検索結果

  • 愛より深く
    完結
    3.0
    「愛なんかいらないわ――」バーのオーナーであるチャーリーは、誰にも心許さず、妹を守るために必死で働く毎日。父親に捨てられ、母と妹と暮らしはじめた12歳の時から、そして、母の死後もそれは変わらなかった。ある日、町の商店で突然ごろつきたちが店主と客を脅しはじめ、現場にいた私立探偵のハリーと一緒にトラックに押し込められたチャーリー。雨の中命からがら逃げたが、ずぶぬれのふたり。互いの体を温めるため「抱きあおう」とハリーは提案してきて…。
  • 富豪ゆえの束縛
    3.5
    ダニーはロンドン郊外の大きな屋敷で庭師として働いている。屋敷の主は家のまわりに高い石塀を巡らし、つねにボディガードに囲まれて暮らしており、いまだ姿を見たことはない。きっと人間不信の哀れなおじいさんに違いないわ。ある夜、庭の芝を刈っていたダニーは背後からの声に驚いた。振り向くと、若くハンサムな男性が睨みつけている。彼こそがこの屋敷の主、ピアス・サザランドだった。謎めいたピアスの魅力に惹かれ、ダニーは身も心も捧げるが、彼の言葉は、あまりにも冷たいものだった。「僕が君を愛することは決してない。期待するな」■1987年に刊行された、人気作家キャロル・モーティマーの意欲作です。謎めいた過去を持つ人間不信の大富豪を愛してしまった、貧しく無垢なヒロイン。彼の心は固く閉ざされたままで……。
  • 奪われた唇【ハーレクイン文庫版】
    -
    ある日、サビーナはブライスと名乗る富豪と出会う。その威圧的な態度に怯えつつも、男らしい魅力を放つ彼にサビーナはまたたくまに惹かれていき、ブライスと過ごしたひとときのあとにはもう、離れがたく感じていた。そして別れ際、彼のまなざしに射抜かれると、落ち着かない気持ちにさせられるのだった。そんな目で見られても、私はあなたを愛せない――そう、サビーナには、ある危険から身を守るために、権力者と婚約しているという“秘密”があって……。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 紳士の誘惑
    完結
    3.5
    誰か助けて…!! 編集アニーは夜道で何者かに刺され、殺されそうになる。危機を救ってくれたのは警備会社ダンディー・エージェンシーのCEOデイン。たくましい肉体をもつ彼は典型的な南部紳士。女性を守りたがる男だが、私がおとなしく従うようなかよわい女性だと思ったら大間違いよ。アニーが襲われたのは特ダネをつかんだ友人が2日も行方不明になっていることと関係があるに違いない。ふたりは事件の真相を追うことになるが、情熱の導火線に火がついて…!?
  • 四度目のプロポーズ
    完結
    4.3
    マーケティ家の結婚パーティーに出席した弁護士のマディソンはその夜、マーケティ家の四男ルークとベッドをともにした。翌朝、彼にバージンだったことを問いただされるが、マディソン自身も自分の大胆な行動に困惑していた。私は誰ともつきあう気はないのに、なぜ? 後日、マディソンは依頼人の遺言状でルークの出生に絡んだ衝撃的な事実を知る。真実に打ちのめされ、家族にすら心を閉ざすルークを心配するマディソンだが、彼の子供を妊娠していることがわかり――!?
  • 謎めいた美女【ハーレクイン文庫版】
    -
    クロエは、今夜もファーガスに電話をしていた。一夜を過ごしたこの男性に、磁石のように惹かれ、思いもかけない情熱を抱いてしまったが、クロエには、政界に再び躍りでる父親のために、重要な使命があった。そのためにもファーガスに近づき、彼の“ある行動”を阻止しなくてはならない。ファーガスに誘惑のまなざしで見つめられるたびに、クロエは罪の意識に苛まれる。いつか真実を知られれば、この愛を信じてもらえなくなるのではないだろうかと。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 古城に集う愛【ハーレクイン文庫版】
    -
    レストランを手伝うダーシーは、グラスを割って指にけがをする。居合わせた会社経営者のローガンに優しく気遣われ、無我夢中で彼の上等なシャツにすがって泣きだした。母親を亡くしたばかりなのに、父親の再婚話が持ち上がり、仕事中にもかかわらず取り乱してしまったのだ。悩んだ末、ダーシーは後日、新しいシャツを彼に送り届けた。すると血相を変えたローガンが店に現れ、若い娘が見知らぬ男に高価なシャツを贈るものではないと叱り飛ばした。ダーシーはなぜ怒られるのかもわからず、唇をわななかせた。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 身代わりの結婚〈結婚のメリット I〉
    完結
    -
    15歳で出会った瞬間、恋に落ちた――。鉱物学者のスーザンが採掘に携わることになったのは、初恋の人ジェイクが経営する宝石会社だった! しかも作業の間、スーザンは彼の屋敷で過ごすことに…。ひとつ屋根の下で暮らし、毎日顔を合わせていたら、恋を終わらせるどころか想いが再熱してしまう…。そんな彼女をよそに、何も覚えていないジェイク。亡き婚約者をいまだ忘れられず、父親に跡継ぎを急かされた彼はスーザンに愛なき結婚を申し込んできて…!?
  • 恋愛セラピーのすすめ
    完結
    3.0
    ミッチはハンサムでセクシーで腕のいい救命医。ところが容赦ない物言いが患者の不評を買い、勤務するメディカルセンターから解雇を言い渡されそうになる。免れるには対人関係改善のカウンセリングを受けるのが絶対条件…。担当することになったカウンセラーのサマンサは、ミッチの有能な仕事ぶりに感嘆した。彼は医師として非の打ち所がなく、さらに対人能力を身につけたら、完璧な男性になるはず――こんな感覚は初めてだわ、自分の職務を忘れそうになるなんて…!
  • 私の選んだプリンス
    完結
    3.3
    独身貴族のショーンは2週間、姪を預かることになる。1日中、天使(悪魔)にふりまわされ、仕事も手につかない彼はベビーシッター急募の新聞広告を載せる。応募してきたのはビン底メガネにヤボったい服の冴えない女性。容姿なんて関係ない。この窮状を救ってくれるなら! しかし、実は彼女の正体はロシア王家の末裔であるカーライン王女だった。一度だけ人目にさらされる日々から逃れて、普通の女性の生活を送ってみたい。そう思って変装した仮の姿とも知らずに…!?
