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-斉藤真琴は小学6年生。ある日、死んだはずの祖父・熊岡獅子之介から真琴の家に1枚のハガキが届く。そこには、今年の夏で旅館をやめる、とだけ書いてあった。不思議に思った真琴は、夏休みに一人で、九州の秘境にある祖父の旅館を訪ねることに。羽田から福岡への空の旅を経て、列車を幾度も乗り継いだあと、ハプニングが起きた。なぜか、祖父の旅館があるねじまき温泉行きの路線がなくなっていたのだ。途方に暮れていた真琴は、いつしか祖父が若い頃の時代、今から38年前のねじまき温泉郷に迷いこんでしまう。この温泉郷は、神秘の祭りである「臥龍の大祭」をやめてから人気が低迷していた。「この祭りの復活こそがこの町を救う!」――子ども時代の父・虎之介とまちがわれているぼく・真琴は、同級生のツグミと共に大人たちを説得し、「臥龍の大祭」の復活に挑む。温泉郷の未来をかけた、子どもたちの町興し物語。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 これは、むかし国じゅうが戦にあけくれていた、六百年ぐらい前のお話です。ある村に笛のうまい男が戦から逃げてきましたが、その年の不順な天候の元凶とされ村を追い出されてしまいました。当時を絵巻風に再現した絵本。
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-20世紀の大事業『大漢和辞典』をつくりあげた諸橋轍次とその最大の理解者・大修館書店社長・鈴木一平の物語。初めての出会いから35年、本文12巻と合わせ総ページ14867頁。延べ従事者258347人。大漢和辞典の完成の間には太平洋戦争もあり、その苦難の道は想像を絶する。二人の出会いの時、『良い漢和辞典を創りたい』と思う鈴木の思いと『漢字が今後はすたれていくだろう』と予測する轍次の思いはすれ違っているかのように見えたが、人間の過去の遺産の上に現在が構築されると考えている轍次は、本当に役立つ漢和辞典を創る覚悟を鈴木に問うていたのだ。二人の思いはいつしか多くの人々を巻き込み、完成を成し遂げた。ひとりの一生をかけたところで不可能であると思われた事業が、強い思いを重ねることで完成を見たのだ。小学生上級以上に向けた感動のノンフィクション第16弾。
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