小説・文芸 - 学術研究出版作品一覧

  • 『箱男』完全解読
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    安部公房の小説『箱男』(一九七三年)は文中に大量の矛盾を含み、ストーリーは一貫せず曖昧なものになっている。その上で、作中に「真の筆者は誰か?」、「真の目的は何か?」などといった問題が提出されている。解答はついていない。  本論は、作中の矛盾した記述を見つけ出して、それを手がかりに『箱男』を解読した。そして読者に提出された問題に解答し、筋の通る物語として成立していることを証明した。  小説『箱男』の根本的な謎はすべて、本論により解読された。
  • 哀愁のメヒコ -愛の序章-
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    何かが終わり、始まろうとしていた。 アカプルコ、カンクン、モンテタスコ・・・。 過去を清算するために訪れたメキシコの地で、日本にいる大切な女性に手紙を綴る。 それは、生きることの苦悩と喜びを再認識するための心の旅路でもあった。 異国の歴史に思いを馳せ、今も心に残るかつての恋人たちとの”幼い愛のかたち”を振り返る。 「みんな済んだことさ」と優しく微笑みながら言えるようになった時、人は己の人生を首肯できるに相違ない。
  • 愛と絆のミステリー 戯曲3
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    1巻550円 (税込)
    台詞と独白、ト書きから構成される愛と絆をテーマに書き下ろされた戯曲仕立ての珠玉のミステリー短編7編。
  • 愛と絆のミステリー 戯曲2
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    1巻550円 (税込)
    作詞家 売野雅勇氏が主宰するインターネットドラマサイト「Radiogenic」にて人気を博し、CD化された新感覚ドラマ「RADON~les deux hommes~」を含む、いずれも愛と絆をテーマに書き下ろされた戯曲仕立ての珠玉のミステリー短編9編。
  • 愛の重さ
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    1巻524円 (税込)
    障害を持つ男と女の出会いと別れ、そして愛の再生の物語。
  • アイルランド紀行 -ずっこけ見聞録-
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    1巻880円 (税込)
    これは、ムロウ氏と呼ばれる奇態な男のアイルランド「ずっこけ見聞録」であり、彼の勝手気ままな旅日記風の「言いたい放談」である。内容はなにも「ないよう」ではあるが、写真は、見るとやはりアイルランドの雰囲気が伝わってくるだろうと彼はひとり悦に入っている。 表紙の写真はドニゴール州のわらぶき屋根のコテッジ
  • 青

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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 子どもの頃、おばあさんに育ててもらったボク。 住んでいた団地の近くに一匹の青大将が棲んでいた。 ボクは「青」と名付け、卵を与えたりしていた。 ある日、マムシに襲われそうになったボクを「青」が救ってくれた・・・ 少年と「青」の心暖まる友情の物語。
  • あすに乾杯
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    1巻220円 (税込)
    いじめ問題から日常生活が激変した2つの家族を通じて、それぞれの立場から主張を展開し、教育の闇の部分を浮き彫りにした物語。
  • アフリカに行こうと最初に言い出したのは彼女だった
    5.0
    また日本で一からやり直しだという私に、彼女は「せっかくだから、この機会にどこかをまた二人で旅しようよ。まだ子どももいないし、今じゃなければ出来ないことをやろうよ。アフリカなんかいいんじゃない?」と言った・・・ オーストラリアの片隅で、運命的な出会いを果たした旅人二人が、海外生活に終止符を打ち、日本でのリスタート記念にとアフリカ大陸を半年間かけて縦断。 たった1台のバイクに、140キロに及ぶ所帯道具を積み込み、15か国26000キロに及ぶ道のりを走りぬいた。 サハラ砂漠を越え、キリマンジャロにも登った。 生々しいリアルなアフリカが、30年の時を超え、今、ここに鮮やかに蘇る!
  • A Fresh Loaf of Poetry from Japan
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    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 私の郷里は奄美諸島の喜界島であるが、奄美諸島は1946年2月1日から約8年間、行政的に日本本土から切り離された。その間に米国留学の制度ができたので1950年に奄美・琉球諸島からの52名の留学生の一人として渡米した。 ニューヨーク州立アルバニー教育大の二年次の時、英語担当のヴィヴィアン・ホプキンズ教授に詩の創作を勧められて、最初1954年にボストンのクリスチャン・サイエンス・モニター紙に投稿して以来、書き続けている。 自然、社会、戦争、人間関係、原発、核兵器、世界詩人会議などなど、あらゆる事象について書いた英詩の中から、約210篇を精選し、一冊に、まとめたのがこの詩集。私の詩8篇ほどは米国、カナダ、オーストラリア、南アフリカの学校教科書26冊ほどに収録されているが、インターネットで調べてみると、私の詩数篇はロシア、中国、ブータン、ベトナム、チリ、インドなどでも、広く英語教育に使用されている。
  • OUR KING LEAR
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    1巻1,100円 (税込)
    This novel is to express“What is the important heart that is included in an abstract word,love ?”and “Which route of journey should we humans take to reach to the true happy world where there will be no bullying, no conflicts and no wars?”. The heroine Michiko and the hero Shouichi grow up their young age at a country town Tanushimaru,Kyushu,Japan. They learn what is the true love through playing the drama “King Lear”, played in the graduation memorial show at elementary school and have some faint feelings of their first love. After graduation from the elementary school, Michiko thinks about what is essentials of the true love and speaks it out at an English speech contest of junior high school. She expresses her thought,“True love is the heart to sincerely wish other people's happiness and to conquer her own egoism in order to bring the true happy world.” She is awarded the best prize of the contest. Shouichi is moved very much by her thought and swears to keep it in his deepest mind. Michiko and Shouichi respectively go through their stormy lives. Finally, they get together and married. They live happy life with prayer for bringing a peaceful and happy world with no bullying, no conflicts and no wars forever.
  • アンチガイドブック的ソウル出会い旅
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    1巻660円 (税込)
    「本を開かず、心を開く」 事前に予習し、計画したとおりに進むことが、必ずしも旅の成功ではありません(あとがきより) 旅先で、心を柔らかくし、想像力を広げ、少しだけ注意深く観察することで見えてくるものは? 隣国とのよりよい関係を願いつつ、繰り返し旅したソウルでの心に刻まれる出会いを(1)印象的な人々、(2)自由な食の愉しみ、(3)お金をかけないアクティビティの3つの切り口で綴った随想集。 【内容説明】 ===分量 四六版書籍236ページ相当=== 目次 はじめに 第一章 ソウルで人と出会う ・婦人服売り場の今どきのアガシ(お嬢さん) ・レストランの幸せ家族 ・フライトアテンダントと菓子パン 等、全12編 第二章 食の愉しみは出会いにあり ・二つのカムジャタン ・ソウルの飲食店の「空気」とは? 等、全6篇 第三章 無料で楽しむ、足で楽しむ ・無料イベントを狙え 清渓川周辺 ・大学の博物館 ・漢江を歩いて渡る 麻浦大橋 等、全7編 小さな文化論「韓国の桜、日本の桜」 あとがき フォトギャラリー 【著者紹介】 後藤裕子(ごとうゆうこ)。 東京生まれ、鎌倉在住。 東京大学文学部英語英米文学科卒業。情報サービス会社、国際特許事務所、翻訳会社勤務を経て、フリーの翻訳者として独立。2007年に単行本を初出版。 同年よりブログ(http://yukomaru.blogzine.jp/)を開設し、旅行記、随想、ドラマ・映画評などを精力的に掲載中。
  • Intelligence Artificielle En Meditation 瞑想する人工知能
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 この【瞑想する人工知能】は、私のエッセイ及び散文詩からパリス滞在中に書いたものを中心にフランス語訳されたものを集めたものです。今回、既に出版されたものの他に1994年の京都建都1200年に合わせてサンジェルマン・デプレで書かれた【超光速現実的へのメモ】【隔てられた情熱は超光速で大宇宙の端から端まで駆け抜けることができるだろうか?】等を加えています。欧米のイノベイテイブアート&サイエンスのヒストリーと日本の禅文化、俳句に代表されるような人間と大自然と大宇宙のはざまの直接体験-色即是空-直観リアリティが、一瞬の永遠の〈はざま〉に交錯するような風景が読者の方々に垣間見えてくれれば幸いです。表紙の円相の禅的カリグラフィーはパリジャンアーティスト、ソフィー・サーモンさんの作品。彼女は生粋のパリジャンながら若き日よりカリグラフィーを習得し数々のコラボレーションを展開しています。特筆すべきは、彼女の家系はシュールレアリストと親しく幼年時、父親と共にサルバドール・ダリ氏のフィゲラスの別荘でダリの姪と遊んでいたことです。しかし彼女は西洋の前衛より日本の伝統的アートに強く傾倒。フランスのマカロンより日本のわらび餅を好んでいます。彼女のカリグラフィー作品には、パリスの路地裏で日本のわらび餅に出会ったような感慨深いものがあります。地球はただ国境で分断されてはいない。我々のマインドは民族・国家を超えて繋がっていると思わせるものがあります。又、若き日にアメリカ🇺🇸カウンターカルチャーの中心地として現在、世界遺産となったサンフランシスコのシテイライツ書店&出版社の創始者で詩人だったローレンス・ファリンゲッテイ翁の薫陶をうけており、パリスのシェイクスピア&カンパニーの設立者、ジョージ・ホイットマン翁にも紹介され暖かく迎えて頂いた経緯があり今は亡き2人にこの本を特に捧げたく思います。又、ソフィー・サーモンさんとサヤカ・ヤマグチさんに心から感謝を送りたい。
  • いつか、上高地でフルートを
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    1巻550円 (税込)
    諒太は鎌倉駅近くのケーキ店で、フルートを持った若い女性を見かけた。入院中の祖母がフルートを聞きたいと言っていたことを思い出した諒太は、思わず女性に声をかけ、今度一時帰宅する祖母にフルートの演奏を聞かせてもらえないかと頼む。 あまりにも唐突な申し出に女性は戸惑うが、諒太の不器用そうだが誠実なしぐさに接し、また自分のことを本当に心配してくれた祖母のことを思い出し、諒太の申し出を受けることにする。 女性の名前は「あずみ」、山を愛した父がつけてくれた名前だった。 山が好きで何度も上高地に通っていた諒太は、そんなあずみとの出会いに心を動かされるが、あずみ自身は「自分は歩くのが苦手・・・」と言う。思い悩むことの多かった諒太にとっては、明るい笑顔とあたたかい声で自分に話しかけてくれるあずみと過ごす時間は、かけがえのないものだった。 しかしあることをきっかけに、あずみはもうこれ以上諒太と一緒にいることはできないと決心する。 鎌倉由比ガ浜に寄せる波の音とどこまでも続く海と空、上高地から見上げる穂高の峰々と清冽な梓川の流れ。自分らしく生きることに思い悩む二人が、自然の大きさに思いを寄せながら、ささやかな出会いをはぐくんでいく。 表題作のほかに、「はり絵がつなぐ恋」「天神様の約束」の2編を収録。
  • うらめし屋 あなたの恨み買取ります
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    弱い者の「恨み・無念」を晴らすためのお手伝いをする不思議で面白いお話です。表の顔は「宗教法人・爽快寺」、裏の顔が「うらめし屋」と申しまして、恨まれた相手からお金を取り戻すというケッタイなお話!