  • 炎とシャンパン
    -
    ロンドンの社交界で最も注目を集めている画家ですって?大学生のソフィーは、継母が自宅に招いた男性を訝しげに見た。ソフィーよりもかなり年上のルーク・ビットリオは、美しくも傲慢そうな笑みを浮かべて彼女を見返した。ソフィーの父の頼みで、ルークが彼女の肖像画を描くことになったと聞かされ、ソフィーは身震いした。なぜ、こんなに胸騒ぎがするのかしら?案の上、アトリエでふたりきりになったとたん、彼女はルークに唇を奪われ、陶然としてしまう。だが数日後、継母が彼と密会しているのを偶然目撃して……。■人気作家キャロル・モーティマーが描く、1987年刊行のクラシックな魅力に溢れたロマンスをお楽しみください。謎めいた年上の画家に魅了された19歳ヒロインの揺れ動く心情に注目です。
  • ギリシア大富豪の愛し方
    完結
    3.0
    ギリシアの大富豪である夫の家を出て2年。ようやく心の傷も癒え、宝飾デザイナーとしての人生を歩みはじめていたレクシーの前に突然、その別居中の夫ゼノンが現れた。彼女の弟が多額の借金を抱え、ゼノンに泣きついてきたと言う。以前と変わらない端正な顔に傲慢な笑みを浮かべ、彼はある条件を突きつけてきた。それは弟の借金を肩代わりする代償に妻として自分のもとに戻ってくること。あの日、あなたは私を冷たく拒絶したと言うのに…いったいどういうつもりなの?
  • 誓いと指輪と…【特典付き】
    完結
    -
    【特典付き】アナザー・ストーリー4Pを特別収録!ロージーは教会で恋人の到着を待っていた。家族に黙って、結婚式を挙げるためだ。だが、彼女の前に現れたのは恋人ではなく兄の親友であるスティーブだった! 驚くロージーに、彼は信じられない事実を告げる。彼女が結婚しようとしていた男は財産目当てのぺてん師で、金で追い払ったというのだ。目の前が真っ暗になるロージー。その男の子供を妊娠しているというのに…しかし、あとに続く彼の言葉に、彼女は更なる衝撃を受ける。「ロージー、ぼくと結婚しよう」
  • 完璧なクリスマス
    完結
    3.7
    画家のマックのアトリエは、再開発を予定している建設会社から、度重なる立ち退き要請にあっていた。辟易したマックの前に現れた完璧な男性――描いてみたいと思った彼は、最終手段としてやってきた建設会社のオーナー、ジョナスだった。マックは祖父から受け継いだ大切なものだからとつっぱねるが、ジョナスも諦めてくれない。いいかげんにかまわないでと伝えるために彼の自宅に押し掛けたはずが、魅惑的なジョナスの雰囲気にじょじょにのみこまれてしまい――!?
  • 追憶はほろ苦く〈失恋に乾杯! III〉
    完結
    3.5
    休暇を終え、カリブの高級リゾートをあとにする予定だったデビーは、空港で突然取り押さえられた。無理矢理つれて行かれた先は、島の留置所。ここから出して! 私は何もしていないわ…! 不安な気持ちを押さえられず訴えるデビーの前に、思いがけない人物が現れた。かつて心から愛した男性ゲイブだ。10年前とまったく変わらない魅力的なオーラをたたえた彼の姿に心乱されるデビー。だがゲイブは不穏な笑みでデビーを見すえ、彼女を復讐の罠にはめようとしていた…。
  • さびしい結婚
    完結
    -
    家庭をかえりみない夫をあきらめていたデビー。大丈夫、大企業に従業員をひきぬかれたとはいえ、母とふたりでベーカリーショップをやって立派に息子を育ててみせるわ。しかし、仕事で訪れた会社で社長ルチアーノの兄の写真を目にして驚く。夫だわ! シチリアに別の家庭があったと知って別れを決意するが、その夫が事故死したという知らせが届く。なぐさめてくれるルチアーノのたくましい胸で泣いたとき、気がついてしまう。私…こんなにも優しさに飢えていたんだわ。
  • クリスマスは愛のとき【ハーレクイン文庫版】
    -
    エリーは弟のとった行動に唖然とした。職場のクリスマスパーティに姉をエスコートしてほしいと資産家一族に名を連ねる上司パトリックに頼んだという。冗談めかして、エリーが理想の相手はパトリックだと言ったのを、真に受けてしまったらしい。ハンサムなパトリック・マグラス。彼にエスコートしてもらえたら、どれほどすてきだろう。ためらいながら一緒に行くと、思いもかけないことに、彼は「きれいだよ」と囁き、濃厚なキスを仕掛けてきたのだ。あまつさえ、デートに誘われて、臆病なエリーは恥ずかしくなる。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 私のサンタクロース
    -
    「メリークリスマス! メリークリスマス!」ジェイドが勤める小学校に、今年もサンタクロースがやってきた。扮しているのは校長のはずなのだが、なぜだか様子がおかしい。サンタは大興奮する子どもたちから離れると、ジェイドの耳元でかすれ声でこう囁いた。「さあ、何が欲しいか言ってごらん」かすかなおののきを感じ、彼女は思わずサンタの頬を叩いた。驚いたことに、彼の正体は校長ではなく、その弟デビッドだった!しかも彼は悪びれもせず、ジェイドと結婚すると突如宣言する。いったい彼は何を考えているの? 絶対に無理よ、だって私は……ジェイドの脳裏に、ある忌まわしい事件の記憶がよみがえった。■クリスマスの季節にふさわしい、人気作家キャロル・モーティマーの隠れた秀作をお贈りします。真面目で熱心な教師ジェイドには、大企業社長デビッドの誘惑にこたえられない秘密があって……。
  • キスして、王子さま
    完結
    3.0
    クリスマスの夜、宿り木の下で社長ケイブから頬にキスされて以来、秘書ダネッタの胸にはくすぐったいような気持ちがうずいていた。独身主義でプレイボーイの彼にとって、男性経験がなくお堅い自分はお子様同様。お互いに恋人としては対象外のはずだった。仕事をしていても口をひらけば喧嘩ばかりなのにある日、彼は突然「君がほかの男のデートを断るのは僕に憧れているからか?」と言いだす。慌てて否定する彼女だったが、赤く染まった顔は正直で…。
  • 氷と炎
    3.6
    姉夫婦の乗る飛行機が墜落――そのニュースにモーガンは茫然とした。悲しみに暮れる間もなく、彼女は思わぬ人物の訪問を受ける。アレックス・ハモンド。姉の夫の兄で、一族の企業を経営する男性。姉の結婚式で会っただけなのに、強く印象に残っている。彼は、モーガンが尋ねた姉夫婦の安否を否定するも、生まれたばかりの甥は生きていると告げた。そしてモーガンとアレックスは甥の後見人に定められたという。そのうえ彼と結婚しなければならなくなってしまい…?
