作品一覧 2023/04/07更新 死にたかった発達障がい児の僕が自己変革できた理由 ー麹町中学校で工藤勇一先生から学んだこと 試し読み フォロー 発達障がいのわが子が笑顔で自律する育て方ー 特性とともにしあわせになる55のヒント 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 西川幹之佑の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 死にたかった発達障がい児の僕が自己変革できた理由 ー麹町中学校で工藤勇一先生から学んだこと 西川幹之佑 著者は、父方が4代続けて東大を卒業している名家に生まれたが、ADHD、ASD傾向、学習障がいを併発し、中学校入学まで「超問題児」で毎日死ぬことばかり考える日々を送っていた、執筆時点では大学生の西川幹之佑氏。そんな著者が、千代田区立麹町中学校に入学し、独自の教育に取り組んでいた工藤勇一校長と出会って「...続きを読む自己変革」できた経緯などについて、同じような悩みを持つ人の役に立てればという思いで、振り返る。 工藤校長の目的志向型で生徒に真正面から向き合う教育についても、また、それを受け止めて大きく成長した著者についても、率直にすごいと思った。発達障がいにはグラデーションがあり人により状況はそれぞれなので、安易に一般化はできないとは思うが、発達障がい児への教育の在り方(あるいは発達障がい児本人の育ち方)の1つのモデルケースになるのではないかと思う。 発達障がい児が学校生活等においてどのように感じているのかということについても理解が深まった。わかっているのに言葉や行動でなかなか表現できずに真意が伝わらないもどかしさや、「赤ちゃん言葉」で接することなどによりいかにメンツやプライドが傷ついているのかといったことに思いが至った。発達障がい児の自尊心の尊重ということが重要だと認識した。 また、「自律」や「最上位目標」という考え方など、本書には、発達障がい者に限らず、よりよい人生を送るためのヒントが散りばめられていると感じた。 本書は母親や編集者と協働しながら執筆したとのことだが、著者の伝えたいことがよく伝わってくる良書である。 Posted by ブクログ 死にたかった発達障がい児の僕が自己変革できた理由 ー麹町中学校で工藤勇一先生から学んだこと 西川幹之佑 素晴らしい。全編感動と目からウロコだったけど、「人生は負け戦が9割…だけど…」という結びに勇気を貰う。我が子の発達凸凹について知りたくて読み始めたが、どっこい自分の生き方への勇気を貰えた。 Posted by ブクログ 死にたかった発達障がい児の僕が自己変革できた理由 ー麹町中学校で工藤勇一先生から学んだこと 西川幹之佑 自律した生徒とは、一人ひとりが当事者意識をもち、対立やうまくいかないことにぶつかっても、どうしたらその問題を解決することができるかを考え、他者と協力しつつ解決できる生徒である。 本当の聞く力とは何か。黙って大人しくマナーを守っていれば、本当に聞いたことになる?本当の聞く力とは、話の内容の中から一...続きを読む番大切なことを見つける力。落ち着くために、立ち歩くこともある。 何かを決める時に、意見の対立が起こるのは当然。うまく乗り越えるためには、自分自身の感情のコントロールが必要。 Posted by ブクログ 死にたかった発達障がい児の僕が自己変革できた理由 ー麹町中学校で工藤勇一先生から学んだこと 西川幹之佑 めちゃくちゃよかった。 発達障害の人が考えていること どうやって向き合ってきたか ぎゅっとつまった一冊。 共感しながら読むところも多かった。 ①工藤先生の教育の最上位目標である、「自立した生徒」とは、「はじめに」でも述べたとおり、一人ひとりが当事者意識をもち、対立やうまくいかないことにぶつかっても...続きを読む、どうしたらその問題を解決できるか考え、他者と協力しつつ解決できる生徒のことです。