  • うんちかいじゅう
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    うんちかいじゅうが現れた。 もぐもぐ ぷりぷり。 世界中の建物を食べて、うんちに変えていく。 子供たちは大よろこび。 大人たちは大めいわく。 さあ、どのような結末を迎えるのでしょうか?
  • 栄光のかけら<増訂版>
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    1巻495円 (税込)
    ある作家の晩年を通して、主人公が成長していく姿を描く。 大学生の江藤和也(えとうかずや)は、ある時品のよい老人と出会う。その背中に自分と同じ何かを感じ、次第に深みに嵌っていく。実はその老人西村学堂(にしむらがくどう)は…。 また故郷の家族にも変化が。兄の結婚や恋人との出会い。そして突然訪れる友人の死…。 やがて学堂にも最後の時が。和也の思いとは…。
  • ― 英国田舎旅エッセイ ― 不思議の国に誘われて
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 英国の田舎を旅してみたくなる30編の珠玉のエッセイ。 このエッセイ集に描かれているのは、湖水地方、コッツウォルズ、スコットランドなどに点在するいかにも英国的な小さな町や村々。そして、そこに住む素朴な人たちとの心のふれあい。英国の田舎には自然と人の織りなす穏やかな時間がゆったりと流れ、私たちがいつの間にか忘れてしまっていたノスタルジックな「何か」が残されています。そんな「何か」を何百年もの間、したたかに持ちつづけている英国人ってどんな人たちなのでしょう?そんな彼らとの出会いと別れを通じて英国を詩情豊かに謳い上げた一冊。本書は、趣味人倶楽部に2009年から2019年まで10年にわたり連載された内容を加筆・再編集したもの。著者撮影のカラー写真30 葉、モノクロ写真60 葉。
  • 英米女性5人詩集〈復刻版〉
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 19世紀の英米に生きた5人の女性詩集の再版です。初版時はフェミニズムと東日本大震災の被害者追悼がテーマとなりましたが、初版の好評を迎え、今回の再版版はより広範・世界的なロマン主義の復興祈願と重なります。 初版で試行された日本語翻訳文の七五調での翻訳はいまだに一般には受容・評価されておりませんが、ここに再版を重ね、繰り返し日本の詩歌文化の国際化を問います。
  • エクステイティヴ-メディテイティヴに彼女はレインボー ひとつのバスタードポップ
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ちょっと不思議なタイトル、でも実はシンプル。エロティックなのにどこかスピリチュアルでレインボーのような女の子達とのエロスと音楽とア-トが縺れ合った10のストーリーの断片ノート。メインの内容は〈1. レッド〉ジャニス・ジョプリンになりたいブラックレザーの女 、〈2. オレンジ〉浪花のジュリア・ロバーツ似の女〈3. グリーン〉エド・シーランの熱狂ファンの女 、〈4. ブルー〉キース・ジャレットのケルン・コンサートをベッドでかけるフレンチ・カナディアンの女、〈5. インディゴブルー〉巨大JBLスピーカーとモンペスタイル・ジーンズとキュートなおかっぱヘアスタイルが似合うシュールなジャズ・スウィンガーの女、〈6. YMOの東風Tong poo& デヴィッド・ボウイ・チャイナガールカラー〉ピャオラン・チーラな美しいチャイナガール、〈7. カンディンスキーのアブストラクト・カラフルカラー〉元ルフトハンザ・スチュワーデスのミュンヘンの色彩が似合うバイエルン・キュート美女、〈8. ローリングストーンズ・カラー〉ストーンズのSHE'S A RAINBOWが似合うのにオーガズムを知らなかったヒップ・クラフトアーティストの女、〈9. ディープスロートカラー〉昼間は清楚で慎ましく夜はエロティックな天使に変身するフェルメール好きのアメリカ人画家の女、〈10. コムデ・ギャルソン・ブラックの似合うシンセサイザーミュージックが好きなフレンチの女〉。他に濱口竜介監督から影響を受けて書かれたエッセイ「偶然と想像」や、デヴィッド・ボウイと谷村新司さんが愛した京都正伝寺の禅庭にまつわるハイブリッド考察ノートなど、21世紀のネガティヴイメージで溢れた世界から離れ、ポジティブな快楽とスピリチャルなヴァーチャル・リアルを超えた宇宙的オーガズムに繋がっていく。
  • ETERNAL LAND Kojiki LAND OF LIFE
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    1巻1,600円 (税込)
    Izanaki and Izanami are the significant deities that give birth to all living things in this world, including humans, lands, and even natural objects and phenomena. Despite their creations, tragedy strikes down on the goddess, Izanami, when a deity of fire kills her. Izanaki’s grief leads him to the Land of the Dead to revive her but arrives too late. Their fate seems to separate the Land of Life and the Land of the Dead. And Izanaki who returns from the Land of the Dead purified himself and begets the Three Precious Children, the Sun Goddess Amaterasu, the deity of water Susanoo, and the deity of the Moon Tsukuyomi. Amaterasu, the ancestor of the imperial family, rules the world of Heaven and nurtures all living things on the earth, and Susanoo nurtures all living things by providing water from the underground and also absorbing all our impurities, agonies, sins, carrying them underground.
  • N君、雪乃さん、そして
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    1巻1,430円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「来てくれてありがとう。握手してもらえるかな?」N君はパンの詰まった紙袋を左手に持ち替え、そっと右手を出した。「ごめん、ごめんね」お母さんは、声を小さく震わせ、N君の掌を両手で包んだ。とても華奢な手だった。その手を涙が濡らした。N君は、どうしていいかわからなかった。1981年、大学のキャンパスで出会った三人。永遠だった筈の友情は、雪乃の唐突な失踪により崩れてしまう。それから三十余年が経ち、彼女から届いた一通の手紙。そこに書かれていたこととは……。封印されていたあの頃が蘇り、托された想いを道標に、初老を迎えた「若者たち」が再会へと動き出す。切ないほどに純粋な約束が三人の心を繋ぎ、其々の人生を温かく包む感動作。
  • Episode-誘惑の星-
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    あなたを誘惑する世界、さまざまな出来事、出会い、タイミングで、あなたは、その渦の中に入っていく。全力をつくしたことや、やぶれかぶれになったことで、傷つきながら見つけたものとは何か? あなたに、どう係わり、どう去っていくのか? 事実は、小説より奇なり。その不思議な世界で、色あせない空の青さや、まぶしさは、一体何なのか?あなたの情熱が、この世界で、脈打っている。決して解けない呪文と共に!
  • 冤罪疑惑「恵庭OL殺人事件」の謎を解く
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    恵庭OL殺人事件とは、平成12年、北海道恵庭市で、OLの焼死体が発見されたことにより発覚した、殺人事件である。 冤罪が疑われる謎多き事件、屈指のミステリー事件として、インターネット上でも大きく議論された事件である。 警察は、恋人を被害者に奪われた状況にあった、被害者の職場の同僚女性に疑いをかけ、自白を迫ったが、彼女は、一貫して無実を主張した。 検察官は、刑事裁判で、彼女が、自分の車内で、被害者を絞殺したと主張したが、彼女は、小柄な女性で、被害者よりも体格や体力が下回る。 裁判所は、彼女が、被害者を殺害することは「不可能であるとはいえない」と判断したが、はたして彼女は犯人なのか? 第1部「事実」では、本件事件の主要な事実が、整理して記載されている。読者も、推理小説のように考えることができ、楽しめることができる。 第2部「検討~犯人は被告人か」では、プロの法律家である著者が、裁判所の判断を踏まえつつ、本件事件の謎を解くべく研究・検討した内容が記載されている。 目次 第1部 事実 第1章 事件関係者・関係先 第2章 事件当時(1) 第3章 事件前 第4章 事件当時(2) 第5章 事件後 第2部 検討~犯人は被告人か 第1章 犯人の行動 第2章 被告人が犯人であることを推認させる間接事実 第3章 被告人が犯人であるとしたら、被告人は、どのように考えて、どのように行動したと考えられるか 第4章 被告人が犯人であるとした場合のその他の問題点 第5章 被告人が犯人ではないとした場合の問題点 第6章 結論
  • 黄金郷の河
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    1巻550円 (税込)
    詩誌「コールサック」に連載された「前略、お前たちよ。生きろ」、文芸誌「覇気」連載の「エレクトアリス」ほか、10年にわたり創作された珠玉の24篇からなる短編集。電子書籍化でリイシュー。
  • おうみ草子―湖国の人と暮らし、風土
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    1巻330円 (税込)