  • 恋のスパイス
    完結
    4.3
    シェフのフランのもとに、突然ハンサムな男性が訪ねてきた。彼はアレックス・マーケティ。親友の兄であり、レストラン・チェーン企業の御曹子でもある彼は、フランに自社の冷凍食品の開発を依頼してきたのだ。それだけでなく、これはお見合いだとも言いだした。いったいどういうこと!? どうやらロマンチストな親友が仕組んだようだ。結婚に夢をみられないフランだったが、仕事でアレックスと行動をともにするうちに、次第に惹かれていってしまい――?
  • シンデレラの献身〈闇のダリウス、光のザンダー II〉
    完結
    3.3
    交通事故で怪我をした大富豪の世話係として働くことになったサム。世界的実業家のスターン兄弟の弟であるザンダーは、光のように輝くブロンドの持ち主で超絶プレイボーイ。そんな美しすぎる彼を前にわたしの理性はふつうでいられるかしら? しかし、つらい過去を乗りこえシングルマザーとして生きるサムは、「億万長者のプレイボーイに恋して身を滅ぼすような愚かなまねはしないわ!」と誓った。でも、彼のやさしさや圧倒的な魅力を前にその決意はもろく崩れそうで…。
  • 愛なき結婚指輪〈失恋に乾杯! II〉
    完結
    3.4
    「妻として君を雇いたい」旅先で出会った、ハンサムで裕福な実業家マックスの言葉にジャニーンは目をまるくした。理由を聞くと、元妻がしつこく復縁を迫っており、バカンス先のこのリゾートまで追いかけてきたそうだ。断ろうとする彼女に報酬として提示されたのは、途方もない大金。どうやらマックスは、ジャニーンが経済的に困っていることを知っての提案らしい。悩んだあげく、ジャニーンはマックスと契約を交わした。それが報われぬ恋の始まりだとは知らずに…。
  • 運命からの招待
    -
    「なぜ、おとなしく彼の言いなりになっているんだ?」イヴがその声に振りむくと、見知らぬハンサムな男が立っていた。彼はどうやらパーティで、婚約者がイヴをほったらかしにして、ビジネスの話にうつつを抜かす様をこっそり観察していたらしい。イヴは腹をたてたが、男の名前がアダムだと知って驚いてしまう。――アダムとイヴ。まるで運命のいたずらみたい……。後日、アダムは、またパーティにやってきた。そして今度は、婚約を解消するように、自分の子供を産むようにそそのかすのだった。彼は何をたくらんでいるの?
  • 恋は嵐とともに
    完結
    2.0
    イギリスでファッション誌のアシスタントをしているガブリエラは、インド洋に浮かぶ島モーリシャスにひとり降り立った。本当なら編集部総出でロケに来る予定が、社内にインフルエンザが蔓延したために感染を免れたガブリエラが、ひとりで撮影の下見をすることになったのだ。ホテルでひと休みしようとしたその時、突然男性が部屋に入ってきた。リック、編集長の恋人と噂されている彼がなぜここに!? 戸惑いを隠せずにいる彼女を、リックは美しい瞳で誘惑し…。
  • ボスに恋した秘書
    完結
    3.0
    ブリーは有名写真家ジャクソンのもと、住みこみの秘書として働いている。“仕事関係の人間とは恋人にならない”…そうハッキリと宣言する彼とは、あくまでも雇い主と秘書というクールな関係。だから、どんなに居心地がよくてもジャクソンのそばに居続けるためには、惹かれていることに気づかれてはダメ――ブリーはそうやって気持ちをひた隠しにしてきた。だがある日、ジャクソンの仕事関係の男性にディナーに誘われ帰ってきた夜、彼はいきなり熱いキスを浴びせて…!?
  • 5週間の仮面夫婦
    完結
    2.0
    生粋のお嬢様、20歳のララに言いよってくる男は数知れず、夜ごとのパーティーに明け暮れる日々を送っている。しかし、ロンドン社交界で話題の若き不動産王ジョーダンだけはそんなララに目もくれず、冷たくあしらわれてしまう。絶対、彼を落としてみせるわ! しかし、実はバージンのララは恋愛の手管など何も知らず、本気で叱ってくれるジョーダンに心を許していく。熱い一夜を過ごした翌日、彼にプロポーズされるが、その裏には悲しいたくらみが隠されていて…!?
  • カリブで見た夢〈失恋に乾杯! I〉
    完結
    3.5
    船舶会社のCEOジェファーソン・ライアンの人生は順風満帆そのものだった。だがある日、有能アシスタントのケイトリンが突然、彼の傲慢な態度を責め、一方的に辞職を告げる。そしてすぐさまカリブのリゾート地へ旅立ってしまった! 残されたライアンは困り果てていた。彼女ほどの有能な人材はいない。悩んだ末、すばらしい解決方法を思いついた。ケイトリンを誘惑して自分の虜にし、離れられなくするのだ!? 邪な笑みを浮かべると、さっそく自らもカリブへ向かった。
  • 愛にむせぶ白鳥〈闇のダリウス、光のザンダー I〉
    完結
    4.3
    舞台からの転落事故でバレリーナ生命を絶たれたアンディ。23歳の誕生日に姉夫婦と食事していたところ、大富豪ダリウスに声をかけられる。彼は暗い噂のある実業界の大物だ。以来、脅迫まがいなほど強引に食事に誘われるようになる。子供の頃からバレエにすべてを捧げてきて男女のことなんか何も知らない。身体に醜い傷跡のある今ではなおのこと。世慣れたセレブの彼とは住む世界が違うのに。1度だけと承諾するが、有無を言わせぬキスをなぜか終わらせたくなくて…!?
