小説・文芸 - 幻冬舎メディアコンサルティング作品一覧
-
-激動の時代の壮絶な社会情勢の中、命がけで生きる人々の姿を壮大なスケールで描く恋と冒険の痛快感動歴史ロマン。 終戦間際、帝政ロシア文化の香りを残す、東洋のパリ、ハルビンで、妹や弟達と幸せな生活をしていた明るく正義感の強い女医の青島ハル。 ある日、彼女は街で、雪舟という男に出会う。その口の悪さに反発しながらも、彼の瞳の美しさにときめきを覚えるハル。 しかし、1945年8月9日、150万のソ連軍が、満州国内に一気に攻め込んでくる。 満州帝国は崩壊し、法と秩序が完全に消え去り、国外との交信も遮断される中、日本人達は、窮地に追い込まれる。次々と訪れる過酷な状況の前で、絶体絶命のピンチに立つハル達だったが、希望の扉は、意外なところから、力強く開かれ始める。雪舟という男、彼は、北満のシリウスの異名を持つ伝説の馬賊頭目、超人的ともいえるほどの身体能力を持つ近接格闘の達人だった......。 【著者紹介】 尊敬する作家は、「宮本武蔵」の吉川英治 マンガやアニメを超える面白い物語を作りたいと 研究を重ね、「北満のシリウス」を執筆した。
-
-知らなかった。世界はこんなにもつながっている。 幼いころ教科書で見た景色をこの目に映してみたくて、私は世界に飛び出した。ツアーを利用してではなく、自分の行きたいところに自分の足で赴く旅は、いつも私を驚かせ、新しい自分に気付かせてくれた。 旅に出て、知らない世界がたくさんあることを知ろう。知らない世界を知る喜びを知ろう。人の限りない温かさと善意に触れよう。人生を素晴らしいものとして楽しもう。 景色、におい、人とのつながり。著者が旅先で体験した全てを瑞々しい文体でありのままにつづった、唯一無二の旅エッセイ。 【目次】 はじめに 第1話 カミーノを歩く人たち 第2話 素粒子って何 第3話 イースタン&オリエンタル・エキスプレス 第4話 強制的トリクルダウン 第5話 シギリヤロックは見えない 第6話 パーフェクトな旅行 第7話 パタゴニアは遠い 第8話 モアイは何を見ている 第9話 オーストラリアの乗り物事情 番外編 マーク、キャロル、スーザンを訪ねて~ER緊急救命室 聖地巡礼~ おわりに 【著者対応】 久富 みちよ(ひさとみ みちよ) 1953年横浜市生まれ。公務員を定年退職し、趣味の海外旅行、ガーデニング、ボランティア、東京タワー探索を楽しむ現在に至る。 これまでに訪れた国はおよそ60か国。
-
-
-
3.0
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 演出家 宮本亞門さん、推薦! 「僕の愛犬ビートも捨てられた保護犬でした。 これ以上、悲しむ犬が増えないことを心から願っています」 犬と私たちは最高の友達。 でも、そうもいかない場合もあります。 飼えなくなった犬や、捨てられた犬もいるのです。 これは、愛護団体として活動している「とらおさん」と犬たちのお話です。 犬を愛するすべての人に贈る、保護犬の現実とあたたかい繋がりを描いた写真絵本。 【著者紹介】 Kumpoo(くんぷう) 鎌倉在住の写真作家。 写真家テラウチマサト氏に師事し、海外の撮影多数。 学芸員資格を有し、その資格を活かしたアート的作品も得意とする。 『とらおさんと犬のお話』は写真絵本としてのデビュー作となる。
-
-散歩道にて、俳句と出会う 高校時代の友人仲間と、月一度古街道歩きの会を始めてから十数年経つ。(中略)ここで私は度々期待してはいなかったある出会いをした。あちらこちらで目にする句碑である。公園の片隅に、城跡に、建物の陰に、山道の大樹の下に、寺や神社の境内に、田舎道の道祖神の隣に……。日本中の場所に人の詩心がばら撒かれている。世界中のどこに他にこんな国があるだろうか。様々な人々の、様々な年代の句碑と出会い、それぞれの一句の背景に想いを馳せるのも、歩きながらの私の楽しみの一つになった。(本文より) 全国津々浦々に散りばめられた詩心。 土地、自然、そして人。 詩歌の背景に想いを馳せる「町歩きエッセイ」。 【目次】 芭蕉と三角むすび 江ノ島 遠野物語 松原庵星布 北国街道海野宿 他 【著者紹介】 松下与志子(まつした よしこ) 早稲田大学教育学部卒業 元国語教師
-
-何気ない日常のなかで、「孤独」をそっと抱きしめて生きる主人公たち。 大人の心の機微を、軽やかに、丁寧に綴る珠玉の短編小説集。 月子は、チラシポスティングのアルバイトの途中で偶然白鳥さんと出会う。中高年「お一人様」男女の淡い恋とすれ違い。無機質なまちの情景と自然の営みの神秘に触れながら揺れ動く二人の心の先は……。(鶸色のすみか) 認知症グループホームで働く由香里は、介護の仕事のめくるめく忙しさに翻弄されていた。介護の現場の生生しさ、それと対比するように、入居者たちの魂は行き場を失う。優しく人生の意味を問い掛けるファンタジー。(たましいの舞うところ) 専業主婦の今日子は、乳がんを宣告されたことをきっかけに、古いマンションで一人暮らしを始める。孤独の先に、今日子が見つけたものとは……。(柔らかい時間) 【著者紹介】 野原ルイ(のはら るい) 大阪府生まれ。ライター、編集者、広告会社代表、カフェ経営などを経る。 誰の心にもある「孤独」に明かりを灯すような物語を目指している。 好きな言葉は、24歳の時ある人がくれた藤原新也さんの著書「メメント・モリ」の中の一節。「黄色と呼べば優しすぎ、黄金色と呼べば艶やかに過ぎる、朽葉色と呼べば人の心が通う」。