    「おうみの国(滋賀県)」には真ん中に、とても大きな湖があります。びわ湖です。県面積の、およそ6分の1を占めるそうです。湖国の住民は、その周縁に暮らしていることになります。 湖は、ただそこにある、だけではありません。表から見えるのは、平らな水の広がりだけです。でも湖はあれほど広々としていますから、水面下の、湖水の体積や重量、「生命力」がとてもスケールの大きなものだ、という事は、想像に難くありません。 夏場、北湖は水面から湖底へ三つの水温層に分かれます。三つの水層では、魚など、それぞれの環境に適した生物が活動しています。多くの生命を宿す、びわ湖自身が、まるで巨大な「生き物」みたいに存在しているのです。 びわ湖の、「深呼吸」について人は語ります。北湖では真冬に、冷却された表層の水が深い湖底へと沈み始め、春先には山からの雪解け水も河川から流れ込み、浅い湖岸から深い湖底へと沈みます。水が循環し、酸素も深い水層へ供給され、湖底の生物を元気にしています。 ものの本によれば、私が住む甲賀の地は、太古にはびわ湖の水底だったとのこと。そうです、びわ湖は、移動しています。大昔に、お隣の伊賀と甲賀の県境辺りで生まれ、気の遠くなるほどの年月をかけて北上しているのです。今も、わずか数センチ単位で北へ。 大きな湖が真ん中にあるために、交通は不自由になります。対岸へ行くのに、湖をぐるりと回らなければなりません。湖が荒れることもあります。湖の上には家やビルを建てられないし、開発ができません。その一方で、周縁の住民は、豊富な水と湖の幸、美しい景観などの恩恵を受けながら、日々暮らしています。遠い昔から今に至るまで。 本書は、新聞連載のエッセイ100編を収録しています。エッセイは、2006年5月~2009年1月までの2年9ヶ月間、毎水曜日に掲載されました。湖のずっと南に住みながら、びわ湖とその周縁(湖東・湖西・湖南・湖北の各地)へ探訪に出かけ、そこで見聞きしたことをエッセイに書きました。変化に富む湖国の人と暮らし、風土をテーマにして。
  • 小川未明&今西薫童話集
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    1巻330円 (税込)
    未明は、早稲田大学の前身校である東京専門学校に入学し、そこで坪内逍遥に英文学の指導を受けました。未明の名前は逍遥につけてもらったもので、「いまだ暁前であるが、いずれは太陽の光のように燦然と輝く未来がある」という希望に満ちた名前です。未明は島村抱月にも指導を受けていました。未明の作品の劇的な展開には抱月の影響があるものと考えられます。さらに、小泉八雲が逝く直前の春学期に、未明は早稲田大学で八雲の最初で最後の英文学の講義を受け、八雲から感銘を受け、卒業論文では八雲を論じています。「日本のアンデルセン」とも「日本童話文学の父」とも呼ばれている未明の作品にある「優しさ」は、八雲の人となりから滲み出る「心優しさ」を受け継いでいるものです。 未明の本名は健作といいます。今西薫の『健作フュージョン物語7』 の主人公は未明である健作少年という設定になっています。未明が書いた『小さい針の音』、『村の兄弟』、『眠い町』、『赤いろうそくと人魚』、『あらしの前の木と鳥の会話』、『港に着いた黒んぼ』、『負傷した線路と月』の文体には、未明独特の語り口調があります。未明の作品にある「優しさ」はこの文体と不可分です。彼が子供に教えたい「人としてあるべき姿」を、今西薫が受け継ぎ、七つ束ねて結ぶ中で彼なりの童話を創作しました。 この本は小川未明の作品が現代のより多くの人々に読まれることを願って、今西薫が未明の数多くの作品群からその珠玉と目される作品を選び、それらに新たな味わいをつけて、現代風の童話にして、ひとつの作品にしたものです。 第一部の未明の作品群に触れて、未明ワールドに浸ってから第二部の『健作フュージョン物語7』をお読みください。
  • 沖縄最大のタブー琉神「尚円」
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    1巻990円 (税込)
    空から歴史を感じる パイロット山下智之の新刊 島、海、黄色い石、交易、海賊、大和…… 地政学的視点をベースに、沖縄(琉球)史の核心を衝いた傑作。 現在と15世紀を往来する巧みな叙述で、琉神「尚円」を蘇らせる。 (大阪観光大学 学長 赤木攻 推薦) 島を追い出された少年が400年の琉球第二尚氏の王朝を築く、実話の歴史物語。 なぜ、秀吉をしのぐ成り上がり皇帝になれたのか? なぜ、家康をしのぐ400年の王朝が作れたのか? 琉球の王が、京都室町幕府の将軍に会っていた!! 謎の多い、応仁の乱の背景に琉球王国があった!! 400年琉球王国の成立に手を貸した交易勢力とは??? どうして琉球王朝は応仁の乱から明治維新まで長きにわたり国を治められたのか? 謎に包まれた 実在の人物「尚円王」のタブーに迫る!!
  • オセロ -ヴェニスのムーア人- 七五調訳シェイクスピアシリーズ〈7〉
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    1巻495円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『オセロ』は1604年に上演された。オセロは貿易で栄えるヴェニス公国の将軍である。傭兵であるのに将軍である。なぜか? ヴェニスの人間が将軍になり、富と政治に軍事力が加われば、独裁者になることが分かっていたのだろう。ヴェニスの人々はこの点で賢明だった。四大悲劇の他の作品と比較すると、戦争のことは背景として描かれてはいるが、この作品は出世を阻まれた男の妬みと復讐、そして夫婦に起こる小さな世界の悲劇である。この作品は、ある意味、イアゴが主人公で「嫉妬」がテーマである。有名な台詞は、「嫉妬とは 緑色した 怪物で/ 人の心で 増殖し 人の心を 弄(もてあそ)ぶ」というものである。オセロは最後に「自分は嫉妬深い人間ではないが、悪漢の言葉に惑わされ、デスデモーナを殺してしまった」と自白する。自分の最も大切で神聖な「宝」を誰にも奪われないようにするためのオセロの究極の選択が、その宝を葬るという極論である。
  • おならがプゥ
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    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ある日、小さないのちがこの世界にやってきて、夫婦は父、母となり、家族へと変わる。小さな「おなら」にさえ元気をもらえる幼な子との日々。子どもの誕生を機に生きるということ、家族の暖かさを見つめなおす中で紡ぎだされた自分、子ども、家族の成長の詩篇。
  • オニのへそツネ太郎
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    人のためになることは、どういうことなのか。 自分をすきになることとは、どういうことなのか。
  • 会社員から大学教授になった父が 息子・若者たちに贈るナラティブ(物語)遺言
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 自分は人並みにはできない、なれないという思いを常に抱きながらも、人より何かを少し加えるための努力「トッピング努力」を積み重ねてきたことで人生を切り開いてきた著者が、息子たちや若い人たちに贈るナラティブ(物語)遺言。大手化粧品会社での販売営業に始まり、海外駐在、本社商品開発、子会社常務取締役、本社国際マーケティング部長と仕事の幅を広げる中で、常に心がけてきた「トッピング努力」の実例とそれがもたらしたものは、やがて大学教授、法学部長、副学長としての手腕にも生かされることに。「人並みにはなれない」「何を仕事とすべきか」「職場に違和感を抱いている」「転職を考えている」などなど、悩みを抱える若い人たちにこそ、手に取ってもらいたい一冊だ。
  • 回遊魚
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    1巻704円 (税込)
    作品は四編だけ。短編・「回遊魚」は言わば習作、右手一本で書いたような、未熟なところや欠陥が様々あるのは作者自身よく承知しているのですが、佳作と評価をしてくれる方もおられるので、あえて公刊する次第であります。 二作目の「誘蛾灯」は千九百枚の長編小説で、私の全精力をつぎ込んだ作品。完成度は高いと自負しています。年齢のせい(比較的若いころ)で、かなり悲劇的な色調の濃いものです。 三作目「梶井途子の手記」は、亡き妻の手記を元にした、セミ・ドキュメンタリー風の中編。途子の残した挿話は、暗い苦痛に満ちたものですが、その周囲に行き交う多くの人間像は、ドーミエのカリカチュールのように滑稽にも思われます。 最後の超大作「黒百合の香り」は四百字詰、四千枚近い作品ですが、物語としては、これが一番面白くて量質ともに代表作なのですが、残念ながら完成度が低く、間違った記述や、辻褄の合わない個所が少なからずあります。残された余命でどれだけのことが出来るか、心もとない次第です。 一つだけ私の作品の取り柄といえば、創作に当って、作品の質そのものが目的になっていて、報酬や賞などはもちろん、タブー、自己規制、忖度、右顧左眄などには一切左右されず、隠された真実の追及と、文学としての面白さのみを唯一の追及目標として書かれてある、ということでしょうか。
  • 限りない権力の犠牲者たち
    -
    1巻880円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 その日も、ナタリアにとっては、いつもと同じ朝のはずだった。しかし、目覚めたのは全く見知らぬ部屋だった。私は記憶を失ってしまったのか……いや、違う。何かがおかしい。傲慢な人間たちの歪んだ欲望と権力が交差する狭間で、ナタリアの「自分自身」を取り戻すための戦いが始まる。サスペンスタッチで綴る緊迫の物語。
  • 歌詞集 First time
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    1巻440円 (税込)
    First timeは、1998年に寝ている時に天の声がして、あなたは、18年でノート30冊に「2000」作品書きました。その中でいい作品を書きました。ぜひ読んで別の人にも広げてください。 こんにちは、Happy Snowレインです。First timeは、値段も安くして読みやすくページも多くないから、みなさん、見てください。
  • 梶井途子の手記と生涯
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    犬や猫のほか、たくさんの動物たちと自らの画才を友としながら、人間関係に恵まれず、 生涯の半分を暗い不幸と苦しみのうちに送った女性、梶井途子。 彼女の残した手記を元に、補足を加えた伝記風読み物。
  • 壁の穴
