ライトノベル - 完結作品一覧

  • 没落伯爵家のご令嬢は、嘘の溺愛に気付かないふり(1)
    完結
    -
    伯爵家の令嬢レイチェルは、母が亡くなった後、錬金術師の父親も失踪したので当主となった弟を支え、家が没落しないように父親から学んだ錬金術で仕事をして、なんとか伯爵家を存続していた。 そんなある日、レイチェルに公爵家次期当主のエドガーから縁談が舞い込む。 分不相応な結婚に疑いつつ、家のことを考えてレイチェルはその縁談をうけることにした。 仕事で王宮に出入りするエドガーは日々多忙だが、レイチェルに優しく、実家の伯爵家に援助もしてくれている。 レイチェルへの気遣いも完璧で、二人きりになれば甘く蕩かされ、言葉でも体でも愛されていることを実感させてくれた。 レイチェルは、いつの間にかそんなエドガーを好きになっていた。 しかしある夜、エドガーが近衛兵と密会していることに気がついたレイチェルは、どうしても内容が気になって話を盗み聞きしてしまう。 なんと、エドガーがレイチェルの失踪した父親を探しており、さらにはレイチェルの父親は殺人犯だという話で――!? 愛されていると思っていた時間は、エドガーにとってはただの仕事だったということ。 困惑と動揺がレイチェルを襲うが、犯罪をおかしたのであれば娘である自分を利用して捜索されるのは仕方がない。 それに、エドガーが父親を捕まえてくれれば再会することもできるはず……。 レイチェルが聞いていたとは知らないエドガーの態度は変わらず甘いが、嘘の溺愛に気付いてしまったレイチェルが選んだ道は――。 作者より 切なめスタートから筆者も驚くほど早く立ち直ったヒロインと、そんなヒロインに絆されないように気をつけつつも惚れてしまう甘いヒーロー。 二人が心を通わせて本当の夫婦になるまで、見守っていただけますと幸いです。 『没落伯爵家のご令嬢は、嘘の溺愛に気付かないふり(1)』には「一 甘い初夜」~「三 原理原則」までを収録
  • 王弟殿下の婚約者になりました~獅子と狼に挟まれて大変です~(1)
    完結
    -
    公爵令嬢マーリアは国王ヨアヒムの婚約者として、王妃になる予定だった。 しかし隣国との同盟のためにその国の姫を迎え入れることになり、マーリアと国王の婚約は解消された。 だが、今まで争ってきた隣国の姫を王妃とすることに国内から反対の声が上がり、国内貴族との結びつきを強めるため、マーリアは元婚約者(国王)の弟であるレオンハルトと結婚するよう命じられる。 幼い頃、魔獣に襲われたマーリアをレオンハルトが助けてくれた時から何かと無鉄砲なレオンハルトに世話を焼いており、まるで姉弟のような関係を築いていたため、レオンハルトと一緒になることに戸惑うが、二人の距離は徐々に近づいていった。 そんなある日、人を襲う魔獣について調べるため視察に訪れた泉で、聖獣と呼ばれる獣に出会う。 狼によく似た白く美しい獣は、レオンハルトこそが王にふさわしい存在だと言って力を与えようとするーー。 作者より ヒロイン、ヒーロー、どちらも自分の置かれた立場をよく理解し、自分の気持ちは後回しにする性格です。 特にヒーローはその傾向が強く、ヒロインをやきもきさせます。 そんな彼がヒロインの婚約者となりどう変わっていくか…お楽しみいただければ幸いです。 『王弟殿下の婚約者になりました~獅子と狼に挟まれて大変です~(1)』には「プロローグ」~「第二章 第二王子の婚約者」までを収録
  • 夫に裏切られた妻は今日も美味しいマフィンを焼く(1)
    完結
    -
    王都の下町で、小さいながらも人気があるマフィン屋を営んでいるウーシアは怒り狂っていた。 彼女の夫は幼い頃から一緒に育った相手で今はしがない冒険者をしているが稼ぎは少なく、ほとんどウーシアが養っている状態だった。 それなのにある日、久しぶりに夫が帰ってきたと思ったら、女を連れてきたのだ。 どうやら冒険稼業中に浮気した相手らしく、しかも夫の子供を妊娠しているという。 話を聞き、その子に責任を持てと離婚を切り出したウーシアだが、なぜか夫は離婚をしたくないと言い出す始末。 夫と相手の女を家から追い出し、荷物を放り投げ、すぐさま弁護士を立てたがなかなか応じてくれない。 将来的への不安もあるため、副業として自宅の庭に立つ離れを賃貸として貸し出すことにした。 そこで知り合いから入居希望者として、騎士のルーカスを紹介される。 若くて容姿もよく、将来有望の実力を兼ね備えているその騎士を断ろうとしたが、彼には二歳になる娘・アンナがおり、どうやら一人で娘を育てていて大変らしい。 なにやら訳アリで苦労しているというルーカスとアンナに、ウーシアは離れを貸すことを決めた。 そして生来の面倒見の良さからと何かと世話を焼いてしまい、アンナにとても懐かれてしまい……。 作者より 夫の裏切りに遭いながらも強く逞しくマフィン屋を営み生きているヒロイン。 彼女が周りの温かい人たちに見守られ、そして新たな出会いをし、幸せになる物語です。 『夫に裏切られた妻は今日も美味しいマフィンを焼く(1)』には「プロローグ 夫に裏切られた妻は今日も美味しいマフィンを焼く」~「第八話 決別の言葉」までを収録
  • 新装版PROJECT☆3510
    完結
    -
    冴えない大学生の田中尊(たなかみこと)は、バイト先の憧れの先輩、聡美に告白もせずに失恋してしまう。 そんな尊の前にヘンな女の子が現れ、バレンタインチョコを渡された尊は、失恋の痛手から、 それをヤケ食いしてしまい…なんと彼も「女の子」になってしまった!! 果たしてミコト、いや尊は元に戻れるoのか?そして変な女の子の正体は…? 原案栗谷栄那、そして入深かごめと千之ナイフタッグによる「TS百合」ラブチューン!! (本作は2017~2022年にDLsite.及びkindle版で配信されたもののリブート版です) ※本作は入深かごめの個人誌作品の電子書籍版となります。
  • 偽りのスパイは王太子の檻に囚われる(1)
    完結
    -
    伯爵家の養女であるスィスィアは、義父に虐げられメイドとして暮らしていた。 しかし、実はスィスィアは過去の内乱の首謀者である大公の隠し子であった。 ある日突然、呼び出され王太子ウィルの婚約者候補になった。 それは王国反乱軍のメンバーであった義父である伯爵から「王太子をたらしこめ。できないなら暗殺せよ」と媚薬と毒薬を渡され、反乱軍のスパイとして貢献することを命じられたのだ。 内乱で母を亡くした過去から、もう二度と戦争など起きてほしくないと願うスィスィア。 自分が王太子を殺して悲しい戦争が回避できるなら…と命令通りに王太子ウィルの毒殺を目論んだものの、あっさりと見破られてしまう。 情けなくなり泣き出すスィスィアの事情を聞いたウィルは、このまま婚約者を続けスパイのふりを続けることを提案した。 反乱軍にウィルと結婚したと思わせ二重スパイとなれば、王家への反乱者を捕まえ戦争を防ぐことができる。 スィスィアは、胡散臭いと思っていたはずのウィルの言葉を信じ、その提案に乗ることにした。 「じゃあ、早速、既成事実でも作ろうかな」 結婚は反乱軍を騙す嘘のはずでは!? 驚き抵抗するスィスィアだが、ウィルに言いくるめられ、あれよあれよと乙女を捧げ、激しい快感に襲われることに……。 二重スパイとなり、自分の役割をこなすため頑張ろうとするスィスィアだが、甘く優しく接してくるウィルにどんどん惹かれていき――。 この作品は「偽りの双子は愛欲に溺れる」に登場したウィルのストーリーですが、前作を未読でもお楽しみいただけます。 作者より ウィルのスピンオフはいつか書こうと思っていましたが、こうして書籍化が叶いとても嬉しいです。 ドストレートに告白してるのにヒロインが恋愛化石すぎて全く響かないポンコツ、というシチュエーションも大好きです。 お楽しみ頂ければと思います…! 『偽りのスパイは王太子の檻に囚われる(1)』には「既成事実」~「初めての『既成事実』工作」までを収録
  • 親友に好きな人を奪われた私は運命の相手を見つけることができました(1)
    完結
    -
    目の前で執り行われているのは、かつての親友と、自分が恋をした男性の結婚式――。 子爵令嬢であるハリエットは十五歳から四年間貴族が通う、王立学校の二年生。 入学式の際、迷子になっていたメアリーを助けたことがきっかけで彼女とはあっという間に親友と呼べる仲になっていた。 ハリエット達が一年生のある日、困っていたところを二人の男子生徒に助けてもらった。 メアリーの兄、マイルズとその同級生のニコラスだ。 ハリエットは優しい雰囲気のニコラスに一目惚れし、上の空になってしまう時間が増えていたのだが、それに勘付いたメアリーが二人の仲を応援すると言って、四人での昼食の約束を取り次いでくれた。 それからは四人で過ごす時間が増えたのだったが、ハリエットは何か違和感を覚え始める。 それは、応援すると言ってくれていたメアリーが、ニコラスと二人だけで会話をしている時間が増えていたことだった。 四人で居るのに、ペアが二つ。 そんな時間が日に日に増えていく。 そして、一年生も終わろうとしていた時期にメアリーに呼び出されたハリエットは、ニコラスと婚約することになったとメアリーから告げられた。 そうして結婚式に参列したハリエットだったが、心から親友を祝うことは出来ない。 せめて二人の幸せを邪魔せぬようにと、式が終わった後は黙って帰ろうかと思っていたのだが、メアリーに呼び止められ謝罪を受けるハリエット。 否が応でも謝罪を受け入れなければならない雰囲気だったが、その時に助けてくれたのがメアリーの兄マイルズだった。 彼もまた、メアリー達に振り回されていた被害者だったのだ。 気まずさもあってマイルズにしっかりしたお礼も言えなかったことが心残りだったハリエットだったが、それから二年がたち最終学年に。 就職活動のため王宮の見学会に参加したのだが、案内してくれる彼は容姿が変わっているがどうも知っている人物のようで……? 彼は髪の毛の癖や色、瞳の色が以前と全く変わって別人のようになっているが、間違いなくマイルズだった。 どれだけ見た目が変わっても、運命の相手は見つけることが出来る物語――。 作者より これがデビュー作になります。 ニュースなどで気分が落ち込んだ時に読んでほっこりしてもらえたらいいな、と思いながら書きました。 ベタ甘大好きです。 『親友に好きな人を奪われた私は運命の相手を見つけることができました(1)』には「一章 好きな人と親友が婚約した 四人の出会い」~「一章 好きな人と親友が婚約した 男側の事情」(前半)までを収録
  • 真面目な悪役令嬢はヤンデレから逃げられない(1)
    完結
    -
    バーンスタイン公爵家の一人娘であるイリスは、十歳のある朝、気付いたことにショックを受けていた。 「真面目だけが取り得なアラサー女子が悪役令嬢イリス・バーンスタインに転生するなんて……」 どうやら乙女ゲームの世界に転生してしまったようだ。 しかも序盤までしかプレイできなかった乙女ゲームに。 しかもイリスとして生きてきた記憶がない。 侍女に話を聞こうとするも、これまでの侍女に対する扱いがあまりにも酷かったようでみんな怯えてしまっている。 そんな状態なのに、半年後には二つ年上である王太子アルフレッドとのお見合いが控えているという。 イリスの父であるバーンスタイン公爵は、娘の記憶喪失は伏せたまま参加させる意向で、完全に逃げ場がなくなってしまった。 不安でいっぱいになりながらもお見合いに挑むイリスだったが、紳士的に迎えてくれたアルフレッドのおかげで気持ちが楽に。 そして、自身の緊張が解けていくにつれてアルフレッドの体調が優れないことを察するのであった。 イリスは前世の記憶からいろいろとアドバイスをすると、それを実践したアルフレッドの体調はみるみる回復した。 アルフレッドは調査をしていたため、イリスが評判通りの性格だということを知っていたが、どうも様子が違うイリスに興味を持つーー。 悪役令嬢としてのバッドエンドを回避しつつ、アルフレッドとの婚約も回避して平穏な生活を送りたかったのだが、原作通りアルフレッドの婚約者になってしまうイリス。 監禁、追跡魔法も合法的に鮮やかに行ってしまうヤンデレ王太子から、真面目な悪役令嬢は逃げられない!? 作者より ヤンデレ好きの私が、自分好みのヤンデレを思いのままに書いた作品です。 ヤンデレ好きな方もそうでない方も、少しでもヤンデレの魅力を感じていただけましたら大変嬉しく思います。 『真面目な悪役令嬢はヤンデレから逃げられない(1)』には「第一章 転生」~「第五章 婚約と初めてのお友達」(前半)までを収録
  • 熱烈求婚してきた旦那様は私のことだけお忘れのようです(1)
    完結
    -
    「お前は誰だ?」 目が覚めた旦那様のフレデリックが訝しげな目をしながらミラルーナを頭のてっぺんからつま先まで眺め回すように見ていた。 とある事情で出会った公爵令息フレデリックから、出会ったその場で求婚された。 なんだかんだと言いくるめられフレデリックの押しの強さに負けて結婚したミラルーナだが、結婚してからもフレデリックにひたすら毎日甘く愛される新婚生活を送っていたはずだったーー。 貧乏な男爵家の令嬢ミラルーナは、世間に必死に隠してきたが「魅了」の魔力を持っていた。 ある日、それを知った公爵令嬢のリンゼイに、魔法のことも黙っているし借金も返してあげる代わりに婚約者を魅了して婚約破棄させるよう手助けしてほしいと依頼される。 しぶしぶ了承し、リンゼイとともにいざターゲットの公爵令息フレデリックと会うやいなやいきなり彼に求婚された。 魔法のせいだと思っているミラルーナだが、そうではないらしい……。 流されるまま、溺愛される結婚生活を過ごしていたはずだったが、ある日フレデリックが魔物の討伐で重傷を負い意識不明になってしまう。 目が覚めて安心したのもつかの間、フレデリックはなぜかミラルーナのことだけわからない。 そう、記憶喪失になっていた……。 作者より この作品は、私が初めて書いた長編のTL作品です。 最初は勢いで結婚することになった二人が色々な困難に直面し、絆を深めながら本当の夫婦になっていく……というお話を書きたいと思いました。 不慣れな部分も多いですが、楽しく読んでいただけると嬉しいです。 『熱烈求婚してきた旦那様は私のことだけお忘れのようです(1)』には「プロローグ」~「三章」(前半)までを収録
  • 成り行きで聖騎士に手を出した魔女が愛を知るまで(1)
    完結
    -
    十八歳になり独り立ちしたばかりの新人魔女であるティナ。 彼女の目の前には、ぐったりとして荒い息を吐いている聖騎士アルベルトがいた。 アルベルトの赤らんだ頬には隠し切れない情欲が滲んでいるというのに、まるで親の仇を見るような鋭い瞳でティナのことを睨みつけている。 まさに今、魔女の手によって望まぬ『欲の発散』をされようとしているのだから無理はないのだろう。 「くそ、っやめろ……この魔女が……」 「はいはい、おっしゃるとおり魔女ですよ。とりあえず一旦出しちゃいましょ」 そもそも魔女と聖騎士はお互いに相容れぬ存在なのだが、この状況に陥ったのにはある事情があった。 ティナが住む国の王女が、隣国の王子に媚薬を盛ろうと画策したことが全ての発端なのだ。 良識のあるティナは媚薬の調合依頼を断ったのだが、王子の行く末が心配になって夜会に忍び込んだ。 しかし、聖騎士であるアルベルトは魔女の気配を察知し、不法侵入者であるティナのことを捕えようと動いた。 事情を話しても信じてもらえなかったティナだが、王子に危機が迫っていることだけは伝えることができ、アルベルトは怪しい動きをしていた侍女を見つけ、見事にその危機を救ったのだが……。 その結果、媚薬はアルベルトにぶっかけられてしまったのだ。 事情聴取のため客間に連れて行かれたティアだったのだが、自身の身の潔白を証明するためにアルベルトの『欲の発散』を手伝うことを提案する。 聖騎士は強い魔力を持っているから、魔女であるティナにもメリットがあるとのこと。 そうしてティナはアルベルトの性欲を発散させるのだが、いつの間にか立場が逆転して……? 成り行きで聖騎士に手を出してしまった魔女は、本来魔女が知る事のないとされる愛を知ることになる――。 作者より 身体の関係から始まったふたりが少しずつ互いに惹かれていく、そんな話が書きたくて完成させたお話です。 身分も立場も価値観も違うティナとアルベルトの心境が、お互いのことを知っていくことによって少しずつ変化していくさまを楽しんでいただければ幸いです。 『成り行きで聖騎士に手を出した魔女が愛を知るまで(1)』には「そもそものきっかけ」~「ドルートでの生活と二度目の行為」までを収録
  • 冷徹無慈悲な副騎士団長は最愛の妻に罵られ踏まれたい(1)
    完結
    -
    子爵令嬢アビゲイルは、なぜかドM男性に好かれる体質を持っていた。 十七歳になり、いくつかの縁談を持ちかけられたアビゲイルはある男性とお見合いをしたのだが、彼はアビゲイルの塩対応に興奮し、痙攣しながらズボンの前を濡らしたのだ。 その光景を目の当たりにしてドン引きしてしまったアビゲイルであったが、それからというものどこから噂が広がったのか下僕希望の男性が近寄ってくるようになってしまった。 そんな生活が続いたせいですっかり変態に慣れ始めていたアビゲイルだったが、あと三カ月で成人となる十八歳の誕生日を迎える。 婚約者探しも佳境になり大規模な夜会に参加したのだが、化粧室に向かう途中に弾力と固さを感じるモノを踏んだ。 恐る恐る足を退けると、悶絶し床に転がっているのは、国中の誰もが知っている人物の第二騎士団副団長のウィリアムだった。 彼は二年前に国を揺るがせるクーデターをおさめた英雄であり、ブルックス公爵家の次期公爵だ。 アビゲイルはすぐに謝罪をしたのだが、当のウィリアムは踏まれたことに興奮し、顔を赤く上気させている。 まさか国の英雄がドMだとは夢にも思わなかったアビゲイルは、逃げるように夜会から去ろうとしたのだが、ウィリアムはそんな彼女を逃がさなかった。 そうして公爵家に迎えられることになったアビゲイルだったが、持ち前のポテンシャルの高さで妻としての責務を果たしていく。 その中には当然閨事も含まれるのだが、この二人の閨は一般的なものとは一味違って……? ドMに好かれるS令嬢と、ドMだけど時にSな一面を見せる冷酷無慈悲な副騎士団長のせめぎ合いな夜が始まる――!? 作者より 貴族令嬢としては背も体格も才能も、すべてが規格外なアビゲイル。高位貴族として生まれながら、騎士の道を選び、冷酷無慈悲と恐れられるウィリアム。 彼女を見守る優しい家族の深い愛情や、踏まれたい彼のちょっと拗らせた愛情表現、時にすれ違っても、母より贈られた「人として愛し、愛されることを考えなさい」という言葉を胸に、まっすぐにぶつかっていくふたりのエピソードを、笑って読んでいただけると嬉しいです。 『冷徹無慈悲な副騎士団長は最愛の妻に罵られ踏まれたい(1)』には「第一章 マッチョな騎士様を躾けます!? 1 年始めの夜会 二月一日」~「幕間 二月某日 紛糾する議会」(前半)までを収録