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ようこそ、妖しくも魅惑的な禁断の園へ。 見知らぬ動植物、かぐわしい死の香りを放つ危険の数々。美しい公園を散策するには、細心の注意を払う必要がある。 この地を後にするとき、どんな運命が待っているのだろうか。 緻密なイラストと語りで創りあげる、唯一無二の絵本作品。 【目次】 Ⅰ -Entrance- 公園の入口 Ⅱ -The Mad Kittens- 狂怒する子猫 Ⅲ -The Bone Swanp- 骨の沼 Ⅳ -A floating rock- 浮遊岩 Ⅴ -Take a Break- カフェで休憩を Ⅵ -Beware of Octopus- 蛸の椅子 Ⅶ -Path to the Throat- 喉へつづく小道 Ⅷ -Don’t feed the Pigeons- 鳩に餌やり禁止 Ⅸ -Microorganisms- ミクロの世界 Ⅹ -The Coldwind House- 冷たい風の吹く廃墟 Ⅺ -The Widow’ s Evil Spirit- 夫人の悪霊 Ⅻ -The end of wandering- 彷徨いの終わり 【著者紹介】 AYANE NOGUCHI 本名、野口綾音。 1997年生まれ。東京在住。2016年よりアーティスト活動を開始。
-
-太田道灌のひ孫にして、日本で初めて軍用犬を用いたとされる知勇兼備の将太田資正。 若き日の資正の奮闘と、戦国後期の名将達との邂逅を生き生きと描いた秀作時代小説。 戦国時代の隠れた名将と言われ、日本で初めて軍用犬を運用した太田道灌のひ孫、後の三楽斎道誉、太田資正。 天文四年(1535)、岩付城。14歳になった資正は、突然兄太田資顕に松山城への婿入りを告げられる。 曾祖父太田道灌を憧憬していた資正は自暴自棄になり城を飛び出し、失望しながらも北条の戦見分を思いついた。 そして、自身が助けた仔犬のつき丸と案内役の熊吉を従え、牢人の風体で霊峰富士の麓をめざすが、 ひょんな事から扇谷上杉家への調略を進める風魔忍びに命を狙われるはめになってしまう。 その出来事を契機に、武田信玄をはじめとする戦国武将達と交わり、歩き巫女を隠れ蓑とする美しいくノ一と出逢い、戦いへ参画しと、多様な経験を積んでいくことになる……。 資正がいかにして犬と出逢い、混乱した戦国時代を生き抜き生涯闘い続けることになったのか、その原点を鮮やかに描き出した時代小説。 【目次】 一、湖上の城 二、穢多の女童 三、源五郎出奔 四、急襲 五、若虎との邂逅 六、闇の風 七、歩き巫女 八、忍びの掟 九、合戦の行方 十、それぞれの旅立ち 【著者紹介】 上泉 護(かみいずみ まもる) 1967年、東京に生まれる。 2021年、文具メーカーのぺんてる(株)を早期希望退職し作家生活に入る。 上泉自身が大の歴史小説(池波正太郎)、犬好きの為、岩付城主太田資正公をもっとよく知りたいとの思いから、2007年、資正公が晩年を過ごした八郷の地に移住する。 現在、資正公ゆかりの地を巡りながら、ゴールデンレトリバーと同居し、明日をも知れない執筆活動に勤しんでいる。
-
-信じていれば、幸せになれる? 様々な困難に直面しながらも目標に向かって邁進する日々を送っていた賢作は、ある日、脳出血で倒れ、「生と死の狭間」に迷い込んでしまう。 彼がそこで目にした光景とは? そして、その体験が彼にもたらした変化とは? 著者の身に本当に起きた奇妙な出来事を通じて、今ある命の大切さに気付くことができる、新感覚エッセイ。 【目次】 はじめに 第1章 幼少期について(小学校卒業まで) 第2章 青春時代について(中学、高校時代) 第3章 目標に向かって(専門学校時代~病に倒れるまで) 【著者紹介】 賢作(けんさく) 生まれてから社会人になるまで、親の転勤により約10回、様々な「地」を周り、いろんな意味で自分を理解する。 宮城県に暮らし始め、福祉の勉強をして「介護福祉士」の仕事に就き、「介護福祉士」「介護支援専門員」「認知症介護支援専門員」を経て、「代表取締役」になり独立する。 社会に出てからも「准看護師」としてさらに躍進するつもりでいたが、会社役員の人に裏切られて、会社を閉じた。 ただ、信じてついてきてくれた従業員には給料を払い続けた。 その後、いろんな壁を乗り越えて「福祉」の仕事を継続していたが、夜勤明けで自宅に着いた時に倒れ、意識をなくしてしまう。
-
-
-