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    19世紀中葉のロンドン、イースト・エンド。主人公のスティーヴンは8歳の男の子。父は1年のほとんどを船に乗っているため母と二人暮らし。その母が二人目の赤ん坊の出産で他界。一人取り残された少年は、居酒屋『壁の穴』亭を経営する祖父ナサニエル・ケンプに引き取られ、そこで父の帰りを待つことになった。  川岸に奇妙な具合に建てられた居酒屋だった。木造の、羽目板を張った建物で、上方の部分が下部より大きく、危険なほど不均衡に見えた。「その側面、ほとんど下方といってもいいところに、狭い通路が通っており・・・その先は『壁の穴』船着き場になっていた」。 祖父は海辺の荒くれ者たちを相手にこの居酒屋を仕切っていた。大柄で力が強く、決断力もあった。少年にとっては優しく頼もしい「ナット爺ちゃん」だった。近くにはロンドン・ドックや犯罪の巣窟ブルー・ゲートがあり、裏路地からは突然の叫び声や耳障りな歌声が聞こえ、突発的に言い争いや喧嘩、乱闘が繰り返し発生した。  ある日、『壁の穴』亭の裏で一人の男が刺殺され、スティーヴンは多額の紙幣入りの札入れを拾った。これをきっかけに、少年と祖父は、薄汚い悪事、陰謀、復讐、犯罪の真っ只中に巻き込まれていく。  少年と祖父以外にも、多彩な人物が登場する。少年の母の葬儀に現れる何とも滑稽な伯父や伯母たち、非業の最期を遂げる悪党ダン・オーグル、そのダンを慕う情婦のマスキー・マグ、単眼の白目をぎょろぎょろさせながら歩き回るバイオリン弾きのブラインド・ジョージ、居酒屋の常連客で芸術家気取りのミスター・クリップス、最後までキャプテン・ナットに恨みを抱き続けるミセス・グライムズ、自分の船を沈めて保険金を奪おうとする船主のミスター・ヴァイニーなど、癖の強い人物たちが物語を展開する。そして、大団円。
  • 関西ぶらり探訪
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    1巻330円 (税込)
    この小さな本は、身近な旅の、おすすめスポットをご紹介する案内記です。気晴らしに探訪してほしい、関西の22ヵ所を選りすぐっています。 「所変われば品変わる」という諺があります。人の暮らす土地が異なれば、風俗や習慣も多種多様だ、というような意味です。旅好きな人たちの間で言い交された諺かな、と私は思っています。グローバルな世界と比べれば、「関西」という箱庭的な狭い地域であっても、私が訪ねた22の土地は、それぞれの習わしだけではなく景観、歴史や風土など不思議なほどに違っていました。 旅する季節により、この22の面白スポットもまったく異なる装いを、読者の皆さんに見せてくれるに違いありません。日々の暮らしに退屈したら、ぜひ、ぶらり探訪のんびり旅にお出かけください。新たな発見と、思いがけない出会いを求めて。【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】
  • 感性の砥石 生徒と共に考えた35のテーマ
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 若き日の河合隼雄との出逢いから教育の道をこころざした筆者。学生時代から教師、校長、そして定年退職と長い年月の中で「たましい」が出会った人、言葉、映画、音楽、風景…。様々な出会いや発見を通して得た示唆を「砥石」として磨き続けた「感性」が得たものとは。教育者としての思索と実践の日々を綴った珠玉のエッセイ集。
  • 企業の常識 弁護士の非常識
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    はじめの言葉― より 「お前は常識がない。」と、子供の頃からよく叱られていました。確かにその通りかもしれないと反省する一方、「常識って何だろう?」と疑問も感じていたのです。 私は、会社勤めから、アメリカのロースクールでの勉強を経て、現在弁護士をしています。その中で、会社には会社の常識が、アメリカにはアメリカの常識が、そして弁護士には弁護士の常識が、それぞれあることを知ったのです。 12年前に独立開業して、多くのお客様の仕事をする中で、普通のお客様の常識は、弁護士の常識とかなり違うのだなと実感しました。また、自分自身、かつての会社員の目から見て、弁護士の常識はかなりおかしなものに見えていたこともあります。さらに、日本の多くの法律家が批判しているアメリカ法の常識が、私から見ると日本法の常識よりも優れているのではないかと感じることもありました。 そんな様々な「常識」を、弁護士の立場から面白く書けないかと思い、始めたのがこのニュースレターです。毎月2回発行で10年間、1度も休むことなく続けてきました。企業の常識と弁護士の非常識について、楽しんでもらえれば幸いです。
  • 気づきと感謝で苦を楽に変える道を学ぶ 還暦からの旅立ち-日本語教師として
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    還暦後に生まれて初めてイギリスに短期留学した際の体験談、日本語学校での教育実践と日本語教育についての一考察、複数言語(10言語)学習を続けていることについての苦労話など、本の半分は日本語教育についての記述です。 残りの半分は気づきと感謝の効用を中心に宗教・哲学等に関する内容となっております。後半の目次の一部は次の通りです。 「ウパニシャッド哲学から仏教へ」 「一日一生に目覚める」 「平均寿命と健康寿命―人はなぜ死ぬのか」
  • 君色小説
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 青春小説5話 「青 佐藤葵の話」「赤 岡田啓介の話」「紫 桜井陽花の話」「緑 月城若菜の話」「橙 野中楓の話」「藍 田中悠也の話」「黄 井上杏の話」「虹 春、桜井陽花と野中楓の話、そして未来へ」。 書籍PR: 小説を書く人がいて、それを読む人がいる。当然作者の思いも沢山こもった作品です。ですが読者の皆様がそれをどう読んでどう感じようが、全てが正解です。 作者としては、皆様の心に少しばかり温かさを与えられたら、と思っています。
  • KYOTO-ETERNITY HERE AND NOW
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    このキョートバスタードのフォトエッセイ【今ここにある京都-永遠】は今までになかったDeepかつPopな京都関連本。パリジャンアーティスト、ソフィー・サーモンさんのネオジャポニスクなカバーデザイン。瞑想する人工頭脳から、アップル京都、山本空外上人と湯川秀樹さん、デビッド・ボウイ、ジョン&ヨーコ in 京都、ポール・スミスの町屋ブテイック、高台寺のアンドロイド観音マインダー、銀河系宮澤賢治、イマジン2020コロナに負けるナ⁉️まで、21世紀の【今を生きる!】必見のフォトエッセイです。#コロナに負けるな #イマジン2020
  • キヨヱの山日記
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    1巻407円 (税込)
    退職してからの生活は計画性と健康維持、そしてリフレッシュがいるだろうと思っています。若いころからやっていた登山、トレッキング、スキー、テニスを見直すことから始め、やり残すことのないようにと始めたのがダイビングとパラグライダー、そして料理研究でした。アウトドアスポーツでは、定年後であっても新たな仲間に遭遇することができ、それはネットワーク社会で生きていることを実感しています。これらの退職後の生活を記録したブログを電子出版しました。
  • 錦糸町の鬼子母神
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    1巻550円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 筆者の出自と過酷な境遇、継母との確執を綴った「錦糸町の鬼子母神」。幼くして生き別れた実母に対する複雑な思いを描いた「湯河原の母」。北海道開拓民の祖父の生きざまを回想した「赤塚猪太郎、北海道開拓記」。赤塚一族の歴史を血を吐くような思いで綴った短編小説三篇を収めた自伝的短編小説集。
  • 句集 秋灯
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    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「日本で初めて俳句という語を用いた、「ホトトギス」の主宰者、正岡子規は主観を省略したスケッチ、つまり写生の用法を生み出した。 主観は読者がそれぞれに感じとって欲しいということだろう。その流れを汲む飯島俊子の句集もしかりである。 飯島俊子の俳句は、事実を自分の目で見、耳で聴き、肌で感じ、生きていく上での中で体感し、その中で生まれたのである。 部屋に閉じこもり、机に向かい、頭の中だけで作りあげた作品ではこうはいかない。 日本は世界の数多くある言語の中でも、特に美しい言葉を持っていると言われている。例えば四季がはっきりしている日本の季節、「秋」を表現するにしても、露・白露・露結ぶ・釣瓶落し・白秋・花野・山粧う・小春日和など数えきれない程の表現方法がある。つまり同じ秋でもいち日ごと、また朝夕によって表現が変化するのである。それを十七文字で表現するにはなまじの語彙力では不可能である。それを見事に生かしているのがこの『秋灯』である。そこには現代人が忘れている、日本の美が、心が我々の琴線に触れて来るのである。」 (吉田 司氏 『秋灯に寄せて』より)
  • 『薬子伝』-誇り高く美しく-
    4.0
    平安時代初期、日本のクレオパトラと呼ばれた藤原薬子の物語。 6年ぶりに宮中へ上がった薬子は、娘に憎悪の眼差しを向けられる。娘にとって母薬子は恋敵なのだ。 第一章では薬子が娘との葛藤を通して、6年前に自分を貶めた相手を突きとめていく。 第二章はその相手と対峙し、決着へと導いていく章。 最後の第三章は皇位を巡る争いに敗れ、都を離れた薬子の最愛の人・平城天皇との苦悩を描く。
  • 国による迫害
    -
    ある子供(少年、少女)の行動から、この者を生かしておいては将来、社会のために良くないと判断されたときは、生贄として国のブラックリストに載せ、抹殺する。 これはむかしの「優生保護法」と共通点があるように思われる。「優生保護法」は法律として成文化されていたが、生まれた後にその子供に「問題」が認められたときはどうするか?そこでこの「ブラックリストに載せ、抹殺する」という方法が考え出されたのではないか。だがこの行為は法として公開されていない。それにもかかわらず、強大な力で迫害するところをみると、極秘の法律が存在するのではないか?
  • くもになったダリ君のものがたり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ある夏の日、一匹の野良猫が優しいおばさんと出逢い、ダリ君と名付けられます。それから12年、ダリ君は猫エイズに罹ってしまいます。15年目の秋、虹の橋を渡って逝く3日前、獣医師の計らいで、「ダリママ」の動物愛護精神と長生きを讃える賞状が贈られました―感動の実話が絵本に!
