出産・子育て - 時事通信社作品一覧

  • 小児科医のママが教える 離乳食は作らなくてもいいんです。
    3.9
    離乳食の時期は、疲れもイライラもマックスになる時期。 そんな大変な時期に、さらに大変な思いをして 離乳食を手作りしなくてもいいんです! 離乳食作りから解放されれば、ママの笑顔が増えます。 ママの笑顔が増えれば、子どもはもっと笑うようになり、 夜もよく眠るようになります。 栄養面で不足していたものが満たされ、 情緒が安定すれば、元気で賢い子が育ちます。 (「はじめに」より)
  • しあわせ歯ならびのつくり方 ー矯正しないための0歳からの子育て
    3.8
    歯ならびは、「遺伝」より「環境」で決まる! 悪い生活習慣で出っ歯や受け口、ガタガタ歯に!? 口の状態は、脳や身体の成長、心の安定にも関係します。 歯ならびのいい子は、健やかに育ちます。 早めの対処で、歯科矯正にかからなくてもすみます!
  • 小児科医ママが教える 離乳食は作らなくてもいいんです 完全版
    3.0
    離乳食の時期は、疲れもイライラもマックスになる時期。 そんな大変な時期に、さらに大変な思いをして離乳食を手作りしなくてもいいんです! 離乳食作りから解放されれば、ママの笑顔が増えます。 ママの笑顔が増えれば、子どもはもっと笑うようになり、夜もよく眠るようになります。 栄養面で不足していたものが満たされ、情緒が安定すれば、元気で賢い子が育ちます。 2019年刊行の既刊『小児科医のママが教える 離乳食は作らなくてもいいんです。』の内容を、その後の世の中の動きに合わせてバージョンアップした完全版です。 ・多種多様に増えた「市販離乳食」の事例を追加掲載。 ・改訂された「授乳・離乳の支援ガイドライン」(厚労省)に準拠。 ★ 前作からアップデート ★ ● 鉄の重要性の再認識 ● ビタミンDの推奨量引き上げ ● 亜鉛に関する知見の更新 ● 「離乳食は食べなくてもいいんです」 ● 最新の栄養学の知見にもとづく情報 ● 「育児アンカー」の導入 * * * あなたは最高のママ! 今日も頑張っててえらい!  とっても小さい赤ちゃん。  ご自身の命をかけて出産しました。本当に大変でしたよね。  そして生まれた小さな命を守るべく、何としてでも命を絶やさないように、元気で過ごせるようにと、昼夜問わず母乳やミルクをあげ、夜泣きにも寄り添い、おむつを替えていますよね。  本当に尊いことなのに、残念ながらなかなか誰も褒めてはくれません。  それが生まれてから4~5カ月続き、疲れが蓄積し体も心も心底しんどい時期に、離乳食は始まるのです。  そんな大変な時期に、さらに大変な思いをして離乳食を手作りしなくてもいいんです!  そして、もしお子さんが離乳食をなかなか食べてくれなくても、ご自分を責める必要はまったくありません。食べないことは、決して特別なことではなく、よくある自然な反応なのです。  赤ちゃんの健康と成長を考えた栄養満点の離乳食を一から作ろうとして、あなたが無理にがんばらなくてもだいじょうぶなのです。  あなたはすでに素晴らしいお母さんです! 最高のママです!  この本を手に取ってくださった時点で、離乳食をどうしようか考えていらっしゃるということですから、もう言うことなしです。  今日も頑張っていて、えらい!(コウペンちゃんではないですが)  本当に、いつもありがとう!  食べないことへの不安や罪悪感から解放されれば、ママの笑顔が増えます。  ママの笑顔が増えれば、子どもはもっと笑うようになり、夜もよく眠るようになります。栄養面で不足していたものが満たされ、情じょう緒ちょが安定すれば、元気で心豊かな子が育ちます。  そして、最初のスタートがうまく切れれば、その後の育児はよりスムーズに進みます。もう、よいことづくしです。 (「はじめに」より) * * * 市販の離乳食を使うのは「手抜き」ではありません。「息抜きに使うもの」でもありません。「罪悪感を持って使うもの」でもありません。 それは、「衛生面、安全面、栄養面」に配慮し、子どもとハッピーに過ごす時間を確保するために、あえて選ぶ前向きな選択なのです。 どうぞ、堂々と胸を張って市販の離乳食を与えてください。 (「おわりに」より) * * * [もくじ] PART1 「心が折れそうです」と泣きだすママたち 「心が折れそうです」「長い間眠れていないんです」と泣きだすママたち お悩み事例❶ 離乳食作りはこんなに大変! マニュアルどおりに進めることなんてできない! お悩み事例❷ 離乳食作りはこんなに大変! 本やネットで見るような、きれいでステキでオシャレな離乳食なんて作れない! お悩み事例❸ 離乳食作りはこんなに大変! 一生懸命に作っても、 全然パクパク食べてくれない! お悩み事例❹ 離乳食作りはこんなに大変! 子どもは放置されて泣き叫び、母子ともに、もうこんなの耐えられない! お悩み事例❺ 離乳食作りはこんなに大変! こんなにつらいのに、やめられないのってつらすぎる! ● COLUMN・コラム 思わず子どもに手をあげてしまったのは離乳食の時期だった PART2 「離乳食」は作らないほうがうまくいく! 「買う離乳食」にはよいことがいっぱい 手作り離乳食の問題点❶ マニュアルどおりに進めることなんてできない! 「買う離乳食」ならここが解決❶ 手間も時間もかからず、楽・早い・安全・保存ができる 手作り離乳食の問題点❷ 栄養が偏りやすい、成長に欠かせない鉄やビタミンDが不足しやすい 「買う離乳食」ならここが解決❷ メニューの種類が豊富であり、鉄やビタミンDが上手にとれる 手作り離乳食の問題点❸ 外出時の持ち運びが大変 「買う離乳食」ならここが解決❸ 持ち運びに便利、外出先で買うこともできる 手作り離乳食の問題点❹ 知らなかったために、子どもの健康を傷つけることがある 「買う離乳食」ならここが解決❹ 安全な食材を使用、塩分調整とアレルギーにも配慮 手作り離乳食の問題点❺ 思わぬ事故が起きることもある 「買う離乳食」ならここが解決❺ 子どもと向き合える時間が増える 手作り離乳食の問題点❻ 頑張るほどにイライラし、むなしくなる 「買う離乳食」ならここが解決❻ イライラが激減、みんなの笑顔が増える ● COLUMN・コラム ミルクはあげても、離乳食はあげない夫!? PART3 子どもに必要な栄養の秘密:鉄と亜鉛とDA 成長に欠かせない大事な栄養素─エネルギー、鉄、亜鉛、ビタミンD・A  そもそもなんで「離乳食」が必要なの? 6カ月以降は母乳だけでは栄養不足になりやすい 知っておきたい栄養の深いワケ ─ 栄養素は体にどう役立つの? 不足するとどうなる?どうやって摂ればいい? エネルギー 食料が豊富な日本でも、エネルギー不足の子は意外と多い 鉄 あなたも鉄の使者になって日本を変えよう─成長・発達のカギとなる大切な鉄 ■ TOPIC・トピック 鉄の吸収率に関する重要な知識 ■ TOPIC・トピック 各国の鉄欠乏リスク回避対策─離乳食時期の対応 亜鉛 体の発育、免疫の維持、味覚に欠かせない亜鉛 ビタミンA ビタミンAは目の健康や視力の決め手 ビタミンD 近年世界で問題になっているもう1つのビタミン不足─ビタミンD 必須栄養素を使いこなすおまじない─冬に恋した孫にごはん ● COLUMN・コラム 海外の離乳食売り場は花盛り PART4 離乳食は食べないのが当たり前!? 食べないのに食べられるようになる秘訣   知らない味は怖いもの 赤ちゃんも顔色をよく見て行動を決めている 何度も何度も何度もあげると食べる ぐちゃぐちゃでOK 食べないときに確認すること─丸のみ・むせこみ・オエっとするときにも 食べていたのに食べなくなったときに確認すること ─ はっはっは 食べないときの対応─秘訣まとめ PART5 買う離乳食の選び方・使い方 「買う離乳食」なら、あら、こんなに簡単! あら、こんなに便利! 小児科医ママがすすめる「買う離乳食」の3ステップ  ステップ1 離乳食開始! お米やオートミールからスタートし、初めての食材を1種類ずつあげる ステップ2 食べる種類を増やす。複数の食材が使われているものにもトライ! ステップ3 離乳食に加えて、大人の食事を少しずつあげる ステップ1から3のおさらい ■ TOPIC・トピック 日本人の塩分摂取量─離乳食をきっかけに減塩を! ● COLUMN・コラム 「それでもやっぱり手作りしたい」というママたちへ ■ TOPIC・トピック 重要!!! 子どもを持つ皆さんに必ず知ってほしいこと! ─離乳食開始前に
  • 10代のための性の世界の歩き方
