音楽 - イースト・プレス作品一覧
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4.1なぜ、スピッツはこれほどまでに愛されるのか? ポップでマニアック、優しく恐ろしく、爽やかにエロティック。 稀代のバンドの魅力を「分裂」というキーワードで読み解く画期的論考。 【目次】 第1章 密やかさについて ─ “個人”と“社会” 第2章 コミュニケーションについて ─ “有名”と“無名” 第3章 サウンドについて ─ “とげ”と“まる” 第4章 メロディについて ─ “反復”と“変化” 第5章 国について ─ “日本”と“アメリカ” 第6章 居場所について ─ “中心”と“周縁” 第7章 性について ─ “エロス”と“ノスタルジア” 第8章 憧れについて ─ “人間”と“野生” 第9章 揺動(グルーヴ)について ─ “生”と“死”
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ヒップホップの50年を知るなら、この100枚。 時代背景とリリック/サウンドの聴きどころを1冊に凝縮。 はじめてでも迷わない。知ってる人ほど唸る。 日本を代表するヒップホップ・ライターが、その誕生から現在までの必聴盤を更新。 【目次】 はじめに 1 『Hustlers Convention』ライトニン・ロッド 2 『The Message』グランドマスター・フラッシュ & ザ・フュリアス・ファイブ 3 『RUN D.M.C.』ラン・ディー・エムシー…etc Column 1 1980年代とファイヴ・パーセンター 7 『Critical Beatdown』ウルトラマグネティック・MC’s 8 『The Great Adventures of Slick Rick』スリック・リック 9 『Straight Outta Compton』N.W.A.…etc Column 2 1990年代と陰謀論 38 『Liquid Swords』ジザ 39 『Here to Save You All』チノXL 40 『Dr. Octagon』ドクター・オクタゴン…etc Column 3 2000年代とミックステープ 72 『We Got It 4 Cheap Volume 2』リアップ・ギャング 73 『Donuts』Jディラ 74 『Da Drought 3』リル・ウェイン…etc Column 4 2010年代とヒップホップ 83 『Reloaded』ロック・マーシアーノ 84 『Because the Internet』チャイルディッシュ・ガンビーノ 85 『Faces』マック・ミラー…etc おわりに 索引
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4.0「音楽は、人を解放し、人生を肯定する」 元トーキング・ヘッズのデヴィッド・バーンが生涯をかけて考え続けてきた、音楽を快活に祝福する情熱的な試み。待望の初邦訳。 作詞作曲、パフォーマンス、テクノロジー、録音、キュレーション、ビジネス。 今年最高の音楽書だ。洗練された装丁、美しい印刷、しゃれたイラスト。これは美しいコレクターズアイテムになるだろうけれど、本文ではそれ以上のことが起こっている。あふれんばかりの好奇心が爆発しているのだ。―ニール・マコーミック「デイリー・テレグラフ」 ポップのように親しみやすいが、ほぼすべての段落に驚くほど独創的で深い考察と発見を含めることに成功している。本書はあなたに音楽を違ったかたちで聴かせることになるだろう。―オリヴァー・キーンズ「ザ・サンデー・テレグラフ」 音楽が作られる文脈についての研究であるのに加え、自分自身や世界の見方を変えることのできる、進化し続ける芸術様式を堂々と讃える本だ。 ―フィオナ・スタージェス「インディペンデント」 サウンドの生物学的および数学的基礎についてのバーン氏の博識な考察には、あらゆる種類のクリエーターが刺激を受けるだろう。パターンと反復の性質、そして美的体験に対する人々の神経学的反応に関する彼の観察は、すべてのクリエイティブな分野に当てはまる。―「エコノミスト」 手に取ってどの章からでも読み始めることができる素晴らしい本であり、たいへん読み応えのある充実した内容だ。この様々な角度から音楽を考察する魅力的な本は、インスピレーションの源としても、単純に役立つ品としても、演奏する人はもちろんのこと、音楽の歴史や進化、音楽文化を知りたい人にもおすすめだ。―「アイリッシュ・タイムズ」 デヴィッド・バーン DAVID BYRNE 1952年5月14日生まれ。