  • クロスプレイ -甲子園に届かなかった球児達の青春-
    5.0
    1巻220円 (税込)
    夏の高校野球静岡県大会決勝戦。元気な一年生捕手南雲晴太(せいた)の活躍でノーシードから勝ち上がった静岡城東高校、通称静東(せいとう)高校は、晴太の痛恨のミスによりあと一歩の所で光洋学園に敗退。甲子園行きを逃してしまう。その時のショックで野球部を辞め、だらけた毎日を送っていた晴太は、光洋学園選手の甲子園でのインタビューをテレビでみてリベンジしたい気持ちを抑えられず野球部に復帰。監督やキャプテンの指導の下、真面目に練習に励むようになる。 半年後。静東野球部に新監督の若林が着任。さらに、女の子みたいな容姿の二年生投手、名波ひかりも編入。しかしひかりはチームメートに心を開かず、トラブルを引き起こす。 光洋学園との練習試合では強力なライバルが出現。終盤登板したひかりが打ち込まれ逆転負け。野球エリート校である京徳(けいとく)学園との練習試合では、静東のエース桜田が好投するが、二番手で登板したひかり――京徳の監督に恨みを抱いている――が自分勝手な投球を繰り返し、めった打ちにされ試合は惨敗。試合後、若林がひかりに投手失格を言い渡す。これを機会にチームメートに心を開き始めたひかりは、弱点を克服しようとチームメートのアドバイスを受け入れ鍛錬に励むようになる。 そして夏の予選。静東は初戦を苦戦しながらも勝利。第四回戦の城誠西(じょうせい)戦では相手選手のラフプレイで晴太が負傷退場しながらも、ひかりが踏ん張り辛勝。準々決勝で宿敵・光洋学園との対戦に臨む。
  • Good Bye My…
    -
    1巻440円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ピアニストをめざす、高校生の村上琴は、原因不明の症状で左手が利かなくなり、夢をあきらめかける。そんな折、旅先で出会った二人の人物が彼女の人生を変えることになる。三人は自らに吹き付ける向かい風に立ち向かうべく、ある演劇作品の上演を目指し、劇団を立ち上げる。集まった仲間たちも各々に問題を抱えていた。幾たびかの試練を乗り越え、周囲の人々の協力も得て、ついに彼らの芝居の幕が上がった…。残酷な運命に立ち向かい、自らの人生を取り戻そうとする人々の勇気と友情。再生の物語。
  • 恋のおばんざい -天下国家への手紙- The story of love in small dishes cafe: Letter to the nation-state
    -
    1巻880円 (税込)
    本書は『国家の存続 人生方程式』の姉妹作である。 〔本文より〕 「何年か前、私の田舎に橋だらけ、道だらけ、という具合に立派な橋や道を作りまくって。各家の前まで。そして、たまにしか利用しない山道まで舗装をした。更には、米の減反を進める中、農地の改良までして、立派なインフラを整え、あげくの果て、過疎化や耕作放棄地となるのですが、これを日本中に作って大きな借金の一つにもなっています。このようなことは予想できたはずなのに、政治家は票獲得のため、行政担当者は怠慢と言うしかありません。馬鹿を通り越しています。地方の住民は自分たちが税をあまり納めていないのに、便利さを自治体へ要求する。今でも言えることですが、国中そのような考えの人が多い。自ら行動するのでなく、してもらえる、してほしいと思っている。何か改造するとなると、総論賛成でも、自分に関係した不利益なことになると反対になる」 (中略) 校門を入ると和子は幸成の腕に抱きつくようにして歩きだした。 「少し離れてよ。あなたは綺麗だし、私にくっついていたら、それに、この派手なペアのリュックのアップリケは目に付きすぎる」 「うちはかまわないえ」 「私は学校を首になるよ」 「丁度良いんじゃない。うちのお養子はんになれば」 「しかし、性急な話だね」 「うちも、お父はんも幸成はんを気に入っているし」 「でも、すぐには決められないよ」 「うちのこと嫌い?」 「好きだよ」 「うち、デパートでお会いした時、一目惚れしたんえ」 「和子さんにはかなわないな。あなたにかかったら私もたじたじだな」 「そうよ。もう覚悟しなさい」 「養子になっても、これじゃお尻に敷かれっぱなしになるね」 「座り心地の良い座布団になっておくれやす」 「ああ、熱が出てきた」 「ふふふふ、ああ可笑しい」 和子は楽しくてたまらないのである。
  • 航海日誌
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 図書館の中で、膨大な本に、ちりばめられた秘話、謎を読み解いていた。宇宙の神秘、地球の不思議、歴史の謎等、追いかけるうちに、明らかな事実が、浮かびあがってくる。宇宙は、どう動いているのか、歴史は、どう創られたのか? 物の価値は、どう形成されたのか? 何をどう見ればいいのか?航海の中で、発見したものは? いろいろな人や物との出会い、世界を周り、図書館で、読み解いた真実が、飛び込んでくる。
  • 晃ちゃんは天才だから
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 発達障害の子どもを持つ著者による育児記録。障害を抱えた晃ちゃんは周囲に対しても自分に対しても強靱な意志を持ち、ついに音楽大学に進学、就職するまでに成長する。感動のドキュメンタリー。
  • 心をつなぐ童話集
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    1巻990円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現代イギリス・アイルランド演劇研究者による子どもから大人まで幅広い読者に感動を呼ぶ、味わい深い童話集。氏の童話への思いはグリムでもアンデルセンでもありません。氏の童話の原点は、アイルランドのファンタジー溢れる土地に息づく人々の空想世界の物語と、しっとりと味わい深い小川未明の作品群です。 この童話集は四巻構成になっています。「ファンタジーの巻」7篇、「『心ほのぼの話』の巻」7篇、「寓話の巻」7篇、そして「『石』の巻」4篇です。
  • 古代ヤマト政権の誕生ロマン 神武東征から継体天皇まで
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「古事記」、「日本書紀」等を参考に想像を広げ、口承の視点を取り入れ、古代人の生活と権力誕生を描いた小説。
  • 国家の存続 ─人生方程式─
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    1巻990円 (税込)
    志摩と大阪を舞台にした物語だが、国家自滅の危機に直面して、人口問題、経済、日銀の政策にも鋭く踏み込んでいる。一方、地震対応の建築技術、水害、津波用建築物とともに町の在り方、国家の在り方についても提言している。本書は『恋のおばんざい ─天下国家への手紙─』の姉妹作である。 現在の市場原理主義マーケットは、個人投資家の短期売買、空売りファンド、ヘッジファンド、証券会社の自己売買等強制的空売りで、経済をデフレへ、そして、一方の投機筋は出来高が少なく、仕掛けやすい日本の市場で、自己の利益のために、株をしていない人まで道連れに、個人や国の資産まで低下させ、好き放題にしている。
  • この世に生きて ―静枝ものがたり―
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    大正時代に生まれた静枝は幼い日に母を亡くす。泣き虫の静枝は運動が苦手である。それでも秘めた強さがあった。まず、のどかな田舎に起こる事件が子供の目を通して描かれる。静枝は教師一家に生まれ育ち、学生時代に良き師と出会い、自らもそうなろうと邁進し、念願を果たす。 結婚適齢期になって縁談の話が持ちあがる。学生時代に憧れていた先生からのもあったが、資産家の次男との結婚を決意する。戦時下で人の心も荒んでいた。静枝には十分な食料もなく殺伐とした都会生活は耐えられない。夫に赤紙が来て一人暮らしになる。 やがて終戦になり、夫は帰還するが仕事を失う。主人の実家は「余裕住宅」と見なされ、他人を入れたくない義母の要求で夫の実家に入り女中扱いされる。 無職で無責任な夫に頼らず、経済的に自立するために復職する。赴任校は民主教育を盾に日教組が支配する自由放逸な学校であった。静枝は「師」としての矜持を忘れず、一人これに立ち向かう。
  • これが私の患者力
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    ある地方都市での赴任中激しい下痢にみまわれた筆者は地域の大学病院へ紹介された。腫瘍が見つかり摘出手術を受けた。 しかしその後の下痢は激しさを増す。最終診断は「うつ病」。それは患者の預かり知らぬところでの診断で医療不信に陥った。 セカンドオピニオンの精神科では「うつ病」を否定。 それに端を発し30年ほど勤めた会社を簡単にリストラされる。 職を探しても決まらない。40代後半。 退院後数年して「激しい痛み」を恥骨当たりに感じる。なかなか痛みが収まらない。立つと痛みが消える、不思議な痛みだった。 市内の整形外科を巡り、投薬・神経ブロックを受けた。成功例(痛みを感じずに済んだこと)もある。 福島、名古屋、大阪、千葉へも行ったがダメだった。気づいたら11年目。最終診断は「慢性疼痛症」。 せっかく効いた薬は保険上の制約で処方中止。疑問に思った筆者は情報を集める。 その成果をすべての慢性疼痛患者とご家族、ご友人、社会へ筆者の体験を添えて発信する一冊。 それは国民の14~23%が罹患(疼痛学会理事長あいさつ文)しているとも言われる国民病とも言うべき慢性疼痛症がまだまだ社会での認知が低いと感じたためでもある。
  • 殺されたのは誰だ
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    『殺されたのは誰だ』(原題 Murder by Matchlight)は、犯人探しや殺害方法の解明もさることながら、殺された人物の正体を突きとめることが重要な要素になっています。探偵役であるマクドナルド警部によって、論理的に謎が解明され、殺された人物の正体や犯人が次第に明らかにされていきます。意表をつく魅力的なオープニング、膨らむ謎、そして意外な真相が明らかにされるラスト。本作は謎解きの醍醐味を味わえる本格ミステリー小説です。英国探偵小説黄金期において、アガサ・クリスティに比肩する女流作家と評されたE・C・R・ロラックの本格ミステリーを楽しんでいただければ幸いです。
  • 極秘指令
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    1巻1,237円 (税込)
    台湾に生まれ、日本人と結婚し、那覇に住んでいた主人公莉莉。しかし、夫は生活費を渡さず、天邪鬼の習性を持ち、妻に対する精神的な虐待……。夫婦は一度離婚し、長男が不登校の問題で、再婚復縁したものの再び離婚した。問題は、強権者の誰かが家庭裁判所の権限を越え、トリックを掛け、養育費という債務名義を奪い取った。莉莉は裁判所に訴えるが、何故か公安警察に付きまとわれる。特定秘密保護法が成立した後、共謀罪もやがて強行採決される四面楚歌の状況に陥り、身の危険を感じた莉莉は、ミステリー小説の形で事の経緯を書き記し、そのデータを保存したUSBメモリを親しい刑事に託すことになる――
  • 後藤明生を読む