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「性」を知ると人生はより良くなる! 学校講演で大人気の著者が子どもに刺さる言葉で語る!! ■ 性的同意YES以外は全部NO ■ ソロプレイ風呂かトイレか布団の中で ■ それもあり今すぐ性を決めない選択 ■ AVはプロが作ったツクリモノ どんなに用心しても思いがけないことが起こりえるのが性の世界。 その時一人で抱え込まず「誰かとつながる力」をもっていてほしい、 そのために日ごろから性について仲間と語り合い、 助け合う関係性があってほしい。 本書が関係作りの材料の一つになれたら幸いです。 2023 年度から文部科学省「生命の安全教育」が全国の小中高で実施され、 10代に向けたリアルな性教育のニーズは非常に高まっています。 教育現場で10代向けの性教育を多数実践してきた助産師が、 現代の子どものリアル・実態に即した性の知識を漫画で伝えます。
  • ワーママが無理ゲーすぎてメンタルがやばいのでカウンセラーの先生に聞いてみた。
    3.7
    【元自衛隊の心理カウンセラーが贈る、メンタル不調を抱えるママの心がラクになる40の処方箋。】 「夫や子どもにイライラ」 「仕事も子育ても中途半端でモヤモヤ」 「ワンオペ育児でウツウツ」 子育て、仕事、家事。 過酷な現代の子育て環境の中で日々奮闘し、疲れ果てているワーキングマザーたちは、 イライラや不安、自責感、プチうつなど、メンタルの不調を抱えがち。 そんなワーママたちに向けて、元自衛隊の心理カウンセラーが、 心をラクにするための〈心構え〉と〈対策〉を40のポイントにまとめました。 本書は自衛隊式の思考法で「基本→戦況分析→戦力分析→実践」とステップを進めます。 「基本」(心のメカニズム)から「実践」(行動プランの策定)まで進んだあとは、 SNS時代を生きるママが知っておきたい「情報とのつきあい方」、そして「Q&A」でさらに実践的なアドバイスも。冒頭と巻末付録では、アンケートに寄せられたワーママたちのリアルな声を紹介します。 《子育て無理ゲー時代》を生き抜いていくために、一番の土台となるのは「自分自身のケア」。 でも時間がないし、そんな余裕もない。 だからといって、自分のケアを怠るとますます状況が悪化してしまう...... そんなママたちに向けて、本書をお届けします。
  • 発達障がいのわが子が笑顔で自律する育て方ー 特性とともにしあわせになる55のヒント
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 はじめに―はちゃめちゃな息子がプレゼントしてくれた楽しい人生  この本は、発達障がいに苦しんだ息子と、母の私、そして家族が、発達障がいとうまく付き合うための工夫を重ね、人生に色を取り戻し、穏やかで幸せな毎日を送るようになるまでの「旅路」を記すものです。  私が、なぜ本の執筆という大それたことに挑戦しているかと言いますと、2022年2月に刊行された『死にたかった発達障がい児の僕が自己変革できた理由』(時事通信社)という息子の著書がユニークだと少なくない評判を呼び、今度は親の私に「子育ての経験を書いてみないか」かとお誘いいただいたからです。  息子の本は、当時はまだ現在ほど有名ではなかった麹町中学校の工藤勇一先生から学んだことを生かし、少しずつ「死にたい」という気持ちを手放していくまでを綴ったものです。自分と同じような境遇で苦しんでいる子どもたちの役にたちたいと考えた息子が、自身の失敗やトラブルも包み隠さずに明かしています。発達障害の当事者が感じていることや内面がよく分かる内容で、親としても「こんなこと考えていたのか」と驚かされることもたくさんありました。  出版社さんからは、息子がここまで冷静に自分の内面を見つめられるようになった子育ての秘訣を、親の視点から書いてほしいと言われています。息子が小さかった頃にくらべますと、現在は専門家によるたくさんの育児書や当事者の書かれたHOW TO本がたくさんあります。どれも非常に素晴らしく、役立つ内容ばかりで、今さら専門家でもない私が書いた本など不要ではないかと悩みました。  けれど、編集者さんから「幹之佑さんの本では、ご家族や工藤先生をはじめとした教育関係者、医師など、たくさんの方からサポートがあったことが分かりました。