1974年にニューヨークでトーキング・ヘッズ結成。1991年の解散までにオリジナルアルバム8枚、ライヴアルバム2枚を発表。ソロとしても活動し、ブライアン・イーノ、X-Press 2、ファットボーイ・スリムらとの共作をはじめ、現在までに多くの作品をリリースしている。1987年には坂本龍一らと映画『ラストエンペラー』の音楽を手がけアカデミー賞作曲賞を受賞。2018年に発表した『アメリカン・ユートピア』はブロードウェイでもパフォーマンスされ、スパイク・リー監督により映画化された。また、レコードレーベル「ルアカ・ボップ」を創設する一方、フォトグラファー、映画監督としても活動し、世界各地でのインスタレーションなど数多くの視覚芸術作品を発表している。自転車の旅についての著作『バイシクル・ダイアリーズ』などもある。 【目次】 1, 逆からの創造 2, ぼくのパフォーマンス人生 3, テクノロジーが音楽をかたちづくる パート1:アナログ 4, テクノロジーが音楽をかたちづくる パート2:デジタル 5, 無限の選択肢:キュレーションの力 6, レコーディングスタジオにて 7, コラボレーション 8, ビジネスとファイナンス 9. シーンを作るには 10, アマチュアたちよ! 11, ハルモニア・ムンディ
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-エルヴィス、ボブ・ディラン、ビートルズ…… 信仰は、あの名曲に何をもたらしたか。 「ロック」と聞けば、それがジャンルとして確立されてきた当時から「若者たちの音楽であり、反体制的で権力に反抗するもの」だというイメージが強かった。 そうした権力のなかには、西欧社会で力をふるってきたキリスト教も含まれる。そのため、キリスト教文化になじみのない日本人からすればキリスト教的精神とロックは相いれないものだと考えるだろう。 しかし、エルヴィス・プレスリーやボブ・ディランをはじめ、アメリカにおける多くのロックミュージシャンが、自らの楽曲のなかで「神」「イエス・キリスト」「マリア」を讃えていたり、あるいは祈りを捧げたりしている。 むしろその西欧社会におけるキリスト教とロックのかかわりを紐解くと、キリスト教がなければ、ロックは生まれてこなかったのではないかという見方さえもできる。 信仰を持つことによって、あるいは信仰を否定することによって、彼らの音楽はどう変化し、それはロックというジャンル全体にどう影響していったのか。宗教学者がその関係をひもとく。
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-常識をぶっ壊せ、道なき道をゆけ。 ジャマイカ、ニューヨーク、カリブの島々ーー 9割黒人のレゲエ界で前人未到の景色を切り拓いてきた“世界のマイティークラウン”。 世界40か国200都市、異次元すぎる狂気の激ヤバ超ロングトリップ! 日本人が誰も行かないカリブの国々でリスペクトされる男たちがいる。 91年結成、95年横浜レゲエ祭主催、99年ワールドクラッシュ制覇、23年サウンド活動休止。 横浜・NYを拠点に世界に挑戦し続けてきた男たちの33年にわたる戦いの記録。 MIGHTY CROWN(マイティークラウン) 1991年横浜で結成、日本のみならず世界のレゲエアンバサダー/カルチャーアイコンとして活躍するレゲエサウンド。メンバーはMASTA SIMONとSAMI-Tの兄弟に加え、セレクターのCOJIE、MIGHTY CROWN第二の拠点であるニューヨーク在住のNINJA。 1995年には横浜レゲエ祭を立ち上げ、徐々に規模を大きくしながら日本のレゲエシーンを盛り上げ、横浜スタジアムで3万人を超えるファンを集める夏の風物詩にまで成長させた。 1999年にはNYで行われた「WORLD CLASH in New York」で優勝。アジア人初のサウンドクラッシュ世界一の称号を勝ち取った。 以降、世界屈指のサウンドとして北米、カリブ諸島、ヨーロッパなど、世界40か国200都市以上を周り、これまでに8度の世界チャンピオン、11の世界タイトルを獲得、世界中にファンとリスペクトを増やし続けている。レゲエのメッカ、ジャマイカにおいても、サウンド文化の貢献者として表彰されるなど、その存在と功績は国やジャンルを越え評価されている。 2017年にはボブ・マーリー・ファミリーの主催するカリブクルーズ船上でのサウンドクラッシュで3連覇を果たし、18年にはサウンド界のチャンピオンズリーグともいえるジャマイカでの世界大会「WORLD CLASH 20th Anniversarry」で優勝を果たすなど、現在も進化し続けている。 