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    1巻2,860円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2009年から活動してきた「後藤明生を読む会」の会員による作品集。 安亜沙(あん・あさ)1996年生まれ。美術家。個展にアンバー・ランド(Gallery PARC・京都/2019年)、ネオ人類研究(Oギャラリーeyes・大阪/2023年)など。 乾口達司(いぬいぐち・たつじ)1971年生まれ。会社員。著書に『花田清輝論』(柳原出版/2003年)、後藤明生著/乾口達司編『日本近代文学との戦い』(柳原出版/2004年)など。 甲木文武(かつき・ふみたけ)1977年生まれ。会社員。 金窪幸久(かねくぼ・ゆきひさ)1957年生まれ。元会社員。2021年永眠。 来多邨平(きたむら・たいら)1950年生まれ。元出版社勤務。 後藤忠彦(ごとう・ただひこ)1933年生まれ。後藤規矩次・美知恵の三男として、旧朝鮮・永興で生まれる。2020年永眠。 後藤明生(ごとう・めいせい)1932年生まれ。小説家。後藤規矩次・美知恵の次男として、旧朝鮮・永興で生まれる。1999年永眠。代表作に『挾み撃ち』(河出書房新社/1973年)、『吉野大夫』(平凡社/1981年)、『壁の中』(中央公論社/1986年)など。 小林幹也(こばやし・みきや)1970年生まれ。教員・歌人・近畿大学文芸学部非常勤講師。歌集に『裸子植物』(砂子屋書房/2001年)、評論集『短歌定型との戦い』(短歌研究社/2011年)など。 竹永知弘(たけなが・ともひろ)1991年生まれ。日本現代文学研究、ライター。おもな研究対象は「内向の世代」。 名嘉真春紀(なかま・はるき)1986年生まれ。出版社勤務。 松井博之(まつい・ひろゆき)1966年生まれ。2003年、「<一>と<二>をめぐる思考―文学・明治四十年前後」で第三五回新潮新人賞評論部門を受賞。2012年永眠。著書に『<一>と<二>をめぐる思考―文学・明治四十年前後』(文芸社/2014年)。 松崎元子(まつざき・もとこ)1966年生まれ。アーリーバード・ブックス代表。後藤明生著作権継承者。 安田誠(やすだ・まこと)1970年生まれ。会社員。
  • 茶道軍師 恋・戦国を生きる 伊勢北畠編 加賀百万石編
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    北畠氏は三国司家(さんごくしけ)の一つであり、貴族の出でありながら伊勢国を治めていた名家であった。織田信長が侵攻してくる迄は小競り合いはあったものの、比較的平穏な国で国司具教(とものり)まで凡そ240年程続いていた。貴族文化が色濃く出ていて、国司の住み家を御所と呼んで、御所に出入りする人物もその影響を受け、文化人が多かった。主人公美輝は紗奈と恋仲になったが、御所に出入りする内に、具教の娘雪姫にも好かれ、二人の自由な行動はできなくなっていった。信長の侵攻で国内の自由もきかなくなり、雪姫も後の織田信雄と婚姻させられた。美輝は射和商人の危機を救ったことから、商人に好かれ、その時あった柳生の武士とも知り合いになって、射和から招かれ、射和の産物や海の文化も知ることになる。一方柳生からも招かれ、上泉信綱や柳生宗厳などの剣豪の教えも受ける。元々素養があった上に益々磨きが掛かる。その時紗奈の双子の姉舞と会い、紗奈とうり二つのため、舞いとも思い合うようになる。その後堺に行き、津田宗及から茶道や商いを教わり、異国文化にも触れる。その内北畠氏は信長に敗れ、雪姫を救いに郷里に戻るが、雪姫は道連れに出来ないと自害をする。このままでは治まらぬ美輝は伊賀衆の助けを借りて、少人数で火の玉戦法を使い、織田軍を翻弄する。伊勢の後、伊賀も殲滅させられる。天下は本能寺の変、山崎の合戦、賤ヶ岳の合戦、小牧長久手、北条攻めなどが勃発し、秀吉の天下になるまで急回転する。しかし秀吉の天下も短かった。 雪姫自害後、紗奈救出のため戦った美輝と前田利家は良友になり、津田宗及の進めで義輝(雲舟)は利家の茶道であり、軍師役になった。 秀次を関白にしたものの、秀吉に子供秀頼が出来、豊臣家も自ら滅亡の道を歩む。 家康の動きが怪しくなり、関ヶ原合戦になるわけだが、ここで雲舟が力を発揮して、戦わずして勝ち。加賀百万石を御三家に継ぐ家格にし、加賀の町造りをする。
  • サムライと綿 日本とアメリカ <父の思い出>
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    アメリカ創価大学の設立に尽力し、現在副学長を務める著者が、時代に翻弄されながら懸命に生きた先祖・家族の足跡を振り返り、自らの留学体験と父母の愛、家族の暖かさを描写。 *** どんなに努力しても、宿業の波は押し寄せて来ます。一家に、そして、個人に....。「どうしたら宿業を転換できるのか?」「襲い来る宿業や困難や苦しみに負けない、揺るがない自分を確立するにはどうすればいいのか?」「そのための福運と知恵は、どのように得られるのか?」この問いへの模索の歴史が、本書のテーマです。 一方で、一庶民として壮絶に生きた父の姿を通し、その生き様と愛情の深さを描くことがもう一つのテーマであったことは言うまでもありません。親子の愛、兄妹愛、人の心の暖かさ、などなど、体験したままを描写したつもりです。 「美しい心」これが、もう一つのテーマです。(「あとがき」より)
  • 三十六プラス一 よき出会い
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    1巻1,430円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 新米教師の清美誠司は、杉原高校に赴任、早々にクラス担任を任される。しかし、そのクラスは訳ありで他の教師達が担任になることを敬遠していた。しかし、誠司は生徒と接していくうち、前評判とは異なり、皆、純粋な若者達であることを理解していく。そんななか彼のクラスで喫煙問題が起き、処分が下される。しかし、それをきっかけとしてクラス全員で卒業を迎えようと一体感が高まっていく。そして迎えた卒業認定会議、合格点に達しない生徒が出てしまう。それは、日頃から規則に縛られ、マニュアル通りにしか生徒を指導できない教師や、このクラスに先入観を持つ教師の、いわば偏見から生まれたもので、正当な判断とは言いがたいものだった。誠司は、そんな偏見に対抗し猛烈に抗議する。一人の生徒をも見放さず、古い教育体制と闘っていくのだが……。新米教師と生徒達の想いが交錯し織りなす感動必至の長編小説。
  • 幸香る日々に… 教師冥利の日々に感謝して
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    1巻550円 (税込)
    「懸命に努力する姿」「涙を堪えて必死で頑張った結果の最高の笑顔」高校教員として私は数々の心動かされる出来事に出会うことができました。その教育現場の輝きの瞬間を第1章、第2章では書き留めています。 第3章、第4章では、仕事と家庭を両立するなかで、教師として、母として、妻として、更に、いち社会人として、さまざまな場面で出会った感動や思いを綴っています。 第5章、第6章では、ライフワークとして取り組んできました読書指導のなかで出会った、多くの感動を得た本について、皆さんに手渡していきたいという思いを込めて紹介しました。 第7章では、わたしが担当させていただいた部活動と生徒さんとの絆への思いを綴りました。 第8章は、幸せ香る日々を与えてくださった皆様の言葉を収めさせていただきました。 私のようなごく普通の教師であった私でさえ、本当に幸せな教員生活が全うできました。私が長年の経験から綴らせていただきましたことを通して、懸命に生きている、生徒(子どもたち)や教師たちの姿を知っていただきたいと願っています。
  • 四国八十八ヶ所初めての歩き遍路道中記 スマホを携えて、いきなり普段靴で歩いてみた
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 新型コロナ感染拡大で、徳島市在住の著者が経営する飲食店は来客が途絶えた。この時間を何に使うか。かつて瀬戸内寂聴さんの「寂聴塾」に参加していたときの寂聴さんのお話や、子供の頃に接したお遍路さんの姿を想いだした著者は、「コロナ退散祈願」と銘打って歩き遍路に出発した。
  • 詩集 君にしてあげられること
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    1巻990円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 入退院を繰り返す日々の中での、妻への思いと感謝がちりばめられた詩を中心に編集した第2詩集。
  • 詩集 砂の都 風の民
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    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中世の東西交易路シルクロードを若かりし頃旅し、幻想的な砂の城や城壁、何より歴史的建造物に秘められた蒼の世界に魅了され、そのままに心の奥深くに眠らせていました。時代を越えた今、再び、想いを詩に託し綴ります。
  • 詩集 生を受けて
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    1巻990円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 国立大学卒業後、地方公務員となった著者は28歳のとき不安神経症となり、その後統合失調症と診断され入院ー。以来、詩の創作は20年以上にわたり続けられてきた。病と向き合いつつこころの遍歴をまとめた処女詩集。
  • 詩集 沈黙の絶望、沈黙の希望 完全版
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    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 16歳で統合失調症を発症。病を得て34年を迎える著者が、生きることの意味を問い続ける中で選び取り、磨き上げた言の葉たちを紡いだ詩集。2017年に出版された「詩集 沈黙の絶望、沈黙の希望」を推敲し、新たな詩篇を加えた完全版。
  • 詩集 陽春
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    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人生は心のひだに刻まれた美しい感動の物語に違いありません。 詩集陽春(はる)はその瞬間瞬間を言葉に置き換えた青春の詩集です。 恋のうたや自然の美しさにうたれた感銘をモチーフにつづりました。 楽しいとき、うれしいとき、そして悲しいとき、辛いときにぜひ手に取って読んでみてください。 あなたの心に一陣の温かい風が吹き抜けるでしょう。
  • 枝垂れ桜と瑠璃の空
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    1巻550円 (税込)
    江戸時代も中ごろを過ぎたころ、相模の国のとある宿場町。 指物師の信吉は、よく晴れた春の日の早朝、得意先に向かうため街道の道を足早に歩いていた。信吉は街道のわきにある小さな薬師堂の前でじっと手を合わせる若い娘を見かけ、ふと足を留めた。娘は薬師堂で手を合わせた後、お堂のわきでそっとお堂を守るように枝を広げた枝垂れ桜に向かって手を合わせ、それから青い空を見上げじっと手を合わせた。 娘は人の気配を感じたのか、信吉のほうをちらっと見て恥ずかしそうに立ち去って行った。お薬師様、枝垂桜、瑠璃の空・・・、三度も手を合わせて祈っていた娘の姿は、信吉の心をとらえて離さなかった。 娘の名前は「ゆい」。ゆいは、町に目の見えない女の子がいて、寺子屋にもいかれずずっと家に閉じこもっているという話を聞き、自分がその女の子と一緒に遊びましょうかと申し出る。ゆいは、目の見えない子でも音や触った感じで楽しく遊べるものをいろいろ工夫していく。 その中で木片を組み合わせていろいろな形を作る遊びができないかと思い、指物師に相談することになった。 大きなお店のおじょうさんの相談ということで、煩わしいことに関わりたくないと思いまったく乗り気でなかった信吉は、そのおじょうさんがあの薬師堂で見かけた娘だったことに驚く。二人は目の見えない子でも楽しく遊べるものを作っていく中でお互いの心を通わせていくのだが・・・、体の弱かったゆいに残された時間はもうわずかだった。