-誰にでも秘密がある。大切な人にも、自分にも–––。 休戦協定により薄氷の均衡状態となった世界。任期を終えて「センター国」に帰還したギルバードは数年ぶりに幼なじみ9人で集まり、それぞれの近況報告に花を咲かせていた。そんな中、隣国による突然の侵攻と一人の小説家の死をきっかけに彼らの関係性に不穏な空気が漂い始める。それぞれの抱える秘密が明らかとなり、物語は衝撃の結末を迎える――。 【目次】 序章 一章 帰郷 二章 「ロマンシング・デイ」前日 三章 「ロマンシング・デイ」当日、彼らは帰ってくる 四章 終の住処 五章 なぜ彼らは帰らない 六章 あの頃には帰れない 七章 なぜ彼女は帰らない
-
3.5「伝え残したい古えの心、今ふたたび」 曽我兄弟遺跡保存会会長 久保寺公雄氏推薦。 妖刀・膝丸の主としても注目の曽我十郎祐成・五郎時宗兄弟。 どんな困難にもめげず、父の仇討ちを果たして散った若き二人の物語が 講談調の語りと徹底した時代考証で鮮やかに蘇る! 鎌倉期の生活や文化に関する解説も満載の一冊。 幼くして理不尽に父を失った曽我兄弟。 仇討ちが禁じられた鎌倉殿の時代、どんなに世間から虐げられても、その志を砕くことはなかった。 はたして彼らの運命は如何に――。 一心同体の兄弟愛、揺るぎない信念の美しさ。 歌舞伎や講談の題材として800年にわたり愛された若武者たちの実像。
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 さかなが出たら「ほねさがし」! おさかなが大っきらいなたけくん。 だけど、ある日のごはんは、さんまのしおやき! 「ほね とるの めんどくさ~い!!」とイヤがるたけくんに、ママが「さかなのなかさ♪ほねさがし♪」とうたいはじめて......。 「骨を取る」のがイヤなら「探して見つけて調べよう」! 子どもの好奇心を刺激して、「魚」を食べることを楽しみに変える食育絵本。 魚の種類によって切り方や骨の様子が違うこと、大切な栄養が入っていること、魚と知らずに食べている加工品なども紹介しています。 【著者紹介】 青柳礼恵(あおやぎ・あやえ) 1女5男の母親。 管理栄養士、調理師、食育指導士、幼児食アドバイザー等食に関する資格を保 有。 専門的な知識に加えて、自身の子育て体験や経験を活かし幼稚園や、保育園の園 児を対象に食育活動中。他、保護者や地域の方に講演、講習、レシピの提案、提 供もしています。 学歴 愛知県立瑞陵高等学校食物科 岐阜女子大学健康栄養学科
-
-もし、宿命があるとしたら。 死でさえも引き裂くことのない絶対的な愛があるとすれば……。 この世の果てにある小さな島での物語。 この島の「囁き森」で明かされるカトリーヌの秘密。 カトリーヌが愛し、別れた人たちの秘密。 しかし、この「囁き森」は呪われた森だといわれている……。 〈目次〉 第一部 銀の画鋲 第二部 舞台の下手 第三部 カトリーヌと囁き森 〈著者紹介〉 智佳子サガン(ちかこ さがん) ピアニスト。 熊本市在住。熊本私立九州女子学院高等学校卒業。 熊本市の並木坂にあるライブミュージックのお店「太陽と北風」を営むかたわら、小説を執筆。
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 みんなと違った道だからこそ、見える景色があると思うの。 大切な夢が叶えられなくなったとしても、 きっと小さな幸せを見つけられる。 実話をもとに描く運命の物語 小さな森で子どもたちと楽しく暮らしていたサニー。 しかしある日、頭に「命を吸いとるツノ」が生えてきてしまいました。 ツラい現実を前に、サニーは希望を見つけられるのでしょうか。 サニーの決意と出会いの旅を、鮮やかな色彩で描く絵本。
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ニャオがしてくれて いちばんうれしかったこと。それはね…。 ヨウくんは6さいのおとこのこ。ねこのニャオくんといつもいっしょです。なかよしのふたりのようすを、すこしのぞいてみましょう。ニャオがしてくれること・あさ おこしてくれる・ほんをめくってくれる・おふろのかくにん・バレンタインのプレゼントなどたいせつなひとに”ありがとう”をつたえたくなることまちがいなし。
-
-喫茶店『パンタレイ』の店主“睦子”は、荒れ放題の廃園と化した裏庭を、自分好みの素敵な空間にしようと画策していた。そこで庭師“日置英二”を呼ぶことにする睦子だが、喫茶店の常連客でもある“耀子”、“彩香”、“マス江”の個性的な3人も色々な口出しをしてくるのだった。 はたしてどのような裏庭になるのか―― 豊かな描写で描かれる、庭師と店主、そして3人の常連客が織りなす物語。 <著者紹介> 草原克芳(くさはら・かつよし) 1956年栃木県宇都宮市生まれ。広告制作会社、広告代理店にコピーライターとして勤務のかたわら、小説創作。人間のオブセッションや、個的幻想から生じる軋轢や共感性を主題としつつも、視覚イメージ豊かな作品を目指している。
-
-
-
-
-