  • 黒い瞳の公爵
    完結
    -
    レクシーは身分を隠し、祖母を打ちのめした公爵家一族のひとり、ルーカン・セントクレアに近づいた。本当に彼が非情な男なのかどうか確かめたい。その一心で個人秘書になったのだ。だが、初日から窮地に立たされてしまう。突然命じられた出張先は、セントクレア家の公爵邸。その邸も村も、祖母がひどい目にあった場所だった。ここにいると、正体がばれてしまうかもしれない。レクシーは1秒でも早くロンドンに帰りたがったが、彼はふたりでここに泊まると言い出して…。
  • 白いページ
    3.0
    ベルベットは1年半前、新婚6カ月の夫と飛行機事故に遭った。夫は亡くなり、ベルベットは記憶をなくしたが、無事に生まれた夫の忘れ形見を、ひとりで大事に育てている。そんなある日、ジェラード・ダニエルズという実業家が訪ねてきた。ベルベットと恋人同士だったというのだが、何も思い出せない。過去を取り戻せないまま、ベルベットは彼に惹かれていく。結婚を申し込まれ、彼女は戸惑いながらも受け入れた。初夜、ベルベットは夫の脚に我が子と同じ痣を見つける。何かが彼女の記憶の扉を激しく叩く。女の直感が何かを告げる。わたしの息子の父親は、誰なの……? ■大御所キャロル・モーティマーが1982年に発表した、記憶喪失ロマンスの金字塔、それが『白いページ』です。取り戻せない夫の記憶。ジェラードへの愛。明らかになった真実とは――。
  • あなたの腕で眠らせて
    完結
    3.5
    出会いはマーケティ家の末妹が出産した病院。ジョー・マーケティをひと目見た瞬間、看護師のリズはそのやさしい瞳に見惚れてしまう。しかし彼女は、プレイボーイな父の浮気で家庭が崩壊寸前となったトラウマから、ハンサムな彼とのロマンスを期待しなかった。その1年後、ジョーが病院のボランティアに応募してきた。ハンサムな彼がボランティアなんて、何が狙い? リズは彼と一線をおいて行動したけれど、ジョーの真面目な態度と誠実さに次第に心を開いていき…。
  • バラ色のため息
    完結
    3.3
    10年以上疎遠にしている父が亡くなった!? 元軍人のローガンは久しぶりにコーンウォールの屋敷を訪れるが、そこに美しい女性がいるとは思ってもなかった。「君は父の愛人なのか?」大学講師のエリザベスは蔵書の目録作りを依頼されて働き始めたばかりだった。しかし突然彼が亡くなり、その息子が現れたかと思いきや――なんて失礼なの! ロマンス小説に出てくるようなセクシーな彼に、一瞬でも心を奪われるなんて。続けたかったけど仕事は断ろう。そう思ったのに…。
  • 魅惑の舞踏会
    完結
    4.3
    貴族の令嬢ローワンは気が気ではなかった。痛ましいほど内気で臆病な親友ペネラピが、妻を殺したという疑惑のある伯爵との結婚を強制され悩んでいるのだ。私が使用人になりすまし、伯爵がペネラピにふさわしくない男だと情報を集めて証明すれば、彼女の父も縁談をあきらめるはず。さっそく計画を実行に移したローワンだが、いきなりとんでもない人物と出会う。見るからに女たらしのルーカスは伯爵の従者。彼は知りあったばかりのローワンにキスしようとしたのだ!
  • 届かなかったラブレター【ハーレクイン文庫版】
    -
    ドーラは厳格な父のために家事をこなし、古書店も手伝ってきた。父の意に沿うような男性と婚約もしたし、何不足ないはずだった。婚約者を事故で、父親を病気で失い、独りぼっちになるまでは――。そんな日々に、亡き婚約者の弟、グリフィンがしばしば古書店に顔をのぞかせてくるようになる。彼は、まだ地味な喪服を着ていると彼女をひやかしたうえに、ドーラと婚約していると母親に嘘までついて、彼女を混乱させる。なのに、ドーラはグリフィンをむげに扱えないのだった。兄の次は弟を狙っているとうしろ指をさされるかもしれないのに。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 罠におちたウエイトレス
    完結
    4.0
    幼なじみに誘われてニューヨークにやって来た田舎娘シンシア。トップセレブが集まるパーティーにつれていかれるが、場違いな思いに打ちのめされるだけ。ひとりバルコニーに抜け出したところ、銀色に輝く瞳の男性に声をかけられる。男性は苦手なのに彼とは楽しくおしゃべりできるわ。また、彼もシンシアの反応を新鮮に楽しんでいるようだった。しかし、彼こそは主賓であるルシアン・スティールその人だった! 大富豪とウエイトレス、住む世界の違うふたりの運命の恋は今、鐘を鳴らし…!?
  • 令嬢と傲慢なプロポーズ
    完結
    -
    舞踏会でアラベラは、久しぶりに会う初恋のカーライン公爵ダリウスが気になっていた。金髪に碧い瞳が美しい彼は兄の友人。以前は親しく話ができたのに、今夜の彼はなぜか冷たくよそよそしい。なぜそんな寂しげな目をしているの? すると不意にダリウスは、手慣れた様子でアラベラのくちびるを奪ってきて――? 名門貴族セントクレア家の4人の兄妹の恋を描いた19世紀ロマンスもついに第4弾、最終話となりました! 原ちえこ先生が描く社交界の恋をお楽しみください。
  • クリスマスは愛のとき
    完結
    -
    同僚との恋に破れたばかりの秘書エリーは、職場のパーティーが憂鬱の種だった。出席でも欠席でもバツが悪い。こんな時、地位も名誉もあり背が高くてハンサムで完璧な男性がエスコートしてくれたらいいのに――その願望はあっさり叶えられた。弟トビーが理想どおりの男性、上司のパトリックをつれて来てくれたのだ。飛びつきたいくらいの相手なのに、エリーは素直に受け入れられなかった。なぜなら彼女とパトリックのあいだには、弟にも言えない秘密があるのだから!
  • 天使は大富豪に買われ
    完結
    -
    イネスは女として生まれただけで、24年間父に失望されてきた。けれど政治家になりたい父のために尽くし続け、その結果世間から“身体を使って男から金をひき出す女”と言われてしまう。ある夜も、イネスはテオというギリシア人富豪をもてなしていた。危険な雰囲気を漂わせる彼は、イネスを挑発し侮辱したうえに、“自分の籠の鳥”になれと要求する。テオのお金があれば父の夢も会社も救われる…。だけど胸騒ぎがするわ。彼は私に怒りと憎悪を感じている…!?
  • 幸せのジングルベル
    完結
    5.0
    クリスマスを目前に控えた週末、雪のなかウェンディは幼いハリーを連れ、工場へとやって来た。会ったこともない社長、非情なプレイボーイと噂されるカレンの呼び出しで。ふたりで初めて祝うクリスマスの準備を始めたところだったのに…。ウェンディは亡くなった隣人の子供、ハリーの後見人になったばかりだった。話しながら歩いていたふたりは、不注意で待ち合わせ場所にいたカレンにぶつかってしまう。瞬間、ウェンディのなかを電流が走った。この感情はいったい…!?
  • 天使は愛にひざまずく
    完結
    -
    貯金は底を尽き、イーヴァは途方に暮れていた。妹を亡くし、遺された双子の赤ん坊をひとりで育てていたがもう限界だ。彼女は子の父親を頼るため、パリの画廊<アークエンジェル>を訪れる。しかし、厳格なオーナーのミカエルは妹を知らないし、子供をもうけるような行為などしないと冷たく言いはなつ。それもそのはず、父親は彼の弟で今はハネムーン中だという。財産狙いと蔑まれながら、イーヴァは事情が判明するまで双子とともに彼の屋敷に滞在することに…!?