  • お嬢様はまたがりたい(1)
    完結
    -
    四大貴族カノンティール家のエーフィリナは、眉目秀麗で学業優秀の完璧なお嬢様。 常に大貴族としての仮面を張りつけているエーフィリナは、何事にも無関心な人間だった。 しかし、そんな彼女にも幼い頃から一つだけ強く興味を持っていることがある。 それは、男性の上に“またがりたい”という少し変わった性への興味だった。 ある日友人に誘われ怪しげなクラブへ行くことに。 いやらしい衣装に着替え、仮面をつけて拘束された男の中からお気に入りを選ぶ……。 初めての経験と異様な雰囲気に戸惑うエーフィリナだったが、好奇心には勝てず初めて男性の上にまたがってしまい、どんどんいやらしい気持ちに――。 そんな秘密の出来事の直後のこと。 エーフィリナは王命により政略結婚を通告され、同じく四大貴族であるオーランド家当主のレイドローグに嫁ぐことになる。 貴族令嬢として淡々と受け入れたが、顔合わせ早々にレイドローグから「子作りがしたい」と求められてしまう。 覚悟を決めていたエーフィリナはそれを了承するが、レイドローグに一つだけ条件を出した。 「主導権は私です」 エーフィリナが主導権を握るはずが、巧みに篭絡してくるレイドローグに翻弄されっぱなし……!? 作者より 攻めたいのに攻めきれないヒロインと、そんなヒロインを溺愛するヒーローの攻防戦です。 トラブルを乗り越えて、次第に表情豊かに大胆になっていく二人をぜひお楽しみください! 『お嬢様はまたがりたい(1)』には「一章 お嬢様は、イケナイことをする」を収録
  • 聖女は時の檻の中で、孤独な将軍の囚愛に堕ちる(1)
    完結
    -
    公爵家の養女として育ったオルテンシアは、桃色の髪に黄金の瞳というこの国では珍しい容姿のせいで、家族にも周りにも虐げられてきた。 しかし東西に分裂した国の争いが激化すると、オルテンシアはその見た目だけを理由に西軍の聖女として祭り上げられ、戦場に身を置くこととなった。 そんな中、敵対する東軍の将軍ランスロットと対峙したオルテンシア。 数多の武勲を立てた気高く寡黙な知将として有名なランスロットは、月のように美しく、品行方正ともっぱらの噂だ。 ところが、そんな彼にオルテンシアはあろうことか戦場のど真ん中、しかも人前で純潔を奪われてしまう――!? 捕虜となったオルテンシアは、毎日訪れるランスロットにただ抱かれ続け、抗うすべもなく感じ続けていた――。 しかし、何度も訪れる快感の中、哀しくも愛おしいとある記憶がオルテンシアの中に浮かび上がってきて……。 敵であるはずのランスロットを、こんなにも愛おしいと思ってしまうのはなぜなのか……。 そして、ランスロットがオルテンシアを囚えた真の目的とは――? 作者より 「運命の日」に必ず死んでしまう最愛の女性オルテンシアの命を救うために、永劫の時を輪廻し続け、長い時間を孤独に生きた結果、狂人となった青年ランスロットの最期の時の物語。 本編は常軌を逸した行動が目立ち、第三者がいる中でのRが多めですが、後日談は本来の優しい彼による溺愛ぶりが発揮されています。 作者テーマの「どんな(姿の)あなたでも愛してる」、愛する女性のために全てを賭けるヒーローは本作品も共通。 ランスロット将軍は本当の花言葉を使って口説きます。 お時間おありの方はぜひよろしくお願いします。 『聖女は時の檻の中で、孤独な将軍の囚愛に堕ちる(1)』には「最期の記憶 第一話 戦場での邂逅」~「第七話 在りし日の記憶」(前半)までを収録
  • 世界で有名なパイロットに見つかった結果、ひとすじの恋から極上の結婚がもたらされました。【分冊版】1
    完結
    -
    「やっと見つけた……! 迎えに来たよ!僕のフィアンセ」 陽菜がマッチングアプリでイケメン男性と会っている最中、突然そんな言葉とともにイケメンが現れた。彼はルイと名乗り、美しいブロンドの髪にブルーの瞳、すらりとした長身で日本語がペラペラだけれど明らかに日本人ではない陽菜の好みど真ん中のイケメンだった。 強引に手を引かれるがままついていき、ひょんなことから両親と住む陽菜の自宅に招くことになったが、両親はルイのことをなぜか知っていて、結婚の承諾をされてしまった。 初対面の人といきなり結婚なんてできるわけがない!でもこんなイケメンを逃したら次いつ会えるのか……。そう思った陽菜はひとまず一緒に暮らしてみることに。 そこから始まった、甘々な同棲生活。 ルイの想いがだだ漏れの至れり尽くせりの生活で、さらには胃袋もつかまれてしまった陽菜。 そして――、まさか職場も一緒!? 国際結婚&職場恋愛――イケメン王子様パイロットと恋愛運がないキャビンアテンダントの恋のお話。 『世界で有名なパイロットに見つかった結果、ひとすじの恋から極上の結婚がもたらされました。【分冊版】1』には冒頭~『第二章 極上の愛を捧げます』(前半)までを収録
  • 完全無欠の鬼隊長は実は怖がりでした(1)
    完結
    -
    しがない中流貴族の令嬢シェイラ・クラークは、人目を惹く容姿でありながら社交界で遠巻きにされていた。 その原因は二つ。『ゴーストが視える体質』と幼馴染の婚約者から『婚約破棄』されたこと。 父親同士の約束で幼い頃から婚約していたシェイラだったが、婚約者が名家のご令嬢に一目ぼれされたことをきっかけに、婚約破棄された。 とはいえ兄弟以上の感情を抱いていなかったシェイラは特に落ち込むことはなかったが、妹を慰めるために兄が王立劇場で話題の舞台に観劇に連れていってくれた。 その観劇の最中に、客席の上に「怪人」が現れ、舞台に照明が落下する事故が起こった。 翌日、突然クラーク家を訪ねてきたのは、華やかな容姿に似つかわしくない気配をまとっている「魅惑の鬼隊長」と呼ばれているラウルだった。 用件は捜査協力依頼だった。 そうして捜査に協力することになったシェイラだが、『鬼隊長』と恐れられるラウルが、ゴーストが苦手だということを知ってしまい……? ゴースト騒動をきっかけに急接近するツンデレ霊感令嬢とエリート軍人の、ラブコメ×オカルトミステリ! 作者より ヒーローはだんだん可愛くなり、ヒロインはどんどんカッコよくなるラブコメです! 完璧(かと思いきや?)なイケメンヒーローとツンデレなヒロインのじれじれラブストーリーと、ゴースト騒動を解決するために走り回る二人の活躍をぜひご覧ください。 『魅惑の鬼隊長は、ゴーストがお嫌い。(1)』には「プロローグ」~「鬼神隊の鬼隊長」(前半)までを収録
  • 瞬くんはお義姉さんを溺愛したい(1)
    完結
    -
    大手レコード会社に勤めるOL・雨宮陽子は、突然の母の再婚により二人の義弟ができた。 さらに母親と義父となる再婚相手が海外赴任することになり、陽子は義弟たちの面倒を見るために、義弟である瞬と涼の二人と共に暮らすことになってしまった。 義弟となった二人の、兄の瞬くんは口は悪いがモテメンな陽キャで、その二つ年下の涼くんは頭も良くて甘え上手な可愛らしい子。 二人とも生意気ながらも素直な良い子で、紆余曲折ありつつもなんやかんやと三人仲良く過ごしていた。 ところがある時から、瞬が陽子に対して迫ってくるように。 モテ男の瞬くん、なにやら義姉に対して何か思うところがあるようで、ある日キスされた――。 義姉に対する執着を日に日に増幅させる瞬くんと、義弟の激重な思いをオトナ的にあしらおうと頑張る陽子さん、優しく見守る涼くんのお話。 作者より 年上ヒロインのこじらせた思いと年下ヒーローのガツガツした愛情によってじれじれするお話が大好きです。 当初は口の悪いヒーローを書きたかったのに、気が付けば登場人物みんな口が悪くなってしまいました。 喋り出すと止まらないヒロインですが、愛し愛されることでどんどん可愛くなっていきます。 書き下ろし番外編もありますので、お楽しみいただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。 『瞬くんはお義姉さんを溺愛したい(1)』には「一 陽子さんは翼がほしい」~「六 瞬くんは喧嘩をする」までを収録
  • 悪役令嬢が配役ミスの聖女になりました(1)
    完結
    -
    『人気絶頂の女優、人気ファンタジー小説の実写映画の撮影中に事故で亡くなる』 孤児として聖堂の掃除をしていたシスター見習いのシャルナは、突如として自分が別の世界で”女優”として過ごしていた記憶があふれ出してきた。 そして、この世界が主演として撮影していた映画の原作小説の世界と瓜二つであることや、原作の聖女より自分のほうが力があることに気がついた。 しかし、原作にはシャルナというキャラはいなかったはずで……つまり自分は”モブキャラ”である。 「これで、これで自由に恋愛ができるわ!」 幼い頃から芸能人として生きてきた優香は、この世界では絶対にステキな彼氏をGETして憧れていたあれやこれをしたい。 そう思っているからこそ、禁欲なシスターや聖女になんてなりたくないっ! 原作では断罪されてしまう悪役令嬢クリスチーネを演じていたシャルナは、彼女を他人には思えない。 クリスチーネの運命を救うことも目標の一つとすることを決意したのだった。 そうして前世で女優だった経験を活かし、クリスチーネや彼女の兄であるアルフレッドを助け、奮闘する。 演技力があるシャルナだが、恋愛初心者。 いつのまにやらアルフレッドからのアプローチにドキドキし、原作とは物語が大きく変わっていく……。 作者より 聖力があっても聖女になりたくないシャルナが、クリスチーネが悪役になるのを阻止して、願望達成にまい進します。 クリスチーネもシャルナを大事にして、お互いを思いやりながら、好きな人に巡り合い、幸せを見つけます。 『悪役令嬢が配役ミスの聖女になりました(1)』には「シャルナは自由恋愛がしたい」~「王立学院の初日」までを収録
  • 不遇な令嬢はエリート魔術師の重すぎる愛に気がつかない(1)
    完結
    -
    伯爵令嬢であるリーゼロッテは両親が作った借財が原因で、あと一年で卒業というタイミングで留学先から呼び戻されることに。 そうして実家に帰ると、たった今婚約先が決まったと母から伝えられるリーゼロッテだったが、その婚約者というのが幼馴染であり、最も苦手としていた公爵家の嫡男フロストであった。 フロストは月白色の麗しい髪に恐ろしいほどに整った顔をしていて、一見温厚そうに見えるが昔からリーゼロッテに会うたびに意地悪をするのである。 婚約を条件に実家の借財を肩代わりしてくれる政略結婚でもあり、五年振りに再会し婚約者となったフロストに歩み寄ろうとするリーゼロッテだったが、昔よりエスカレートしている彼からの淫らな悪戯に傷つくことに……。 両親に相談をするも、非難の声を浴びせられたリーゼロッテは悲しさのあまり屋敷を飛び出してしまうのだった。 一人で生きていくために働き口を探していたリーゼロッテは、偶然求人を見かけた魔道具店の採用テストを受けることに。 使い手の少ない光属性の魔法が使えるリーゼロッテは無事に合格し、住み込みで働かせてもらえることになった。 そうして日々の仕事をこなしていく中で、しがない魔術師の青年スノウに出会う。 不器用ながらも心優しい彼にリーゼロッテは心惹かれていき、やがて二人は愛し合うようになるのだが、スノウはよく知っている意地悪な幼馴染みにどこか似ていて……。 実は、スノウの正体は魔道具で姿を変えたフロストだったのだ。 愛情表現の仕方が分からない不器用なフロストは、幼馴染への贖罪の念から正体を隠してリーゼロッテに接触していたのだが、その真実を知らないリーゼロッテは罪悪感を覚えながら秘匿の恋に苛まれていく――。 作者より この度はこちらの作品に興味を持っていただき、ありがとうございます。 不器用で捻くれたヒーローと逃避癖のあるヒロインが、奇妙な三角関係(実際には三角関係ではない)に悩みお互いに心を開いていくお話になっています。ぜひお気に召していただければ幸いでございます。 『不遇な令嬢はエリート魔術師の重すぎる愛に気がつかない(1)』には「この世で一番、嫌いな幼馴染み」~「伯爵令嬢家出する」までを収録
  • 今度こそ幸せを掴みます!~冤罪で殺された私は神様の深い愛に溺れる~【分冊版】1
    完結
    -
    「首を刎ねよ」 公爵令嬢レティシアの婚約者――リュシアン王太子は彼女が冤罪と知りつつ冷たい声で死の宣告を下した。 愛する人の手によって刑が執行され18歳で生を終えたレティシアだったが、気が付いたらなぜか6歳まで時を遡っていた。 信じられない気持ちでいたが、現実が記憶の通りに動き始め、レティシアは今度こそ家族と生きていきたいと強く願った。 しかし、かつての婚約者であるリュシアン王太子が現れ、殺された時の生々しい記憶が蘇る。 彼から向けられる言葉は記憶の中のものと同じで、過去と同じ結果にならないように必死であがくレティシア。カオス神からの加護で過去に戻ったことに気が付き、お礼を言うためにカオスの主神殿へお祈りに向かった。しかしまだ婚約関係でないリュシアン王太子がそこにも現れ、レティシアは恐怖に震え、取り乱してしまう。そんなレティシアを優しく包んでくれたのは全知全能の神カオスだった。 「今夜会いに行くから待っていて」 その言葉通りレティシアのもとへやってきたカオスが告げた内容は驚くべきもので――。 過去の恐怖と戦いながら優しくあろうとする巻き戻り令嬢レティシアと、全能であるが故の苦悩を抱えたカオス神による、神話のような純愛物語。 書き下ろしは、特別編としてレティとカオスの子ニュクスの小さな冒険、神獣ティアとラファエルの後日談を収録。 好奇心旺盛なニュクスは、神々の騒動に首を突っ込んでしまう。母レティに叱られる前に騒動を収められるのか? 『今度こそ幸せを掴みます!~冤罪で殺された私は神様の深い愛に溺れる~【分冊版】1』には『プロローグ』~『第一章 また私を殺しにきたの?』までを収録
  • 転生したらラノベヒロインの妹だったので推しの顔を見にライバル校へ行きます。【分冊版】1
    完結
    -
    ある日、好きだったラノベの登場人物に転生してしまったことに気付く小鳥遊二菜。 ラノベのヒロインであり天才的な魔法の使い手である姉と比較され続け、不運体質の二菜は姉絡みの事故や事件に巻き込まれる日々を送っていた。これ以上の危険を回避するという目的と「推しの顔を見たい!」という私欲で、ラノベ本編と違うルート――男主人公のライバルが通う学校への進学を決める。 ようやく姉から離れて普通の学園生活が送れるはずだったが、ある日推しである生徒会副会長の八神終夜に声を掛けられ、生徒会長と共に二菜を半ば強引に生徒会に勧誘してきたのだ。どうやら二菜が中学の時に作成した魔道具に関する研究資料を見た上での勧誘らしい。入学したばかりだからと一度は断ったものの、生徒会メンバーを集めているという生徒会長に「逃がすつもりはない」と言われ、終夜からは美しい顔を近づけられ……。 「協力……してくれるよね?」 「喜んで!!」 二菜は反射的に返事をしてしまったのである。 推しを遠くから見れるだけでラッキーと思っていた二菜だが、終夜との接点が多くなったことで二人は強い絆を結んでいくことになる。 これは、命に関わるほど不運な少女と人間味の薄いヤンデレ気味な美貌の青年が織りなす、一途だけど恋と呼ぶには重いお話。 書き下ろしでは、二菜と終夜、勇樹と一花の「その後」を描いた特別編を追加。やっと訪れた平穏を享受する二菜、そして今までの対価を払う一花。二人はこの先をどう受け入れ、歩むのか……? 『転生したらラノベヒロインの妹だったので推しの顔を見にライバル校へ行きます。【分冊版】1』には『第一章』~『第一章』(前半)までを収録
  • ダセェと言われた令嬢の華麗なる変身(1)
    完結
    -
    「そこで知り合った子よ。今年のラビットちゃん」 「このダセェ子がですか?」 王都に所在するとある貴族学園の生徒会室で生徒会メンバーであるロイドから開口一番に”ダセェ”と言われたのは、リンドバーグ子爵家の末っ子クララベル。 彼女は致命的に田舎くさかった。 クララベルにはアランという三歳年上の幼馴染であり婚約者がいた。 文通も途絶えたこともあり、婚約者と同じ期間に学園に通いたい一心で「ラビット(飛び級)」として、一年早く入学した学園でアランを探していたクララベルだったのだが、やっとの思いで見つけた婚約者は、見るからに都会育ちでお色気ムンムンな女生徒と熱いキスを交わしていた……。 涙が溢れて止まらなかったクララベルだが、その場に居合わせた生徒会副会長であるヴィクトリアに助けられた。 事情を聞いた生徒会のメンバーは、クララベルが望むのであれば生徒会に入って自分を磨く術を教えてくれると言う。 「私……変われますか? 自信が持てない自分が嫌なんです」 その出会いをきっかけに、”ダセェ”と言われた令嬢は華麗なる変身を遂げる――。 作者より 私がこの物語を書くにあたり、誰かの励みになれる、元気の出る物語を書きたいという信念がありました。 人間どんな状況下に置いても『成りたい自分』になれるし、どんな時でも手を差し伸べてくれる人はいるのだと思ってクララベルを生みだしました。 これを『ご都合主義』ともいいます(笑)。 ですが、この話に元気をもらって共感してくれる人が一人でもいらっしゃったならとても嬉しい限りです。 この物語はたくさんの人たちの『失敗』の上に成り立っています。 私も含めてたくさんのキャラクターたちは何度も失敗を繰り返します。 だから成長するんですよね。 どうか沢山失敗するキャラクターたちが愛されますように。 『ダセェと言われた令嬢の華麗なる変身(1)』には「一 婚約者以外にもダサいと認定を受ける」~「三 お化粧で変身」(前半)までを収録
  • 経験豊富な占い師♂は実は不器用で照れ屋でした(1)
    完結
    -