-煌めく少女時代の危うさと切なさを、繊細な筆致で描いた純愛小説。 【新人作家衝撃のデビュー作!】 【装画はイラストレーターめばち氏描き下し】 「好きだっ……よ。骨だけになっても」 七年前の、ある夏の日。 少女たちが胸に秘めた純粋な想いは、 残酷なほどに美しく、時間を止めた――。 紗世子とゆたかは、小学生の頃から、毎日互いの家を行き来する幼馴染だった。 男のような名前のゆたかを、紗世子だけは「ゆかちゃん」と呼ぶ。 初めて出会った瞬間に抱いた想いを、それぞれの胸に秘めたまま、10年の時が流れた。 高校生になったある日、紗世子は好きな「女の人」がいることをゆたかに告白し、付き合い始める。 苦しみに耐えながら友達を続けるゆたかだが、それこそがまさに、紗世子が本当に望んだものだった――。 膨らみ続けた純粋な想いは、むせ返る百合の香りのように強く、二人の少女を縛り付け、美しすぎる悲劇となる。
-
-戦争も原爆も過去ではない。手遅れになる前に、これが役立ちますように……。(本文より) 記憶を失い、見知らぬ場所で目覚めた少女・ジュリは、ユイトという少年と出会う。彼は被爆者だった母を亡くし、自身を虐待し続けた父を殺害した末、自殺したのだった。二人が出会ったのは原爆と何らかの関わりをもつ死者がゆく、謎めいた死後の世界。そこは覇権をかけて常に争う大ウ帝国、サルタン国等の諸国群、原爆投下後最初にできた国・魔界、罪を犯した者が赴く地獄界、嘘をつかず良心を信じる者のみが入れる天界、龍の住む村で構成されていた。そこでの学び、仲間たちとの冒険、そして邪悪な大帝国軍対連合軍による戦いを経て、ジュリとユイトが再生へ向かうまでを描く、一大スペクタクル! 〈著者紹介〉 しきべ かひ 東大のお膝元で、貸本漫画と図書館と書店の立ち読みハシゴ、さらに印刷会社の雑誌盗み読みの幼年時代。 能と歌舞伎、宝塚に映画、COMやガロ等、ザ・ビートルズにピンクフロイド、そしてレッドツェッペリン、クイーン等々で育った私は「見ちゃった豚」なのでしょう。 ですから、ご感想を下さいませ。
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ねぇ母ちゃん、父ちゃんはどこにいったの? 人間の父ちゃん&母ちゃん、犬の兄ちゃん、猫の姉ちゃんと暮らす、おしゃべりが大好きな末っ子猫「はなび」。 走りまわって一緒に眠って、家族と遊ぶ楽しい日々だったけど、ある朝、父ちゃんが体調を崩しはじめて――。 ●はなび…まっくろだけどお腹に白い模様がある。 ●紅葉(もみじ)…世話焼きな犬の兄ちゃん。 ●文(あや)…妹たちにカリカリをゆずる、 我慢強いおすまし姉ちゃん。 ●楓(かえで)…おチビのはなびと本気で遊んでくれる。
-
-エンターテインメント性の高いホラー小説集。 一郎は生まれつきの霊媒体質であった。 自らの除霊力を生かして霊障に苦しめられる人々の力になりたい。 そう考えた一郎は、「除霊堂」と名乗って、地元函館で除霊・運命鑑定の事務所を始めた。 夜歩く人形、武士の怨霊、殺戮の九尾の狐……。 除霊堂は日々寄せられる相談に応え、不可思議な問題の解決に挑んでいく。 <目次> 序章 三人寄れば地獄行き 夜歩く人形 武士の怨霊 踏まれた神 愛の行方(ゆくえ) 顔が三つある死霊 悲しい女神 巫女(みこ)の末裔(まつえい) エンゼルさんをした少女たち 呪いの家と霊能者 決戦! 陰陽師 孔雀明王使い・龍我 バリ島の呪術師 殺戮(さつりく)の九尾の狐 <著者紹介> 吉田 開(よしだ かい) 昭和三十一年北海道函館市生まれ。昭和五十四年東北学院大学経済学部経済学科卒 業。三十代のときに弘法大師より霊能力・除霊力を授かり、以来八十件ほどの除霊を 行っている。また、占い(運命鑑定)もおこなっており、その数は四、五百件ほど。 除霊師・運命鑑定師・調理師。趣味は囲碁と懐メロ。酒好き。除霊堂奇譚は処女作。
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 読み終わった後、あなたの心が軽やかに、虹色に輝きはじめる物語 今だから、ふわっと詠みたい 宝石箱(ものがたり) 医療法人桐葉会 きじまこころクリニック 織田裕行院長 推薦! 読者から大反響! 「温かく優しい余韻が残る絵本」 「答えが見つからなくても前に進める。怖いけれど、楽しくて幸せなこと」 「自分のことが『キライ』な人も、そのままですてきなんだと教えてくれる本」 【あらすじ】 アキは、ものごとをすこぉしびんかんに考えすぎる女の子。 答えをさがしつづけて、くたくたになっていたアキは ある日、ぴかぴかのひとみをもつタクに出会います。 「ボク、女の子。でも、どうして、男の子じゃないんだろう」 「え? どういうこと?」 「自分でもわからないよ。それって、わからないといけないの?」 アキの心の空白に、何かがぴったりおさまって――。 【出版社より】 心に悩みを抱えている、少年少女から、大人たちに、 美しい絵と言葉が、優しく心に響きます。 そっと励ましたい誰かへの贈り物にも最適な絵本です!