2023年6月にはファイナルとなる横浜レゲエ祭、7月には世界最大級の豪華客船でのクルーズ・パーティーを最後にサウンド活動休止を発表している。 【目次】 1)レゲエがつないだ世界のヤバい場所と人たち 2)レゲエで出会った世界のスペシャルな場所と人たち 3)今さら聞けないレゲエ・ダンスホールの基礎知識 4)頭・カネ・時間の総力戦「サウンドクラッシュ」の魅力 5)世界一になるために必要なこと 6)日本に「本物」を広めるために 7)奥深い「ルーツ」「ダブ」の世界 8)横浜、LA、NY発キングストン行き 9)第二の拠点NYで世界一のサウンドになるまで 10)日本で「レゲエで食べていく」ためにしてきたこと 11)サウンド活動休止と新たな挑戦
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-音楽の力で、地域経済はもう一度やり直せる 「地方創生」が謳われて6年。日本各地で、故郷を救うべく有志が立ち上がっていた。その熱意が結実し、さまざまな音楽イベントが生まれ、活況を呈している。彼らはいかにして、イベントを成功に導いたのか? 人々を熱狂させ感動を与える音楽の力を、観光業に取り入れることで、地域経済はもう一度やり直せる。そこには、新型コロナウイルス禍に見舞われた地方を救うヒントもあった。音楽を愛するすべての人の思いが、活気を失ったまちに大きな波を呼び込む。詳細な調査で迫った、地域再生の現場。 【目次】 はじめに 第一章 世界に学ぶ音楽観光 第二章 音楽観光で成功を収めた日本の先駆者たち 第三章 音楽でまちを救うために~ミュージックツーリズム実践編~ 第四章 音楽イベントのリスクマネジメント 第五章 まちはコロナ禍といかに闘ったか おわりに 参考文献
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 なぜ、ジャズは常に〈新しい〉のか? ジャズがわかれば、近代がわかる。 ジャズの歴史を知りたいならば、まずこの一冊! これからジャズを聴きたい人に、思わずへえーとなるエピソードで名盤100枚(+ウラ名盤100)を解説。 九段理江(小説家)さん推薦! 「ジャズには未来が見える」 柳樂光隆(音楽ジャーナリスト)さん推薦! 「21世紀のジャズのヒントは20世紀にある」 【はじめに】 「ジャズ」は20世紀とともに、つまり、音楽が録音され、モノに刻まれ、商品として売り買いされることが当たり前になった時代に誕生し、成長しました。また「ジャズ」とは、親から子へとタテに受け継がれる「民俗文化」としてではなく、多様な出自を持つ人々をヨコにつなぐ、おそらく歴史上はじめてあらわれた「大衆文化」としての性格を色濃く持った音楽です。この音楽には、多民族による植民国家として、そして、典型的に資本主義が発展した国としての「アメリカ合衆国」の20世紀の姿が写し込まれており、『20世紀ジャズ名盤100』をキュレーションするということは、現在ぼくたちが生きているこの21世紀が、その前の100年間はどんな状態だったのかを耳で聴いて理解する、そのためのディスプレイを試みる作業でもあると思っています。 この本では、とりあえず、20世紀のはじまりから時代順に〈第1章 ポップスの古層としてのジャズ〉〈第2章 モダニズム芸術として結晶化したジャズ〉〈第3章 創造の現在形としてのジャズ〉〈第4章 世界音楽のプロトタイプとしてのジャズ〉という区切りを設けてみました。 電子書籍版では、ジャケット写真をカラーで掲載! 【目次】 はじめに 1 ポップスの古層としてのジャズ 『Louis Armstrong and His Hot Five & Hot Seven 1925 - 1928』ルイ・アームストロング 『Xavier Cugat with Dinah Shore』ザビア・クガート・ウィズ・ダイナ・ショア 『ぼういず伝説』あきれたぼういず 等 2 モダニズム芸術として結晶化したジャズ 046『Blue Train』ジョン・コルトレーン 048『The Shape of Jazz to Come』オーネット・コールマン 050『銀巴里セッション』V.A. 等 3 創造の現在形としてのジャズ 『Complete Live at Plugged Nickel 1965』マイルス・デイビス 『Free Jazz』オーネット・コールマン 『サマルカンド』高橋悠治・佐藤允彦 4 世界音楽のプロトタイプとしてのジャズ 『On Jupiter』サン・ラー 『北京の秋』清水靖晃 『Double Booked』ロバート・グラスパー など おわりに 人名索引