    「その顔、かわいいと思うぜ、オレは」 (……今、オレ、完全に無意識だった! 無意識で、かわいいとか口に出してた!) アーヴィ族であるリトゥスは、亡くなった兄の代わりに幼いころから男の格好をして生きてきた。 正義感が高く、品行方正で剣術も強かったリトゥスは、里長の嫡男であり幼馴染のラルゴにひそかに恋をしていたが、ラルゴはリトゥスを男だと思って妬んでいた。 ある日、卑劣な事件が起き、里に入れなくなったリトゥスは旅に出た。 自分の今後を知ろうと、行商人に聞いたイケメンで女ったらしだけど凄腕だと有名な占い師ヴァルエルスを訪ねた。 確かにイケメンで、だけど常に借金取りに追われている彼の用心棒として住み込みで働くことになり、二人の距離は近づいていくが、ヴァルエルスはリトゥスが女の子だと気づかない。 経験豊富でいつも美女と戯れているヴァルエルスにとって、自身の心を掻き乱している相手が”男”であると悩みだす……。 一つ屋根の下で共に暮らすことになった二人、長年兄の影を追って生きてきて自身の性別を正直に打ち明けられないリトゥスと、そんな彼女に心を掻き乱される遊び人のヴァルエルスの生活が始まる!? 作者より 恋に破れた自分に自信のない女の子と、恋をしたことがない自分に自信があり過ぎる青年の、じれじれラブストーリーです。 イケイケなくせに意外にピュアなヴァルさんと、天然たらしなリトゥスの物語を楽しんでいただけたら嬉しいです。 『経験豊富な占い師♂は実は不器用で照れ屋でした(1)』には「プロローグ」~「二章 占い師の用心棒」(前半)までを収録
  • 天才服飾師の過度な執着は全身にまとわりつく!(1)
    完結
    5.0
    やりがいのない仕事に四年付き合った恋人の浮気。悪い出来事が重なり落ち込んでいたシロは、酔っぱらった夜に突然異世界へ転移する。 行き倒れていたシロを拾ったのは、王都一と言われるテーラーを営む服飾師のダリウス・ファブレ。 行くところのないシロはダリウスの店に居候させてもらうことになる。生活能力もコミュニケーション力も破綻した仕事人間のダリウスに戸惑いながらも、徐々に新しい世界に慣れていく。 気づけばダリウスを意識してしまっていて……⁉ 新しい恋は怖いはずなのに、それでも惹かれてしまう。 一方のダリウスは、うっかりシロを拾ってしまったことを初めは後悔するが。しかし、人嫌いだったはずの自分がいつの間にかシロとの生活に居心地のよさを感じるようになる。それは次第に強い独占欲へと変わっていき――。 恋愛に仕事、身ひとつで来たこの異世界で、今度こそ幸せになれるよう、やり直しの人生を! 『天才服飾師の過度な執着は全身にまとわりつく!(1)』には第1章~第8章までを収録
  • お金目当ての令嬢が結婚した美貌の騎士が実は童貞ヘタレでした(1)
    完結
    -
    由緒ある伯爵家だが、お金がまったくない貧乏貴族令嬢のアンネリカ。 富と名声はあるが、新興貴族の男爵家三男にすぎない騎士団長のルイス。 二人はお互いの家柄とお金を目当てに結婚した。 お金さえあれば問題はない。と、アンネリカは相手の見た目も中身もなにひとつ知らぬまま結婚を決めたが、結婚式当日、初めて会った夫は予想外に絶世の美男子だった。 これほどの美貌ならば相手など選び放題だっただろうに、それほど家柄が欲しかったのだろうかと思ったアンネリカだが、迎えた初夜で自分が望まれた本当の理由を知る。 ルイスは外見と功績に反して、女性の胸ひとつ揉めないヘタレの童貞だったのだ。 妻にすべて任せてやり過ごそうとしていたらしいが、アンネリカも男女の経験などあるわけがない。 当然ながら二人の初夜は散々なものとなり失敗した。 この日から童貞と処女による、初夜達成を目指す前途多難な夫婦生活が始まるのだった。 ひたすら突き進む鋼のメンタル妻と、プライドだけは山のように高い夫のドタバタ性活! 作者より 容姿端麗・文武両道の男性でも初めては緊張するし失敗だってするのでは?と思い書き始めた作品です。 大失敗するルイスと、へこたれないアンネリカ夫妻を楽しんでいただけたら嬉しいです。 『お金目当ての令嬢が結婚した美貌の騎士が実は童貞ヘタレでした(1)』には「プロローグ」~「第二夜」(前半)までを収録
  • 首なし少女は氷の騎士と手をつなぐ(1)
    完結
    -
    なんの変哲もない女子高生だった鈴宮涼夏は、学校の帰り道に、突如アスファルトに空いた黒い穴に吸いこまれた。 突然のことに何もわからないまま、穴から出た先で、狂ったように笑う男に首を切られてしまう。 それでも不思議なことに涼夏は生きていた。 意識を失い道端に打ち捨てられていたところを、氷魔法を扱う騎士・エヴラールに保護される。 目覚めた涼夏は襲われた恐怖と、首がない感覚にパニックになるが、なぜかエヴラールの声だけは聞こえて、なだめられる。 エヴラール曰く、どうやら涼夏は異世界に召喚されたらしい。 この世界に召喚されたものは、他社から魔力を供給される必要があり、魔力過剰症に悩むエヴラールが涼夏と契約を結んだために、お互いの心の声が聞こえるようになったという。 さらに涼夏の首には魔術がかかっていて、それが離れた頭とつながっているおかげで死ななかったようだ。 この世界では最近、目と髪の色が同じ『同色持ち』と呼ばれる女性が殺され、頭を持ち去られる事件が続いており、エヴラールはその調査をしていた。 黒髪黒目の涼夏も今回の事件の被害者で、唯一の生き証人として犯人を捜すことにしたが――。 異世界から召喚された首なし少女と、壮絶な美貌をもちながら膨大すぎる魔力に悩まされる氷の騎士。 顔が見えなくても甘々いちゃいちゃな二人が、すれ違いながらも恋をするお話。 作者より 首がなくてもいちゃいちゃできる! WEB掲載ストーリーに加え、書き下ろし番外編を書かせていただきました。 笑って、泣いて、前を向いて。誰よりも心を通わせられる主人公とヒーローの物語を、楽しんでいただけたら嬉しいです。 『首なし少女は氷の騎士と手をつなぐ(1)』には「首なし少女編 召喚された、契約した」~「首なし少女編 街へきた、魔術を使った」までを収録
  • 毒姉回避のために偽装婚約を結んだ人形令嬢はエリート騎士に溺愛される(1)
    完結
    -
    人形のように美しく、どこかおっとりとして見える伯爵令嬢ラルカ・ラプルペは、行儀見習いも兼ねて王女エルミラの侍女をしていたが、きっちりと堅実に仕事をこなしている彼女の能力と本人からの強い希望により、侍女からエルミラ付きの文官へと変わった。 ある日、領地に住んでいた姉メイシュが王都にやってきて文官になったことがばれてしまった。 幼い頃より姉の命令は絶対という環境で育ってきたラルカ。 姉に侍女に戻ること、なるべく早くに結婚をすること、寮を出て王都のタウンハウスで暮らすことを約束させられた。 エルミラの協力の元、侍女のふりをして仕事を進めていた中、エルミラのお遣いに行った先で、侯爵令息であり王太子の近衛騎士を務めるブラント・ソルディレンと出会った。 ひょんなことから自分の悩みを打ち明けたところ、ブラントから結婚を急かされて困っているということで『僕と婚約しよう』と提案される。 互いの利害は完全に一致し、二人はいずれ解消するという約束で、仮初の婚約を結ぶことに。 姉の言いつけどおりにしたというのに、姉メイシュの束縛は解けない。 そんなラルカに、ブラントが優しく手を差し伸べて、メイシュからラルカを守るように立ち回ってくれる。 そうして、二人の甘い偽装婚約生活が始まったのだが――。 作者より 異世界恋愛物語は幸せな結婚をすることに主眼を置かれておりますが、この作品は現代の女性のように『仕事がしたい』『結婚をしたくない』『自由に生きたい』といった価値観を持ったヒロインが、自分らしく生きていくため(モラハラからの開放、男女共同参画)に奮闘する姿を描いております。 また、恋愛に興味のなかったヒロインが、ブラントの優しさや温かさに触れ、恋に落ちていく様、己の価値観が変わっていく様子も見どころだと感じております。 さらに、ラルカを苦しめていた『オシャレをするという行為』が他の人の救いとなりうること(トラウマからの開放)についても触れておりますので、奥行きのある物語に仕上がっていると思います。 『毒姉回避のために偽装婚約を結んだ人形令嬢はエリート騎士に溺愛される(1)』には「【1章】人形令嬢、偽装婚約を結ぶ 僕なんて如何でしょう?」~「【1章】人形令嬢、偽装婚約を結ぶ 呪縛からの解放」(前半)までを収録
  • 魔女の記憶に翻弄される令嬢は、一途な騎士の愛に堕ちる(1)
    完結
    -
    かつて愛した男性に窃盗の罪を着せられ処刑された、魔女の娘と呼ばれている男爵令嬢がいた。 その女性は処刑の際、愛した男性にもう一度会いたいと願い、母から伝えられていた秘術を使った――。 騎士のレイノルドは、行方不明となった代々男爵家に伝わるネックレスを探しに隣国から来た男爵令嬢のラファ―リアと出会った。 彼女に出会い、その美しい緋色の瞳にくぎづけになったレイノルドだが、ラファ―リアの口から思わず漏れた言葉に耳を疑う。 「……アレク、シオ?」 それは、侯爵であるレイノルドの父の名前だった。 父のアレクシオは母との結婚後も、緋色の瞳をもつかつて愛した恋人を探し続けていることを知っていたが、まさか……。 レイノルドは父アレクシオと彼女の関係が気になりつつも、一緒にネックレスの行方を追うために毎日一緒に過ごすうちに自然と惹かれていった。 二人の距離は縮まってゆく一方で、男爵令嬢のラファ―リアには、『魔女』と呼ばれた女の記憶があったことをレイノルドには秘密にしていた。 ラファ―リアが愛する男は、レイノルドなのか、父アレクシオなのか……。 秘術が巻き起こした、世代を超えた愛の結末は――!? 作者より 愚かな父と、生真面目な騎士。 親子でありながら一人の女性を巡り、想いが錯綜する。 予想のつかない展開でありながら、登場人物のハッピーエンドを目指して書きました。 『魔女の記憶に翻弄される令嬢は、一途な騎士の愛に堕ちる(1)』には「プロローグ」~「第一章 ファーティス」(前半)までを収録
  • 年上婚約者の溺愛に困惑してます!【分冊版】1
    完結
    -
    子爵令嬢であるエステル・セルウェイは、12歳のときに婚約者が決まった。 お相手は、銀髪にエステルと同じ深い緑の瞳を覗かせた見目麗しい貴公子のような20歳のクレイン・ウィルクス次期公爵だ。 婚約した一か月後に、クレインは留学兼仕事のため隣国へ行ってしまったのだが、その間も手紙のやり取りや、一時的な帰国のたびにエステルにプレゼントを渡すなど、縁は切れることなく順調に続いていた。そんな中、エステルの父親が事故で急逝し、以降、エステルはクレインが不在のままウィルクス公爵家の別邸に住み始めたのだが、父のように慕っていたクレインの父も病で帰らぬ人となってしまった。 そこから別邸内でエステルへの嫌がらせが始まった。 ダンスの講師として雇われただけのはずのブレンダは我が物顔で居座り、ウィルクス公爵家の後継者クレインの婚約者であるエステルをこの邸の主として認めない執事や使用人と共に運営費を好き勝手に使うなど勝手気ままであった。 邸で嫌がらせをされているエステルだが、邸を守るため彼女は奮闘していた。 ある日、やっと帰国したクレインだが、以前とまったく違う雰囲気にエステルは驚いた。 絵に描いたような貴公子だったはずなのに……一体何を身につけて帰って来たのですか――!? 電子書籍特別書き下ろしには、結婚式の準備を進めているクレインとエステルの穏やかな日常に、隣国の王女が押しかけてきたドタバタストーリー。 エステルを溺愛したいクレインと夫婦となった後日談や邸の完成が近づく中での二人のデートを書いた番外編も追加。 『年上婚約者の溺愛に困惑してます!【分冊版】1』には『第一章 年上婚約者は貴公子でした』~『第三章 一体、何を身につけて!?』(前半)までを収録
  • 未来人は魔法世界を楽しく魔改造する 【分冊版】1
    完結
    -
    死の際に見ていた『赤ん坊になる夢』。それはただの夢ではなく、別の世界での新しい人生の幕開けであった。技術の発達した未来世界から、魔法や魔道具のある別世界へ。魔道具職人の次男リカルドとして生を受けた彼は、前世の知識を活用していろいろなモノを作っていく。文明レベルは低く、文化・慣習の違いに戸惑うことも多い。乗り越えるべき難題もそこかしこに存在している。それでも、リカルドは自分の価値観を軸に世界を魔改造しながら、みんなを笑顔にしていくのだった。【ファンタジーな世界でSFを再現するには……?】■第一回スターダストノベル大賞【大賞】受賞作品!著者:まさかミケ猫 が加筆修正して皆様に贈る「未来人は魔法世界を楽しく魔改造する【分冊版】1」
  • お姉様の婚約者と結婚することになりました(1)
    完結
    -
    幼馴染でもある侯爵家の嫡男ハワードの婚約者は、ミュリエルの実姉であった。 ある日突然姉とハワードは破談となり、姉は急遽第二王子に嫁ぐことになったという。 さらに、王子に婚約者を奪われたという侯爵家への醜聞を避けるため、父は姉の代わりにミュリエルに嫁ぐよう告げたのだった――。 しかし、ミュリエルは幼い頃から兄のように慕い、姉を愛していたハワードとの結婚なんて絶対に嫌だと逃げ出そうとしたが、タイミングよくハワードと会ってしまう。 どうやら彼は、無理矢理自分と結婚させられるミュリエルを心配して来てくれたようだ。 彼の優しさに、ミュリエルは結局ハワードとの結婚を受け入れたのだった。 「俺はもう、きみの兄ではない。夫だ」 結婚したとたんそう告げてきたハワードに夜毎情熱的に愛されるミュリエルは、止まらない快感に戸惑いつつも徐々に彼に惹かれていく。 しかし、彼を好きになるにつれてまだ姉を忘れられないのではという不安が高まり、彼の気持ちを知るのが怖くなってしまう。 そんな時に出席した夜会で、第二王子と結婚した姉が気に入らない令嬢たちから、驚愕の事実を知らされた――!? 不幸な出来事から夫婦になった二人の、不器用で真っ直ぐなラブストーリー。 作者より 姉の婚約者であった男性と結婚する、というなんとも気まずく、この結婚上手くいくのか? と思われる始まりですが、ヒロインもヒーローも強くて優しいので、シリアスどろどろストーリー! ……にはならず、無事にハッピーエンドを迎えます。 安心してお読みください。 『お姉様の婚約者と結婚することになりました(1)』には「第一章 姉の婚約者」~「第三章 縮まる距離」(前半)までを収録
  • 口下手旦那様から「妻が可愛すぎる」という文字が見えるようになりました(1)
    完結
    4.0
    没落寸前の男爵令嬢・アリーシャは、父親に命じられて結婚相手を探しにデビュタント以外で初めての夜会へ参加した。 その美貌から男性たちに囲まれるアリーシャだが、そのせいで他のご令嬢から絡まれてしまい、ひどく汚れたドレスのまま逃げこんだ中庭で侯爵家のエヴァルドに助けられる。 ドレスが汚れていたままでも縁談を取り付けるために残ろうとするアリーシャに、エヴァルドは溜め息を吐きながらも、上着を貸して家まで送り届けてくれた。 その翌日、たくさん申し込みがあった中、なぜかエヴァルドからも破格の条件で結婚の申し込みが来ていた。 父が飛びつくのも必然。 あれよというまに結婚し、夫となったエヴァルドだが、なぜか対応が冷たく、いつも突き放すようなことばかりを言ってくる。 そんな結婚生活に限界を感じたアリーシャは、ある日書庫にあった本から『相手の気持ちがわかるおまじない』を試してみることに。 するとエヴァルドの背後に、アリーシャを溺愛する文字が見えるようになった。 ええっ!? エヴァルドってただの口下手で照れ屋なだけだったの? その日から生活は逆転し――。 作者より 電子書籍化にあたり、大幅加筆+番外編を書かせていただきました。 気持ちが通じ合うまでの二人の新婚生活はどんなものだったのか、はたしてエヴァルドはあの時どう思っていたのかなど、web版には描かれていないエピソードが満載です! また番外編では、初夜を迎えたその後の二人を書いています。 寡黙で口下手な旦那様の、超・絶・絶倫セックスを楽しんでいただけたら嬉しいです。 『口下手旦那様から「妻が可愛すぎる」という文字が見えるようになりました(1)』には「プロローグ 『心』が見えるようになりまして」~「第三章 実は溺愛されておりまして」までを収録
  • 偽装夫婦は素直になれない【分冊版】1
    完結
    -
    最近、貴族たちの間で『聖夜の雫』と呼ばれる怪しい薬が広まっているという。 そんな中、女騎士エルシーは同期入団の騎士ジェラルドと貴族夫婦を装い、社交界で潜入捜査するよう命じられた。 目的は二ヶ月後に行われる薬物蔓延の首謀者の夜会に招かれること。そこで首謀者たちを現行犯で捕まえるのだ。 しかしエルシーはどうにも気が進まない。というのもジェラルドという男は、顔は良いが性格が悪いのだ。いつも余計なひとことがあり、言動が気に食わない。エルシーとは相性が悪く、一緒に組むと大体もめていた。 「相手役を変えて欲しかったら早めに言った方がいいわよ」 「いや、お前でいい」 「お前で、ね!」 しかし偽装夫婦を装って捜査しているうちに、ジェラルドの意外な一面も見えてきて、あいかわらず喧嘩をしつつもエルシーはジェラルドのことが気になるようになっていた。 捜査の目論見通り、二人は社交界で顔が知られていく中、薬物の首謀者とも近付いていき――。 素直になれない騎士バディのケンカップルラブ! 『偽装夫婦は素直になれない【分冊版】1』には『1.プロローグ』~『3.夜会』(前半)までを収録
  • クラスメイトに殺された時、僕の復讐は大体達成された 【分冊版】1
    完結
    -
    <第一回スターダストノベル大賞 【優秀賞】受賞作品!> 目が覚めると、見たことがない場所に制服のまま眠っていた。ここは……。 クラス転移に巻き込まれた通山真は『契約』のスキルを得る。 スキルを得たことにいち早く気が付いた真は、クラスメイト達を勇者として召喚した国――フラーウス王国がよからぬことを考えていた場合に備えて、国王と契約を結びクラスメイトの安全を確保した。 しかし真のスキルを知らないクラスメイト達から勝手なことをしたと反感を買い、壮絶ないじめが始まってしまう…。 日々激しさを増すいじめに限界が来た真は、自分が死ぬことで契約が切れ、クラスメイト達が堕ちていくことを復讐にしようと決意する。 通山真が辿る運命とは――? 著者『姫崎しう』がが加筆修正して皆様に贈る「クラスメイトに殺された時、僕の復讐は大体達成された【分冊版】1」には ◆序章 クラス召喚と契約 ◆幕間 第一王女の私室にて ◆幕間2 体が動くままに が収録!!
