ビジネス・実用 - 吉本隆明作品一覧

  • 今に生きる親鸞
    4.3
    永遠の巨人の哲学と思想が現代の知の巨人を魅了した!! 仏教界の戒律を破り肉食も妻帯もした親鸞。貴族や武士のものであった仏教を、念仏を称(とな)えるだけで往生できるとし、民衆の心を掴んだ巨大な宗教家の、現代を癒す力!!
  • 家族のゆくえ
    4.0
    著者は太宰治の「家族の幸福は諸悪のもと」という言葉に感銘を受け、こだわってきた。脆くて、しかし大切な“人生最大のドラマ”である家族とどう向き合い、いかに維持していけばよいのか。子育ての勘どころとは? 夫婦のあり方とは? 老いとは何か? 晩年の著者が、自らの体験をふまえつつ、混迷を深め複雑化する現代家族の問題に挑む!

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  • カール・マルクス
    3.8
    かつて混迷の政治の季節、虚飾にまみれたマルクスを救出するべく、その人物と思想の核心を根柢から浮き彫りにした吉本隆明。その営為は、敗戦体験を出発点に掘り下げられた思考の行程のひとつの達成を意味した。そして今、迷走する21世紀の〈現在〉、日本史上最大の思想家の手になる世界史上最大の思想家の実像が、再び立ち上がる。

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  • 真贋
    3.8
    「小説や詩を読むことで心が豊かになると妄信的に信じている人がいたら、ちょっと危いと思います。世の中の『当たり前』ほど、あてにならないものはありません」――今こそ「考えること」に真剣に向き合ってみませんか。突き詰めた思考の果てにうまれた、氏の軽妙かつ深遠な語りにどうぞ耳を傾けてください。 明るさは滅びの姿 「豊かさ」に隠されたもの 自分の毒に責任を持つ 人間らしい嘘は許す 困ったらインチキでもやるしかない いいことをさりげなく、悪いことは大げさに ――<目次より>
  • 13歳は二度あるか~「現在を生きる自分」を考える
    3.7
    先が見えないこの時代。 世の中がひっくり返るような出来事がこれから起こらないとは限らない。 大切なのは、今の時代の姿を自分で判断すること。 社会との関わり方、宗教、国家、犯罪、戦争……。 いま、何を見るのか、どう読むのか。 “思想界の巨人”が語った、「現代」を生きるということ。
  • 「すべてを引き受ける」という思想
    3.3
    知の巨人と脳科学の第一人者が、語り尽くした「脳・こころ・言葉」。茂木健一郎「追悼・吉本隆明さんのこと」収録。吉本―ぼくはいま、おサルさんと分かれたときからの歴史をやる以外にないよと考えているわけです。そうすれば未来のことについても誤解・誤用が少なく観測できるはずです。茂木―脳科学をふくむ科学主義と、吉本さんが展開されてきたような非常に精緻で深い思考の間になんとか補助線を引きたいと思ってきました。

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  • 世界認識の方法
    -
    新しい歴史理念の構築を目ざす著者が、マルクス理論の有効性をめぐるミシェル・フーコーとの激論を機に、ヘーゲルから構造主義までの思想課題を検討し、あわせて自己の思索的営為のすべてを語る。

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  • 超恋愛論
    3.1
    恋情とはなにか。 結婚とはなにか。 愛が極まるとき、それはどこに到達するのか。 日本の伝統的な男女観から、三角関係における人間の心理模様まで――。 戦後思想界に燦然と輝く「在野の巨人」が語る、男と女の理想的な関係論!
  • 「ならずもの国家」異論
    4.0
    イラク戦争とは何だったのか、その占領に追従する自衛隊派兵は、日本に何をもたらすのか。さらに北朝鮮による拉致問題、長引く不況……混沌の本質を思想界の巨人が喝破! 日本人と世界の行方が一読で鮮明にわかる。

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  • 日本語のゆくえ
    3.5
    日本語における芸術的価値とは何か――。著者が生涯追究してきたこの課題について、自ら母校・東工大の学生に語った集中講義を集成。『言語にとって美とはなにか』『共同幻想論』をふまえ、神話時代の歌謡から近現代の文学までを縦横に論じる。そして、現代詩人たちの作品から浮かび上がってきた重大な問題とは? 著者自身による「芸術言語論」入門。

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  • ひきこもれ~ひとりの時間をもつということ
    3.6
    「一人でこもって誰とも顔を合わせずに長い時間を過ごす。『分断されない、ひとまとまりの時間』をもつことが必要なのだとぼくは思います。一人でこもって過ごす時間こそが『価値』を生むからです」 「『孤独』ということを、どこまで自分の中に呑み込んで、つきつめていけるか。その上で、どこまで風通しよく生きていけるか。それを目指していこう」 “思想界の巨人”が普段着のことばで語る、もうひとつの社会とのかかわり方。
  • マス・イメージ論
    -
    カフカ、小島信夫、中島みゆき、山岸涼子ら、文学・漫画・CM・歌謡曲などを全体的な概念として捉え、「現在」を読み解く斬新な評論。新しい時代を予見した格闘の書! ――文学、少女漫画、現代詩、歌謡曲、テレビCM……。マスメディアを通して現れた言葉やイメージを産み出している「現代」という名の作者をめぐって、果敢に挑んだ評論集。小島信夫、高橋源一郎、萩尾望都、糸井重里、中島みゆきらの諸制作品を、個別の批評方法から離れて解析・論述し、「戦後思想界の巨人」の新たな側面を示して反響を呼んだ。来るべき時代を予見し、今さらに輝きを増す画期的論考。
  • 柳田国男論・丸山真男論
    -
    体液のように流れる柳田の文体と方法にかたちをあたえ、彼のえがいた稲の人としての「日本人」の鮮明な画像と、そこに見えかくれする「山人」や「アイヌ」の影に徹底した考察を加える「柳田国男論」。丸山の戦争体験の批判を入口に、『日本政治思想史研究』における徂徠学の評価の分析を軸にすえ、丸山政治学が幻想の「西欧」という虚構の立場を設定して初めて切り拓いた地平を検証する「丸山真男論」。近現代の代表的な思想家を俎上にのせ、雄勁なスケールでその核心を論じる。

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