  • しっぽのない犬 A Dog Without A Tail
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 しっぽのない犬が仲間はずれにされる中、自分でしっぽをつくろうと努力する。しかし、うまくいかなくて途方に暮れる。そんな時一人の少女と出会い、初めて愛情を知る。すると、耳がしっぽのように動き出した。。 絵と文 あとみー Atommy 実は、「しっぽ」がないことは人間にとって「気持ちを表現・理解しにくい障害」のことで、「しっぽ」がなくても大丈夫だということを伝えたい作品です。作者自身が自閉症スペクトラム障害(アスペルガー症候群)を持っており、同じ障害を持った人への理解を深めていただきたいと願っています。
  • 詩とエッセー 煌めきの瞬間
    -
    1巻550円 (税込)
    私たちの育った時代はテレビが普及する前のラジオの時代で、月刊漫画雑誌の人気漫画が劇になって放送されていたりしました。また、一家団欒は高座の落語中継や講談、浪花節をラジオで聴くことでした。テレビは駅前の電気屋さんで見せてもらうか、お金持ちの家に見せてもらいに行くのが普通でした。そのような体験は現代の日本では考えられません。しかし発展途上と言われる国の殆どの国民が、私たちの子供時代と変わらない生活を送っていることを、これもまたテレビが教えてくれます。 そのことを考えると、豊かさを享受し、全てが揃っているのを当然のこととして暮らしている現代の日本の若者たちが、私たちおじさん世代の感性に触れることで、自分とは異なる環境で生きてきた人たちの感性を知るきっかけになるのではないかと思います。または劇的な変化を体験してきた我々と同世代の人たちにも、共感してもらえることがあったり、ある種の郷愁を感じていただけるのではないかと思い、この本を出そうと考えたわけです。 私の詩やエッセーを読んで、共感したり楽しんだりしてもらえれば嬉しいです。 おじさんにだって青春があって、人生について考えたり、人を愛して悩むこともある。そうやって感性を研ぎ澄ましてきたのだと知ってもらいたい。そう願っています。 (はじめに より)
  • 渋沢栄一の実像
    -
    渋沢栄一は、もとの農民兼商人だったのですが、徳川幕府をたおそうとする革命思想をもっていました。幕府の追及をのがれるため、水戸藩に仕えましたが、英まいな藩主一橋慶喜に傾倒、その命によりフランスに出張して、戌辰戦争にまき込まれずにすみました。 帰国後、大隈重信に呼び出され、大蔵省の租税正となり、大蔵少輔(局長)になるも、大久保利通大蔵卿と軍事費をめぐって対立、辞職します。後に第一国立銀行の頭取となり、日本の成長に必要な民間企業600社以上を育成することとなります。 明治維新の前は、西郷隆盛の知遇をえたし、明治以降は米国の歴代大統領と交流して、国際協力活動や民間の平和活動(ワシントン条約の締結をうらから支援)に携わりました。 こうした渋沢の実績は、論語の信奉を基盤とした信念に基づき、また栄一の人柄がもたらしたものです。彼の信条は、独占や私利私益を排し、国民公共のために仂くことでした。
  • 守銭奴の娘
    -
    1744年のある晩のこと、馬に乗った一人の青年がロンドンに到着する。青年ランドルフは、亡き父の手紙を携えて、金貸し業を営む守銭奴スカーヴの屋敷に立ち寄り、娘ヒルダと出会う。 1688年の名誉革命以来、スチュアート再興の夢を抱き抵抗を続けるジャコバイト団の策略、陰謀に翻弄される二人のロマンスの行方は? 本邦初訳。『守銭奴の娘』の作者ウィリアム・エインズワースはディケンズやサッカレーと同時代を生きた多作の歴史小説家。日本で翻訳として紹介されているのは『ロンドン塔』ぐらい。 十八世紀の古めかしいロマンスだが、当時の英国社会、庶民の生活、ロンドンの町並みに興味と関心をお持ちの読者は、物語展開の面白さのみならず、歴史的資料としての価値を見出すに違いない。

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  • 小説 東照宮
    5.0
    怪僧南光坊天海。その謎の正体と恐るべき野望とは。「東照宮」に秘められた願いが、今解き明かされる…。圧倒的スケールで描く戦国伝奇ロマン!
  • 小説 北の街で吹雪の一夜、私に吹きよせる夜の雪は
    -
    1巻660円 (税込)
    舞台は港を擁する北の街。厳冬。その街で、感染症が疑われる病気、そして病院で使われていた廃棄予定の医療機器の盗難が前後して発生する。新聞記者が、その事件を地元新聞に短い記事で報道する。 小説の中心に据えられているのは街の高台にあるホテルの宴会場であり、そこではこの二つの事件の他、進行中の高血圧大規模臨床試験も医師たちの間で話題になっている。 20の場面から構成されている小説の各場面は、「話者/書き手」をめぐる部分(語っている私/書いている私)と、「出来事」(語られている内容/書かれている内容)をめぐる部分に二分割されている。20の場面の「出来事」の時間的な前後関係は必ずしも定かではない。視線を追うことで描写される場面は分裂し、その細部は増殖し、変奏される。小説は断えず言い直され、書き直される。
  • 小説 愚禿親鸞
    -
    禁を冒して結婚し迫害を受けた聖人、親鸞の深い内省と果敢な生き様を豊富な知識と想像力を駆使して描く人間賛歌。
  • 小説 ルカの介護日記
    -
    1巻550円 (税込)
    「愛の重さ」「和佐富士は見た 松下幸之助の伝説的原点」に次ぐ第三作、「ルカの介護日記」である。 ファッションモデルになっていく過程で、母が痴呆症になり、友達トシ子の強烈な生き様を見た時、人間として、新たな人間性に目覚め、ひとり暮しであった母を支えていく決意する物語である。 もし、このような言い方を許してもらえるならば、人間の感情を刺激する精神文学と言いたい。 小説というもの、本来、自由創作である。 現代文学で何か、欠けているものがあるとすれば、そこを私は埋めていきたい。
  • シルバー夫婦のきままなヨーロッパ・サイクリング記 ―ドナウ川1700kmとスウェーデン・ヨータ運河―
    -
    1巻440円 (税込)
    還暦を超えた夫婦のドイツのドナウ川の源流から、ハンガリーとセルビア・クロアチアの国境までのドナウ川1700kmと、スウェーデン・ヨータ運河のヨーロッパのサイクリング記です。ママチャリしか乗ったことのない妻と、自分たちのペースでゆったり無理せずのんびりと、素晴らしき土地と人々との出会いを与えてくれたサイクリングの旅の記録です。 ツアーでは、添乗員がいて食事、宿の心配はなく、名所、旧跡の説明も聞けるが、帰国すればほとんど忘れてしまいます。サイクリングの旅は、片言の英語しかできない我々でも、その土地での人との出会い、楽しかったこと、困ったことなどいつまでも周りの風景と合わさって記憶に残ります。このサイクリング旅の素晴らしい感動を妻にも味あわせてやりたいと2006年にドナウ川の1回目のサイクリングに誘いました。この経験から2回目のドナウ川とヨータ運河のサイクリングにも同行してくれました。 朝8時ごろに宿を出発して、ゆっくりと走りながら観光や人々との出会いを楽しみ、夕刻3~4時に次の宿泊地に到着してその街を観光するという行程を組ました。1日の走る距離は40~60kmです。宿の取り方、列車の乗り方、持ち物、費用など参考資料を巻末に付けましたので、皆さんにサイクリングの素晴らし旅に挑戦していただけたらと思います。【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】
  • 新・サラリーマンの法則
    -
    新入社員の為の会社入門書です。入社すれば企業文化に戸惑う人も多く、人間関係にも悩まないように、サラリ-マン40年選手の筆者が会社とはどんな所かを分かりやすく説明しています。
  • 新史 大坂天保山 天保の御救い大浚え
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 天保2年、大坂の町の繁栄を願って庶民から豪商、武士、農民まで全ての人々が力を合わせて、淀川全域にわたる大工事「御救い大浚え」を行った。水の都大坂で、官民一体が一体となって行なった「御救い大浚え」とは? なぜ行なわれたのか? 本書は、大坂庶民がかくも大浮かれさせ大賑わいさせた「御救い大浚え」の大事業を、史実に基づき新たな視点で描いた画期的な長編歴史小説。
  • 新訳 星の王子さま 王子さまがくれたバトン
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    1巻550円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『星の王子さま』(Le Petit Prince)は、フランスの作家アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリによって1943年に書かれた作品です。この物語は世界中で愛され続けており、その普遍的なメッセージと美しいイラストは多くの年代の読者に感銘を与えています。 作品は、砂漠で遭難した操縦士と、さまざまな惑星を旅する小さな王子との出会いを描いています。王子さまはそれぞれの惑星で出会った人々から人生の重要な教訓を学びます。特に有名なのは、キツネについてのセクションで、キツネは王子に「本当に大切なものは目に見えない」と教えます。 この「新訳 星の王子さま―王子さまがくれたバトン」は、原文の魅力を損なわないように訳しており、読みやすく工夫している点が特徴です。金箔押しの装飾が施された表紙は、贈り物としても適しています。『星の王子さま』は、その深い教訓と美しい物語で、読む者に多くの思考を促す一冊と言えるでしょう。
  • CKDが改善された理由 必須アミノ酸の桶の理論との関係
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 CKDと診断されて4年以上になりますが、現在血清クレアチニン1.18mg/dl、eGFR50.6ml/分/1.73m2に維持されています。このように人工透析導入を回避できたのは、朝昼食獣鳥魚なし(この間乳・卵製品も極力避ける)、夕食はこれら動物性タンパク質をCKDG3(CKD診療ガイド2012の分類)の一日量タンパク質とカロリーを摂取していた結果です。 CKDは遊離リジン(必須アミノ酸)が、腎臓のコラーゲン等と結合することが病因です。CKDが改善された理由は、当初食事の朝昼食の仕方では穀物(リジンが第1制限アミノ酸)のタンパク質が多いため、遊離リジンがアミノ酸の桶の理論に従って、生体がタンパク質を生合成する結果であると考えられます。 すなわち、この現象は摂取した食物の病因となる遊離リジンを体外に出さないで取り除くという、穀物タンパク質特有の作用であると言えます。
  • J.M.シング戯曲集
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    1巻1,100円 (税込)