  • 愛されることを知らなかった食いしん坊姫(1)
    完結
    -
    花井ゆきは孤独に育ち、結婚後も家族のために尽くすが、常に愛に飢え孤独に生きていた。 誕生日を一人で祝った翌日、目が覚めたら幼い体になっており、茶色の髪に栗色の瞳をしているモニカ・タウストという男爵令嬢になっていた。 それからずっと貧しいながらもタウスト男爵家の娘としてモニカは愛されながら育った。 ある日、わけあってタウスト男爵家でお世話をしたベルトーナ伯爵家の王都の屋敷にお世話になることになった。 そこでは、伯爵夫妻にかわいがられ、美食家と名高いベルトーナ伯爵のために、日夜、おいしい料理やお菓子を作っていた。 そんなある日、ベルトーナ伯爵の計らいで夜会への参加を提案されたモニカは、無下に断ることもできず参加することを決意する。 夜会では、人見知りの上に転生していることを秘密にしていたモニカは、なるべく他の貴族との交流を避けつつも、王宮で出される料理を楽しんでいたのだが、令嬢らしからぬ食べっぷりがきっかけで、王子であるジルベルト・スフォルツァに興味を持たれることになった。 王子はとある秘密を抱えており、これまで笑うこともなく孤独に生きていた。 「君の料理が気に入って? あの食い道楽のベルトーナ伯爵が?」 ある日、モニカの料理を食べる機会を得て、彼女と交流を重ねることで少しずつ王子の心にも変化が現れるーー。 美しく有能で、真面目な王子と食べることが大好きな転生者のモニカが、すれ違いながらも互いに少しずつ心を寄せ合い……。 <作者より> モニカが料理や手芸の才能をつかって活躍する一方、美味しい料理で王子の心もつかみます。 そしてその優しく慈悲深い心で王子だけでなく周囲の人々にも愛されていく幸せなお話です。 苦境にめげない女性、強く生きて活躍する女性が好きな方にぜひお読みいただきたいです。 『愛されることを知らなかった食いしん坊姫(1)』には「夜会に行かねばならぬ」~「奥様の膝痛」までを収録
  • 偽聖女は初恋の伯爵様に抱かれる(1)
    完結
    -
    幼くして娼婦の母を亡くしたマーリャ。 娼館を追い出され森の中を彷徨い、ドゥラーク伯爵家の荘園にたどり着いた。 あまりの空腹に果物を盗んで捕まってしまうが、マーリャの前に現れた、まるで天使のような美しい少年エルヴァン・ドゥラークは、マーリャに果物を与え孤児院へ行かせてくれたのだった。 時がたち、ほんの少し瘴気をはらえる程度の力を持ったマーリャは、薬師として診療所で働いていた。 ある日、マーリャの元に貴族の使いがやってきた。 どうやら瘴気を浄化する力を持つペリシエン家の令嬢(聖女)の代わりにとある領地に代わりに行けということだった。 嘘がばれないためにと持たされた指輪は、自分の許容量をはるかに超えて瘴気を浄化できる不思議な力をもっていた。 身代わりに戸惑うマーリャだったが、聖女を望んでいるのがドゥラーク伯爵家だと知ると、かつての恩人であるエルヴァンを思い、聖女の身代わりになることを決めたマーリャ。 「あの日の恩を返したい」 マーリャはエルヴァンの力になれるかもしれないと思いながら領地に向かったが、再会したエルヴァンは、氷のように冷たい人間に変わり果てていた――。 「帰りなさい。どこの馬の骨とも分からぬ女を迎え入れるつもりはない」 最初はマーリャを拒絶する伯爵だったが、身を削りながらも領地を救おうと奮闘する彼女に徐々に惹かれていく。 しかし、瘴気を取り込みすぎたマーリャは倒れてしまい、エルヴァンは治療だと言ってマーリャの身体に触れ始める……。 <作者より> ファンタジー世界で、ヒロインとヒーローが、互いの存在によって救われる話が書きたくて書きました。 少しでも楽しんでいただければ嬉しく思います。 『偽聖女は初恋の伯爵様に抱かれる(1)』には「始まりの約束」~「押しかけ偽聖女は望まれない 」(前半)までを収録
  • 怪物と恐れられる辺境伯様の守護霊はポメラニアン(1)
    完結
    -
    『わたくしが立派な「悪役令嬢」に育てて差し上げますわっ! 貴女はどんな破滅の道を辿るのかしら!』 ロザリナ・ハッシュベルト侯爵令嬢は幼い頃から守護霊が視え、会話もできた。 ロザリナの守護霊はベルローズという『自称悪役令嬢』。 ベルローズの話によれば、彼女が守護した宿主は百発百中で『悪役令嬢』として破滅の道を辿るらしい。 その破滅の未来を回避するために必死に努力したが、冤罪を被せられたロザリナは婚約者であるヴィセンド第二王子に婚約破棄され、義妹に婚約者の座を奪われてしまう。 処刑や島流しはされなかったものの、元婚約者から代わりに言い渡されたことは『怪物と恐れられる辺境伯──ガイザード・ザグリオンの許へ嫁ぐこと』であった。 辺境伯邸へ移動中も守護霊のベルローズから悪役令嬢の顛末を散々聞かされていたロザリナは、不安な気持ちがいっぱいの状態で辺境伯邸へと到着する。 嫁入りしたロザリナを出迎えてくれたのは、前髪で隠されて顔が見えない、屈強な体つきの怪物辺境伯、ガイザード。 恐る恐る、婚約者となった怪物辺境伯に挨拶をしたロザリナが視たものは、ガイザードの周囲を駆け回る可愛らしい犬。 えっ!? 辺境伯の守護霊って、まさかのポメラニアン? 守護霊が視える悪役令嬢×怪物辺境伯(守護霊はポメラニアン)のラブコメディ。 <作者より> はじめまして。ひとまるです。 本作はもふもふなポメラニアンを書きたくてできあがった物語です。 ポメラニアン(守護霊)と無口で不器用な辺境伯様の沼にはまっていく主人公を楽しんでいただければ幸いです。 どうそ宜しくお願いいたします。 『怪物と恐れられる辺境伯様の守護霊はポメラニアン(1)』には「序章 プロローグ」~「第二章 六.この気持ちはもう誤魔化せない」までを収録
  • 鈍感な王妃と不器用な国王(1)
    完結
    -
    相性最悪のはずの二人に、波乱と共に甘い恋の予感が訪れる! ロゼッタ女王国の第二王女のティアは、突然、政略結婚で隣にあるノースランド王国の王妃となった。 実は夫である国王クライブとは幼なじみなのだが、成長してからの交流はほとんどなかった。 それでも仲睦まじくあろうと思っていたのに、初夜に「抱く気が起きない」と言われ、ティアは一気にクライブを嫌いになってしまう。 口を開けばいつも喧嘩腰になってしまうのに、なぜかクライブは毎朝ティアの部屋を訪ねてくる。 クライブが何を考えているのかは謎だが、王妃としての役割はきっちり果たそうと頑張るティア。 ある日クライブを失脚させるたくらみを耳にしたティアは、彼にそれを伝えるのだが……。 いつもの喧嘩とは違い、何か嫌な予感がする。 クライブのことが心配でもあり、気になってしまうティアは、どうして自分がこんな気持ちになるのかがわからない。 そんな時、ティアの元へ幼いころ仲が良かった別の幼なじみが現れ、本当は自分たちが婚約するはずだったのにクライブが邪魔をした、という話を聞かされ――!? <作者より> 甘いけれど爽やかで、ハラハラ感も楽しめるようなラブストーリーをお届けしたいと思い執筆した『第二王女も楽じゃない!』が電子書籍になります! 素直になれない王妃と王がともに事件を乗り越え、愛を育んでいく純愛物語です。 書き下ろしのお話もありますので、お楽しみいただければ幸いです。『鈍感な王妃と不器用な国王(1)』には「第一章 恋を知らぬ王妃 愛のない結婚」~「第二章 反逆の気配 進まない政策」(前半)までを収録
  • 愛せないと言ったくせに、余命一年の夫から愛の猛攻を受けています【分冊版】1
    完結
    -
    「初めに言っておきます。私はあなたを愛せないです」 政略結婚で公爵家に嫁いできた伯爵令嬢のレイラは、結婚初夜に夫となったチェスター公爵からそう告げられた。しかも、余命が一年と宣告されている車いすに乗っている相手に……。 この話を受けた時から愛されることを諦めていたレイラは、その言葉をあっさりと受け入れたのだった。 レイラは母が亡くなった八歳から孤児として一人で生活していた。ある日、叔父と名乗る伯爵が彼女を迎えに来て養子となった。 養父である叔父は、余命一年と噂されているチェスターに嫁がせ、財産を掠め取るどころか、公爵家を乗っ取るつもりらしい――。 生きるために養父の命令に従うレイラ。しかし、彼女の書斎に忍び込んできた義理の息子となったナイジェルと出会い、レイラは彼を養父の魔の手から守りたいと思うようになる。 ナイジェルも公爵家も守るためレイラは悩んだ末に、チェスターに離婚を提案するが、なぜかすべて断られてしまう。戸惑いながらも公爵家での生活を続けるレイラだったが――。 これは、生きるために悪女になろうとしていた公爵夫人のレイラが、夫と義理の息子のために奔走していたら、いつの間にか夫に愛されるようになったすれ違い溺愛ストーリー。 『愛せないと言ったくせに、余命一年の夫から愛の猛攻を受けています【分冊版】1』には『第一章 家門を乗っ取りに来た花嫁』~『第二章 心を通わせて』(前半)までを収録
  • 炎帝に嫁ぎましたが、どうやら小動物だと思われているようです(1)【分冊版】1
    完結
    5.0
    「炎帝ジゼルハイドの花嫁になって欲しい」 婚約者もなく結婚の予定もない公爵令嬢アンネリアは、国王陛下の頼みで隣国の皇帝に嫁ぐことになった。 隣国は竜人たちの暮らす国。 竜人は人よりもずっと強い存在なのだと言われており、その中でも炎帝と呼ばれている皇帝ジゼルハイドは炎を纏った恐ろしく強い竜で、人々から恐れられている。 ……でも、アンネリアの理想の男性は、体格の良くて逞しくて強い人なのだ! 炎帝ジゼルハイドはまさにアンネリアの理想通りの逞しい美丈夫だった。しかも噂とは違いアンネリアを溺愛してくる。……それはもう必要以上に優しく、慎重に。 (もしかして、私はジゼルハイド様に小動物だと思われているのではないかしら……!) 小動物として扱われていることに気づいたアンネリアと、アンネリアのことが可愛くて仕方ない竜人の皇帝の、異種族勘違いすれ違いラブコメディ。 書下ろしでは、ジゼルハイドのアンネリアに対する思いを垣間見ることができます。 『炎帝に嫁ぎましたが、どうやら小動物だと思われているようです(1)【分冊版】1』には「序章」~「はじめての乾杯」までを収録
  • 悪女になるのが目標でしたが、どうやら方向性を間違えていたようです(1)
    完結
    -
    アンナ・ウェスタン伯爵令嬢は悪女になるために、日々努力をしている。 それは、自分と婚約をしたことでケビンの夢を奪ってしまったと思い、ケビンに幸せなってもらうため、悪女で我儘な令嬢になって、アンナの有責で婚約者のケビンと婚約破棄するという目的のため! そのために、アンナは親友のジャネットの助言をもとに、日々、悪女になるために努力を続けるのだが……。 (おかしいわ?こんなことをしていて、本当に悪女になれるのかしら?) ジャネットの兄で学院一のエリートのジェイダンも迷走するアンナを見て、「僕のかわいいペット」と言いだした。 「わたしはペットではありません!」と言いつつも、ジェイダンがいつも優しく「僕のハムちゃん」と呼んでくれる笑顔が、眩し過ぎて目と心臓に悪いと、アンナもドキドキしてしまう。 果たしてアンナは立派な悪女になって、ケビンと婚約を破棄することはできるのか? 作者より 婚約者の夢と恋を叶えるために、自分の有責で婚約を破棄しようと奮闘する女の子のお話です。 素直で天然のアンナが、傷つきながらも婚約破棄に向けて頑張っていく姿や、アンナを一途に想い続けている愛が重めのジェイダンとの恋の行方を楽しんでいただけたらと思います。 『悪女になるのが目標でしたが、どうやら方向性を間違えていたようです(1)』には「わたしとケビン様」~「嫌味くらい言わせてくれ」までを収録
  • 副団長!おっぱい揉まないでください!(1)
    完結
    -
    憧れの騎士団長を追いかけて、騎士団メイドになったフェリ。 魔法の全属性を使える能力を持つが、上手く使いこなせていない落ちこぼれのフェリは、幼い頃にそんな自分を認めてくれた団長を崇拝していた。 しかし、推しである団長の追っかけをしたいのに、気付けばいつも副団長のアークにおっぱいを揉まれてばかり! ただのメイドにやたら構ってくるアークのせいで、『副団長のお気に入りの娘』というポジションになってしまった。 推し以外に構われてもいい迷惑だと思いつつ『危険・粗暴・過酷』と言われるハードな騎士団メイドの仕事も、セクハラしつつもフェリを気にかけてくれるアークのおかげで楽しくこなせていた。 フェリの憧れは団長のはずなのに、気づけばアーク副団長のことばかり考えてしまっていた……。 そんなある時、襲われそうになったフェリが心で助けを求めていたのは、団長ではなくアークで――!? 「俺が消毒してやる」 素直になれないセクハラ副団長と、開き直りが得意な騎士団メイド。 すれ違うケンカップルの騒がしくもエッチなラブコメディ! <作者より> 元気でまっすぐ、怒ったり笑ったりと素直な主人公と、初恋を拗らせて幼稚な方法でコミュニケーションをとる年上なのにどこか子供のようなヒーローのラブコメです。 主人公のフェリと一緒に、たまに呆れつつヒーローのアークに恋してもらえたら嬉しいです。 そして最後は、どうか二人が二人らしく選んだ結末を見届けてやってください。 『副団長!おっぱい揉まないでください!(1)』には「プロローグ 憧れを追いかけて」~「目覚めて最初に見る色は」までを収録
  • 恋愛結婚いたしましょう(1)
    完結
    -
    「私は恋愛結婚がしたかった」 婚約を結んだ当日、婚約者となった公爵家嫡男のレイモンドに唐突にそう言われた伯爵令嬢のオリヴィアはどう返答をするのが正解なのか頭を抱えてしまった。 比較的結婚前も後も、愛人を持つものが多いこの国で、両家の親同士が決めた政略的な縁。 当事者の意思がまったくと言っていいほど介入していないこの婚約に、オリヴィア自身も思うところがなかったと言えば嘘になる。 しかし、自分だけでも夫となる人には誠実でいようと考えていたオリヴィアはまさに出鼻をくじかれることに。 不安な気持ちを最大限に押し殺したオリヴィアは、他所で子を作るのだけは勘弁してほしいとレイモンドに伝えるのだが、どうやらレイモンドの真意はオリヴィアに伝わり切っていなかった様子……。 「妻となる女性を好きになれればそれはもう恋愛結婚なのではないかと。できればオリヴィア嬢にも私のことを男として好きになってもらいたいと、そう思っているんだ」。 どうやらレイモンドはオリヴィアとの恋愛結婚を望んでいるらしい――!? 誠実な二人が紡ぐ、真っ直ぐで甘々な溺愛ストーリー。 作者より とにかく甘々な話が書きたい! そんな思いで書きました。 言葉で伝えることの大切さ、愛されることで得る自信と成長。 読み終えたあとに少しでも幸せな気分になっていただければ嬉しいです。 『恋愛結婚いたしましょう(1)』には「1 恋愛結婚いたしましょう」~「2 知らされる真実とそれぞれの愛」(前半)までを収録
  • クマ系男子は堅物メガネを甘やかしたい(1)
    完結
    -
    魔石管理局サンペイル警備隊の事務員として働くエリーゼは、いつも地味な恰好と黒縁メガネで眉間にシワを寄せていたため、陰で「堅物メガネ」と呼ばれていた……。 そんなエリーゼは、警備隊員のアルフレッドの字の汚さにいつも手を焼いている。ふわふわの赤毛に、鍛えられたたくましい体、そして甘い見た目に似合わずお調子者のアルフレッドは、女性たちに人気のエリート隊員だった。 ある時、アルフレッドとぶつかってメガネを落としてしまったエリーゼ。 様子のおかしいエリーゼを心配したアルフレッドが彼女の顔を覗くと、エリーゼは顔を真っ赤にして涙を流していた。 実は、元々泣き虫ですぐに顔が赤くなるエリーゼは、泣かないためにメガネをかけることで人との間に壁を作っていたのだった……。 事情を知ったアルフレッドは、エリーゼがメガネがなくても泣かないようにするための練習に付き合うかわりに、綺麗な字の書き方を教えてほしいと言う。 その夜から二人の練習と称した時間が始まり、徐々に距離が縮まっていく。 この時間を終わらせたくない……。 アルフレッドへの淡い想いが、エリーゼに芽生え始めていた。 そんな時、アルフレッドの同期の男性と笑顔で話すエリーゼを見たアルフレッドが、突然真剣な表情になり口づけてきて――? <作者より> 初めて少し長い話に挑戦した思い入れのあるお話です。 がんばるヒロインとそれを応援するヒーローが好きです。 二人の出会いがお互いを成長させていく物語を書いていきたいです。 『クマ系男子は堅物メガネを甘やかしたい(1)』には「一章 メガネの理由 一.エリーゼとアルフレッド」~「一章 メガネの理由 六.魔石盗掘団」までを収録
  • 義妹にすべてを奪われたのに元婚約者(上司)が溺愛してきます。(1)
    完結
    -
    公爵令息のレオーネは『星《ステラ》』、伯爵令嬢のリシェルは『星の花嫁《フィオーレ》』という、それぞれ精霊の力を授けられた証をもって生まれた。 二人が結ばれることで王国の結界が守られるとして、生まれたときから婚約者となった。 ただ、婚約者といえどレオーネとは幼い頃に一度会ったきりで長らく隣国に留学しており、交流がなかったリシェル。 その間、母が亡くなり、後妻となった義母と義妹に虐げられ続けたリシェルは、レオーネとの結婚を望む義妹に入れ替わりを強要され、「リシェル」の名や花嫁の立場を奪われたあげく、人買いに売られてしまう。 リシェルは人買い商人とうまく交渉をし、素性を隠して騎士団で働き始めることにした。 しかし、上司となったのは、なんと留学から帰国したレオーネであり、義妹の名で仕事をしているリシェルの正体に気付いたのだ。 「幼い頃に一度会った時から、君に夢中だった」 レオーネに全力で口説かれ、彼の部屋に住まわされ、昼も夜も彼と一緒に過ごし、休みなく浴びせられる甘い言葉に溺死寸前。 けれど諸事情で義妹に名前と星の花嫁としての立場を奪われたことは明かせないまま、彼にどんどん惹かれてしまう……。 王国に結婚を決められた二人が、運命どおりに恋をし、幸せになるお話しです。 <作者より> 虐げられ、なにもかもをあきらめてきた少女が、王国唯一の存在である青年(しかも容姿端麗で有能)に溺れるほどに愛され、幸せになるお話しです。 ハッピーエンド最高! 『義妹にすべてを奪われたのに元婚約者(上司)が溺愛してきます。(1)』には「第一章 伯爵令嬢ですが、義妹と義母に虐げられています。」~「第二章 婚約者様と運命的な再会をしましたが、義母と義妹に売られてしまいました。」までを収録
  • 最強の女神に導かれ、少女たちは戦場を駆ける【分冊版】1
    完結
    -
    自由な校風を掲げる新設校『私立神咲高校』へと進学した玄乃深夜は、そこで一人の少女と出会う。 理事長代理を務める彼女――神咲理々奈は、新入生代表の挨拶で『eスポーツ部の設立』を宣言し、その部員へと深夜をスカウトしたのだ。 深夜は戸惑いつつも理々奈の想いに胸を打たれ、誘いに応じ入部した。部活では理々奈の助言によって、秘められていた才能を発揮していく。 ある日、深夜は、彼女が驚くべき経歴の持ち主であることを知る。それだけでなく、理々奈は何やら大きな秘密を抱えているみたいで……? 仮想空間内で繰り広げられるサバイバルゲーム『アンドレスミラージュ』を舞台に、少女たちは戦場を駆ける。 『最強の女神に導かれ、少女たちは戦場を駆ける【分冊版】1』には「第一章 ようこそフレームワールドへ」~「第三章 いい質問です!」までを収録
  • 最弱兎はうっかり愛され魔王になりました【分冊版】1
    完結
    -
    様々な種族が住む魔界の中でも、兎族は最弱の種族であった。そんな兎族のロップは魔界で一番強い魔王が住む魔王城でお掃除メイドとして働いていた。 まじめでお人良しのロップは、ひょんなことからドラゴン族のファーヴニルの仕事を手伝いながら、5年の任期が過ぎるのを待っていた。 ある日、ファーヴニル達の仕事の打ち上げに誘われついお酒を飲んでしまったら……魔王を倒してしまい、魔王(仮)になってしまった! 事故です!そんなつもりはありません!記憶もありませんっ! 本人が認めなくても、魔王(仮)は魔王(仮)。このままでは他の魔族に命を狙われ続けてしまうという。 ロップは生き残るために、まずは四天王に認められ、正式な魔王になることを決意する。 「今日から貴方が私の魔王です」 真っ先に忠誠を誓ったのはなんとファーヴニル!実は四天王の一人だったという。 ファーヴニルに溺愛され、他の魔族からも忠誠を誓われながら、四天王の課題に挑む兎族とドラゴン族のラブファンタジー。 『最弱兎はうっかり愛され魔王になりました【分冊版】1』には【序章】~【二章:フェンリルの課題】(前半)までを収録
  • 惚れ薬を作ったら、冷たかったお義兄様に溺愛されました(1)
    完結
    -
