「梁山プロ立つ!」ほか「精鋭三巨頭」「四天王 野に下る」「日本の親と子」「大義覇道を征く」「竜虎相討つ」「雌雄決すべし」「暗雲 空に満つ」「死命を制す」「知者は惑わず 勇者は懼れず」「同期相求む」「将を射んと欲すれば馬を射よ」「社未だ屋せず」の全13話を収録。
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2.0私の名は優子。25歳、独身。生理が来る度に嫌な夢を見て、イライラが募る…。養老院に入っている母は、脳脊髄膜炎で狂っていく。銀行強盗に遭遇した時、頬に突きつけられた銃の感触に心地よさを感じた。金よりも大事なもの…、血の叫びを!米軍基地で、黒人兵・ジョーが白人兵に集団暴行を受けていたのを助け、銃を教えて貰った。車内の不倫を暴露して会社を辞める。狂った母が自殺し、ジョーは白人兵に殺され、私は輪姦された。演習場に入り込んだ私は、ジョーを殺した白人兵達を射殺する。何もする気がなくなって街を彷徨していたとき、由木に逢った。私と同じような血を背負った男…。彼と、新しい旅へでたい。
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-昭和31年、西鉄ライオンズが日本シリーズで初優勝して、博多の町は大騒ぎになる。4年1組の島内先生が、西鉄優勝の記念作文集を出そうと言い出した。しかし脱腸で運動が苦手の拓二は、野球のことが判らない。嫌だった脱腸帯をつけてキャッチ・ボールをしてみるが、下手すぎて兄にも相手してもらえなかった。そこへ大投手の稲尾と思われる男の人が現れ、拓二はそのことを作文に書いたのだが…。収録作「島内先生の作文愁」 西鉄ライオンズに沸いた、博多30年代のグラフティ。以下「ベッチーさんのホームラン」「三田村君のピッチング」「太陽の季節」「ルンペンのカンタロー」「チョコのサイン」「大逆転」「野球嫌い」「お誕生会」
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-生きる行為は、悪気を吸うことだと論じている狗堂仁。政界の陰のドン・早馬道山にスカウトされた狗堂は、次の政局を左右する西山田市長選に選対として送り込まれた。与党民自党の吉村は、無所属の片山と戦っている。狗堂はこのままでは大敗すると宣言、秘密裏に活動を開始した。本当の敵は、野党連合や片山ではなく、早馬の操る副総理・猿丸の失脚を狙っている、幹事長の猪辺である。敵の選対は、黒岩。まず狗堂は、スパイの女子事務員を突き止めた。また片山陣営の商法処理係の女恵美子が、片山のお手つきであり、すでに二人の関係が冷えていると見当を付けると、恵美子を口説き落として、データーを盗ませる。
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-料金の安さに釣られて、丸走自動車教習所にやって来た星野。何とオープン以来6人目の生徒だという。ヤバイと思った時はもう遅く、マドンナ教官の夏生に惑わされて入会。いきなり69号車に乗せられた。教官は現役暴走族の石神。教習車もバリバリにチューンナップしてある。教習途中で仲間が喧嘩しているとの報が入ると、石神は星野に運転させて現場へ向かった。車酔い体質で50分経つとゲロを吐いてしまう石神は、駆けつけたのがリミット。喧嘩相手をゲロまみれにして追っ払う。怪我の功名で星野は運転に自信がつき、免許を獲得。いいのか、これで…?喧嘩は強いし、運転テクも抜群。人望もあるのに車酔いのせいで族の頭になれなかった男・石神の奮戦記。「愛と感動のみきわめ印」以下「族あがり花の教官九人衆」「暴走教官」「一本橋の恐怖」「嵐の鎮魂歌」(前・中・後編)「注射?禁止」を収録。
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-197×年長野県松本市、1月1日1時1分に同時に産まれた赤ん坊がいた。大枝大作と田所工作である。父は共に工務店を経営する大工の棟梁だった。天真爛漫で群を抜いてわんぱくな大作に、大人しく人目に触れることの無い幼年期を送った工作は、陽の大作に陰の工作と呼ばれ、大作のほうが次第に大器ぶりを見せていく。だが小学3年生の2学期。工作の宿題で松本城を作った時、工作にも大器の片鱗が…。大工の棟梁を目指す二人の、熱血建築マンガ!「1月1日1時1分」以下「木とはなす」「使えない鉛筆」「大工の目」「中学生編」「釘の技能」「大作の基本 工作の基盤」「できていくよろこび」「棟梁鉄五郎」「犬の気持ち」を収録。