-
-
-
-
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 悲しい時、つらい時、嬉しい時、突然に出会う。 いつもそっと寄り添い、癒し、感動をくれる。 美しい自然に、感謝を込めて――。 桜は美しく咲き誇っても、枯れることを知りません。 美しいままハラハラと花吹雪となって風に舞い散るその潔さと、美しい終わり方に憧れます。 花びらは風にのって・・・本当にそんな美しい終わり方、あやかりたいって思います。(本文より)
-
-
-
-第二次世界大戦中の上海、戦後の日本。意図せずして諜報員として戦争に関わる青年と、それを取り巻く個性的な仲間たちの人生を躍動的に描いた長編歴史小説。 花街で育った賢治は、歳の割にませた少年だった。昭和11年、明治大学の予科に進学した賢治は、広告研究会に所属し、華やかな時代の流れに乗り、広告の研究に情熱を燃やす。卒業後、サークルの機関誌をきっかけに就職した会社は外国向け宣伝誌の制作会社だったが、ある日上海への転勤を命じられる。 当時の上海は、“洗練と猥雑”が同居した、まさに“混沌"とした街だった。 第二次世界大戦の戦火が激しくなる中、ダンスホールや、バーで出会う人々との交流を通して、「魔都」と称される上海の裏側に、賢治は意図せずして足を踏み入れていく――。
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『「自己肯定感が高い子に育ってほしい」親ならだれしもそう願うもの。 物事をポジティブにとらえ、考え方を変えると人生そのものがハッピーになる。 主人公のくーたんが心に寄り添って教えてくれる本です』 シンプルライフ研究家/マキ 【あらすじ】 日曜日の午後、くまのくーたんと男の子が2人でお話をしています。 「夕ごはんが楽しみ!」というくーたんの横で、男の子は少ししょんぼり。 「ぼくは夜になってほしくないよ。だってすぐ月曜日になって、学校に行かなくちゃいけないよ…」 そんな男の子を、ほんわか明るいくーたんはにっこにこにしてくれます。 子どもたちの明日が楽しくなる!「元気をくれる絵本」。
-
-これは、有り得るかもしれない未来--。 目を離せないパニックホラー・エンタテインメントがここに結実。 月城市内で起こったカラス事件を契機に、人間を襲う「害鳥」駆除の任を負うことになった吾郷貴之。しかし対策と調査を進めるうちに見えてきたのは、月城市市政と自然破壊の黒いつながりだった-ー。 開発による森林濫伐と、それに伴う鳥害に翻弄される人々。賢いがゆえに人間を識別して復讐する能力をも持つ鳥、カラスによる、自然界の逆襲。 〈著者紹介〉 夏目ゆきお(なつめ ゆきお) ペンネームは夏目漱石と三島由紀夫にあやかる。サラリーマン生活リタイヤ前後から創作に取り組み、文学賞受賞を機に大きく変わる二人の若き作家の友情と家族愛を描いた『流行作家』(幻冬舎刊)を出版。本作は、二作目となる長編小説。庭に迷い込んだカラスのヒナを見たことが執筆動機。創作信条は、「小説は読まれなければただの紙」。ジャンルを問わず面白い小説を目指す。長男は将棋プロ棋士の杉本和陽五段。いつか将棋を題材にした作品も書く予定。
-
-
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ペルシャ語、英語、日本語とイラストで深い詩の世界を体感できる! 踏み出してごらん。 愛が差し出す手を取り、 全ての制限が消えていくことを見つめてごらん。 この上ない喜びへの旅。 Step forth. Take the hand Love presents and watch all limitations disappear! Journey into the Triumph. قدم پیش بگذار، دستِ یاری گر عشق را بگیر و ببین که چگونه همۀ محدودی تها ناپدید م یگردد. سفری به سوی کا میابی... CONTENTS 深遠な変容 \ مقدمه - تحولی ژرف \ Profound Transformation 探求 \ بخش اول - طلب \ Seeking 愛 \ بخش دوم - عشق \ Love 知ること \ بخش سوم - معرفت \ Knowledge 充足 \ بخش چهارم - استغنا \ Fulfillment 一体化 \ بخش پنجم - توحید \ Unity 感嘆と畏敬 \ بخش ششم - حیرت \ Wonder & Awe 無になる \ بخش هفتم - فنا \ Oblivion
-
-「雑草のように、雑草らしく生き抜いてやる」 ヒ素ミルク事件の被害、幼少のころからのいじめ、母親の麻薬事件と逮捕、自身や弟の非行行動と自殺未遂――。 壮絶な経験を乗り越え、麻薬取締員として不遇な青年たちと戦い続けるある男の半生をありのままに描いた自叙伝。 〈著者紹介〉 本田正純(ほんだ まさずみ) 香川県の瀬戸内海の小島において、食品公害の被害者となり、健全な心身を保てず辛い日々を過ごした。 また、母親の麻薬事件での逮捕、家庭崩壊、思春期のイジメ、実弟の警察沙汰、父や兄弟への恐喝、兄の失踪など連続して苦悩の長い時代を過ごす。 こんな中、17歳にして感動する哲学に出会い、自分と同じような境遇に青少年を遭わせないため相談役となる。仕事は薬剤師となり人を守る食品衛生監視員として公衆衛生の業務に励む。 また、母親の麻薬事件で辛酸を嘗めた自分が、麻薬取締員として不遇な青年たちとの厳しくも寄り添う戦いを続ける。 自分の経験を基に、社会の底辺で苦悩する若者の激励に奔走する。自らの病との格闘を経つつ、この人生を自伝として世に残し、青少年らの参考となれば幸いである。