19歳の今の息子さんが笑顔になれる環境を整えたのはご両親です。その経験を書いた本は、必ず誰かの役に立ちます」と言われて、覚悟を決めてお引き受けすることにしました。  私たち家族にとって、はちゃめちゃな息子の特性があればこそ生まれた素晴らしい出会いもたくさんありました。本書には数々の素晴らしい専門家やプロフェッショナルの方々のお名前を出させてもらっていますが、すべて息子がつないでくれたご縁です。  失敗もたくさん繰り返し、涙したことも多々ありますが、今振り返ると、そんな日からの数多くの学びを得て、生きる意義を考え、自らの人生を豊かにすることにつながったように気がします。  そんなふうに私を楽しませてくれた息子に敬意をあらわし、本書では「発達障がい」という言葉を使わずに、「特性のある子」「難しい子」といった言葉を使います。私自身が19年間の子育ての日々の中で、息子に対して私ができる限り使うようにし、何より周りの人からも息子に対して使ってほしかった言葉だからです。  息子が『死にたかった発達障がい児の僕が自己変革できた理由』を世に出した理由と同じように、今も日本のどこかで頑張っているもう一人の私に寄り添えるよう、心をこめて書いたつもりです。読んでくださる皆さまのお役に立てることができたら、これほど嬉しいことはありません。
  • 一生幸せなHSCの育て方 ー「気が付き過ぎる」子どもの日常・学校生活の「悩み」と「伸ばし方」を理解する
    3.3
    5人に1人入る「敏感な子」のこんな悩みを解決します! ・人が悲しんでいると自分も悲しくなる ・怒る先生が怖くて学校に行けない ・人前で話すのが苦手 ・主張が強い子に好かれて、嫌なことを断れない
  • 「勉強しなさい!」と言わない子育て 学ぶ力の育て方  ー「教えない授業」のエッセンスを家庭へー
    3.0
    子どもたちに自律して学ぶ力を身につけてほしい。 そう願っていても、スマホを触りながらサボっている姿を見ると心配になってしまいますよね。そんな姿についつい、「勉強しなさい!」と言ってしまったことはありませんか? 変化の激しいこの時代、自分をアップデートしていくための学びは、大人になっても必須です。でも、保護者がずっと子どもの側で、「勉強しなさい」と言い続けることはできません。必要な学びを自分で考え、取り組んでいかなくてはいけないのです。 自分で考え、決めて、行動に移す=自律性は、先生や保護者に言われるままに行動していては身に付きません。すぐに身に付くものでもありません。 そう頭ではわかっていても、「●●しなさい!」が我慢できない。そんな保護者や先生方の悩みに、自律した学習者を育てる「教えない授業」の実践で注目されている山本崇雄先生が応えます。 本書は、「架空の家族」と山本先生の対話形式。保護者や先生方の悩みを、この「架空の家族」の悩みの中に投影し、山本先生が応えていきます。 家庭でも学校でも「教えない授業」のエッセンスを取り入れ、変化の激しいこの時代に自分をアップデートしながら自律して学ぶ人材を育てていきましょう。
  • 親に知ってもらいたい 国語の新常識
    -
    「国語のこと、ぜんぜん知らなかった!」 これからの時代に求められる「一生ものの国語力」が身につく、まったく新しい国語入門。 新学習指導要領、SDGs、PISA、GIGAスクール構想…… 教育環境が複雑化する中、「国語」を取り巻く状況が今、大きく変化しています。 ・今、学校では国語をどう教えているの? ・そもそも「国語力がある」ってどういうこと? ・国語の評価の観点が変わった? ・学校で文学を読まないって本当? ・思考力を育むにはどうすればいい? etc. 本書では、灘中学校・灘高等学校国語科教諭と 17万部ベストセラー『子育てベスト100』著者が 国語の「新常識」をわかりやすく解説。 親のマインドセットをアップデートするために必読の一冊です。 小学生・中学生・高校生の保護者のみならず、 教員・学生・ビジネスパーソンにもおすすめ! 【本書の特徴】 ◎対話+実践+Q&A形式で読みやすい! ◎世界標準の教育プログラム「国際バカロレア」など、国語に関する最新情報が満載! ◎家庭で楽しみながら取り組める「問いづくり」実践を収録!