    13歳で両親を亡くし、親戚の公爵家に引き取られたリーリエは、王太子の婚約者であった。 しかし、精霊の加護も得られず常に落ちこぼれだと蔑まれてきたリーリエ。 ある日、王太子がリーリエとの婚約は災難だと陰で話しているのを聞いてしまい、さらに王妃からも茶会の際に王太子に別の令嬢をエスコートさせると言われてしまう。 いつか認めてもらえると思い頑張ってきたリーリエだが、その期待は失望に変わってしまっていた。 そんな時、近衛騎士として王弟に仕える義兄のヘリオットと久しぶりに王城でばったり出くわしたリーリエ。 幼い頃は仲が良かったはずなのに、ヘリオットは蔑まれるリーリエを助けるでもなく、なぜか冷たい態度ばかりになっていったのだった。 嫌われていると分かってはいたが、無理ならほかに頼むからと言いながらも茶会のエスコートをヘリオットに頼むと、なぜか承諾してくれた……。 いろいろなことが積み重なり心の晴れないリーリエは、ふと死んだ母の魔法書を手に取り、そこに記された『惚れ薬』の作り方に強く興味を惹かれ、それを作ってしまった。 誰かに使いたかったわけではなかったのに、その惚れ薬を飲んだのは――!? ただ穏やかに暮らしたかったのに「惚れ薬」が予期せず変化をもたらした……! <作者より> 加護なし、魔力微弱、人生諦めモードだった自己評価が低めの女の子が愛されて自信を取り戻すお話。 『惚れ薬を作ったら、冷たかったお義兄様に溺愛されました(1)』には「望まれない婚約者」~「ヴェールをかぶって」までを収録
  • 不能と噂の魔術師の夜が激しすぎて持ちません(1)
    完結
    1.0
    侯爵令嬢のユリアは白魔術師を目指しているが、一人娘であるがゆえに結婚話が進んでしまう。 しかしその婚約者は、小太りでデリカシーのない最低男だった! どうにかこの結婚を破談にするため、ユリアは学生時代に学園で魔術を教わった、平民だが高位黒魔術師のルイとの偽装結婚を思いつく。 見た目が良いにもかかわらず、女性関係の噂が一つもなかったルイには、女性には不能……つまり『ゲイ』であるという噂があった。 人嫌いで女性嫌い、さらにゲイであるルイが自分に手を出す気などないと信じ、あえて「自分を好きにしていい」と条件も出したのである。 無事に条件を受け入れてくれたルイとの結婚が決まり、さらにはルイの推薦で白魔術の仕事にも就けてユリアは舞い上がっていた。 しかし婚約式の夜……ルイが当然のようにユリアに覆いかぶさってきて――!? 「好きにしていいのだろう?」 まさかの展開にパニックになりつつも、レイの甘く激しい愛撫にされるがままのユリア。 ゲイじゃないどころか、夜が激しすぎて心も身体ももうとろとろ……!? <作者より> 明るく元気な主人公が自らの意思で人生を変えていくのが描きたくて書いた作品です。 少し抜けている真面目で優しい主人公がヒーローに丸め込まれていく可愛らしい様子や執着が強く重い愛なのに徐々に惹かれていく、また互いに補い合いながら成長していく過程を楽しんでいただければと思います。 『不能と噂の魔術師の夜が激しすぎて持ちません(1)』には「一、偽りの始まり」~「三、溺愛と戸惑い」までを収録
  • その修道女は淫らな神嫁になるのを望まない(1)
    完結
    -
    「ベッドに横になってください。儀式を始めます」 アデラは「愛の神」に仕える敬虔なシスター見習いだ。 五年前、司祭のルシアンに拾われ教会に身を寄せたアデラは、「十六歳の誕生日を迎える夜に正式なシスターになれる」ことを信じ、純潔を守り、日々慎ましやかに暮らしていた。 ついにその夜を迎え、アデラは司祭と共に聖堂へ向かったが、そこには聖堂には似つかわしくないベッドがあった。 おかしいとは思いながらも、ルシアンが言うのなら間違いないのだろうと、言われるがままのアデラ。 しかし、ルシアンの手が触れるたび、何かが体を侵食するように体が熱くなる。 感情が昂るままに、もっともっと、とルシアンからの愛撫を求めてしまう。 そして、司祭服を着ていたルシアンは、アデラの目の前で神々しく美しい神に姿を変えたのだ――。 目覚めたアデラは、いつも通り自分のベッドの中にいた。 あれはきっと、夢だったのだと思いたかったが、妙に生々しく、体も火照っていた。 シスターアデラはそれから毎夜のように淫らな夢を見るようになる……。 <作者より> 溺愛ド執着の愛の重たい男キャラが好きなのは自覚していましたが、「やだやだ」って言いながらヒーローのこと大好きなヒロインのことも好きなのかもしれないと最近思い始めました。 今回は終始「だめだめ」言いながらえっちしてるシスターの話です。 お付き合い頂ければ幸いです。『その修道女は淫らな神嫁になるのを望まない(1)』には「惑わしの淫夢 聖堂に響く音」~「惑わしの淫夢 溢れる情動」までを収録
  • 根暗騎士による溺愛満喫中のブサ猫、実は聖女です!【分冊版】1
    完結
    -
    「ぶにゃぁぁぁ」 何とも情けないが幸せそうな声を漏らすのは、一匹の不細工な猫。そんなブサ猫を優しく洗っているのは舞踏会では根暗騎士と揶揄されているイシスだ。 ……実はこの幸せそうなブサ猫の正体は、呪われて姿を変えられてしまった聖女ティアナなのだ! 根暗だと噂されていたイシスが超絶イケメンであり、ペットに話しかけて溺愛してくるギャップになんか求めていたものとは違うと思いつつも、ブサ猫ライフ最高!とティアナは思いがけずブサ猫生活を満喫していた。 ある日、イシスに女性の陰を感じたティアナは自分の中の気持ちの変化に気づく……!? イシスからの寵愛をうけてブサ猫生活を満喫する中で、神殿を陥れようとする魔術師達の陰謀に巻き込まれたりと大忙し! 異世界恋愛小説異色の、ブサ猫溺愛ライフ開幕! 『根暗騎士による溺愛満喫中のブサ猫、実は聖女です!【分冊版】1』には「第一章」~「第二章」(前半)までを収録
  • 大好きですが恋愛はしたくありませんっ!~侯爵令嬢、弓士になります!~【分冊版】1
    完結
    -
    「今日はもう帰ろう。明日またプロポーズするよ」 「は?」 キアラは耳を疑った。なにせ彼女は今、プロポーズを断ったのだから。 キアラは侯爵令嬢であったが、子どもの頃から弓が好きだった。幼いころからの婚約者の手前、家で隠れながら弓の腕を磨いていたが、その婚約者から婚約破棄を申し出られた。 ここぞとばかりに「ならば私は隣国エルドラド王国へ行って、弓士として身を立てますね!」と、飛び出してしまう。 隣国で出会った狩猟ギルドマスターであるイケメンのレオナルドに一目惚れし、毎日、レオナルドに「カッコイイ」「愛している」と伝える。 元婚約者殿のせいで結婚や恋愛に懐疑的なキアラは、素直な気持ちを伝えはするものの「付き合いたい」などその先の関係はまったく望んではいない。 そんなキアラなので、絆されたレオナルドから求婚をされてもあっさりと断ってしまう。 次第にレオナルドの方がキアラにのめり込んでいき――。 これは、二人のおかしな追いかけっこの話。 電子版書き下ろしでは、一年後の二人の会話を追加。珍しくしおらしいレオナルドとふっきれたキアラの会話とは――? 『大好きですが恋愛はしたくありませんっ!~侯爵令嬢、弓士になります!~【分冊版】1』には「序章」~「6 冒険者ギルドと合同クエスト」(前半)までを収録
  • エッチな下着のデザインを相談したら絶倫男に種付けされました(1)
    完結
    -
    「経験がないのが問題だったら、俺が相手するぞ?」 前世で大好きだった乙女ゲームの世界に転生したことに気づいた、ドレスのデザイナーを目指すシェリー。 どこかに推しがいるはずと探し回るが、なんとまだ推しはこの世に産まれていなかった! 推しの誕生を心待ちにしながらも、シェリーはこの世界の下着が着心地も良くない上、デザイン性もないことに気づく。 このままでは推しの両親がエッチの時に盛り上がらなくて、生まれてこないかもしれない! そう危機感を覚えたシェリーは興奮できる下着を作り始めると、試作品を送ったとある娼館から依頼が舞い込んだ。 たくましく、片目を覆う眼帯が似合うオーナーのクリードと出会い、どんどん下着づくりに専念していったとある日、 王族から閨のための下着を作ってほしいと依頼を受けた。 しかし前世も今世も処女のシェリーは、機能的でよりセクシーなデザインをこれ以上絞り出すことができなかったのだ。 「誰でもいいから捨てようかな」とつぶやいた言葉を聞いたクリードに「お前を俺の女だと思って抱く」と、その役を買われてしまった!! 下着のデザインを相談しただけのはずが、どうしてこんなことに――!? 独占欲強めで絶倫な上にテクニックもすごいワイルド系ヒーローに外堀を埋められちゃう、仕事に一生懸命なヒロインのお話。 ※本作品は『王子よりマシだと婚約したら腹黒絶倫でした』に登場するデザイナー、シェリーが主人公のお話です。 <作者より> 同じ世界観で全く違う系統の話を書いてみたかったので、今回は異世界転生ヒロインが主人公です。 Web版は短編でしたので、二人の恋愛の過程と短編のその後について加筆させていただきました。 はたしてシェリーは推しに会うことが出来るのか。少しでも楽しんでいただけると嬉しいです。 『エッチな下着のデザインを相談したら絶倫男に種付けされました(1)』には「第一話 推しが登場するゲームの世界に転生したのに、推しは産まれていなかった」~「第二話 下着のデザインを相談したら、種付けされた」(前半)までを収録
  • ハズレの森の魔法使い~婚約破棄された令嬢が大魔法使いの最愛になるまで~(1)
    完結
    -
    止まっていた時間の果てで、運命が巡り出す――。 公爵令嬢のセリーナは、異世界からきた聖女と恋に落ちた王子に、公の場で婚約破棄してほしいと宣言された。 王太子と結ばれることが使命であり、未来の王妃として人生のすべてを捧げていたセリーナはそれを受け入れ、二人を祝福した。 惨めな気持ちで残っていたセリーナの前に現れたのは、ハズレの森に住んでいる、国民の誰からも恐れ敬われている偉大な魔法使い・グレイフィール。 なぜかグレイフィールに連れ出され、そのままハズレの森で彼の弟子となってしまった。 魔術を学びながらウサギ型の精霊やしっかり者の従者にも支えられ、徐々に明るさを取り戻していく。 そんな日々を送るうちに、彼女はグレイフィールの大きな秘密を知ることになる。 それはセリーナ自身にも関わる秘密のようで…… これは、心に傷を負った少女が、本当の自分と幸せを手に入れるまでの物語。 <作者より> 不憫な美少女が本当の居場所と幸せを掴む話を書きたい。 それがこの物語のスタートでした。 WEB連載時に描ききれなかったものを全部込めました。 セリーナの選んだ結末を見守っていただけたら幸いです。 『ハズレの森の魔法使い~婚約破棄された令嬢が大魔法使いの最愛になるまで~(1)』には「第一章 大魔法使いとの出会い」~「第一章 ニールの優しい願い」までを収録
  • 責任、とって?(1)
    完結
    -
    隣国との戦争に医療班として参加していた医療魔術師リーズは、味方を庇って毒矢を受け、死の淵にいる騎士セルヴァンの治療を任される。 もう無理かもしれないと周囲にも諦められていたが、ひとつだけ彼を治療できる方法があった。 それはリーズの持つ特殊スキル『性行為による治癒完治魔術』。 その名の通り、性行為によって怪我や病気、毒に至るまで、すべてを治すことができる万能でありながらとても破廉恥な術だった。 生涯使わないと決めていた術だったが、恩人であり片思いの相手のセルヴァンを救うため、リーズは治療を行うことを決意する。 意識のないセルヴァンに跨り、内心で想い人との行為を嬉しく思いながらも必死に治療を行うリーズ。 そうして無事に治療が完了して安堵していたとき、セルヴィンが目をさました。 勝手に行為をしたことがバレたら嫌われてしまう!と顔を見られないように慌ててその場を離れたリーズだが、なんと彼のもとに下着を置いてきてしまって……!? 内気な治癒魔術師と明るい騎士の、両片想いのお話。 <作者より> 短編で書いた作品ですが、皆様のご愛顧によりまさかの電子書籍化となりました。 WEB連載の時には省略したあれやこれやを書き起こしてボリュームも倍近い文字数になっております。楽しんでいただければ幸いです。 『責任、とって?(1)』には「〈1〉」~「〈4〉」(前半)までを収録
  • 薄幸の乙女は孤独な侯爵と禁秘の契りを結ぶ(1)
    完結
    -
    幼い頃に両親を亡くした12歳のルーシアは、叔父夫婦の家で暮らしているが、叔父夫婦とその子供たちから毎日虐待を受けていた。 ある日奴隷商人に連れ去られ、娼館に売り飛ばされそうになる。運よく逃げだしたものの、行き場を無くしたルーシアは『人間嫌いの放蕩者』と有名なケネス・リムチェノーワ侯爵が大金とともに銀行から出てきたところを目撃する。 (あのお金さえあれば、パンが食べられる……) 目の前の欲を満たすため、30歳も年上のケネスの金を盗もうとして失敗してしまったルーシアは―― 「ワ、ワタシと……、セックスしませんか?」 一か八かで放ってしまったその言葉の答えも意外であったが、その後再び奴隷商人に見つかり連れ戻されそうになったルーシアを身請けすると言って大金を支払ったケネスに、さらにどういう状況かわからなくなるルーシア。 そのまま屋敷に連れていかれたルーシアは侯爵家の人間になるのだから教養や礼儀作法を身に着けろというケネスの言いつけに、必死で応えようとする。 そして五年の月日がたち、ルーシアは街でも評判になるほど美しく成長した……。 年上のイケオジ侯爵と、一途で美しいルーシアは互いへの恋情と独占欲が溢れはじめる――。 年の差と身分差でがんじがらめの二人が、ゆっくりと愛情を育んでいく切ない純愛ストーリー。 <作者より> 例えフィクションといっても、設定などの事を色々と考えますと、かなり好き嫌いが極端に分かれる作品かなと思います。 それでもほんの少しでも興味を持ってもらえたり、もし好みに合い読んで頂けましたら、その時は心から嬉しく思います。 ケネスとルーシアの恋の行方をあたたかく見守って頂けましたら幸いです。 『薄幸の乙女は孤独な侯爵と禁秘の契りを結ぶ(1)』には「第一章 邂逅 どこまでも逃げる」~「第二章 少女の初恋 慣れない環境での試練」(前半)までを収録
  • 婚約者が猫に私の名前をつけまして【分冊版】1
    完結
    -
    「オリヴェル様、婚約を破棄してくださいませ」 男爵令嬢のイェレナは我慢の限界だった。婚約者である候爵家の令息オリヴェルは、婚約してから約10年間、ずっとイェレナに対して冷たい態度をとってきたのだ。 だから彼に婚約破棄してもらおうと呼び出したのだが――そこに現れた男爵令嬢のヒルダによって、魔法で猫の姿に変えられてしまう。 誰にも気づいてもらえず彷徨って汚れてしまった猫(イェレナ)を拾ってくれたのは、なんと大嫌いなオリヴェル。 オリヴェルの屋敷に連れて行かれたイェレナは、オリヴェルの本心(いや、病んでいる本性)を知る。 「イェレナも真っ白な肌なんだ。触れたいと思って何度も手を伸ばしかけたけど、自分を抑えられなくなるのが怖くて我慢していてな」 「はやくイェレナを見つけなきゃ。見つけて閉じ込めておかないと」 ずっと冷たい態度だったオリヴェルのイェレナに対しての秘めていた執着を知り、「ええー!私って異常なほど溺愛されていたの?!」と驚愕したイェレナは、このまま猫のままでいた方がいいかもと思い始めるが……。 婚約者に愛想を尽かせた負けん気の強い令嬢と、そんな彼女を幼い頃から一途に溺愛し続けてきた、こじらせヤンデレ重症イケメンのすれ違いラブコメディ。 本編はWEB版から約2万文字加筆し、2人のドタバタな新婚旅行の様子をお届け。よりパワーアップしたオリヴェルを描きました。 また、番外編を2本収録しており、完結後のイェレナたちの日常をお楽しみいただけます。 『婚約者が猫に私の名前をつけまして【分冊版】1』には「第一章 婚約破棄してもらおうと思ったのに」~「第二章 隠し続けてきた執着」(前半)までを収録
  • 姉の代わりに嫁いだら、皇太子がヤンデレに豹変しました(1)
    完結
    -
    「お前に妻としての役目は望んでいない」 侯爵家の双子の姉妹と皇太子ライナスは幼馴染として育ち、姉のアムリアが婚約者に選ばれた。ところが結婚式前日、双子の姉が失踪した……。 婚約が決まってから、姉が王妃教育のために王都で忙しい日々を過ごす一方で、マシェリはとある理由でずっと領地に引きこもっていた。 しかし、突然失踪した姉の身代わりとして、妹のマシェリが姉のふりをしてライナスに嫁ぐことになる。 姉がなぜ逃げたのかもわからず、礼儀も教養も足りないマシェリは途方に暮れたが、姉が残してくれた一冊のノートを発見した。 マシェリはライナスやライナスの周りのことが詳細に記されていたそのノートだけを頼りに嫁いだが、初夜をどう切り抜けるべきかと怯えていた。しかし、ライナスはその夜、冷酷に言い放った――お前に妻としての役目は望んでいない、と。 差し出されたのは、偽りの夫婦生活を送るという内容の契約書で、マシェリはさらに困惑することになる。 一緒に過ごすうちに、契約書を取り交わした愛のない結婚のはずが、ライナスの様子がおかしい――。 彼の真意が読めないマシェリ。姉が見つかるまでと自分に言い聞かせながら、懸命に偽りの妻を演じるが……? <作者より> いつ身代わりがバレてしまうのかというドキドキ感と、皇太子ライナスがツンデレからヤンデレに変貌する瞬間をお楽しみください。 『姉の代わりに嫁いだら、皇太子がヤンデレに豹変しました(1)』には「第一章 偽りの婚姻」~「第二章 四年の月日」までを収録
  • 探偵助手は推理中に身悶える(1)
    完結
    -
    借金のカタに娼館に売られそうになっていたところを探偵のアイザックによって救われたレイチェル。 それからは彼の助手として働くことになったのだが、アイザックには探偵として『決定的に向いていない癖』が一つあった。 なんと彼は『女性を抱いている時こそが一番頭が冴えわたる』という特殊な癖の持ち主だったのだ。 助手になってからというもの、彼の探偵事務所に依頼人が訪れると「下着を取って足を開け」と命令される日々を送ることに……。 しかし、そのやり取りにもすっかり慣れてしまったレイチェルは、助手としての役割を果たそうと積極的にアイザックに体を委ねるようになる。 事件の謎と快楽の波に溺れるレイチェルをよそに、彼女を抱きながらも冷静沈着に難題を解決するアイザック。 鬼畜な雇い主に抱かれながらも彼の魅力に惹かれていくレイチェルと、謎解きにしか興味がないがレイチェルのことは密かに気に入っているアイザックのミステリーロマンス。 <作者より> この度電子書籍化することとなりました。応援してくださった皆様、本当にありがとうございます。 一風変わった彼らの推理を楽しんでいただけたら嬉しいです。 『探偵助手は推理中に身悶える(1)』には「犯人はスチュワード」~「二人のエリザベス」(前半)までを収録
  • 黄金の眠り姫は、白銀の騎士の口づけで甘く目覚める(1)
    完結
    -
    「何をするんですか! 私には夫がいるんですよ!」 「――それが?」 伯爵令嬢ルチル・クォーツは、魔術学校では落第間近の落ちこぼれ。なんとか卒業し、幼馴染との結婚式当日、謎の人物から禁呪具とは知らず受け取ったペンダントを身に着け、式中に大勢の前で魔力を暴走させて気を失ってしまう。 やがて甘く深い口づけの感覚で目を覚ましたルチル。ルチルに口づけていたのは、夫ではなく、この国の第二王子である聖騎士シュヴァルドだった!? ルチルは、目覚めたのが二年後であり、その間に父が亡くなっていることを知る。また、禁呪具の罪を問われていることや、シュヴァルドからのキスは呪いの解呪と、魔力と生命力の補給のためということを知り、受け入れるしかないルチル。 そんなルチルに追い打ちをかけるように、親友と夫が情事に及ぶ場面を見てしまう。 夫との離婚を決め、禁呪具を渡した男の行方を追うため、シュヴァルドと一緒に旅に出ることに。道中のただの魔力の補給のはずの口づけが、なぜかどんどん深くなるのにルチルは抗えない。 一方シュヴァルドの過去になにが……ルチルの閉ざされた記憶の中にある真実とは――!? <作者より> 幼馴染ばかり書いている作者が、ボーイミーツガールに挑んだ作品です。 かつて友情を失って心を閉ざしてしまったヒーローが、事件に巻き込んだために自身と同じ境遇に追い込んでしまったヒロインに希望を見出していく物語。壊れかけの友情と向き合い、自身の未熟さを受け入れながら、少女から大人になっていくヒロイン、過去に自身と似た境遇になった少女を通じて心を開いていくヒーローを書きたくて書いた作品でした。二人の恋の過程への応援を、どうぞよろしくお願いします。 『黄金の眠り姫は、白銀の騎士の口づけで甘く目覚める(1)』には「序章」~「第二章 幸せは一睡の内に」までを収録
  • 虐げられ令嬢はいにしえの英雄に囲われる(1)
    完結
    -