-
-
-
3.0私が愛した男(マリア)は、 けっして私を愛さない 出会った瞬間に運命を感じた男は、残酷なほどに美しかった。 この愛を貫くことは、そのまま どんな自分として生きたいのかを問い続けること―― <新人作家 衝撃のデビュー作> 【あらすじ】 ある雪の降る日、みちるは、偶然マリアに出会った。 切れ長の茶色の瞳、筋の通った鼻、口角の上がった唇、ストレートの黒髪。 マリアに亡くなった母の面影を見たみちるの目から涙があふれると、マリアは不思議そうにしながら、ハンカチを渡してくれた――。 孤高のギタリスト、両親を知らず施設で育ったマリア。 知れば、知るほどに惹かれていくみちるだが、手を伸ばせばいつでも触れられるほど近づいても、決して愛は手に入らない。 傷を抱え、それでも潔く生きる大人達に背中を押され、 この愛を貫くために、みちるは人生をかけた大きな決断をする。
-
-
-
-SNSで届いた1件の友達リクエスト。それが軍のドクターだというウイルソンとの出会いだった。 シリアから逃げたい! 荷物の運送料金を立て替えて欲しい。その後も立て続けに要求される船賃、治療費、通過許可費用……。わたしはそれに応じ続けた。ずっと欲しかったもの――愛を手に入れるために。愛のかたちを問う究極のドラマ。
-
-心が動くから、世界を飛び周れる。 フランス、イギリス、スウェーデン、ロシア エジプト、モロッコ、イスラエル――。 旅した国は30か国以上。海外旅行に出かけている期間は1年間で40週。 各地の文化の中に入り込み、多様な人々との関わりの中で感じたことを、そのままに。 世界をすぐ隣に感じる、時空を超えた紀行文集。 <著者紹介> 村野 憲政(むらの のりまさ) 1952年 東京都に生まれる 1975年 大学法学部卒業、大手都銀入行 1981年~1983年 米国西海岸ロースクール留学(米国カリフォルニア州・バークレー在住) 1992年~1996年 銀行海外現地法人勤務(オーストラリア・シドニー駐在) 1997年~2002年 銀行欧州監査室勤務(イギリス・ロンドン駐在) 2004年~2017年 官庁外郭団体勤務(主として特許翻訳業務担当) 趣味 登山(大学山岳クラブ「法学部山の会」) 読書(歴史) ヨーロッパ史研究会(早稲田大学関連勉強会)会員
-
-
-
-大阪に単身赴任していた達郎は、東京にいるはずの妻が金沢で交通事故にあったという報せを受ける。今際の際、妻が言った「テンチョウ」とは誰なのか。なぜ妻は金沢にいたのか。達郎の捜査は、思いもよらぬ方向へ進んでいき……。表題作「店長はどこだ」ほか、「すみれ、フォーエバー」、「記事と広告」、「日本国大統領」の全4作を収録。 <著者紹介> 八十島コト(やそしま こと) 生年 昭和 出身 神奈川(横浜以外) 血液型 O型 趣味 アニメ、将棋 特技 イラスト、輪投げ 旅行 商店街、島 スポーツ 相撲、アーチェリー、ゴルフ(跳ね返りホールインワンあり) 好物 おにぎり、ぎょうざ、街中華 音楽 演歌、ハードロック 酒 にごり酒、カクテル(ショートグラス) 料理 カルボナーラ、ぶり大根 茶 抹茶、アイスコーヒー 氷 宇治金時 色 パステルカラー 乗物 地方鉄道、LCC 持病 脾臓大動脈瘤、逆流性食道炎 骨折 6ヶ所 甲子園 出場(スタンド) 卒業 100期生 秘書 代議士1年 営業 アポなし飛び込み 殺意 1回(ブラック上司) 日数 会社を辞めたいと思った日>からすが鳴かない日 肩書 理事長補佐(マンション) コンサート 着席、睡眠
-
-
-
-
-
-
-
-文学賞受賞で大きく変わってゆく運命に翻弄される、⼆人の若き才能。 表現者の苦悩と葛藤を描き出し、友情そして家族の愛を問いかけるヒューマンドラマ。 実力を認められてもデビューもできていない純文学小説家志望の芹生研二。 かつて文芸サークルの仲間だった川島が、あっという間に売れっ子作家になった様をみて芹生は焦燥にかられる。 そんなある日、芹生は川島から小説の推敲を依頼された。 「この俺が川島の手伝いだと?」 悩みながらも芹生は守るべき家族のためにプライドを捨て、表現手法の異なる川島に手を貸すことにする。 そうして生まれた純文学とエンターテインメントが融合した稀代の作品『オーパス』は、世間で大きな論議を巻き起こすが……。
-
-その精神科医は白衣を着ない。理由その1、白衣は患者と医者の間に障壁となって、無用な緊張を生み出しかねないから。理由その2、診断、治療にとって最も大事な「共感」することを妨げる可能性がある。その「共感」を重視する診察室では、実にさまざまな会話が患者たちと繰り広げられる。野球、将棋といった趣味の話から、姑との確執のような人生相談に近いものまで、想像以上ににぎやかでバラエティに富んでいる。そして、その過剰な会話に疲れた時には、統合失調症患者の「サラサラした」存在感が癒してもくれる。患者の気持ちを和らげることに心血を注ぎ、人間を愛してやまない精神科医による、精神疾患を心理的、社会的、生物学的視点といった多方面からアプローチしたエッセイ集。
