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土と脂
今も売れているベストセラー『土と内臓』の著者による最新作!! 内臓にある味覚細胞、健康な土、 身体に良い脂肪・悪い脂肪から、コンビニ食の下に隠された飢餓まで、 土にいのちを、作物に栄養を取り戻し、食べものと身体の見方が変わる本。 前著に続き、目からうろこが落ちる記述が満載! ◎相乗的に作用しあうファイトケミカル、ミネラル、脂肪。 ◎植物は、体外に胃袋を持つ。 外部の胃袋としての根圏マイクロバイオームによって、体外で消化を行うのだ。 ◎非菌根型菌類は有機物を分解し、植物が吸収できる形で栄養を放出する。 ◎育種のベクトルを、収量から菌根菌、細菌との協力関係にシフトさせる。 ◎農業政策は、公衆衛生と医療の重要な一分野。 [ 推薦文 ] 免疫システム、つまり土壌と人間のマイクロバイオーム(細菌叢)は平衡する。 土井善晴(『一汁一菜でよいという提案』著者/料理研究家) 健康に育った食を選ぶ、この当たり前のことができない現実を知ろう。 金子信博(土壌生態学者) -
魚と人の知恵比べ
竿、よいライン、リール、ウェーディング、昆虫とフライ、作家たち。 英国、日本、北米、ロシア、中国――世界の川を釣行して、 答えのない問いを発し続ける悦楽を描き、「人生の時間」の意味を鮮やかに浮き彫りにする。 疑似餌(フライ)を使って魚と向き合うフライフィッシング。 紀元前に始まり今日スポーツとして親しまれるその歴史から、 竿やフライの進化、文学者が好んで描いた釣り、魚に与えるストレスの問題まで、 フライフィッシングがもつ奥深い世界に浸り、自然と深く関わる方法を探る。 -
冷蔵と人間の歴史
世界各地で人々が編み出してきた冷蔵方法、天然氷から始まった氷ビジネスの軌跡、冷蔵庫ができるまでの科学者たちの奮闘の歴史。そして現在、冷蔵技術は宇宙ロケット、高層ビルの空調システム、MRI、スーパーコンピューターなどに応用され、将来的には不老不死、テレポーテーションも可能にするかもしれないという話もある。私たちの生活になくてはならない、冷蔵技術の存在の大きさをクローズアップする異色のノンフィクション。 -
サーモン ―人と鮭の物語―
米国ベストセラー作家 マーク・カーランスキーの最新刊 『鱈―世界を変えた魚の歴史』など、数多くの世界的ベストセラーを生んだマーク・カーランスキーの最新作。サーモンという魚はどんな魚なのか、人はこの魚とどう関わってきたのか? 釣り人はなぜこの魚を釣りたいのか? 北米、欧州、アジアにおけるそれぞれの歴史をひもときつつ、現在サーモンが置かれている地球環境に警鐘を鳴らす名著。 【目次】 序章 二人の漁師 パートⅠ ヒーロー 第1章 サケとマス 第2章 英雄の生涯 パートⅡ 人間という天敵 第3章 サーモンの起源 第4章 古風な新世界人 第5章 東洋にいる黄金の魚 第6章 新世界前夜 第7章 白人がやって来た 第8章 行き場のないサーモン パートⅢ 解決しない解決策 第9章 絶滅危惧? じゃあ作ろうか 第10章 海の家畜 第11章 フライフィッシングに正義はあるか パートⅣ 危険な未来 第12章 大西洋エレジー 第13章 太平洋バラード 第14章 旅立つ黄金の魚 エピローグ 私たちの責任 訳者あとがき 【著者】 マーク・カーランスキー マーク・カーランスキーはアメリカのコネチカット州ハートフォードで生まれ育ち、マイアミ、フィラデルフィア、パリ、メキシコなどを拠点にジャーナリストとして活動した後、1992年に「A Continent of Islands」で作家デビューした。その後、1998年に「鱈 世界を変えた魚の歴史」でジェームス・ピアード賞を受賞し、15カ国以上に翻訳され、(日本では飛鳥新社から刊行されている)世界的なベストセラーになった。 阪東幸成 著書に『アメリカの竹竿職人たち』フライの雑誌社刊、『ウルトラライト・イエローストーン』、『釣り人の理由』ふらい人書房、他に『渓流賛歌』、『フライフィッシング・ジャーニー』、雑誌『フライの雑誌』、『フライロッダーズ』地球丸、『山釣りJOY』山と渓谷社など、主にフライフィッシングの雑誌、書籍に多くのエッセイ、物語を執筆。 -
ミルク進化論
みなさんは、毎日、何も気にすることなく牛乳や乳製品を手にしていることでしょう。ミルクは飲む栄養素としてだけではなく、チーズ、バター、ヨーグルト、アイスクリームなどに加工され、広く親しまれています。 しかし、ミルクはもともと新生児に栄養を与えるためのもの。成長にともない、ミルクを消化吸収する機能は低下するにもかかわらず、人間だけが幼児期を過ぎてもミルクを摂取しています。そこまでわたしたちを魅了するミルクの歴史を本書で紐解いてみましょう。 ミルクの長所と危険性は少なくとも1万年以上にわたって議論されています。人類で最も長く続いている食品に関する審議です。牛乳は、米国で安全テストをされた最初の品目であり、今日では、世界の大半で安全性が定められている食品です。 18~19世紀には牛乳を飲むことが流行し、ヨーロッパとアメリカでは母乳の代用品として人工のミルクによる育児が主流となっていきました。ところが、人工のミルクへ移行した際にニューヨーク、ボストン、シカゴ、ロンドン、パリなどの大都市で乳幼児の死亡が相次ぎました。特にニューヨークのマンハッタン地区ではひどく――ビール醸造所のとなりで乳製品が製造されていたためにビール製造で残ったスロップが牛に与えられていた――1840年代にはマンハッタンで生まれた赤ちゃんの半数近くが幼児期に死亡するという深刻な事態陥りました。その後、研究が進んで細菌の存在が明らかになり、低温殺菌処理が施されることになりました。しかし、ここで生乳のほうが健康的で味が良いという議論が生まれて……。 安心かつ安全な食品ではないにもかかわらず、ミルクに対する人間の情熱が消えることはありません。古代からの議論に続き、現在でも新たな論争が生まれています。工業型農業における動物の権利擁護から狂牛病問題、遺伝子組み換え作物、低温殺菌しない生乳の是非など、常に健康と倫理、経済の板ばさみになっています。 ミルクと乳製品が完璧な食品だったとしたら、歴史はどのように変わっていたでしょうか? この人類の難題を一緒に考えてみましょう。