  • クリスマスはあなたと
    完結
    4.5
    「大変! どうすればいいの?」突然停止したデパートの社員用エレベーターに閉じ込められたジュリエット。閉所恐怖症からパニックに陥った彼女は、気がつけばたくましい腕に押さえこまれ、強引にキスを奪われていた。彼女を落ち着かせるため、見知らぬ男性が唇をふさいだのだ。――やがてふたりは救出されるが、すぐにジュリエットは思い知ってしまう。頼もしいその男性ロブはデパートのオーナーであり、普段なら口もきけない雲の上の存在であると。
  • 砂漠に落ちた涙/ベネチアに恋して
    完結
    -
    「絵本から抜け出た王子様みたいだわ」図書館員キャサリンは、偶然図書館を訪れたジャワール王国の王子ハキムにひと目で心奪われ瞬く間に恋に落ちた。ある日、彼から熱烈な求婚を受ける。舞い上がるキャサリンだったが…それは彼の仕組んだ罠だった。強引に灼熱の砂漠につれられ囚われの身となってしまったのだ。「逃げようだなんて思わないことだ」彼は射抜くような瞳で私を見つめ――!? 他、水の都でイタリア男と紡ぐ情熱の恋物語「ベネチアに恋して」も同時収録。
  • お嬢さまの恋
    完結
    3.5
    人気コラムニストのクレイマーは後悔していた。新聞業界の大物を父にもつメアリアンに対し、“大事にされすぎて自立できていない”と指摘したのだ。その結果、彼女は父の手配した仕事を辞め、警備員つきの高級アパートから出ていくと言うのだ。責任を感じたクレイマーは正気になってくれと説得するが、仕事も部屋も自らの力で得たいと譲らないメアリアン。仕方なく隣の部屋に住まわせ安全を確認する日々が始まった。それが眠れない夜を過ごすことになるとも知らずに…。
  • 貴婦人と背徳のワルツ 1
    完結
    3.0
    友人の邸宅で開かれるハウスパーティーに招かれ、1年半ぶりに社交界に復帰した未亡人ジュリエット。けれど周囲の冷たい視線を浴びて、やはり来なければよかったと後悔し始めていた。彼女には、「夫殺し」という身に覚えのない噂が立っていたのだ! そこへ、あたかも彼女をかばうように、若い男性が声をかけてきた。彼の名は、セバスチャン・セントクレア卿。大貴族の一員で、社交界の重要人物である彼がなぜ私を? 噂のある女には何をしてもいいと思ってるの?
  • 愛の罠
    -
    ホリーは作家ジェイムズの秘書になれて幸せだった。ところがジェイムズの美しい妻マクシーヌときたら、度々ロンドンに出かけてはほかの男に愛想を振りまいているらしく、今日も3週間ぶりにジェイムズの弟ザックと恋人きどりで帰宅した。その無神経さにたまりかねたホリーはザックにつめよったが、彼はホリーの言い分を一笑に付すと、思いがけない提案をする。「きみとぼくで、“愛の罠”を仕掛けないか?」本当は愛し合っているジェイムズ夫妻の目を覚ますため、熱々の恋人同士を演じて二人を刺激しようと言うのだ。ホリーは、罠を仕掛けられているのが自分だとは気づきもせず、ジェイムズのためならと、無邪気にうなずいたのだった。 ■10代のころから作家として活躍していたキャロル・モーティマー。日本デビューは1981年ですが、今もその筆は衰えを見せることなく、常にロマンスの第一線を走り続けています。純粋なヒロインと、一枚も二枚もうわての伊達男。甘い罠にかかったヒロインの行く末は?
  • 涙の手紙【ハーレクイン文庫版】
    3.0
    ブライアナは手にした封筒をじっと見つめた。これこそ実母が私に遺した、ただひとつのもの。愛情深い養父母のおかげで、私は幸せに暮らしてきた。自分を捨てた女性については考えたことさえなかった。それなのに、実母が弁護士に遺書を託していたなんて。これを読んだら今までの平穏な生活が、あっという間に崩れ去ってしまいそうな予感がする。思い悩むブライアナを、冷血弁護士として名高いネイサンが、気遣うような青い瞳で見守っていた。 *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 潮風と砂と金の髪
    完結
    5.0
    若いふたりの情熱的な恋。シェイにとってアレックスはすべてだった。しかし彼はキャリアを手に入れ大人になるためにアメリカに旅立つという。アレックスの真意を理解できない幼いシェイは絶望し拒絶してしまう。彼の子を身籠ったことを知らせることなく…。あれから11年。再会したふたりはお互いの気持ちを伝えられずにいた。どうして待ってくれなかった? それでもまだ愛してる…。過去のわだかまりからシェイはアレックスを避けようとするが心は千々に乱れて…。
  • 誰かとめて、この愛を
    完結
    5.0
    英語教師のジョージアは、夏休みの間、家庭教師としてトスカーナで過ごすことになった。同じく休暇中の姉夫婦と飛行機に乗ると、ハンサムなイタリア人に親しげに話しかけられた。ジョージアの胸は高鳴ったが、その夜ホテルで再会した彼は鋭いまなざしを向けてきた。昼は好意的だったのにいったいどういうこと? 実は彼は有名な元F1レーサーのジャンルカ・ヴァロリで、英語を教える子供の叔父だったのだ。そのうえ彼女が義兄と不倫関係だと思いこんでいるようで…!?
  • そして熱いキスを
    完結
    -
    アビーは18歳で両親を亡くして以来、妹のために青春を犠牲にして働いてきた。唯一の身近な異性と言えば、雇い主のレストラン経営者ニックだけ。彼とは公私ともに友情を育んできたが、ある時、ふたりの関係が一気に変化することに。それは、妹の誕生パーティー。余興でキスをしそうになったのだ。その日からニックの態度が変化し、恋愛経験ゼロの彼女は、彼の圧倒的な男性的魅力に気づかされることになる。こんなのダメよ。彼には恋人がいるのに…。
  • モノトーンの神話
    完結
    -
    「……初めてだったのか…」友達の付き添いで行った産婦人科で、患者と間違えられて逃げ出そうとしたら、イケメン医師にぶつかってしまい――!?母が再婚することになって、相手先の家族との顔合わせの席に、あの時の医者・貢さんが――!?一緒に暮らすようになり、徐々に貢さんに惹かれるが、でも…彼には婚約者がいることが判明――。「お義兄さんになる人なんだから諦めなきゃ…」と思っていたのに、ある日、お酒を飲んで帰った私を貢さんが押し倒してきて!?