-
-剣は使うが血は流さぬ。強い意志と決意を胸に、大きな賭けに出るシルヴィア・ガブリエル。仮死で生まれた運命の子は、はたして未来への扉を開くことができるのか!?巨岩石が複雑に林立する魔境ギガロッシュ。その奥に偶然辿り着いた行き場のない人々。彼らはその閉ざされた世界に籠もり独自の村を形成していった。時を経ること二百余年、地形のもたらす困難さと誰伝えたとも知れぬ恐怖伝説により、未だ固く遠く外界から閉ざされていた村は高い技能を伝承、発達させながらも、次第に閉塞感に苦しめられていた。小さな村の自給自足の生活の中では、彼らの技術や腕も今や宝の持ち腐れ。外の風に触れたいという想いは村人の誰もが持っていたが、外界へ出ることに二の足をふんでいたのだ。そんな折、運命を背負った若者が一人、村を丸ごと外の世界に戻そうという画策を胸に、村の将来を救うべく外の世界へ赴く。類いまれな美貌と才覚を備えた彼は異邦人の医者と領主の側近を味方に、策略と突発的な事件を重ねながら計画を密かに準備していく。生きることの意味と遺される者の想いを深く描く、感動のヒューマン・ファンタジー。
-
-
-
-居合道の奥義を極める旅に出た年老いた武芸者の道中記。―関ヶ原の乱から十三年―居合抜刀術の祖・林崎甚助重信が勝負を超越した真の力を求め、秩父路・甲州裏街道をゆく。「義のために働くとはどういうことなのか」、「武士があるから戦があるのか戦があるから武士があるのか」、己(武士)の存在理由を見出し、居合術を完成させるためにひとり武蔵国から秩父を目指す。その道中で出会った武士や商人、山賊、村人らとの交流を通して、甚助は「相手を生かし、己も生くべく中庸、公正」という居合の心を体感していく。芸事でも功名のためでも出世の道具でもなく、剣士として生きる意味を探ることに残りの人生をかけた男の物語。これは、今を生きる日本人の啓示ともなり得る一冊である。
-
3.0本書は、戦争を知らない若者世代に向けて著された作品である。筆者の戦後の生い立ちに始まり、若き日の人間形成期を経て、経営者として人間重視を貫いた経営改革時の心境を綴るほか、社員に対する期待感や考え方を具体的なエピソードをもとにまとめている。そして、引退した現在の忌憚のない境地で締めくくっている。さらに、最終章には、本文中に散りばめたキーワードを抜き出し、「私の言葉集」として年代別にまとめて収録。どれも、傘寿を迎えた筆者の長き人生の中で、自分づくりの行動指針となり、同時に人に感動を与え、人を動かし、社員の行動パターンともなった言葉である。「人づくりは、自分づくりから」がモットーの筆者が、いかに挑戦し続け人生を切り拓いてきたかが分かる一書。
-
-「生きる事」を決して諦めず、がんと正面からぶつかり、懸命に戦い余命を延ばした一人の男の闘病ブログをまとめた一冊。ガンになるということの「現実」と、生きることへの「勇気」を教えてくれる。
-
-ネジ販売会社の社長を務める山本信之輔はある日、とある講演会会場で真桜子と再会する。二人は惹かれあい、逢瀬を繰り返す。信之輔が真桜子との結婚を意識し始めた矢先、真桜子から突然別れを告げられる。3ヵ月が経ったある日、自社製品が係る事故が発生し、現場である福岡へ飛ぶ。対応を進める中で信之輔は社員の存在を強く意識をする。社長と社員が一丸となって原因の究明を急ぎ、頼もしい社員に心強さを感じつつ、もう一方の心の支えとして真桜子を想う信之輔。奇しくも福岡は現在真桜子が滞在する街だった。意を決して真桜子に連絡し、久々に会話を交わす中で、二人の気持ちに変わりないことを確信した信之輔は、改めて結婚を決意する。本作品は、巧みな構成と明快な文章が魅力的な、著者初の作品。メーカーとしての業務を通して社員の一体感と、アラフォー・アラフィフの男女二人の揺れる心理の二面を巧妙に描出し、読者を惹きつけて離さない長編小説。
-
-自分のことを人に思い出してもらうとき、どんな風に思い出してもらいたいですか。偉い人、頭のいい人、怖い人、不思議な人、優しい人、色々あると思います。でも、せっかくなら思い出してくれた人が楽しくなるような人になりたい、そう思いませんか。そういう人ってどういう人でしょう。それは人や周りに関心がある人、お金やものを通してではなく、素直な自分の気持ちで周りを見ている人ではないでしょうか。素直に相手を見つめ、自分の価値観で判断せず、相手には相手の事情があるかもしれない。それは誰にも分からない。相手にも自分の気持ちは分からない。分かる範囲で自分が合わせて変わっていけば良い。分からないことは悪いことではない。分かった気になって、それが現実と乖離すると諍いが起こるのだと思います。人の気持ちを推し量って、自分の価値観で押し付けるやさしさは本物ではない。正しく周りを見るとはどういうことかを改めて考える、著者渾身の絵本作品。
-
-
-
-
-