  • スマホを持たせる前に親子で読む本 :子育て中のネットメディア研究者が教える
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    わが子を“炎上”させたくない保護者必見! SNS・AI時代の「人の心のあり方」「どう生きるか」を学び、考える。 ストーリーからひもとく、科学的データにもとづく「ネット空間の歩き方」 被害者にも加害者にもならないために! 親子で考えたい「人類総メディア時代」のネットの歩き方 * * *  SNSに動画を投稿したり、自分の気持ちを文章で発信したり、アイディアを世界に広げたりすることも、スマホひとつでできてしまいます。  こうした変化はとてもすばらしいことです。  けれどその一方で、ネットにはウソや人を傷つける言葉もたくさんまぎれています。また、他人と自分を比べて自信をなくしたり、思いがけずトラブルに巻きこまれたりすることもあります。  これらの問題は、ただ「スマホが悪い」「SNSが怖い」と片づけられるものではありません。  そこには、私たち人間の心のあり方――「どう伝えるか」「どう向き合うか」「どう生きるか」といった、人としての土台が大きく関わっています。  つまり、スマホやSNSの使い方を学ぶことは、「人間としての力」を育てることにもつながっているのです。  私は大学でSNSやインターネットの研究をしている学者ですが、家では三人の子ども(10歳、2歳、1歳)を育てているお父さんでもあります。  スマホをいつから持たせるか、どんなルールを作ればよいか、いつも悩みながら試行錯誤しています。  この本では、研究と子育ての両方の経験をもとに、子どもたちが安全に、楽しくネットとつき合えるヒントを紹介していきます。  この本は、小学生~高校生のみなさんに向けて書いています。  でも、できればおうちの人といっしょに読んでもらいたいと思っています。スマホやネットを安心して使っていくには、子どもだけではなく、大人といっしょに考えることがとても大事だからです。  これからの社会を生きるみなさんが、スマホやネットの力を上手に使って、自分らしく未来を切りひらいていけるように。この本が、そのための第一歩になることを願っています。 (本書「はじめに」より) 【本書目次】 はじめに──スマホの時代を、どう生きる? 第1章 SNSが当たり前の世界 ①スマホやタブレットがあれば、だれでも発信者 ②SNSのメリットとリスク ③アテンション・エコノミーって、何? ④情報のかたより 第2章 ネットの言葉がナイフになるとき ①言葉のナイフって、何? ②ネットで起こるトラブル――誹謗中傷と炎上 ③加害者にも被害者にもなるかもしれない ④自分や友だちを守るために ⑤言葉でやさしいネットをつくろう 第3章 SNSが心に与える影響 ①インスタ映えの裏側で… ②海外ではすでに大きな問題に ③どうやって気持ちを守る 第4章 ウソやデマが広がるわけ──フェイク情報の仕組み ①フェイク情報って何? ②どんな被害があるの? ③フェイク情報はなぜ広がる? ④フェイク情報がつくられるワケ ⑤選挙や政治にも広がるフェイク ⑥私たちができること ⑦私たちにできる心がまえ 第5章 AI時代のフェイク情報――「withフェイク2.0時代」って? ①フェイク情報と生きる「withフェイク2.0時代」 ②フェイク情報がどんどん見分けにくくなっている! ③AIとどう共存する? 第6章 SNSのうまい話にはワナがある? ① SNSで普通の子が悪いことに巻きこまれる? ②じつは犯罪だった…危ないバイトの正体 ③どうして抜け出せなくなるの? ④だまされないためにできること 第7章 明日からどうする?――安全にネットとつきあうために ①リテラシーを身につけよう! ②誹謗中傷の被害者にも加害者にもならないために ③SNSで他人と比較して悩まないために大切なこと ④「楽してもうかる話」にはウラがある ⑤みんなでつくる、よりよいインターネット社会 あとがき 付録1 誹謗中傷を防ぐ・対処するためのチェックリスト 付録2 情報を見極めるためのチェックリスト 付録3 相談できるところのリスト 付録4 用語集
  • こどもスマホルール ー賢く使って トラブル回避!