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5.0日本のヒップホップの流れがつかめるディスクガイド 気鋭の批評家がこれから日本語ラップを知りたい・聴きたい人に向けて、日本語ラップの名盤100枚(+関連盤200)の聴きどころをレビュー。 「結論から言おう。掲載されている名盤達は“見たら買え!”だ。コレは。」サイプレス上野(ラッパー) 「敷居は低く、奥は深く、そして世界へ開かれている。画期的な“入門書”!」磯部 涼(ライター) 「アメリカのヒップホップについての歴史書はすでに多くの優れた本が出版されている。しかしながら、日本のヒップホップ、すなわち「日本語ラップ」についての言葉はいまだにまったく足りていないというのが現状である。そこで、日本語ラップとは何かなにかを知りたい新しいリスナーたちのために、入門書として書かれたのが本書である。」(本書「はじめに」より。) ※ 本書で紹介するもの(一部) 【I 1987-1999】 スチャダラパー『5th Wheel 2 the Coach』:ハードコアを気どる者を黙らせたドープな一枚 キングギドラ『空からの力』:日本語ラップの教科書 THA BLUE HERB『STILLING, STILL DREAMING』:北の大地からの声が日本語ラップのパラダイムを変えた Shing02『緑黄色人種』:ポエトリー・ラップの先駆者 【II 2000-2004】 BUDDHA BRAND『病める無限のブッダの世界』:史上最も偉大なグループの、最も偉大な作品 OZROSAURUS『ROLLIN’045』:「レペゼン」とはなにか? RIP SLYME『FIVE』:日本語ラップ随一のパーティーラップ・グループ ECD『失点インザパーク』:孤高のラッパーが残した日本語ラップの最前衛 姫『姫始』:「日本人・女性・ラッパー」はいかにして可能か? 【III 2005-2009】 SEEDA『花と雨』:日本語ラップを決定的に変えた名盤 サイプレス上野とロベルト吉野『ドリーム』:高いヒップホップIQで日本語ラップ史を伝道する SHINGO★西成『SPROUT』:日本語ラップのワーキング・クラス・ヒーロー COMA-CHI『RED NAKED』:ヒップホップ・フェミニズムのはじまり METEOR『DIAMOND』:独特なストーリーテリングが光る小説的ラッパー 【IV 2010- 】 SIMI LAB『PAGE 1』:日本語ラップが目指したふたつの方向の合流点 LBとOtowa『インターネットラブ』:ヒップホップの「現場」は、ネット空間にも tofubeats『lost decade』:ヒップホップに強い影響を受けたJポップのイノベーター KOHH『DIRT』:日本語ラップの夢、「世界で勝負」を無邪気にはたす Awich『Queendom』:「まさか女が来るとは」現在のシーンの頂点に君臨 ※この作品は単行本(紙書籍)『日本語ラップ名盤100』の電子書籍版です。電子書籍の特性上「索引」は収録しておりません。あらかじめご了承ください。
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3.8※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 勝負を決めるのは才能でも人生経験でもなくスキルだ! 日本初! フリースタイル(=即興)ラップの入門書! 読めば誰でもラッパーになれる! R-指定、推薦! 『俺に「フリースタイルのやり方教えてください」って聞く前にまずはコレ読め!!!』 「フリースタイルダンジョン」(テレビ朝日)、「高校生RAP選手権」(BSスカパー!)など、若者を中心にヒップホップの1ジャンルであるフリースタイルやMCバトルが盛り上がりを見せている。 2005年のB BOY PARK MC BATTLE優勝、MCバトルの日本一を決める大会UMBを2連覇(2010年、2011年)、戦極MC BATTLE初代王者の実力派ラッパー晋平太による日本初のフリースタイル・ラップの入門書。ラップの基礎的なテクニックからMCバトルでの必勝法まで、晋平太のスキルのすべを詰め込んだ決定版! 人気ラッパーR-指定(Creepy Nuts)とのロング対談も収録。