    石像から蘇ったヤンデレ騎士。呪いを完全に解くためには、愛するものの体液が必要だと、心も身体も囲われ、舐られ、これでもかと騎士に執着される溺愛ストーリー! 家族から冷遇されて育った幼い伯爵令嬢のルルティアナは花を摘んで来いと言われ、雪の中に放り出されてしまう。寒くて心細い中、ふと雪原に辿り着いた。そこに立っていたのは、かつてこの国を黒龍から救った「英雄バルト」の石像だった。 それからというもの、ルルティアナは孤独を埋めるようにバルトの石像に会いに行き、話しかけ、汚れを拭い、敬った。 やがて十九歳を迎えたルルティアナは金のために売られるように婚約が決まった。望まない結婚で全てを奪われるのなら、せめて最初のキスだけはと……そう思ったルルティアナは屋敷を抜け出し、英雄バルトの石像に口付けた――。 すると突然石像は人間になりルルティアナを抱きしめた。そう、それは黒龍による石化の呪いが解けた本物の英雄バルトだったのだ。バルトの話に混乱していると、抜け出したルルティアナを連れ戻しに家族と婚約者が来てしまう。 「連れていってください。ここにいたくない」 ルルティアナはバルトとともに逃げることにしたが、しばらくして実はバルトの石化の呪いが完全に解かれていないことを知る。 呪いを解くためには、愛するものの体液が必要って――!? <作者より> 偶然呪いを解いたことで、突然溺愛され翻弄される女の子が書きたくて考えたお話しです。バルトが活きのいいヤンデレになってくれてとても楽しかったです。 『虐げられ令嬢はいにしえの英雄に囲われる(1)』には「プロローグ」~「二章 黒龍の呪い」(前半)までを収録
  • 転生前の婚約者がクズでした。わたくし今度は恋がしてみたいのです!【分冊版】1
    完結
    -
    「トマス様なんて、大っ嫌い! あんな人と婚約していたなんて、黒歴史だわ! 解消されて良かったぁっ!!」  自分の叫び声で目覚めると、わたくしはリリー・ララスではなく、アリア・フォードネスへと転生していた。あまり好きじゃなかった婚約者トマス・パテルス様から婚約破棄を突き付けられ、穏便に解消し、さぁ楽しく生きようと思った矢先、リリーの生が終わり、アリアの人生が始まっていた。 ――うっかり死んでしまったリリーの人生の分まで、今度はアリアとして楽しく長く生きていく決心をしたわたくしの2度目の人生で、気になる子息・ラトル様と仮婚約したのに、元婚約者と再会。気持ち悪さが増した元婚約者から逃げてラトル様と本婚約するまでのお話。  書き下ろしにアリアとラトルのその後や本編では語られなかった仮婚約期間中の出来事をお届け。ラトルとアリアがいつから互いの名前を呼ぶようになったのかというエピソード付き。 『転生前の婚約者がクズでした。わたくし今度は恋がしてみたいのです!【分冊版】1』には「一 婚約破棄を宣言されました」~「五 お茶会デビュー 1」までを収録
  • 内緒で出産したら、俺様御曹司と結婚することになりました【分冊版】1
    完結
    -
    「俺に食われても知らねぇぞ」 「いいよ……私を食べて?」 出張先の海外で助けてくれたのは初恋の相手である晃輝だった。その後、酔った勢いで一夜を過ごしてしまった雪音。しかも、その一晩で子どもを身ごもってしまった。 晃輝に妊娠を告げず、両親にも父親が誰か告げずに出産し、シングルマザーとして子どもを育てていたが、あの一夜から二年後――晃輝が再び雪音の前に現れた。 全ては子どもの幸せのため。自分はあくまでも跡取りであるこの子の付属品なのだと自分に言い聞かせて、始めた新婚生活だった。 ……はずなのに、イクメンで優しい晃輝に嫉妬したり、優しくされてドキドキしたり……雪音の心は大忙し。 高校時代に好きだった初恋の相手と再会した雪音が、海外雑貨を扱う大手企業の御曹司である晃輝に再び恋をするお話。 番外編を書下ろしで二本収録。甘々で可愛い番外編の内容は……読んでからのお楽しみ! 『内緒で出産したら、俺様御曹司と結婚することになりました【分冊版】1』には「第一章 初めての言葉は」~「第四章 想いを伝えたら」までを収録
  • 冥府の王に嫁入りします!【分冊版】1
    完結
    -
    ある朝、有名な美青年であった公爵家の四男との婚約を一方的に破棄されたと父に告げられたアメリア。 そして、その日、登校した女学院の教室に神殿の最高位である教皇が訪れた。 「アメリア。そなたに死者の神、冥府の王サリューンへの嫁入りを命ずる」 それは、突如言い渡された年老いた神との結婚を指す。未来のない神殿での奉公生活に絶望したが、持ち前の明るさで受け入れた。 神域に入り神の信託を運べるのは花嫁でもあり神子となったアメリアだけ……。慣れない儀式や仕事に戸惑いつつも親切な小間使いのリオンや、優しいサリューンに助けられ日々を過ごしていく。 そんなある日、元婚約者のマティアスがアメリアに会いに来た。 その再会から穏やかだと思われた生活が一変した……。 大きな陰謀に巻き込まれる中、アメリアは次第にサリューンの秘密に近付いていく――。 これは、少しおてんばな伯爵令嬢と、一途で奥手な神様の結婚のお話。 リオンの子ども時代を回想した『シモン教皇の備忘録』、アメリアとリオンのその後を描いた『星空の舞踏会』の書き下ろし2本を収録。『冥府の王に嫁入りします!【分冊版】1』には「第一章 冥府の王との結婚」(前半)までを収録
  • 王子よりマシだと婚約したら腹黒絶倫でした(1)
    完結
    -
    「少しでも私のことを女と思うのなら、私の処女を奪ってほしい」 侯爵令嬢のヴィクトリアは、王女付きの騎士になることを夢見ているが、父から「学園の騎士クラスを首席で卒業」という条件を出されていた。 しかし、どんなに努力しても三年間ずっと二位……首席は平民出身のジークだった。そして、最終試験もジークと戦い、ヴィクトリアは負けてしまった。王女の騎士にもなれず父の選んだ男性に嫁がなければならなくなり、絶望するヴィクトリア。おそらく婚約者候補は、やたらヴィクトリアにちょっかいをかけてくる、大嫌いな第三王子。 それだけは絶対に避けたいヴィクトリアは、「王族は処女しか結婚できない」という決まりを破って結婚できなくなればいいのだ、と考える。 ヴィクトリアは、切磋琢磨した学友でありライバルのジークに断られるのを覚悟で処女を奪ってほしいと頼むが「もっと自分を大事にしろ」「見合いには必ず行くように」とジークに強く言われてしまった。 目論見がはずれて、しぶしぶ挑んだ見合い当日、そこにいたのはジーク……。ジークが侯爵令息ってどういうこと!? 首席を維持していたのはすべてヴィクトリアを手に入れるためだったことも、ジークがこんなに絶倫だったなんてことも聞いてない! 男勝りで恋愛音痴なヒロインと、甘々でどこか腹黒い絶倫ヒーローのキュートでエッチなラブロマンス! <作者より> 首席を争う男女、恋愛音痴のヒロイン、ハイスペックだけどヒロインからの好意に弱いヒーロー等好きな要素を詰め込みました。どうぞよろしくお願いします。 『王子よりマシだと婚約したら腹黒絶倫でした(1)』には「第一話 婚約 ~彼女と彼の事情~」~「第二話 卒業 ~彼女と彼の小夜事変~」までを収録
  • 聖女付きメイドは憧れの騎士に溺愛される(1)
    完結
    5.0
    「オレと婚約してくれないか」 「――――へ?」 聖女の専属メイドとなったカトレアは、仕えるべき主人がまだ眠っている部屋の前で、憧れの騎士――ゼノイスに婚約を申し込まれる。 平民出身であるカトレアにとって、同じく平民の出でありながらもその実力を認められ、爵位を授かり、第二皇子殿下の専属騎士となったゼノイスはまさに憧れの存在であった。 そんな彼からの突然の申し出に困惑しながらも、きっと何か事情があるのだろうと婚約を承諾したカトレア。 決して軽い気持ちで結んだ婚約ではなかったが、ただの平民メイドであったカトレアには想像もできないほどに運命が大きく動きだすことに――。 呪われた第二皇子に忠誠を誓った近衛騎士ゼノイスと、その皇子を癒せる聖女に仕えるメイドのカトレア。 どんなピンチでも互いに主人を優先しなければならない、強い心を持った二人の両片想い恋愛譚。 <作者より> 呪われた第二皇子と家族に虐げられてきた聖女のボーイミーツガール―-の、隣にいる騎士とメイドにスポットを当てたお話です。 どうか、楽しんでいただけますように。 『聖女付きメイドは憧れの騎士に溺愛される(1)』には「序章 婚約破棄」(前半)を収録
  • 悪堕ち姫のお姉さま~魔王に嫁ぐ妹を救います~(1)
    完結
    -
    難病を患い、家族に看取られながら亡くなったはずの私。 死後の世界で「別の世界に生まれ直して、妹が魔王に嫁ぐのを阻止してほしい」と神様っぽいおじいちゃん2人に言われ、とある貴族の私生児グレイスとして転生した。 転生後、前世の記憶がないグレイスは、辺境の娼館で平民の母や娼館の人たちから愛されて育っていたが、母の死をきっかけに父親に引き取られ、王都の侯爵家で生活をすることになった。 侯爵家では、異母妹エリザベスが癇癪もちでわがままに過ごしていた。それは彼女が持つ強すぎる魔力のせいで周囲の者が体調を崩したりけがをしたりするので使用人も遠巻きになり、エリザベスの母も娘に冷たい対応をしていたことによる愛情不足が原因だったのだ。 転生時におじいちゃんズにお願いされたことを覚えていないグレースだったが、妹をかわいく思い、エリザベスに優しく接していた。いつしか2人は仲の良い姉妹となり、エリザベスの魔力暴走もなくなっていき、侯爵家の中は少しずつ変わっていく。 時が経ち、幼馴染で初恋相手だった辺境領主の息子ラルフォードが隣国からの留学を終え、再会し交際をするなか、高魔力の子供を攫う事件が起こり始める。 とうとうかわいい妹エリザベスにも魔の手が迫る――。 自覚も記憶もないまま、他世界の命運を握った人物に生まれ変わったグレイスの、家族と恋の話。 <作者より> 記憶もチートもなく、ただ人格だけを引き継いで転生したら? そんなことから考えついたお話です。 家族の再生物語に、恋と魔法のスパイスを加えました。しっとりほっこり、お楽しみいただけたら嬉しいです。 『悪堕ち姫のお姉さま~魔王に嫁ぐ妹を救います~(1)』には「プロローグ」~「魔術院監察官長の閑話」までを収録
  • 侯爵令嬢ですが、婚約破棄したいのに殿下が同意してくれません(1)
    完結
    -
    「何もここまで徹底的にバカップルを演じなくても……」 家を継ぐため婚約破棄したい侯爵令嬢 VS 天邪鬼で意地悪な幼馴染殿下の攻防戦! 代々国王の臣下を務めてきたカストロフ侯爵家だが両親が事故死し、当主となるはずだった兄は国王陛下の婚約者候補と駆け落ちした。 そのため、侯爵令嬢のレミリアは侯爵家の当主となるつもりだったが、国王から王弟であり幼馴染のラヴィルと婚約関係にあると聞かされた。 身に覚えのない婚約話だがまったく笑えない……なぜなら、カストロフ家が先祖代々守ってきた制約の一つは、当主は王家の人間と婚姻関係を結んではならないというもの。つまり、ラヴィルと婚約破棄しなければ、レミリアがカストロフ侯爵家を継ぐことはできないのだ。 ラヴィル殿下との婚約破棄したいのであれば、遠い領地に引きこもったラヴィル本人を王都へ連れ戻せと王命を受けたレミリアだが……。 (私があの悪魔を?) 何を隠そう、レミリアはラヴィル殿下のことが大の苦手なのだ――。 しぶしぶラヴィルのもとへやってきたが、頑なに王都へ戻る気がないラヴィルと、頑として引かないレミリア。 最初こそ対立していたが、ある日、客人がやってくることになり、なぜか仲睦まじい恋人同士のふりをしろと提案される!? (――どうして、こうなったの……?) 悪魔の笑みでバカップルを求められても困ります! はやく婚約破棄してください――! <作者より> じれじれ、もだもだ。時々切ない両片思い。先祖が結んだ誓約、〈エメラルドの誓約〉により結ばれるわけにはいかない小動物令嬢と幼馴染の素直じゃない殿下のあれこれです。 ネット掲載版を大幅改稿。書き下ろしも含め、二人のその後を書いた番外編三編も収録。 『侯爵令嬢ですが、婚約破棄したいのに殿下が同意してくれません(1)』には「プロローグ」~「第三話 猟奇の城の猟奇殿下」までを収録
  • 義妹に火傷を負わされ色欲魔に嫁がされるようです(1)
    完結
    -
    義妹と遊んでいた幼い頃、顔面に酷い火傷を負ったアマーリエは、常に傷跡を隠すために仮面を被っていた。 ある日、火傷のせいで父親に婚約者を義妹に交替させられ、義妹と出席した仮面舞踏会でその元婚約者が「彼女を抱けない」と言うのを聞いてしまった。 失意の悲しみに明け暮れる暇もなく、ある日突然、アマーリエは王命で、元王太子で公爵のオスカーと婚約をすることになった。 オスカーは絶世の美男でありながら『好色猿殿下』『淫蕩王太子』など呼ばれるほどの色狂いだと噂されていた。 だが実はそれは国王が悪魔と契約した代償に、女と見れば襲い掛かる奇病に侵されているからだという。 その悪魔曰く、アマーリエがオスカーの運命の相手で、二人が結ばれれば奇病が治るらしい。 王命ならば仕方ないと嫁いだその日に、オスカーの発作によりアマーリエは無理やり抱かれ、処女を散らした。 何が番よ。ばかばかしい。運命の赤い糸なんて嘘だわ。 そう思っていたアマーリエだったが、オスカーの発作はみるみる収まってきた。しかも発作状態でないオスカーはなんだか誠実そうで……!? 虐げられてきた仮面女子が幸せを掴むまでのお話――。 <作者より> 「仮面女など愛せるわけがない!」失言公爵が落ちるさまをごらんください♪ 『義妹に火傷を負わされ色欲魔に嫁がされるようです(1)』には「ある男の記憶」~「実家を出る」までを収録
  • 地獄の君主様は偽りの令嬢を溺愛する(1)
    完結
    -
    貧民街で、花売りや針仕事でなんとか生活しているクリスティーナ。 ある日、前住居者宛てに届いた1冊の本ーーその悪魔についての魔術書に書かれていた方法で興味本位に悪魔召喚を試してしまう。 「――――この小汚い小屋に私を喚び出したのはお前ですか?」 目の前には漆黒の燕尾服にマント、シルクハットを深くかぶった絶世の美男子が紅玉の瞳を煌めかせていた。 それは、欲情を司る序列十二番の地獄の偉大なる君主である悪魔シトリーだった。 クリスティーナは叶えてほしい願いがなにもないと追い返そうとしたが、悪魔の沽券にかかわるからと願い事を言うように迫られた。 考える時間をもらったクリスティーナは、翌日、夜道で狼男に襲われそうになり、咄嗟に願いを言ってしまう。 「私を永遠に護ってください!」 「了解しました。それでは契約のキスを」 願いと引き換えに身体と魂を……と、契約は交わされ、シトリーが手配した人間界の貴族・リンジー伯爵家の当主夫婦としての生活が始まる。 意地悪だけど必ず護ってくれるシトリーに心も体も甘く手懐けられ、クリスティーナは完全に悪魔の手の中――。 20世紀初頭のロンドンを舞台に巻き起こるゴシックロマンス! <作者より> 皮肉屋で意地悪な悪魔シトリーと、巻き込まれ体質のクリスティーナ。 さまざまな事件を乗り越えながら深まるふたりの関係と絆を楽しんでいただけたらうれしいです。 『地獄の君主様は偽りの令嬢を溺愛する(1)』には「一 不穏な影」~「七 血塗られた歌姫」までを収録
  • くたびれ侍は人質姫を寵愛する(1)
    完結
    1.0
    「もう二度と、大切なものは作りたくない」 軻皇国の第二皇子ゴドーは、鍛え抜かれた剣技を持ち軻皇国最強の特別部隊率いていたが、十年前にぱったりと表舞台から姿を消していた。そう、彼はかつて戦場で鬼人と呼ばれ、諸外国から恐れられた男だったのだ。 軻皇国に敗戦したレイジス王国の王女エリシアは、人質同然としてかなり年上のそのゴドーのもとに嫁ぐことになった。 とはいえ、第二皇子への輿入れのはずが、連れていかれたのは山奥の一軒のあばら屋前。ひとり置き去りにされてしまったエリシアが、意を決してそのあばら屋に足を踏み入れようとした瞬間、暗殺者と勘違いされ背後から刀を突き付けられてしまう……! この山奥でひっそりと暮らしているゴドーは、まるで皇子とは思えないくたびれた侍風情の容姿だった。しかしエリシアは、自分に向けられたその静かな殺気と剣技に、なぜか一瞬で心を奪われ恋に落ちてしまう。 ゴドーはこの結婚を迷惑だと言いエリシアを追い出そうとするが、雪が積もり始めた山から降りることはできず、春まで期間限定の共同生活をはじめることに。 不器用だけど優しいゴドーと王女なのに不便な生活を楽しんで過ごすエリシア。 彼の過去と傷ついた心にゆっくりと寄り添ってくれていたエリシアが、ある日刺客に襲われ毒を受け――。 <作者より> 明るくて朗らかなヒロインが、心に深い傷を負って全てを諦めてしまったヒーローの心を癒やすことで、彼がまた前を向いて歩けるようになるまでの物語です。 和洋折衷、まったく文化の異なるふたりが相互理解を深めていくさまや、雪山でのしっとりとしたふたりきりの生活をお楽しみください。 『くたびれ侍は人質姫を寵愛する(1)』には「一 嫁入」~「二 契約」までを収録
  • 悪役令嬢は第一王子に搾取される~魔王討伐までは我慢します~(1)
    完結
    -
    「キアラ、今夜も始めようか」 幼い頃、自分が前世で遊んでいた乙女ゲームの悪役令嬢に転生したことを思い出したキアラ。 せっかく憧れの魔法の世界に生まれ変わったんだから、幸せに生きていきたい。誰にも嫌われず、邪魔しないようにしよう、そう思っていたのに、2年前、魔王退治のために召喚された聖女から『キアラは悪役令嬢で、いずれ魔王に加担してこの国を滅ぼすことになる。だからその前に始末してほしい』と言われ何もしていないのに投獄された。 なんとか処刑は免れたものの、代わりに与えられた条件は、第一王子・ユーリとの婚約破棄、一切の魔術学習の禁止、外出禁止、そしてユーリに【魔力の提供をすること】だった。 キアラの身に宿る膨大な魔力を魔王に利用されないため、ユーリに房中術を使って吸収してもらい、その魔力を国防に活用する。 そのためにこの2年間、キアラとユーリは10日毎に体を重ねていた。 しかし一向に解決しない魔王問題に、不安や不満を募らせるキアラ。そんなキアラの気を紛らわせるため、ユーリが一つだけ魔法を教えてくれることに。 ふたりでこっそりと魔法の練習をするうちに、軟禁生活でこじれてしまった関係が良くなっていく。 ところがキアラはある日、実はとっくに魔王は討伐されていたことを知ってしまう…… <作者より> Web投稿R18作品として掲載していたものです。設定や内容など加筆修正しています。 本編だけではなく、ユーリとキアラ過去編ではユーリがキアラと出会ったシーンや、初めての儀式、決意などユーリ視点での物語を、人魚の楽園編は本編終了後の二人のお話が追加となっています。 『悪役令嬢は第一王子に搾取される~魔王討伐までは我慢します~(1)』には「第一話 悪役令嬢は返事をしない」~「第五話 ユーリの魔術披露」までを収録
  • 公爵令嬢はなにもしない(1)
    完結
    -
    王家からの打診を受け、ひとつ年上の第二王子殿下・スヴェンとの婚約者となった公爵令嬢ルシア。 しかしスヴェンには、幼馴染のレミリアという想い合う相手がおり、見目麗しく愛らしいふたりの恋愛は、王宮内で微笑ましく見守られていた。 そのため、ふたりの仲を裂いたと周囲の者から疎まれており、軽微なものとはいえ王子妃教育のために王宮に召されてから、王宮の侍女からのルシアに対する嫌がらせを受ける日々が続いていた。 王宮に来た日に挨拶を交わしたきりで一度も会いに来ていないスヴェンが、ある日突然お茶に誘ってきた。しかもそれは、レミリアから婚約者の責務をちゃんとしろと諭されてのものだった。 「殿下は私になにをお求めですか?」 いまさらルシアとの関係を構築しようと訪ねて来られても、ルシアにその気などまったくない。 仲を引き裂かれて被害者気取りのスヴェンに対して「巻き込まれたのは私だ。ほかの誰かを想っている相手との婚約……ましてやお二人がルシアのために、と別れられても不愉快だ」とぶつけるルシア。 自分は無力だから、抵抗することも愛される努力も訴えることも、すべて無駄だと知っている。 だから無駄なことはする気もない……そう、私はなにもしない。 「殿下は……できることは別にある筈です」 その「なにもしない」ルシアに対して、スヴェンは考え悟るようになる。それはレミリアや王宮内、次期公爵のクライヴを巻き込む。 自身の気持ちを相手に伝えることの大切さや難しさを感じてもらえる、不器用な恋物語。 <作者より> 沢山の作品の中から拙作のページへと跳んでいただき、誠にありがとうございます。 私にとっては初めての電子書籍化で至らない点も多いとは思いますが、大分推敲し、読みやすく致しました。 ファンタジー要素は多いですが、キャラクターの心情がストーリーのメインとなります。徐々に詳らかになっていく事柄の中で、キャラクターの誰かにどこかしらで共感を覚えていただけたら嬉しく思います。 『公爵令嬢はなにもしない(1)』には「婚約とその顛末」~「侯爵令嬢と公爵代理」までを収録
  • オオカミ陛下の躾け方~破滅フラグと一夜を共にした令嬢奮闘記~【分冊版】1
    完結
    -