    4.0
    自由放任も、ガチガチに縛るのもNG! 子どもが初めて補助輪を外して自転車に乗るときみたいに、 そっと後ろから支えてあげる「家庭のルール」が必要です。 おもわぬ落とし穴にはまって、 いじめや犯罪の加害者、被害者にならないように、 安心安全、賢くスマホが使える練習をしましょう。  私たちは今、高度情報化社会を生きています。情報化はコロナ禍でさらに加速し、遠隔医療、キャッシュレス決済、ネット通販、リモートワーク、オンライン授業など、私たちは日々、インターネットの恩恵を受けています。  大人もそうですが、子どもたちも小さい頃からデジタルデバイスを通じて、ネットにつながる世界となりました。  文部科学省は近年、「主体的・対話的で深い学び」を提唱しています。誤解を恐れずに書くと、これまでと教育の方法とは真逆の考え方です。1人1台情報端末を持ち、議論し、プログラミングに取り組む。自分で考え、表現させるためです。  ネット、スマホの存在感が高まり、どう付き合うかは子どもの大きな課題です。本書では、保護者が「子どもにスマホやネットにどう関わらせられるか」を一緒に考えます。  子どもは自転車に初めて乗るときに、転んだり、倒れたりして痛い思いをして覚えながら次第に乗りこなしますが、「ネット依存」「自画撮り被害」「誹謗中傷」「ネットいじめ」などのネットでの失敗は子どもの一生を左右します。 「スマホやネットを自由に使わせ、失敗から学ばせろ」、つまり100パーセント自由派には断固反対です。100パーセント自由派はかっこよいですが無責任です。  「スマホやネットは危険だから大人になるまで使わせない」、つまり絶対ダメのゼロ派も無責任です。今の時代にスマホやネットを使いこなせないことは大きなハンデです。スマホネイティブ世代には、ネットもリアルも両方大切です。そういう時代の作法や流儀、対処を身に付けていくことは、もはや「品格」です。  これからの時代は、ネットやネットを「品格を持って」「正しく怖がり賢く使う」、そういう姿勢が求められます。100でもゼロでもなく、30か、50か、80か、大人と子どもで試行錯誤していくしかありません。残念ながら、歴史上のどこにも、世界中のどこにも、この経験の答えはありません。私たちが作っていくのです。
  • 真剣に生理の話をしよう :子どもの自立につながる月経教育
    -
    月経を正しく学ぶと子どもは自立する! 金メダリストなどもサポートしてきた著者が、 誰でも今すぐできる「月経教育」の始め方を伝授。 -------------------------------------------------------------- ・10代から50歳ごろまでの女性には毎月生理(月経)があります。 ・それは健康の証。特別なこと、恥ずかしいことでもなく、当たり前のことです。 ・3ヵ月以上月経が来なかったら、脳からのサインかも。すぐに受診しましょう。 ・月経がつらかったり、普段と違うことがあったりする場合も、受診しましょう。些細なことでも構いません。 ・月経と上手に付き合うために、普段から記録して、自分を知ることが必要です。 ・自分のからだを知ることで、自立し、成長することができます。 本書で提唱する「月経教育」をかんたんにまとめると、こういうことです。 でも、これだけでは月経教育は半分しか完成しません。 あと半分は何でしょう。それは、子どもと大人が、気軽かつ当たり前に、月経についてオープンに話し合うことができるようになることです。 子どもたちのよりよい人生のために、真剣に生理の話をしよう。 性別に関係なく、みんなで。今日から。 そのために大人ができることを、この本でお伝えします。(本書「はじめに」より) -------------------------------------------------------------- 【本書もくじ】 はじめに ―月経について知ることが、よりよい人生につながる理由 第1章 いま「月経教育」が必要な理由 1「月経教育」のファーストステップ 月経についてどう捉えていますか? 月経教育の基本=「月経が来てよかった」と思えるようになることです! 2「月経」についてのよくある誤解 性別に関係なく、月経についての誤った認識があふれています 大人が月経を理解していないと、子どもは悩みを打ち明けられません! 一人で対応しようと思わなくても大丈夫です(特に男性) 月経の感じ方は人それぞれです 「ピル」や「鎮痛剤」は、強い味方になります 3「月経教育」の最終目標 月経教育の「最上位目標」は子どもの「自立」です! 