-この日記は、三年にわたる唱題行の記録です。地球上のマネーは成仏する、すなわち世界の平和と一切衆生の幸福が実現する、それを私は信じております。私がこの実践の記録を、「多宝如来の日記」としてどうしても残したいと思いましたのは、現在の地球上に存在するマネー(金銭)が成仏しない限り、人類はいつまでもそのマネーに翻弄され、殺戮や略奪を繰り返し、平和で幸福な社会を築くことが困難である、と思ったからであります。人類は今、軍事競争から、マネー競争を経て、人道に関しての争い、いわゆる「人道競争」に入ってまいりました。マネーは人道競争に勝つために必要なのであります。相手を救うために、すなわち、すべての人類を幸福にするために必要なのであります。――(「はじめに」より)前著刊行から1年後、1億編を到達したのを機に、その間の日記を増補し、新たに刊行する。
-
-十七世紀・江戸時代初期、日本が急速に鎖国へと向かうなか、平戸藩の通詞・本木継之進は、藩の密命により、商館で出会った自由思想家エンデンとともに、オランダに渡る。二年を超える過酷な船旅を経て、ようやく到着した継之進に、密計を命じた藩主病没の知らせが届く。異国の地で生きることを決意した継之進は、ピーテルと名を変え、エンデンの助けで学資を蓄え大学に学び、オランダ東インド会社(VOC)に社員として職を得る。妻を娶り、生まれた最愛の一人娘・コルネリア。ピーテルは世間の慣習にとらわれず、コルネリアにラテン語と哲学を学ばせ、さらに、『倫理学』に心血を注ぐスピノザのもとへと赴かせた。三十年戦争後のヨーロッパは古い秩序が崩壊し、宗教も政治も社会も新たな激動の中へと突入していく。「どのような時代がこれから来ようとしているか、真正面に見すえるがよい。……そのような時代に、人間が真に幸福であるとはどのようなことか、宗教と国家の関係はどうあるべきか、哲学者の使命は――それを妥協なく洞察することにある」一六七七年の末、スピノザの『倫理学』はついに出版されるが、ピーテル(継之進)には、為すべき事がまだ残されていた。
-
-
-
-2011年、男は、ずっと後ろ向きな考えで生きてきた22年間を覆す出来事に遭遇した。会社を休んで行った矢井田瞳のライブだった。ずっと昔からファンだった矢井田瞳に勇気をもらった男の胸に灯った『夢をあきらめたくない』という気持ちは、日が経つにつれてどんどん大きくなっていくのだった。そして男はついに、仕事を辞め幼い頃から抱き続けていた小説家になるという夢に向かって、この先の人生を賭けることを決意した。男がほとんど毎日のように向かう駅前のコーヒーショップ。母親からおつかいを頼まれて向かう先は精肉店。念願叶って手に入れたアイテムはiPad2。そんな何でもない日常を記録しながら、日記の中で徐々に明かされていく、男の心の中、そして、病の存在……。40歳にして仕事を辞め小説家を志した男のリアルな日常を綴ったエッセイ。
-
-
-
-
-
-タタール人のロザリンダはまだ「おばあちゃん」になるような年じゃない。けれども娘・スルフィアは非合法の中絶手術に失敗し、孫・アミナートが産まれてしまう。とたんに巻き起こる恋の争い、家族に降りかかる悲喜劇――。富と幸福を求めて、ロザリンダは家族を約束の地ドイツに導くべく策をめぐらす。移民、人種問題、そして人間そのものへの深い洞察が光る、女たちの物語。
-
-戦時下のインドネシアの日々を語った、筆者の実父による体験談。第2次大戦時、重砲兵として出征した父・康宏氏が、当時の模様を克明に記憶し、筆者がそれをインタビューしてまとめた語りおろし。康宏氏が従属した独立重砲兵第二大隊第二中隊は、シンガポールからスマトラ島に拠点を移し、連合軍の攻撃に備えた。その移り住んだ島は、鬱蒼としたジャングルに囲まれ、実弾訓練以外では、銃弾が飛び交うことはほとんどなかったという。南方戦線では全滅する部隊が出ていたなかで、康宏氏が所属していた部隊は、酷暑と現地病のマラリアとの戦いが日々続いていた。大隊から独立して活動していた部隊が生き残るためには、戦友たちとの助け合い、そして、必ず生きて祖国へ帰るということへの執念であったという。現地人との心の交流のエピソードも含め、これまでの戦争体験とは異にする一書である。
-
-ペルシアに連れ去られた彩香。彩香の消息を求めて奔走する紳一郎。やがて、戦士へと駆り立てられ、戦争の渦に巻き込まれていく。いよいよ迫り来るペルシア300万の大軍団。迎え撃つアテネ・スパルタ連合軍。海に、陸に、繰り広げられる死闘の先に待ち受ける、紳一郎と彩香の運命。捜し求める『アルテミスの神玉』は見つかるのだろうか?
-
-ノンキャリアながらも、60年・70年安保闘争や東大安田講堂事件の警備責任者として手腕を発揮した津田武徳が記した手記を1冊の自伝にまとめた。60年安保から学んだ教訓を元に、70年安保の前哨戦となった「東大安田講堂事件」の様子を詳しく記述。津田氏の手腕、現場の機動隊員たちの奮闘を克明に描かれた、ドキュメンタリー。
-
-
-
-前代未聞、 官製クーデターの真相を綴ったノンフィクション。 平成28年11月30日、私は理事長を「辞任」した ――しかし真実はそうではなかった。 何もかもが一変したあの日から、 正義と真実を追究する「闘い」が始まった。 突然の裏切り、消えることのない失望と怒り。 城西大学で起きたクーデターの真相とは。 教育界最大の悲劇を綴る、衝撃のノンフィクション。
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。