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4.0「バンドは、つづければ、つづけるほど、よくなるんだよ」 ──佐藤伸治 デビュー30周年記念出版。 フロントマン佐藤伸治をデビュー前から 間近で取材し続けた著者が鮮やかに蘇らせる、 90年代を駆け抜けた伝説のバンドの軌跡。 今でも新たなファンが生まれ、国内外で高い評価を受ける フィッシュマンズの決定版評伝。 増補新版、未公開写真+プロモ用ミニブック 「after GO GO ROUND THIS WORLD」「Stop-Action Fishmans」収録で復刊。 「独自の分析と深い愛情が、 今も圧倒的なエネルギーで迫ってくる。 フィッシュマンズを鳴らし続ける僕らの気持ちは、 この本を読めばわかる」 ──茂木欣一 あなたが、自らのなかに「欠落がある」と感じるのだったら、 佐藤伸治が、フィッシュマンズが身を賭して作り上げた作品の数々は、 きっと役に立つはずだ。(「はじめに」より) ドキュメンタリー映画「映画:フィッシュマンズ」 2021年7月9日全国公開。 【目次】 二〇二一年のまえがき はじめに 第1章 90年12月 「きょうは、シンジは、いません」 第2章 91年 らしくない大器、デビュー 第3章 92年 涙ぐむような音楽 第4章 92年 ラジオ・デイズ 第5章 93年 新しいヤンキーたちの夜明け 第6章 94年1月~6月 渋谷は燃えているか? 第7章 94年6月~12月 「夕焼けの色だよ」 第8章 95年 「まだ夏休みは終わってない」 第9章 96年 空中のシーズン 第10章 97年~98年 残響の彼方へ 第11章 1999年3月15日、3月20日 それから さらに、それから [付録]after GO GO ROUND THIS WORLD/Stop-Action Fishmans
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4.3ラフ・トレード ブック・オブ・ザ・イヤー! NME ブック・オブ・ザ・イヤー! 「俺たちは自由に、やりたいことをやりたい。 ラリって(ローデッド)、楽しんで、パーティをするんだよ」 『スクリーマデリカ』で90年代が始まる。 サッチャーに奪われ、アシッド・ハウスに救われた、狂騒と祝祭の物語。 グラスゴーのロック少年はいかに真のロックスターになったのか? パンクへの目覚め、ジーザス&メリー・チェイン加入、プライマル・スクリーム結成、アンドリュー・ウェザオールとの出会い、歴史的名盤『スクリーマデリカ』誕生――プライマル・スクリームのフロントマンがセックス、ドラッグ、ロックンロールのすべてを語り尽くす。 「ギレスピーはロックンロールのオリバー・ツイスト。パンク・ロックのお伽話は剃刀のように鋭く、階級闘争と音楽とスタイルに切り込む。そしてここには世界最高のバンドのひとつが導きだした、他にはない世界観がある。読むのをやめられなかった」――コートニー・ラヴ 「ロックンロールのスピリットをひとりの人間に閉じ込めたら、ボビー・ギレスピーになるだろう。この本はロックする人生だけでなく、それを形成した労働者階級文化の美しさを肯定している。私は読みながら喜びの涙がこみあげ、同時に我々が失ってしまったものに大きな怒りを感じた」――アーヴィン・ウェルシュ(小説家、『トレインスポッティング』原作者) 1961年の夏、ボビー・ギレスピーはグラスゴー・スプリングバーンの労働者階級の一家に生まれる。16歳で退学し、印刷工の見習いとして働きだした彼は、フィル・ライノットから稲妻のようにロックンロールの啓示を受ける。運命は、セックス・ピストルズとパンク・ロックの登場で決定された。それは階級制度に反抗する、聖像破壊のヴィジョンだった。 そしてボビーはついにアーティストとなり、ジーザス&メリー・チェイン、さらにはプライマル・スクリームを始動する。 90年代へ移ると、ボビーの旅はさらに加速する。サマー・オブ・ラブ、ボーイズ・オウンのパーティ、アンドリュー・ウェザオールとの運命的な出会い。新たなエレクトロニック・ソウル・ミュージックがイギリスの意識を動かし、「90年代を始めた」と言われるアルバム『スクリーマデリカ』をリリースする。それは世紀末ブリティッシュ・ポップの未来を過激に作り変えた、ロックンロールの使徒の喜びと驚きに溢れた一枚だった。 