    「王の隣で熟睡とは見どころのある娘だ。さすが、私と一晩を共にしただけはある」 酔い潰れた翌朝、マージェリーは頭を抱えていた。 まさか自分がワンナイトラブを、それも前世で大好きだった推しとしてしまうなんて――。 破滅ルートまっしぐらの悪役令嬢に転生したことに気付いたマージェリー。前世の知識を駆使して「魔の三年間」を乗り越えた彼女だが、直後、第二の破滅フラグであるオオカミ王・ユリウスとうっかり一夜の関係を持ってしまう。 こうなったら仕方ない。破滅フラグだらけな推しを『躾け』て、今度こそ完璧にバッドエンディングを叩き潰してみせます! これは、策士策に溺れる系ヒロインが、推しに図らずも溺愛されたり、周囲を無自覚に巻き込んで大騒ぎしたりしながら、誰もが幸せなパーフェクトエンディングを目指す物語。 『オオカミ陛下の躾け方~破滅フラグと一夜を共にした令嬢奮闘記~【分冊版】1』には「1章 破滅フラグと一夜を共にしてしまった!?」~「2章 ぐいぐい来る推しが止まらない」(前半)までを収録
  • 公爵令嬢シュロールは聖属性魔力がありあまる(1)【分冊版】1
    完結
    -
    魔法が自然と生活に馴染む国、ティヨール。 この国では十歳になると、国民全員が魔力測定を義務付けられていた。 「王国の国民、全員に初歩の回復魔法をかけてもまだ余るほどの魔力を持っている」 歴代でも最高値の聖属性魔力を測定された公爵令嬢のシュロールは、新しい聖女の誕生かと、国を挙げて人々から湧き上がる期待を受ける。 しかし、その周囲の期待を裏切るかのごとく、持ちうる魔力を全く使うことが出来なかった。 五年という月日が過ぎ、努力が報われることなく焦燥するシュロールにふりかかる悲劇。 婚約者でもある王太子にも冷遇され、世間には「聖女のなりそこない」と呼ばれ、どんどんと周囲から孤立していってしまう。 家族からも利用し見下され追い詰められるシュロールに、やがて思いもよらない救いの手が差し伸べられる。 果たしてシュロールは、その身体の内に秘めた魔力を使うことはできるのか――? 『公爵令嬢シュロールは聖属性魔力がありあまる(1)【分冊版】1』には「第一章 魔力の目覚めと、記憶の目覚め」~「第二章 避けることのできない婚約破棄」(前半)までを収録
  • 元師匠は抱いてくれない~でも『治療行為』として毎晩淫らにイかされてます~(1)
    完結
    -
    公爵家の娘、エリーことエレオノールは政略結婚により、一回り年の離れた辺境伯オズワルドと結ばれた。 「俺が君を、女として愛することはない」 初夜にそう宣言され落ち込むエリー。 実は、オズワルドとエリーは世界でも希少な『治癒』の力を持っており、かつては師弟関係であったのだ。 オズワルドは自分の弟子であった彼女を思い、白い結婚と認められ離縁できるようになるまでの三年間を過ごすつもりでいた。 一方、実はエリーは幼い頃からオズワルドを慕っていた。どうにか彼に女性として見てもらえるようにならないかと奮闘するが、あっという間に月日が長れる。 残された時間はあと一年。 焦ったエリーは「恋のおまじない」として怪しい占い師(淫魔)に目をつけられて、淫紋を刻まれてしまう……。 「……でも、これをきっかけに先生に抱いてもらえるのでは……!?」 不謹慎にも、エリーは期待するが、そんなにうまくはいかないものだ。 「抱かずとも、絶頂に導くことはできる」 そうしてエリーは決して抱かれることはないまま、夜な夜な絶頂に導かれる……。 <作者より> 元弟子は抱けないというヒーロー×初恋の師匠に抱かれたいヒロインの、とにかくヒロインがヒーローに抱かれたがっているお話です。 淫紋を刻まれてもなお抱かれない……!? じれじれと、エリーの奮闘をお楽しみいただければと思います。 『元師匠は抱いてくれない~でも『治療行為』として毎晩淫らにイかされてます~(1)』には「エリーの政略結婚」~「恋のおまじない」までを収録
  • 宰相閣下の閨指南(1)
    完結
    4.0
    「魔力の高い者ほど年より若く見える」という性質をもつ世界で、常識を超えた魔力をもつ宰相ローラントは、今年で50歳でありながら30歳ほどにしか見えないほど若々しく美しい容貌をしていた。 また、その容姿のせいだけでなく、女性の扱いにとても長けていると周りに思われており、いつも王宮中の女性の熱い視線を集めていた。 そんなある日、性戯に長けているという噂を買われ、ローラントは国王が新たに迎える寵姫に閨の手管を仕込む”夜の教育係”を命じられる。 「まってくれ。どうすれば――」 実はローラントはこれまでただの一人も女性に触れたことがない。 ばれたら大変だと心配するも、幸いなことに、寵姫として迎えられる予定のベアトリスは、素直で何も知らない箱入り娘の美少女だった。 うろたえながらも何とか教本通りに閨指南をこなすローラントだが、ベアトリスの初心な反応に夢中になっていく……。 齢50を過ぎているが体力も精力ともに強かった宰相閣下。はたして彼は、無事にお役目を全うできるのか?彼の遅かりし初恋の行方は!? <作者より> 若くてかっこいいイケオジがアワアワするのが書きたくて、このお話は生まれました。 精一杯虚勢を張ってヒロイン・ベアトリスに夜のご指導をするローラントと、彼の遅かりし初恋をお楽しみいただけたら嬉しいです。 『宰相閣下の閨指南(1)』には「宰相閣下の新たな務め」~「「導き」の始まり」(前半)までを収録
  • 捧げられた生贄は、神様に恋して過ごしています(1)
    完結
    5.0
    この国では三十年に一度、神への生贄に生娘が捧げられる――生贄に選ばれた家には国から名誉と宝石や高額の支度金が支払われる。 慎ましく母娘二人で暮らしていたが母が亡くなり、ある日クラリスの元にデッセル子爵家から迎えが来た。 裕福な貴族や商家の後妻か妾として使うつもりで引き取られ、その間、メイドを孕ませ捨てた子爵である父はもとより、義母、異母姉フローラからは蔑まれ、子爵家のメイドたちからも虐げられる日々を過ごしていた。 そうして過ごした二カ月後、フローラの代わりに生贄に捧げられると決まった。 引き返すことは許されず、みなが見守る中、決死の思いで神域へと続くといわれる大地の裂け目に飛び込んだ。 ――ぽよん、ぽよん。 辿り着いた神域で神が口にしたのは「生贄を必要としていないから帰れ」という言葉。 帰る家もなく、行き場を失ってしまったクラリスは、神であるディエテイルに仕える双子の神使・ルカとリオの口添えもあり、そのまま使用人として神域で暮らすことに。ぶっきらぼうに見えても実は優しく面倒見のいい神に惹かれるクラリスだが、人と神――この恋は叶わない。 人間の体は神域では生きられず、この想いだけを大事にしようしていたクラリスの体は緩やかな毒に蝕まれ始めていた。 前向きで明るい女の子と、なんだかんだで優しい神様の甘々×溺愛な恋のお話。 <作者より> 虐げられて神様への生贄に捧げられる事になっても屈しない明るい女の子と、そんな彼女に惹かれて最終的には溺愛してしまう神様の恋の物語です。 今日よりも明日、そしてその先に広がる未来でも。ふとした瞬間にも恋に落ちて想いを深めてしまう。 二人の恋のお話を楽しんで頂けますように。 『捧げられた生贄は、神様に恋して過ごしています(1)』には「プロローグ」~「第一章 幸せな時間のはじまり」(前半)までを収録
  • 羽より顔で選んだら絶倫軍人を独り占め!?(1)
    完結
    -
    「もっと乱れて、俺を求めろよ。お前は、俺だけを見て、俺だけ感じていればいい」 異世界に転生したら、天使のような白く大きな羽の生えた有翼種だったミア。同族の美醜を羽で判断する世界で、ミアは幸運なことに『有翼種的には』超絶美少女だった。 「折角美少女に転生したんだから、できたら自分好みのイケメン(前世基準)をゲットしたい!」 そんな欲望を胸に、国家主催で1年に1度開催されるお見合いに挑んだミア。超絶美少女としてこの世界で高嶺の花的存在のミアは、到着早々たくさんの男性に求愛されるが、正直好みの男性はいない。 そんな時出会ったのは、信じられないほど超絶美形の軍人グレン。顔がかっこいいのはもちろん、イケボで大人なグレンは明らかに自分とは縁がない……かと思いきや、なんとグレンはこの世界では非イケメン認定!? そう、グレンの持つグレーの羽では有翼種の女性からは全くモテないのだ。 ミアに突然声をかけられ、はじめは当然のように警戒したグレンだったが、どうやら本気でアプローチしてきているミアに、徐々に夢中になりのめり込んでいく――。 超絶イケメン(同族には非モテ)に積極的にアピールする女の子(同族にモテモテ)と、突然超絶魅力的な女の子にアピールされて戸惑うイケメンの織りなすポップでエッチなラブコメディ。 甘くドSで絶倫なグレンとの出会いから、爛れた発情期とラブラブな新婚生活まで! <作者より> 濃厚な発情ラブシーンが沢山ありますので、オメガバースものが好きな方、獣人ものが好きな方、ドSなヒーローがお好きな方、軍服がお好きな方、美醜逆転ものがお好きな方、ぜひぜひご覧ください! 独特の美醜感のある世界で、魅力的な女の子(種族的には)が自分好みの超絶男前(種族的には非イケメン)を追いかけたり、いつの間にか逆に追いかけられて甘々に口説かれていたリするラブコメディです! 嬉しいと羽がパタパタ動いたり、悲しいと羽がぺたん、と萎れたりする二人の姿や、物理的にも強いヒロインが活躍したり、いつも余裕のある態度を崩さない危険な男の色香が漂う男前(実はピュア)が照れたり、内心で悶えていたりしながら、ヒロインに振り回される姿を、ぜひぜひお楽しみ下さい! 『羽より顔で選んだら絶倫軍人を独り占め!?(1)』には「プロローグ」~「本編 美形にはいつまでたつても慣れない」までを収録
  • 砂漠の盗賊王と攫われた花嫁(1)
    完結
    -
    「ここから逃げ出してしまいたい……」 オアシスの街、アルマディナで暮らすドゥーヤ族の乙女ナディアは、残虐非道で強欲な権力者に見初められ、今宵まさにその清い身体を奪われんとしていた。 「願い通り、攫いに来たぞ」と彼女の元にあらわれたのは──。 背の高い均整の取れた体躯に見事な金髪と深紅の瞳を持つ、華やかなアラビアンファンタジーの王子様然とした『砂漠の盗賊王』ジャミールだった。 ナディアは、ジャミールと共にアルマディナから抜け出し、夜の砂漠を越え、遊牧民の街シストゥールに辿り着いた。 タフで絶倫で溺愛がすぎるジャミールと結婚し、新しい土地で、甘く幸せな生活を始めたのだが、ジャミールの出生の秘密により――。 溺愛スパダリヒーロー×おてんばお嬢様ヒロインの正統派アラビアンファンタジー! <作者より> 砂漠の熱風やオアシスの清涼感、華やかな衣装や豪華な建築物。大好きなアラビアンファンタジーらしい素敵なものを詰め込みました。 ヒーローヒロインと旅に出るような気持ちで読んでいただけると嬉しいです。 『砂漠の盗賊王と攫われた花嫁(1)』には「プロローグ」~「第一章 砂漠の盗賊王」(前半)までを収録
  • 不遇の占者は青い瞳の騎士に甘く乱される(1)
    完結
    -
    危険な麻薬「ローハ」を取り締まる専門部隊の隊長の王国騎士のウォルトは、摘発のため踏み込んだ屋敷で意識を失った人々と、危うい笑顔で老人を跨いでいた美しい若い女を助けた。 占い師として知らずに雇われ毒されたその女はヴィアといい、天涯孤独の平民だった。 屋敷から助け出された中で唯一助かったヴィアを、ぶっきらぼうながらも優しく慰め面倒を見てくれるウォルトと彼の部下たち。 行くあてのないヴィアは、ウォルトの誘いで騎士団とともに王都へ向かうことを決めた。 旅の最中のある夜のこと、ローハの後遺症としてヴィアの身体は急に火照りだし、快感を欲して疼きはじめる……。 我慢しきれない性衝動を鎮めて欲しいヴィアは、激しくウォルトを求めてしまう――!? 孤児な占い師と王国騎士、釣り合わない二人の恋の行方は……!? <作者より> 過酷な生活をしながらも明るさを失わない占い師ヴィアが、恋に対してだけは臆病になったり後ろ向きになったり。ままならない感情に悩みつつも、自分で進む道を決めて前を向いていく、そんな彼女の恋がどうなるのか見守っていただければと思います。 『不遇の占者は青い瞳の騎士に甘く乱される(1)』には「第一章 偶然の出会い」を収録
  • もう我慢ばっかりしてられない~没落したら獣国の将軍に嫁ぐことになりました~(1)
    完結
    -
    伯爵令嬢のシェリルは、王太子の婚約者である姉の近衛騎士になるために剣の修行に励んでいた。 王や王妃不在のある日のパーティーで、王太子が心を寄せた男爵令嬢ローゼをいじめたという理由で、姉が突然婚約破棄されてしまった。 濡れ衣であったが、姉はすぐさま投獄され、そのまま地下牢の中で亡くなり、翌日に父親も事故で亡くなってしまった。 唯一残った家族である兄と没落した家を守るため、シェリルは、新たに王太子の婚約者になったローゼの近衛騎士として仕えながら、ローゼのいじめに耐える日々を過ごしていた。 迎えた王太子とローゼの結婚式当日。 披露宴会場に乗り込んできた賊の首謀者として疑われ、捕らえられそうになったとき、来賓としてその場にいた獣人の国・フランベルグの国王と、その護衛・コンラートに助けられる。 そのまま口裏を合わせているうちに、シェリルはコンラートと婚約をすることに。 婚約はシェリルを助けるためのその場しのぎだと思っていたら、どうやらコンラートは本気でシェリルとの結婚を望んでいたようで……? <作者より> つらくて苦しくて逃げ出したくても、我慢するしかない。そうした理不尽なことが、たくさんあると思います。 我慢して我慢して積みあげられた重圧に押しつぶされそうになったとき、救いの手を差し伸べてくれる人がいたら……きっと、その人はかけがえのない特別な人になるのではないでしょうか? これは、いじめられ続けたシェリルが自分を必要としてくれるかけがえのない人との出会いを通じて、本来の自分を取り戻していく物語です。もし、興味がおありでしたら、読んでくださると嬉しいです。 『もう我慢ばっかりしてられない~没落したら獣国の将軍に嫁ぐことになりました~(1)』には「第一章 とある近衛兵の憂鬱 一話 すべてのはじまり」~「第一章 とある近衛兵の憂鬱 四話 獣国の将軍」までを収録
  • 異世界で聖なるもふもふのお世話係~夜は私がなでなでされて困ります!~(1)
    完結
    -
    社畜女子がもふもふ聖獣のお世話係となって世界を救う!? いや、あっちの“お世話”もするなんて聞いてません! ブラック企業の社畜として毎晩遅くまで残業三昧の芦原美夜。メンタル闇落ち直前の美夜の唯一の癒しは、動物たちのもふもふ動画だけ。 その日も夜遅くに会社を出た美夜は、真っ白なもふもふの子犬を助けようと道路に飛び出した。 ――はい、どうやら異世界転移してしまったらしい。しかも、もふもふの子犬は異世界で崇められている水の聖獣で、美夜は聖女アーシャとしてその子犬……もとい聖獣様のリオを立派に育てる役目を与えられてしまう。 「社畜から抜けだせた上に、もふもふわんこのお世話ができるなんて!」 喜んでもふもふのリオ様のお世話係として過ごしていたある日、リオが小悪魔系美少年に変身した! しかも、年下とは思えない色気をダダ漏れさせてアーシャに迫ってくる始末。 どうやら“お世話”にはそっちの“お世話”も含まれているとのこと。 さらに、ラテン系マッチョ(元の姿はどう見てもハムスター)、ツンデレ美青年(元の姿はどう見ても垂れ耳ウサギ)のお世話もすることになり、アーシャと3人の美男子の溺愛ハーレム生活が始まる! <作者より> 現実逃避にピッタリ! もふもふに癒され、年下&年上の個性的な男子たちに無条件で愛される、疲れた心と身体に優しいちょっとだけ大人向けのラブコメです。 『異世界で聖なるもふもふのお世話係~夜は私がなでなでされて困ります!~(1)』には「底辺社畜からVIP扱いの聖女になる」~「ウマい話には甘いワナがある」までを収録
  • 王太子の将来は私の性的魅力にかかっているそうです(1)
    完結
    -
    「現在殿下は9歳頃に精神退行されています」 幼くして王太子グレンオールの婚約者となった公爵令嬢のレティシア。 王太子妃となるため必死に努力してきたレティシアだったが、いつの間にかグレンオールに冷遇され、距離を置かれ、婚姻をも延期をされたことで社交会では不仲の噂が立っていた。そんな中、十八歳になったばかりの夜会で、とある事件が起きた。レティシアが謝罪の手紙を出しても一向に取りあえってもらえず一ヶ月が過ぎていたが、ある日突然王宮に呼び出された。 そこにいたのは、見た目は大人のままなのに、9歳に精神退行してしまったグレンオールだった……!? 「氷の王太子」と呼ばれるほどの表情に乏しいグレンオールが、満面の笑みで両手を広げ、大きな体でレティシアに抱き着いてくるのだ。精神退行の原因も解決策もわからず頭を抱える中、9歳のグレンオールが興味を持ったのは、レティシアのふわふわなおっぱい。  「なんだろ、すごく柔らかいね。ふわふわしてて美味しそう」 興味津々のグレンオールに胸を弄られ、思わず感じてしまうレティシアだったが、その瞬間グレンオールが一瞬元に戻った!? グレンオールが性的興奮を覚えれば元に戻る!という仮説が立てられ、もちろん白羽の矢が立ったのはレティシアで――! <作者より> 初めて書いた物語を書籍化していただけて幸せです。 自分の好きな設定ばかりを詰め込んだお話です。 王太子妃として立派であろうと努力するレティシアと、レティシアへの想いを募らせすぎて拗らせてしまうグレンオール。二人のすれ違いから生まれる物語を楽しんでいただけたらと思います。 書き下ろしで、番外編を書かせていただきました。もう一人の拗らせ男のエピソードも楽しんでいただけましたら幸いです。 『王太子の将来は私の性的魅力にかかっているそうです(1)』には「王太子の将来は私の性的魅力にかかっているそうです」(前半)を収録
  • 私のおデブな旦那様(1)
    完結
    -
    「僕と偽装結婚してくれませんか?」 貧乏な子爵家の令嬢であるソフィアは、困窮する家を助けるため金持ちの老人に売り渡されそうになっていた。悲しい気持ちを吹き飛ばすため、家庭教師の仕事で貰ったなけなしのお駄賃を片手にアイスクリームの屋台へやってきたソフィア。 「「キャラメルナッツマーブルアイスください」」 偶然にも同じアイスを注文したのは、風船のように膨らみ、むちむちと太った大きな男性だった。魔法省の職員だという男はリチャードと名乗った。そのまま一緒にアイスを食べながらソフィアの事情を聞いたリチャードは、あろうことかソフィアに偽装結婚の提案をしてきたのだ。 話をきくと、リチャードも意に沿わない相手との結婚を迫られているらしい。さらに、どうやらお金持ちらしく、ソフィアの実家の為にお金も出せると言う。こんな優しそうな人が、我が家の金ヅルになってしまう……。申し訳ない気持ちでいっぱいのソフィアだったが、リチャードに押し切られる形で偽装結婚の話を受けることに。 そして始まった夫婦生活は、偽りとはいえソフィアにとっては幸せなものだった。常にソフィアに優しく、ソフィアの作ったお菓子を美味しそうに食べるリチャードに、ソフィアは徐々に心を奪われていく。 しかし、リチャードには隠していた本当の姿が――!? 地味で薄幸なヒロインが、実はイケメンなむっちり巨漢ヒーローに溺愛される!? <作者より> 書籍化のお話を頂いたのが、この作品なのは驚きを隠せません。作者としては可愛い話です。ディックとフィフィをよろしくお願いします。 『私のおデブな旦那様(1)』には「1 キャラメルナッツマーブルアイス 」~「10 憂鬱な昼食」までを収録
  • 幼な妻は公爵閣下の寵愛に蕩ける(1)
    完結
    -
    国王の命令で、23歳も年上の元修道士、テリー・ミドルトン公爵と結婚することになったクリスティーナ。 大恋愛の末にテリー・ミドルトン公爵をものにした、と皆に羨ましがられるクリスティーナだったが、実は彼女には大きな秘密があった。 「――本当はわたくしたちの間に、世紀の大恋愛なんて存在しないんですものっ!!」 本当のところ政略的な結婚ではあったけれど、クリスティーナは一目見てテリーの大人の色気に心を奪われたのだ。しかし、そんなクリスティーナの気持ちもつゆ知らず……テリーは優しい夫ではあったが一度たりとも触れようともしない。クリスティーナは人妻だというのに、清らかな乙女だったのだ。 なんとか距離を縮めたい、そして抱いてほしい‼と考えあの手この手でテリーに迫るも、肝心のテリーに避けられ続け……。 ふたりのすれ違いは年の差のせいなのか?それとも……。 不惑を超えたハイスペックで実は絶倫だったオジサマと、可憐なオジサマ好きの令嬢。年の差23歳の不器用な二人が織りなす、甘く蕩ける官能ラブストーリー! <作者より> 2020年に個人出版で発行したイケオジ&童貞がテーマのアンソロジー作品が、商業作品として生まれ変わりました。 約八万字の加筆を施し、溺愛とエロスをたっぷり増量。 年の差&イケオジ愛に溢れた本作を、ぜひご堪能ください。 『幼な妻は公爵閣下の寵愛に蕩ける(1)』には「第一章 お茶会は針のむしろ」~「第一章 望んでください」までを収録