  • 真夜中のランデブー
    完結
    4.3
    新しい家を買い、心が浮きたつウィン。しかも隣人のザックは目を奪われるほどセクシーだ。男性受けの悪い私には関係ないけど…。そんなある夜、裏庭で寝ていたウィンはザックを泥棒と間違えて取っ組みあってしまう。彼のすばらしい胸板と腕はウィンの体に甘い衝撃を与え、発火するようにキスをかわす。でもだめ。彼が探しているのは娘の理想的な母親になる女性。家庭的で小柄でかわいらしい――まるで私と正反対だわ! しかし、ふたりの情熱の火はおさまらず…!?
  • 愛の迷い子
    完結
    4.3
    いいかげんな女のふりをしてほしいですって? ディジーは親友のとんでもない頼みに驚いた。親友が遺産を相続するためには厳格な叔父に真面目さをアピールしなくてはいけない。ディジーが無責任であればあるほど親友である自分がいかにすばらしいか伝えられると言うが…。気乗りしないままディジーが古城へ向かうと、目に飛びこんできたのは湖で優雅に水浴びをするギリシア神のように見事な肉体をもつ男性! まさかその男性が親友の叔父ザカリアだったとは――。
  • 鷹の公爵とシンデレラ 1
    完結
    4.0
    両親亡きあと、ジェーンは遠縁のサルビー卿にひき取られ、召使い同然にこき使われている。ある日、邸でパーティーが開かれるが、招待客の大貴族スタワーブリッジ公爵がジェーンを気にかけ、エスコートしようなどと言い出したことから思わぬ窮地に立たされることに。公爵に色目を使ったと決めつけられ、「ふしだらな母親そっくり」と罵られたのだ! ショックでその場を飛び出したジェーンは、ちょうど邸から立ち去るスタワーブリッジ公爵の馬車の荷台に隠れるが?
  • 二週間の恋人
    -
    母を亡くし、養父に家を追い出された19歳のイーリンは、実の父親のもとへ身を寄せるため、生まれ故郷のカナダを訪れた。だが、すでに新しい家庭がある父は迷惑と言わんばかり。仕方なく宿泊施設で住み込みの仕事を始めたものの、今度は理不尽に働かされ、オーナーには色目を使われる始末だ。八方ふさがりで希望を失いかけていたイーリンは、ある日宿泊しに訪れたすてきな男性客、ジョシュと出会う。ジョシュは彼女の身の上を知ると、救いの手を差し伸べた――彼とベッドをともにするという条件つきで。
  • 危険な隣人
    -
    キャットは、ケイトと彼女の祖母と三人で暮らしている。住んでいる大きな家を保育園にして、毎日忙しく過ごしていた。若くて独身の女性二人が男性の気配もないのはおかしいと、近所の人々はいろいろと噂をしているらしい。だがキャットは気にしなかった。以前、婚約していた恋人に利用され裏切られて以来、二度と男性は信じないことにしたのだ。ところがある日、保育園に子どもを通わせるために、ケイレブ・レイノルズという、一人の男が訪ねてきた。たくましくてハンサムだが、危険な雰囲気をただよわせている彼に、キャットはたちまち警戒心を抱いた。そんな彼女をあざわらうようにケイレブは……。
  • プリンセスと野獣
    完結
    4.0
    王国乗っ取りをたくらむ公爵との政略結婚から逃げ出したアデル王女。ようやくウィーンまでたどりついたのに父王が雇ったアメリカ人のボディガード、マットによって見つかってしまう。彼は、見逃してもらおうとアデルが決死の思いでした誘惑もきかない無骨な男性。どうにかもらえた1週間の猶予で、公爵が秘密結社の一味である証拠を見つけなくてはいけない。追ってくる公爵の魔の手から逃れるための方法はないかしら…そうだわ。「マット、私と結婚してくださらない?」
  • 涙の手紙
    完結
    -
    養父のもとで幸せに暮らすブライアナに、ある日、今は亡き実母レベッカからの手紙が届けられた。父親の名も明かさず幼い私を捨てた母の気持ちなど、知りたくもない。そんなブライアナを説き伏せたのは、レベッカの悲しい事情を知る弁護士ネイサンだった。ブライアナはレベッカを不幸に追い込んだ実父を捜す決意をする。力になってくれたネイサンに強く惹かれるブライアナだが、真実を探るうち、ふたりの間に思いがけない障害があることに気づかされ…!?
  • 世話好きな恋人〈【スピンオフ】バックホーン・ブラザーズ〉
    完結
    -
    肌もあらわなレースの衣装をまとい、音楽にあわせて踊る場末のバーのダンサー――それがジョージアの仕事だった。ふたりの子供と病気の母親を養うには、週末だけでも実入りのいい仕事をしなくてはいけないからだ。ある夜、ひとりの男性客から送られる熱い視線には、彼女の理性を飛ばす特別な情熱がこめられていた。彼の名はジョーダン。ジョージアの貧しい生活に助けの手をさしのべてくれるやさしい紳士であり、守るためには大乱闘さえ辞さない情熱家だった…!
  • 眠れぬ夜はボスと
    完結
    4.0
    父親と婚約者を同時に亡くした令嬢アンディ。父の会社は倒産、多額の負債が残される。どん底の彼女はなりあがりの実業家ライナスに屋敷を売却することに。血も涙もない辣腕ぶりで知られる彼がさらに提案してきたのは――私と母に住まいを用意するかわりに、秘書になれですって!?  彼がそばにいるとなぜか落ち着かない気分になるのに…。しかし、他に選択肢なんてなく、屋敷の片隅に住むことになる。彼の目的は上流階級の世界をアンディもろとも手に入れることで!?
  • 真実の代償
    -
    明かされた真実を頭では理解できても、心で受け止めるのは難しかった。■今後の仕事のやり方について考えるため、生まれ故郷のマン島に戻っていた人気歌手のトーリーは、友人のマディソンに頼まれて、彼女の兄を空港まで迎えに行った。到着ロビーで名前を書いたボードを掲げて立っていると、百八十センチはかるく超える男性が目の前に現れた。「ジョナサン・マクガイアーだが」日に焼けた男らしい顔立ち。広い肩に引き締まった体。はっとするほど魅力的なのに、ひどく無愛想でそっけない。家まで送ったものの、トーリーは彼の態度にだんだん腹が立ってきた。なんて尊大で失礼な人なの!だがそういった振る舞いは彼がかかえている悩みのせいだった。トーリーはなんとか力になろうとするが、彼の心の壁は厚く……。
  • 裏切り者に薔薇を
    完結
    4.5
    ブリンは意を決して画廊<アークエンジェル>に足を踏みいれた。画家を目指すが、美大を出てから持ちこむ画廊という画廊に断られ、食べるのにもままならない。この展覧会が最後のチャンスとは言え、ここにだけは近づくまいと思っていた。なぜなら5年前、ブリンの父が詐欺行為を働いた画廊だったからだ。オーナーのガブリエルに憧れ、淡い初恋を抱いていたが、その彼の手により父は刑務所へと送られた。姿も名も変えて私に気がつくはずがない…そう思っていたが!?