p71 ☆明解。ここがぶれないから、生徒はついていくんだなと思う。 ②夢は叶うとは限らないけれど、夢に向かって走った人にしかチャンスはやってこないんだよ。p91 ☆工藤先生の言葉。力があるなあ。 大きなチャンスをつかむためには、日々の小さな選択を大切にすること。 チャンスの話 タイムマシン、クエスチョン(20歳になったときの自分は、どんなことをしていると思う?) 手段と目的を間違えるな 多数決が正しいとは限らない どうすればよいと思う? こういう、小さなお話をいつでもどこでもできるようにしておきたいものだ。 ③「感情をコントロールする」ということは、「自分がどんな場所でおこるのか、自分の気持ちを正しく知ることであり、その気持ちをよりよい形で自分以外の人に表現することができることp106 ☆アンガーマネジメントの具体的な方法も書いてあった。これについてはもう少しよく学んで、伝えられるレベルにしたい。 ④工藤先生のように真正面から向き合ってくれる人には、僕のような発達障碍児でももっともっと伝わるように努力しようと頑張れます。p112 ☆ぐっとくる言葉。いつもやっていることに目が向きがちだが、原因は別のことにあることも多い。この言葉から学ぶことは非常に多い。 ⑤誰かがよい行いをしたときに、あの子はいい子ぶっているとか、内申点を上げたいだけだ、とか、こころのもちようを判断しがちだけれど、大切なのは行動なんだ。行動の積み重ねが大切だから、周りの人の意見は気にせず、自分が信じるように行動すればいいんだよ。p124 ☆工藤先生は、「人によっては、よいといわれる行動をしないという選択もありだよね。自分以外のだれかがしない選択を認めることも大切なんじゃないかな。」ともおっしゃったそうだ。行動が大切。 ⑥嫌いな人がいるのは悪いことじゃない。差別する心は簡単に消せるものではないけれど、差別しない行動だけは意識すればだれでもできるようになる。p126 ☆ここでも行動が出てくる。心でなくて、行動。この、わかりやすさがいい。 ⑦筆記用具にとことんこだわる。p168 ☆わかるなあ。同じ2Bって言ったって、全く違うものね。 きれいに消える、書き方鉛筆2Bトンボ 消しゴム オムニプラス シャーペン フレフレオプト 芯 MONO-WX 濃い目のHB アインシュタイン ぺんてる ⑧ビジョントレーニング ☆取り入れたい。 ⑨人の心の中はかんたんにわからない。でもよい行動はすぐに分かる。p186 ⑩あいさつの秘訣p187 1先手必勝 2相手に聞こえる声で 3返されなくても腹をたてない ☆3,とか、絶対教えたい!! ⑪学校ではよく、「おこることは悪いこと」と教わりますが、正しくは「キレることが悪い」であって、 「怒ることは悪いことではない」と子供たちに伝えるべきだと思います。p214 ☆正しく怒るために、怒りレベルを自覚させることは大切。キレる前に。そして、そのレベルに来た時にどう行動するか決めておく。「指針」を意識したら、少し落ち着いて過ごせるようだ。 Posted by ブクログ 死にたかった発達障がい児の僕が自己変革できた理由 ー麹町中学校で工藤勇一先生から学んだこと 西川幹之佑 工藤勇一先生 最上位目標 ①偏っておらず、狭い価値観や意見ではないこと(親からのぞまれて) ②自分だけでなく、人のためにもなること ③結果的に社会もよくなることではあるが、高いだけあってすぐに叶うものではないこと ④もし叶わなくても、そのことで自分を責めたり、誰かに責められたりするものでもないこと ...続きを読むマインドマップ 「なぜ自分は〜ができないのか」理由と考えられることを書く。問題点をカテゴリー分け(テクニック、目標など)難易度で順番。 自分の頭で考え、行動すること。本当にすごい人は誰かのために頑張れる人。誰かのためになることをするというのは、天に貯金をすることだよ。 Posted by ブクログ 西川幹之佑のレビューをもっと見る