    この戯曲集は、アイルランド劇作家のジョン・ミリングトン・シングの『峡谷の陰で』(In the Shadow of the Glen, 1903)、『海に騎(の)りゆく者たち』(Riders to the Sea, 1904)、『鋳掛け屋の婚礼』(The Tinker’s Wedding, 1908)、さらには『聖者の泉』(The Well of the Saints, 1905)、彼の最高傑作だと評価を受けている『西の国のプレイボーイ』(The Playboy of the Western World, 1907)の五作品から成り立っています。 これらの作品はすべてアイルランドの民衆劇です。それぞれ、アラン島の漁師の家族、山間の寒村の人たち、放浪者である鋳掛け屋、盲目の乞食の夫婦、アイルランド西部の平凡な毎日の暮らしの中に突如として現れた「(父親を殺したと言う)ヒーロー」に対する村人の反応などを扱っています。 シングの功績は、アイルランドの土着の庶民を描いた戯曲を書いたことだけでなく、イェイツ、グレゴリー夫人と共にアイルランドにアビー劇場を創設し、劇場の運営にも積極的に関わった点です。アイルランド演劇の源流はシングから流れていると言っても過言ではありません。 『西の国のプレイボーイ』の初演の際には、父親を殺した男を偶像視するなどけしからんと、保守的で敬虔なカトリック教徒の人たちが劇場内外で暴動を起こすほどでしたが、今はシング・バッシングなどは全くありません。 人間の営みと周囲の自然、幻覚、狂気、生きることと死、宗教と民衆、盲目と現実世界などをテーマとして書かれたシングの作品を読んでいただき、時代も場所も異なる人たちの生き方が日本の人たちにどう映るのかわかりませんが、また違ったひとつの道を示してくれるのではないかと翻訳を手がけました。
  • ジオ 遥かなる物語
    -
    主人公の芳野睡蓮はある日家に帰ると妹の桜が突如姿を消し、水晶から聞こえる不思議な声に導かれ、もう一つの世界、ジオへと旅する。 睡蓮はジオを救うために選ばれしもので、守護神と契約を交わし、魔族と戦いジオを救うという使命をおびた。 ジオを旅しながら残る4人の契約者を探し、魔族の手から世界を救うべく、冒険が始まった。
  • 自動車に夢を賭けた男たち~明治の若き群像~
    -
    明治30年代、広島。日本で初めてバスの運行が始まった。舟や馬車の時代から自転車、オートバイ、自動車へと新しい乗物が登場していく中、乗合自動車に情熱を傾けた男たちの物語が動き出す。
  • 自動車保険金の不正・不当請求事件を暴く
    -
    損害保険会社に三十年以上勤務し定年退職しましたが、最後の十数年は保険金の不正・不当事故を調査する担当となりました。ほんの一部の契約者が偶然の事故と偽って申告し、実際は保険金詐欺であったり不当に保険金を請求する事件が後を絶たないのが現実。 こうした事件について事故の内容を解析して、如何に事故を捏造したのか、故意の事故を立証して保険会社から契約者に対して保険約款上、支払できない旨を伝えたり、状況によっては民事訴訟となり裁判の結果保険金支払いをストップさせますが、こうした経緯について書いたもので、12話の構成となっています。
  • 十二夜 七五調訳シェイクスピアシリーズ〈9〉
    -
    1巻445円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「十二夜」とは、クリスマスから数えて12日目の1月6日のことである。この劇は1602年に初演されたことになっているが、その前年にオーシーノ公爵を招いたエリザベス女王が上演させたという記録も残っている。作品には男女の双子が登場し、女性が男装していて混同される。出だしではオーシーノが主人公のように思えるが、オーシーノ→オリヴィア→セザリオ(男装したヴァイオラ)→オーシーノと、恋愛感情の矢印は循環している。ところが、最後に男装の「トリック」が明らかにされ、めでたく二組のカップルが誕生し結婚に至るのである。これが主筋であるが、とても「筋」とは言い難く、喜劇的な展開が主題となっている。[マライア+トビー卿+アンドリュー卿+フェステvs.マルヴォリオ]という「笑い」の筋が、どちらかというと主筋のような作品である。世俗的な世界とマルヴォリオに象徴されるピューリタン的な世界との対立構図でもある。
  • 熟年行動派 初めてのヨーロッパ一人旅
    -
    1巻440円 (税込)
    ヨーロッパに魅せられて、自分の足で町や村を歩いてみたい、という気持ちを抑え切れなくなり、一人旅に旅立ったのは五十三歳の時でした。言葉は、ただ単語を並べるだけの片言英語で、全く自信はありませんでした。経済面でも時間の点でも余裕のない、“ないない尽くし”の旅でしたが、これを機にますますヨーロッパに惹かれ、以後一年一度のヨーロッパ歩きが定期的に十七年続くことになりました。今もそれは続いています。 小学六年生で終戦を迎え、まともな歴史教育を受けなかった私が世界史に興味を抱くようになり、歴史のみならず旅を通していろいろなことを教えられました。その私にとっては記念すべき《初めてのヨーロッパ一人旅》と十五年ぶりにその地を再訪した《センチメンタル ジャーニー》他二編をまとめたのがこの旅日記です。 私の独断と偏見に基づく“独り言”のようなものではありますが、 “熟年の一人旅”ってどんなものかと興味をお持ちの方、歳を取って言葉に自信がないけれどこれから旅をという方にも、文字の上で旅を疑似体験しようという方にも、ヨーロッパが好きな方にも、読んでもらえればと願っています。
  • ジュネーヴのエトランゼ
    -
    1巻1,320円 (税込)
    藤城貢は全日本航空㈱のジュネーヴ営業所の所長である。同社は半官半民のナショナル・フラッグ・キャリアーで、戦後、日本の経済発展とともに成長し世界ナンバーワンの航空会社に成長していた・・・。著者のキャリアと重なる主人公・藤城貢のビジネスマンとしての姿を描く小説。
  • ジュリアス・シーザー 七五調訳シェイクスピアシリーズ〈6〉
    -
    1巻396円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『シュリアス・シーザー』(1599)はシェイクスピアの悲劇シリーズの「入口」の作品です。そこから、『ハムレット』、『オセロ』、『リア王』、『マクベス』と四代悲劇が続けて作られました。この作品では、端役にしか過ぎないシーザーがタイトルとなっていますが、主人公はシーザーを殺したブルータスです。内容に関しては、ローマ史の政治、権力闘争が描かれ、雄弁術、更にはアントニーの演説の巧さなどが描かれています。そして、浮薄な民衆の発言、行動様式が時代を超えて、国境を越えて、同じであることを嫌でも認識されられます。なぜ、この頃に上演されたかというと、当時のイギリスはエリザベス女王の末期の時代。独身で子供はいなく、女王は後継者指名を拒否していたとなると、当然、後継者争いから内乱に発展する可能性が危惧されていた時代です。シェイクスピアはローマの歴史に事寄せて、イギリス社会を描いているのです。
  • ストレス解消!笑いの宝庫
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    ここ数十年、日本で発行される大人向けの笑い話やジョークは、残念ながら海外ネタのコピーが主流であり、面白いものは皆無です。 このジャンルの作品がほとんど無いのは、エッセイや小説とは違った、短い文章を創作する難しさがあるのが大きな理由です。 笑いの宝庫は、作者が創作した約900個という膨大な数の笑い話です。九州生まれの主人公と、都会生まれで現代っ子の彼女との会話が中心です。何度読み返しても笑える本です。
  • 青春の結鐘―平安の姫/冷やし襟巻き
    -
    1巻1,100円 (税込)
    【青春の結館】 男女の自由な付き合い、その時期はあまりにもの短い。大抵は男の収入問題で、純粋で楽 しい青春の幕引きの時期が嫌でもやってくる。この物語は京都祇園祭から始まり、主人公 一郎はこの祇園祭の日会った老人から京文化、茶席での作法、趣向などの教養を教わる。 ある日の茶席で、突然指名された一郎が和歌の力を発揮する。その席に居た令嬢も歌で思いを返す。そして令嬢と心が通じ合い、付き合うようになる。一郎にはこのようなハイク ラスの家柄の令嬢との付き合いには辛い過去がある。また同じ結果になるのではないかと 悩む。物語全体に平安の世界を漂わせ、現在と平安を区別できにくいシーンも入れた。一 郎自身平安の世は好きな世界なのだ。物語の最後に平安の世の山荘で一郎と姫の生活も入 れ、身分、家柄なども普通では叶えられないことを青春のおとぎ話のように締めくくった。 作者は平安時代の恋物語を書いて見たがったが、当時の世の中の生活知識が足りないため、 現代の中に混同してみた。 【冷やし襟巻き】 故郷や何処の町をとっても変わり果て、通信手段も変わり過ぎました。便利になったもの の、果たして本当に文化は進歩したのだろうか、そして町に出ても食堂や本屋などもなく なったのは寂しい。故郷もバスはなくなったし、近くで買い物ができた万屋もなくなり、 全国的に地方は人口も減り、日本は衰退の道を歩んでいます。 作者は昭和40年~暫くの間を思い出し、思い出綴りの気持ちで執筆しましたが、かなり 経験した真実を書いたつもりです。振り返ってみて、当時も貧しかったが、楽しい会社生 活だったと思います。又人々は科学から目を背け、働かなくなった。この世の中の変わり ようについては【後書き】に力を入れ、日本の将来に付いて危惧している心を書きました。
  • 初めてのヨーロッパ旅行の記録と随想
    -
    1巻550円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 平成2年、自衛隊を除隊した著者が初めて訪れたヨーロッパ。ロンドンをメインに、尋ねた国や街は、20代の青年にどのように映ったか。 書籍PR:例えば公園。ロンドンのハイドパーク、リージェントパークと日本の公園とは、同じ公園という名前を冠して良いのかと思えるほど違う物であった。また、宗教。日本人の無宗教化と公衆道徳の欠落とはあながち無関係ではない。宗教の意味を考え直すべきときではないか―外国では、日本では見えない物が見えてきて、思索を促すのである。
  • 松下村塾の夢 吉田松陰に学ぶ
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    現代の大学生の主人公が、夢の世界の幕末を吉田松陰から学びながら生き、幕末に生きた者の立場からと、現代人の立場から吉田松陰を見ていくもの。
  • 創薬の夢 ポンちゃんの歩みと詩集
    -
    大阪大学薬学部卒業後、中外製薬(株)入社。 研究畑一筋に歩んできた、自らの足跡を記し、 精神遍歴、研究遍歴を率直に語る。 旅先などで詠んだ歌や俳句も収録。
  • そこまで書いてええんかい? 『ヰタ・セクスアリス』
    -
    第1章 積読から蘇った文庫本/6歳 銭湯と暖簾 第2章 7歳 小学生が男風呂で見た女の子/8歳 同級小学生が自宅から持って来たモノクロヌード写真/鴎外と『古事記』/中学生時代 中学生悪ガキの話 第3章 高校生時代・多感だった時代 夢精とマスターベーション/刺激を受けた二人の女性/大学生時代の体験/学生アルバイト 第4章 社会人 独身時代、山陰の女/大阪暮らし 第5章 海外体験/海外出張:台湾のビジネスホテル/韓国/中国/インドネシア/豪州:金髪/南米:黒人/社長のセクハラ/82歳の『ヰタ・セクスアリス』 第6章 痴漢、盗撮は犯罪/究極のセックス 射精&射卵 結語 男性の更年期障害

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