【目次】 Part One (1961−1977) 1 スプリングバーン育ち、それが俺だ 2 服はアーサー・ブラック、パンツはハイウエスト(ザ・マウントでのスクール・デイズ) 3 サイキック脱獄(ジョニーを見た少年) Part Two (1977−1981) 4 見習いパンク 5 新たな宗教 6 文化革命 7 変容するイメージ、変容する意識 8 ファクトリーの連中(刈り上げとカフカ) Part Three (1982−1985) 9 グラスゴー労働者階級のインダストリアル・ブルーズ 10 スカイブルーのヴォックス・ファントムの叫び 11 祖母がアシッド・ファクトリーで着けたサッシュ 12 ジーザスが歩く 13 十字軍 14 アンフェタミンをキメた革服の男たち 15 サイコキャンディ 16 スプラッシュ・ワン・ハプニング 17 エレクトリック・ボールルームの電撃(脳天を割られ、鎖を外される) Part Four (1986−1991) 18 ソニックの花、ストロベリーの飛びだしナイフ 19 ブライトン・ロック 20 アシッド・ハウスを祝福せよ 21 オードリー・ウィザスプーンによる福音 22 ウォルサムストーでローデッド(リミクス/リモデル) 23 ボーイズ・オウン・ギャング 24 ハックニーのパラダイス 25 マルクスとマクラーレンの子どもたち 26 アンダーグラウンドがオーバーグラウンドに 27 レット・イット・スクリーマデリカ
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-フォーク、ロックンロール、レアグルーヴ、渋谷系、ニューエイジ、アフロビート、ドラムンベース、ポップパンク…… 新しいムーブメントは過去の音楽のリバイバルとともに生まれる。 あらゆる時代の音楽にアクセス可能となったデジタルストリーミング時代におくる画期的なクロニクル。 【目次】 はじめに 第1章 ブルース:「真正なる黒人音楽」を求めて 第2章 フォークとカントリー:ルーツを呼び覚まし、コミュニティをつなぐ音楽 第3章 ロックンロールとオールディーズ:繰り返される「若さ」のサウンド 第4章 レアグルーヴとヒップホップ:リスナーによる音楽革命 第5章 ソフトロックとラウンジミュージック:渋谷系の時代と引用と編集の論理 第6章 和モノとシティポップ:「踊れる歌謡曲」の発掘と新しいノスタルジア 第7章 ニューエイジとアンビエント:ウェルビーイングとストリーミング時代のリバイバル 第8章 アフリカ音楽:「過去」と「記憶」を蘇らせるグローカルな実践 終章 拡散するリバイバル おわりに 主要参考文献
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3.8むさぼり読んでいた自分へ。ストーン・ローゼズ、ブラー、オアシス、ニルヴァーナ。1990年から96年。『ロッキング・オン』がいちばん売れていた時代。UKロックを盛り上げ、10万人の読者を巻き込んだ熱血編集長が、「その熱狂」のすべてを語る!著者の増井修は1990年から7年間、ロック雑誌『ロッキング・オン』の2代目編集長として敏腕をふるい、「極東スポークスマン」を自任、マッドチェスター、ブリットポップ、UKロックを日本に広めることに貢献。読者からの投稿がメインだった『ロッキング・オン』を10万部超の「音楽誌」に成長させた。本書は、編集長時代の7年間を中心に、アーティストとの交流や雑誌制作現場の裏話を語り尽くす。
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-「ジョニー、そろそろ黙ってもらおうか。ここからはオレが話す番だ」 「パンクの定義」を根底から覆す禁断の書。 盗め! 盗め! 盗め! ボウイの機材一式、ストーンズのコート、メンバー全員の彼女──。 窃盗、セックス、酒、ドラッグ──すべてに溺れ、生き返った男。 セックス・ピストルズのオリジナルメンバーによる超絶アナーキーな生き様。 2022年、テレビドラマ「Pistol」原作本。 監督:ダニー・ボイル(「トレインスポッティング」など) オレはミッキー・マウスのような子どもだましのインディー・レーベルではなく、 大きなレコード会社が好きなんだよ。これもパンクに対する誤解のひとつだ。 「自分で雑誌を作って、自分のレーベルを立ち上げるんだ」てなさ。 そんなのクソ喰らえだ。趣味でやるわけじゃねえんだよ。 (本文より) 後に続くパンクやポストパンクのバンドが「演奏できないこと」を強調していたが、 どれだけオレたちが訓練していたのか理解していない。 あの「誰でもできる」というパンクの要素。 オレたちはそれとは正反対、スタジオではガチで全力投球していた。 (本文より) 【目次】 序文 クリッシー・ハインド PART I BEFORE ─ピストルズ前─ PART II DURING ─ピストルズ中─ PART III AFTER ─ピストルズ後─ 付録──ロックンロールじゃないもの