私が見た、月経教育で自立したジュニアアスリートたち 第2章 今さら人に聞けない「月経」の基本 1「月経」の基本を知ろう 女性の体内では約1ヵ月で「3つの周期」+「月経」のサイクルが繰り返されています 初経は「成長スパート」の約1年後にやってきます 月経には主に2つのホルモンが関わり、ホルモン分泌は3つの器官で調整されています 月経は「脳」がつかさどっていることを理解することが重要です 女性の月経期間中の心身の変化には「ホルモン」も強く影響しています 2 月経と女性の体に起きる変化の関係 月経周期において、女性の体温は顕著に変化します 風邪を疑うほど体温が上がる人もいます ホルモンが心身に不調をもたらすこともあります 月経痛は若年から、PMS は成長につれ現れる人が多いです 月経随伴症状がつらい場合は、ためらわずに受診しましょう 第3章 「月経教育」をしよう(1) ―基本編 1「月経教育」をおこなうためのマインドセット 「自分で決断」できるようになることを目指します まずは自分で状況を説明できる力を育てましょう よくも悪くも子どもは大人の言う通り行動しがちです とんでもない思い込みをしている子どももいます(=ゼロから教える必要性) 「子ども最優先」で考えれば、何が必要か見えてきます 大人みんなで月経教育をしましょう 2 月経を「見える化」しよう 女性でも意外に正確な「月経周期」の数え方を知りません 月経周期を記録しましょう(誰かと一緒にやるのがコツです) 慣れてきたら月経の「状態」を記録していきましょう 「基礎体温」も記録していくのがベストです 基礎体温は「婦人体温計」で計測します スポーツをしている子どもは体重も記録していくとなおよいです 不調の場合は、「セルフチェックシート」に症状を書き出してみましょう 記録したデータは大人が定期的にチェックしフィードバックしましょう 3子どもの「相談力」を高めよう 月経について「助けて」と言える子どもを育てるコツがあります 男性でもできるサポートはたくさんあります 完璧を目指さず、できることからゆるくはじめてみましょう 4「病院に行く」を当たり前にしよう 医師とつながるのも「月経教育」の大きな目標です 月経についての受診ですぐに内診することはありません 婦人科の医師も「何かあればすぐに受診してほしい」と願っています 大事なのは、「何をどうしたいのか」子ども自身が医師に自分の状態を伝えることです 第4章 「月経教育」をしよう(2) ―対処編 1 痛みがある場合の対処法 基本は血行を改善することです 鎮痛剤の服用は悪いことではありません ジュニアアスリートの場合は禁止薬でないか必ず事前確認してください 2 ピルを使った月経調節 ピルは「怖い」というイメージはつくられたものです 欧米ではピルは一般的で、アスリートにも浸透しています ピルには種類があり、使用する目的に合わせて選択します 継続して服用する方法と、一時的に服用する方法があります ピルには副作用があります 使用するなら月経調節をしたい時期の3ヵ月前から使いましょう ピルの服用によりパフォーマンスが落ちることはありません 3 月経期間中の「貧血」に気を付ける 「鉄欠乏性貧血」になりやすいです 倒れなくても貧血になっていることがあります 食事や睡眠などが重要です 第5章 「無月経」の怖さを知ろう 1最大級に警戒すべき「無月経」 正常な月経周期は「25~38日」です 無月経は、体が生命活動を優先し生殖活動を止めている状態です 無月経は「骨」をもろくし、最悪「骨粗しょう症」に至ります 10~20代女性の骨密度の低下は、一生に悪影響をもたらします 無月経はすぐには回復しません 「競技をやめれば無月経は回復する」という割り切り方は危険です 2 無月経の防止と対処 消費した量のエネルギーは必ず補充してください 体重増加を怖がるジュニアの選手たちに伝えることがあります エネルギーの「好循環」がパフォーマンスをあげます 食事制限から摂食障害になることもあります どうしても減量しないといけない場合は「ゆるやか」にしましょう 保護者や指導者は「ストッパー」を自覚しましょう 異変がある場合はメンタル面も診てもらえる病院をおすすめします 「3主徴」から「RED-S」の時代に変わっています おわりに ―月経教育がひらく未来

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