  • 誓いと指輪と…
    完結
    -
    ロージーは教会で恋人の到着を待っていた。家族に黙って、結婚式を挙げるためだ。だが、彼女の前に現れたのは恋人ではなく兄の親友であるスティーブだった! 驚くロージーに、彼は信じられない事実を告げる。彼女が結婚しようとしていた男は財産目当てのぺてん師で、金で追い払ったというのだ。目の前が真っ暗になるロージー。その男の子供を妊娠しているというのに…しかし、あとに続く彼の言葉に、彼女は更なる衝撃を受ける。「ロージー、ぼくと結婚しよう」
  • かなわぬ夢
    -
    アラベラは出版社で働いている。担当作家の一人マーリンは、美貌の青年ポールフリーを主人公にしたシリーズで人気を博していた。マーリンは隠遁生活を送っており、連絡はすべて手紙で行われている。だが、どうしても本人に会わなければならない用件が生じ、彼の自宅に赴いたところ、アラベラは驚いた。マーリン―ロバート・マーリンは想像していた老人などではなく、ポールフリーが本から抜け出したような魅力的な男性だったのだ。ところがロバートは用件に耳も貸さないうえ、ポールフリーを死なせてシリーズを終わらせると言い放った。説得に努めるうち、彼女はロバートを愛してしまうが懸命に自分を戒めた。六年前、絶世の美女と賞賛された人との結婚が破局に終わり、彼はもう誰も愛せなくなっている。私の愛が報われることはないのだ。
  • 情熱を戒めて
    完結
    3.0
    理学療法士ステファニーに突然舞い込んだ仕事。それは、歩けなくなった弟を診てほしいというさる大富豪の依頼だった。まさかその相手が、せつないほどに憧れた俳優、ジョーダン・シンプソンだったなんて! 仕事中の事故によるケガ以来心を閉ざした彼は、暗い目をして壮麗な邸にひきこもっていた。それでもハっとするほど美しい。…だめよ! この想いは押し隠さなければ。なのに彼は、ステファニーをからかうためだけにすべてを奪い尽くすキスを仕掛けてきて…。
  • 孤独なフィアンセ
    -
    ブルックはコンピューター会社の受付嬢。きわめて平凡な毎日だが、ブルックには楽しい職場だ。というのも入社以来、社長のジャロッドに夢中だから。しかし、挨拶を交わすだけだった二人の関係が、ある日の新聞記事で大発展する。なぜか、ジャロッドとブルックの婚約が発表されたのだ。
  • うしろ姿の花嫁
    完結
    -
    イベントプランナーのジェニーヴァは、開発業者マイケルと情熱の一夜を過ごし、妊娠した。結婚を決めた矢先、彼女は流産してしまう。子供がいない今、愛されてもいないのに結婚していいの? ジェニーヴァは式場から姿を消した。それから1年、気持ちの整理もつきかけた頃、マイケルが新しいボスとして目の前に現れた。彼は過去の醜聞すらビジネスに利用しようとする。冷酷な計算のできる彼に、まだ惹かれている自分に気づかされ、ジェニーヴァは激しく動揺するが…?
  • 一瞬で恋して〈【スピンオフ】バックホーン・ブラザーズ〉
    完結
    5.0
    無実の罪を着せられ、恋人に捨てられ、絶望のどん底のミスティ。家も仕事も財産も失った彼女は姉の結婚式で、結婚相手の弟モーガンを紹介されるが、彼はなぜか不機嫌。熱く険しいまなざしはまるで発火するよう。ドレスを着ているのに裸にされたような気分だわ…。ダンスで抱きすくめられると火照った肌の香りに遠くなる意識。しかし、彼はむさぼるようなキスをすると、まるでミスティが誰かれかまわず誘惑する女だと罵り、バックホーンから出ていくよう言った。
  • 聖夜はボスと〈【スピンオフ】ベラ・ルチアが結ぶ恋〉
    完結
    -
    秘書であるマディのボス、ジャック・ヴァレンタインはプレイボーイの億万長者。彼女は自信溢れる有能な彼の姿しか見たことがなかった。けれどクリスマス直前、ジャックに無理矢理つれて来られたロンドン出張で、彼は別人のように変わってしまった。長く疎遠だった家族との再会が原因のようだが、今の彼は傷ついて心を閉ざした孤独な少年のように見える。こんなジャックを前に、今までどおり冷静に振る舞えるかしら? マディは不安と同時に胸の高鳴りを感じて――。
  • たそがれの訪問者
    -
    閉店後の美容院を訪れたひとりの客。その戸が開いたとき、運命の扉も開く。■ジョーイは小さな美容院を経営し、つつましくも幸せな毎日を過ごしている。ある日、閉店後の美容院に、ひとりの男性がやってきた。ほこりまみれの様子からして、隣の建設現場で働いているらしい。ジョーイはひと目で、彼の優しい笑顔と温かいまなざしに惹かれ、忘れかけていたときめきを感じながら、髪をカットする。彼は、財布を忘れたと言い、お金を払わずに帰っていった。ジョーイの人生には、これまでも予期せぬ災難が多かった。今回も結局、時間を無駄にしただけ。もうあの人に会うことはないだろう。ところが翌朝、きれいな服装で散髪代を持ってきた彼は、ニックと名乗って、ジョーイを強引に昼食へ誘う。いったいどういう人なのだろう? 仕事を休んで平気なのかしら?そのときすでに、ジョーイの平穏な生活は、大きく変わりはじめていた。
  • 恋のパラダイス
    完結
    3.5
    妹の結婚式に参列するため、クレアは6年ぶりに故郷に戻ってきた。そこで待ち受けていたのは、かつてのクレアの想い人であり、故郷からクレアを追い出した張本人、フランス人実業家のアランだった。アランはある出来事のせいで、クレアのことを男をたぶらかすふしだらな娘と誤解してしまったのだ。蔑みの視線は6年たった今も変わらない。1番会いたくて、会いたくなかったアラン。彼を前に困惑するクレアに、アランは驚くべきひと言を告げ…。
  • 狼のキス
    完結
    -
    女優を夢みてハリウッドを目指すウェンディ。だが、ダラスで強盗に遭い、無一文で吹雪のなかにほうりだされてしまう。偶然現れたバイクに乗ったすごみのある大男に救われるが、つれていかれたのはうらぶれた屋敷。ウルフと名乗る彼の正体は逃げ出した犯罪者を捕まえて賞金を得る――賞金稼ぎだった! 全身から発する危険なオーラも、完璧な肉体もそれで納得できる。旅費を稼がなくてはならない彼女に、彼が誘いをかけてきた。悪党をおびき寄せる囮にならないか…!?