  • 欲しいのはそれじゃない。~妹にすべて譲った私を、我儘で俺様な悪魔が狙ってきます~【分冊版】1
    完結
    -
    「おまえが俺を召喚したのか?」 その姿を目に映した時、ミシェルは今まで感じたことのない激しい思いに駆られた。相手は人間の魂を奪う悪魔だというのに。 ミシェルに執着心はない。綺麗なお人形も、ドレスも、両親の愛情も、婚約者も、何でも妹に譲ってきた。そんな彼女はある日地下室で悪魔――レドと出会う。 彼は自分を召喚し、魔法陣に閉じ込めた人間を恨んでいた。呼び出した相手を殺そうとする彼を止めるため、一緒に屋敷で生活することになったミシェル。 レドはあれが欲しい、これをして欲しいと我儘放題。けれど意外にも優しい一面もあり、ミシェルは次第にレドに惹かれていく。 そんな時、妹のマーガレットが現れて、レドと仲良くなりたいと言い出して――? 無欲な令嬢と我儘で、時々ツンデレな悪魔が織り成す、ちょっぴり怖くもあり、甘く激しい恋の物語。 『欲しいのはそれじゃない。~妹にすべて譲った私を、我儘で俺様な悪魔が狙ってきます~【分冊版】1』には「1 悪魔との出会い」~「3 マーガレット」までを収録
  • 偽りの双子は愛欲に溺れる(1)
    完結
    -
    ルーナとヘリオは、幼い頃に捨てられた孤児の双子。二人は血の繋がりがある双子であることを唯一心の支えとしており、孤児院での暮らしは貧しかったけれど二人は仲良く暮らしていた。 しかしある日、孤児院を訪れた魔術師によってヘリオが実は貴族の子でありルーナと双子ではないことが証明されてしまった。その事実を知った夜、突然態度を変えたヘリオはルーナの純潔を無理やり奪ってしまう。動揺するルーナに「迎えに来る」と言い残して、ヘリオは魔術師と共に孤児院を去った。 そして五年の月日が経ち、孤児院に姿を現したヘリオ。 「もう『姉さん』なんて呼びたくないんだ」 「私たちは血が繋がってなくても姉弟なのよ?」 血の繋がりがないと分かってルーナに想いをぶつけるヘリオと、弟だと言って拒み続けるルーナ。しかし、ヘリオに押し倒され肌を重ねていくうちに徐々に溺れていき……。 そんなふたりの関係を知り、ルーナを狙う魔術師。姉弟ではないにも関わらず、容姿の似ているルーナとヘリオ。二人の本当の出生の秘密と、恋の行方は――!?  <作者より> あいもかわらず、こじらせド執着男の重たすぎる愛情が大好きです。よろしければお付き合いください。 『偽りの双子は愛欲に溺れる(1)』には「双子の絆」~「唐突な迎え」までを収録
  • 無口令嬢の秘密は魔族に優しく暴かれる~両想いまでの10日間~(1)
    完結
    -
    父親の再婚による義理の家族からの虐待を受け、亡き母が最期を過ごした修道院に身を寄せていた無口な令嬢ライラ。 長年放置をされていたが、突如父親が訪ねてきて、修道院への援助と引き換えに、義姉の『魔界招集』の身代わりになってくれと取引を持ち掛けられる。 そうーー魔界から強制されて各国から「健康で未婚の貴族の令嬢」が魔界に差し出されるのだ。 魔族の子供を産むために嫁ぐ……魔界でどんな魔族に娶られるのか命の保証があるのか、何一つわからない。だが、修道院を守るため、そして家族に復讐するために、ライラは身代わりを引き受けることに。 『魔界召集』で転移された日、魔界で力を持つサテュロス族の当主ダリルの妻となった。 一見好色で軽いだけの男に見えるダリルだが、復讐に魔界を利用しようとしているライラの思惑に気づき、彼女を抱くたびに心も体も徐々に暴いていく。 「あんたみたいな体は、薄暗いところで肌がほのかにぼんやり浮かびあがる。それがエロくてぞくぞくするんだよな……」 軽薄に見えて本当は硬派なダリルと、穏やかに見えて苛烈さを内に秘めるライラ。 打算的な関係で良いと割り切っていたはずの二人が、復讐劇をめぐりながら近付いていく短くも濃厚な10日間の物語。 <作者より> 体から繋がってしまう関係が好きです。愛していない男に体をもてあそばれているように見えて、その実甘やかされているシチュエーションはさらに好物です。それを何度も重ね、恐れながらも徐々に心まで甘やかされていく過程を楽しんでいただけたら嬉しいです。 不遇なご令嬢はみんな各種ハイスぺ男子(ちょっと俺様だとより良い)に幸せにしてもらえばいいと思います。 『無口令嬢の秘密は魔族に優しく暴かれる~両想いまでの10日間~(1)』には「プロローグ」~「一日目」までを収録
  • 迷探偵令嬢は怪盗プリンスを捕まえたい!(1)
    完結
    -
    侯爵令嬢のアイリーンが今夢中になっているのは、巷でも大人気の探偵小説『名探偵シャーリー』シリーズだ。アイリーンは、貴族でありながら名探偵になることを夢にみている、まだまだ夢見がちな少女だった。 13歳の誕生日を目前に控えたある日、アイリーンは王妃主催のお茶会に招待される。王太子の婚約者探しを兼ねたお茶会への参加を、興味がないからと嫌がるアイリーン。しかし両親に本をご褒美にするからと説得され、しぶしぶお茶会に参加することに。しかし、そこで目の当たりにした王太子のエドガーに、見事に心を奪われてしまい――!? 『エドガー殿下、なんて素敵なの。するりと私の心を奪ってしまわれた。きっと殿下は、怪盗なのだわ!』 名探偵シャーリーシリーズに登場する怪盗を連想したアイリーンは、こっそりとエドガーを『怪盗プリンス』と名付け、探偵となり彼の素顔を暴くと意気込む。 探偵と名乗りはじめたアイリーンに巻き起こる事件の数々。アイリーンの華麗なる(?)事件解決を知った王太子エドガーは、アイリーンの探偵活動を支援したいと申し出て――!? お転婆迷探偵令嬢と、ちょっぴり腹黒い王子様のミステリーラブコメ! <作者より> 探偵ものではありますが、この作品では凄惨な事件は起こりません。 くすっと笑えて、成長を喜び応援できる、読み終わった後、ハッピーな気持ちになれるような作品を書きたいと思い、この作品を書きました。 この作品を手に取り、読んでくださった全ての読者様へ、感謝申し上げます。 『迷探偵令嬢は怪盗プリンスを捕まえたい!(1)』には「ファイル1 恋心窃盗事件 怪盗プリンス爆誕」~「ファイル4 令嬢ハンカチ窃盗事件 証言と真相」までを収録
  • 規格外のおてんば王女ですが、猫をかぶって寵愛を受けます!【分冊版】1
    完結
    -
    小国マッティアの王女セレンは、ぜひにと望まれて大国クラッセに嫁ぐことになった。 しかしセレンは幼い頃に、クラッセ王城で開催された舞踏会で大暴れした経験があり、なぜ自分が王妃にと望まれたのかがわからない。 「ああ、なんか面倒なことに巻き込まれているんじゃないわよねえ」 「怖いこと言わないでくださいよ、姫さま……」 疑問を抱いたまま入城し、気弱だけど心優しい王、レグルスとあいさつを交わす。 おてんばを隠し、猫をかぶって妃らしくあろうとするセレンだったのだが……後宮には一人の謎の女性が住んでいた。 絡んでくるその女性に業を煮やし、「寵愛を受けるって、どうやったらいいの?」と、そんな女には負けないと鼻息荒くするセレン。 気弱で優しすぎる王レグルスと、おてんばで猫かぶりのセレンが、永遠の愛を見つけるまでの物語。 書き下ろしの番外編、後日譚にあたる『王は王妃の邪魔をする』を収録。 『規格外のおてんば王女ですが、猫をかぶって寵愛を受けます!【分冊版】1』には「1 王女はおしりの痛みを我慢する」~「2 王女は永遠の愛を誓う」(前半)までを収録
  • いきおくれ令嬢は、クールな騎士様の溺愛に翻弄されています【分冊版】1
    完結
    1.0
    「――私と、結婚してください」 紅茶とお菓子が大好きな伯爵令嬢シェリルのもとに、突然結婚の話が舞い込んできた。相手は社交界で誰もが憧れる騎士団の副団長であるエドアルド。地位も権力もある彼からの求婚だったけれど、結婚に興味がないシェリルはキッパリと断った――はずだったのに。 クールだと噂されているはずのエドアルドは、シェリルにだけ紳士で甘くて……。 三日おきにお茶会をしにやってくるエドアルドに、シェリルは次第に惹かれてしまう。 恋よりも趣味を楽しみたい令嬢シェリルが、クールなはずの副団長エドアルドから熱烈なアピールをされ翻弄させられてしまうお話です。 本編書下ろしで、結婚初夜の甘くてとろける夜のお茶会を追加。 さらに、シェリル視点で、ふたりが出会った夜会を番外編として追加収録しています。 『いきおくれ令嬢は、クールな騎士様の溺愛に翻弄されています【分冊版】1』には「第一章 マロンミルクティー」~「第二章 サングリアティー」までを収録
  • 喫茶バトラコスの嘘吐きな客人【分冊版】1
    完結
    -
    「大佐はね、人の嘘を見破る特別なカエルなんだよ」 駅前商店街の外れにひっそり佇むレトロな喫茶店『バトラコス』。 その喫茶店では、頭脳明晰、けれどグータラなマスターである古馬と、質実剛健、けれど可愛い物好きな従業員のさんちゃん。そして、人の嘘を見抜く特別なカエル『バトラー大佐』が出迎えてくれる。 今年入学したばかりの女子大生 小里愛は、ある日マスターの古馬覚に誘われ喫茶バトラコスへと入店する。 特別なカエル『バトラー大佐』に次から次へと嘘を見抜かれ、これまで誰にも話すことが出来なかった悩みを打ち明ける。 「わたし……、ママに見捨てられちゃったんです」 個性的な店員と特別なカエルが、嘘の裏側に隠された本当の気持ちを解き明かす――。 『喫茶バトラコスの嘘吐きな客人【分冊版】1』には「序章 カエルの名を冠した喫茶店」~「01 嘘を見抜くカエルと落第娘」までを収録
  • 婚約破棄のため冷酷騎士に決闘を挑んでみましたが、溺愛されるとか誰か予想できました?【分冊版】1
    完結
    -
    癖がありフワフワしている黄色味が強い髪色と葉っぱのような緑の瞳を持つタンポポ令嬢こと、リアスティアにもついに婚約者が決まった。 親が決めた婚約者――ブルーグレーの髪に氷のような色の青い瞳をもつ侯爵家の次男で、将来を期待されている若き騎士ゼフィー。 貧乏伯爵家の私には不釣り合いで親には絶対に逃すなと厳命されている優良物件だ。 しかし、その婚約者は周囲から冷酷騎士と呼ばれている。 もう、何回も一緒にお茶の時間を過ごしているけれど、ひんやりした目線に、氷点下を感じる返答――毎度、私のことを冷たく見据えるばかりで一向に距離が縮まる様子なし。鋼メンタルとか言われる私ですら、会話が続かない……。 こうなったら、決闘を挑み勝ったら婚約破棄してもらおうと申し出る。 「…………婚約破棄、してもらえませんか?」 「それは、決闘の勝利としての願いか?」 本当にたまたま勝ってしまったので、願いを申し出てみれば、ほんの少し唇をゆがめ悲しそうな顔をした。うそでしょ? その日から、冷酷だったはずの婚約者の態度は大きく変わる。 孤独な訳あり冷酷騎士と、タンポポ令嬢のピュアなファンタジーラブストーリー。 書き下ろし 『魅了の瞳を持つ令嬢と平凡な騎士』 『嫁入り前夜の恋物語』 『あのお茶会をもう一度』収録。 『婚約破棄のため冷酷騎士に決闘を挑んでみましたが、溺愛されるとか誰か予想できました?【分冊版】1』には「第一章 冷酷騎士に決闘を挑んでみました。」~「第二章 隠密騎士とタンポポ令嬢」(前半)までを収録
  • 美貌の訳あり女装王子は運命の男装令嬢を逃さない【分冊版】1
    完結
    -
    「……共に支え、その愛に偽りなきことを誓いますか?」 「ち、誓います」 教会で誓いの言葉を口にしながら、クリスは一体どうしてこうなったのかを考えていた。 騎士の名門ヒルデブランド家は男児に恵まれず生まれた子はすべて女児だった。 それゆえ、当主は五女であったクリストハルトを“長男”として、代々伝わる剣技を教え、立派な騎士へと育て上げた。 一方で、ファーレンベルク王国第一子のジークリンデは、出生時「王子であれば国を滅ぼす」との不吉な予言をされ、男児でありながら王妃によってそれを秘匿され、“王女”として育てられていた。 王都でジークと運命的な出会いを果たしたクリスは、「互いの秘密を守るために結婚しよう」と持ちかけられ、承諾してしまう。しかし、城には国家転覆を企む影がうごめいていた。 男として育てられた令嬢、女として育てられた麗しい王子。同じ秘密を持つ二人の契約は恋へと変わるのか? 『美貌の訳あり女装王子は運命の男装令嬢を逃さない【分冊版】1』には「1 ファーレンベルクの姫君」~「2 相性のいい二人」までを収録
  • 退屈王女は婚約破棄を企てる【分冊版】1
    完結
    -
    「婚約を破棄致します」 王宮にある庭園の東屋で、フローラは婚約者に婚約破棄を告げる。 ほんの二週間前、「婚約破棄してみようかしら」などと口にしたのは、退屈しのぎのほんの戯れだったはずなのに――。 末っ子の第四王女フローラは、お菓子と恋愛小説が大好きな十五歳。幼い頃からの婚約者である公爵家の嫡男ユリウスを、兄のように慕っている。 婚約は穏やかに結婚まで続いていくはずだった。けれど、ユリウスが外交先の留学を終え、美しい令嬢を伴って帰国したその日から、フローラを取り巻く世界は変わってしまったのだった――。 これは、恋を知らない王女と不器用な婚約者の、初めての恋のお話。 書き下ろしでは、フローラ達のその後を描いたほのぼの後日談、念願のクッキー作りに挑戦することになったフローラを追加。 『退屈王女は婚約破棄を企てる【分冊版】1』には「退屈王女は婚約破棄を企てる」を収録
  • 冷酷魔術師の妻となり、心を知る【分冊版】1
    完結
    -
    無口無表情、冷酷無慈悲で“心のない人”といわれ、冷酷魔術師と呼ばれるウルリクと結婚したイェシカには心の声が聞こえるといった不思議な力があった。 「蜂蜜たっぷりのミルク!美味しくて好き」 「イェシカと一緒に食事ができて嬉しいなあ」 彼からはたびたびそんな心の声が聞こえてきた。 そう、ウルリクの心が伝えてくる声は、思っていたものとは大分違ったのだ。 彼は意外と甘いもの好きでどんな小さなことにも素直に感動する、感情が豊かな人だった。イェシカはそんな彼の心を知っていき、惹かれていく。 しかし、イェシカには不思議な能力があることとは別にもう一つ秘密がありーー。 Web版から約4万字の書下しを追加。 本編から半年後、ウルリクの研究室に新しく助手として加わった人物、ヨエルがウルリクとイェシカに変化をもたらし……。 『冷酷魔術師の妻となり、心を知る【分冊版】1』には「1 心を知る」~「2 愛を知る」までを収録
  • 星詠み侯爵様が守り続けてきた約束の婚礼【分冊版】1
    完結
    -
    父母や婚約者から結婚相手を、魔法が使えて、可愛くて社交的で、両親にも愛されている妹に代えてくれと言われて婚約を破棄されたアデル。可愛い大切な妹を心配させたくないと、泣きたい気持ちを抑えて承諾したけれど……。 失意のまま参加した舞踏会で「婚約破棄された~」と噂されて居たたまれなかったが、十何年ぶりに幼馴染のクロードと再会した。 「今宵は君を迎えにきたんだ。アデル、俺と結婚してください」 王国随一の美貌と侯爵家の次期当主である彼の相手が本当に自分でいいのか戸惑いつつも、婚約破棄されて後がないアデルは二つ返事で受け入れた。 ”星詠み”という特殊な仕事をしているクロードを支えるため、花嫁修業でクロードのお屋敷に住むことになったアデルは毎夜、クロードの仕事を傍で見守ることになる。 一途に想い続けてくれるクロードの愛情のおかげでアデルの心の傷は癒されていく。しかし、そんな二人の平和な日常を揺るがす事件が起きる――。 書き下ろしとして、結婚式後のアデルとクロードがティアニー伯爵領の復興をお手伝いする特別編を追加。新しい登場人物に揺れる二人の話をお楽しみください。 その他、サイラス・オールストンの正体を巡るお話や、リリーとジャスミンとクロードがアデルを巡って火花を散らす短編も収録。 『星詠み侯爵様が守り続けてきた約束の婚礼【分冊版】1』には「プロローグ」~「第二章 星詠み一族のお屋敷へ」までを収録
  • 変装令嬢オリアーヌの反撃~婚約破棄に応じない相手を決心させる方法~【分冊版】1
    完結
    -
    「婚約者のことは愛していない。君こそが運命の人だ」 幼馴染であり、婚約者であるはずのハインツからそう告白されたオリアーヌ。 本来ならば喜ぶべきなのであろうが、見初められたのは“オリアーヌ”ではなく、変装後の“私”だった――。 裏でいろいろと経験していたらしい婚約者殿から本当の自分は愛されていないと知り、婚約を白紙にしたいと申し出るが、 「結婚はしてもらう。お飾りの公爵夫人になってもらうから」と拒否されてしまった。 そんなとき、いつも意地悪だったもう一人の幼馴染みの王子、ヴィンセントの優しさを知り――……。 これは、祖母から譲り受けた不思議な力を持つ仮面で変装し、自由な恋愛を手に入れるために、悪役とヒロインの両方を演じる侯爵令嬢、オリアーヌ・メダンの恋の物語。 『変装令嬢オリアーヌの反撃~婚約破棄に応じない相手を決心させる方法~【分冊版】1』には「序章」~「第一章」までを収録
  • 仕事中毒な魔法公務員は少年勇者に慕われながら今日も残業中【分冊版】1
    完結
    -
    魔法少女になれなかったヘレナお姉さんの就職先は、ブラックな地方魔法公務員!? ――多くの異世界人から侵略を受ける世界【パラティーシ】。 神々に選ばれ戦う【祝福者】を代々輩出する名門一族に生まれながらも、神の祝福を得られなかったヘレナ。 一族で「神に嫌われた出来損ない」と揶揄されながらも、ヘレナは「幼い頃に自分を助けてくれた憧れのお兄さんみたいに誰かを守りたい」一心で地方魔法公務員になり、異世界人との戦災で崩壊した人々の家を得意の逆行魔法で復元していく。 口うるさい上司に嫌味を言われながらも持ち前のやる気と前向きさで仕事に励むヘレナは、ある日、奇妙な火災物件を直す依頼を受けた事により大きな事件に巻き込まれてしまう。 そして、少年勇者のカーモスと元魔法少女のユハと共に、火災を起こした犯人を捜す事になった。 仕事中毒なお姉さんとそれを心配する少年勇者のお仕事ミステリーラブコメディー。 『仕事中毒な魔法公務員は少年勇者に慕われながら今日も残業中【分冊版】1』には「序章」~「一章 逆行魔法課のお仕事」(中盤)までを収録
  • ペンダント! ~ツイてない私がとびきりの幸せをつかむまで~【分冊版】1
    完結
    -
    伯爵家の長女アリスは、婚約者と出かけた帰りに倒れている汚れた老女を見つける。 婚約者は汚いと止めたが、知らぬ顔はできずに老女を介抱し家に連れ帰り、食事をさせた。 食事をしながら老女は「あなたには女神シルヴァーナの気まぐれがまとわりついている。あなたの不運続きはそのせいだ」と言う。そして親切にしてくれたお礼にと水晶玉の付いたペンダントを置いて姿を消す。 その日、透明な水晶のペンダントをのぞき込むと、とある物が見えた……。 人生にこれといった希望を持たず親の価値観、貴族の常識に自ら縛られて生きていた大人しい優等生のアリスは、老女に貰ったペンダントをきっかけに自分のやりたいことに必死に取り組むようになる。 しかし活発に行動するようになっても、相変わらず不運はやってくる。 「女神シルヴァーナの気まぐれからほんとに逃げることができてる? なんだかトラブルが大きくなってない?」 アリスは愚痴りながらもペンダントに助けられながら、トラブルに立ち向かう。 大人しい貴族令嬢だったアリスが、自分のために全力投球する女性へと変わっていく物語。 『ペンダント! ~ツイてない私がとびきりの幸せをつかむまで~』 『ペンダント! ~ツイてない私がとびきりの幸せをつかむまで~【分冊版】1』には「第一章 老女の贈り物 1 老女の贈り物」~「第ニ章 美味との出会い 12 お披露目会とあの方」までを収録
  • 女王陛下は醜聞を避けたい【分冊版】1
    完結
    -
    王女のベアトリスは大好きな幼なじみのギルバートと結婚することを心待ちにしていた。 しかし兄王が急逝し、幼い甥が成長するまで中継ぎの女王として立つことになったベアトリス。 当然、政権の安定を考えると即位している間は結婚をしないほうが良いーー。 恋を諦め、女王としての慣れぬ仕事に邁進するなか、ギルバートが宰相補佐として側で支え始めたので、気になる日々。 しかし彼は何も言わずに妻を迎え、ベアトリスは傷心する。 やがて女王として九年経ち、退位に合わせて降嫁することになったベアトリスは結婚相手を探すため見合いに臨む。そこに現れたのはなんとギルバートで――。 恋を諦めた女王と、諦めない宰相補佐のじれじれ攻防戦。 同世界観の『欲しいものを手に入れるには』も収録。 書き下ろしでは『愛が欲しいギルバート』『嫉妬』『カインとクロエの話』を収録。 『女王陛下は醜聞を避けたい【分冊版】1』には「1、幸せな日々」~「3、転機」までを収録

最近チェックした本