  • 愛してミスター
    完結
    -
    「きっとすてきなパパに違いない!」 心躍らせながら、父親を捜しに田舎から出てきた千夜子。でも、捜し当てた父親に茫然!! その人は通称・ミスターという、黒メガネをかけた変なおじさんだったのです。母の遺産でミスターの借金まで払ったのに、娘とも認めてくれない!! 14歳でギャンブラーの千夜子とミスターの親子生活が始まるが……。ラブタッチ・コメディー、4作を収録した短編集。
  • 夏の夜のエイリアン
    完結
    -
    幼なじみのなぎさとひかるの夏休みは、祇園祭りとともに始まる。高校生になったなぎさは、綾羅木先輩から祇園祭りに誘われる。そのころBFのひかるは、UFO観測にでかけUFOを目撃!? そして、ひかるの作ったUFO同好会に綾羅木先輩も入ってくる。綾羅木先輩と見たUFOの記憶は夢? なぎさとひかるに愛の贈り物を残して、遠くの街に行ってしまった先輩とのひと夏の思い出を描く表題作ほか、3作を収録。
  • フリージアの恋
    完結
    -
    お小遣いをはたいて買ったフリージアといっしょに、待ってます……。背が高くてハンサムな、勉お兄ちゃん。お兄ちゃんのお嫁さんにはわたしがなってあげる。兄にそんな淡い恋心を抱く、みちる。でも、お兄ちゃんには、彼女がいた!! いつかはお兄ちゃんを卒業しなくちゃ。少女はひとりの女性としてゆっくり成長していく。表題作はじめ、青春の愛と夢をやさしく語りかける文月今日子の傑作短編集!!
  • クレドーリア621年
    完結
    -
    グリュンワルド歴、621年。"我が世より、621年。新しい女王が、この星を導くであろう"。初代女王が残した予言だ。果てしなく広がる大宇宙の惑星・クレドーリア。現代の王女・ヒルデガルドは、星を救うためソロン皇帝との政略結婚を迫られる。しかし、海賊の首領の息子・ラドの手により、星から脱出。そして、大宇宙を舞台に、ヒルデガルドの冒険の旅が始まる!! 文月今日子が描く、ファンタジック・スペースロマン!!
  • さとう菓子の家
    完結
    -
    17歳で父親に!? エリート校から転入してきたリシャールは、かわいい女の赤ちゃん・サミィを連れてきた。町有数の資産家の息子で、ハンサムで秀才。そんな彼に好意を寄せていた幼なじみ・エルシーの心中は……!? いつか、おまえといっしょに住もう、さとう菓子の家。そう歌うリシャールの甘い歌声はさらにエルシーの心を揺さぶって……。ほのぼのとやさしさあふれるタッチで文月今日子が贈る、珠玉の短編集。
  • 薔薇のベッドで愛して〈ギリシアからのプロポーズ〉
    完結
    -
    ギリシア大企業の社長ドラコンに、ジェミニは必死の思いで面会を求めた。彼女の父が半年前に亡くなり、歴史あるロンドンの屋敷が義母によって彼に売却されようとしている。父が愛した屋敷がホテルに改装されるなんて…。小さな花屋を営む彼女は勇気をふりしぼって交渉するが、彼は冷徹さと鉄の意志を感じさせるまるで皇帝のような男性。その存在感と魅力に、無垢なジェミニは思わず圧倒される。だめよ、どんなすばらしい男性でも彼は義母の新しい恋人なんだから…!
  • ひざまずいたプレイボーイ【あとがき付き】〈ギリシアからのプロポーズ〉
    完結
    3.5
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】インテリア・デザイナーのエバは、大富豪マルコスから摩天楼をのぞむNYタワー最上階の改装を依頼される。しかし、プレイボーイと名高い彼は興味をもった女性を追いかけるが、ものにしたとたん残酷になるという噂だ。現にエバの従妹がそんな仕打ちを受けたばかり。女性の敵だわ! 打ち合わせを2度キャンセルするが、逆に彼の挑戦欲に火をつけてしまう。過去の傷から恋愛を拒絶するエバだったが、たくみにベッドの罠に誘われ、身体が溶けるような甘いキスをされて!?
  • 過去からの誘惑者
    -
    忘れたい過去が、私を見つけだし、追いつめる。■ケータリングサービスを営むジェーンは、ある夜、ずっと避けてきた男、ガブリエルに出会った。三年前……ジェーンの夫とガブリエルの妻は不倫関係にあり、二人はともに交通事故で亡くなった。そして間もなく、ガブリエルがジェーンを捜しているという噂が立った。責めるべき唯一の人間がいなくなり、正気を失った彼が、どういうわけかジェーンに復讐を企んでいるらしい。それ以来彼女は、ヘアスタイルや髪の色ばかりでなく、名前まで変えて、世間の好奇の目からも逃れ、ひっそりと生きてきた。それほどまでに彼と顔を合わせることを恐れていたのに。ところが、彼はジェーンの正体に気づいていないようだった。花束を贈ったり食事に誘ったり、しきりに彼女に交際を求めてくる。必死に彼を遠ざけようとしながらも、ジェーンは……。
  • 届かなかったラブレター
    -
    ドーラはあまりに臆病すぎて、彼のような男性を好きになる勇気はなかった。■ドーラは十年前に母を亡くしてから大学進学もあきらめ、厳格で威圧的な父のために家事をこなし、書店を手伝ってきた。父の意にそうような男性と婚約もし、幸せな人生を送るはずだった。だが婚約者を事故で、父親を病気で相次いで失い、ドーラはひとりぼっちになってしまう。そんなとき、婚約者の弟、グリフィンが彼女を訪ねてきた。彼は地味な生活をしているドーラをあざけり、なかば強引に妹の結婚式に出るよう説き伏せた。しかも、自分のパートナーとして。兄の次は弟を狙っているなどと言われるのはいやだ。ドーラは気が進まなかったが断ることはできなかった。グリフィンとのあの夜が、今も彼女の心の中にあるからだった。
  • 蜂蜜より甘く
    完結
    4.0
    ケンタッキー州の片隅バックホーンで評判の美男4人兄弟の長男ソーヤーは、この地域ただひとりの医者であり、結婚したい男ナンバー1でもあった。ある日、自宅のフェンスを壊して暴走した挙句、湖に車ごと突っ込んできた女性を助けるが、目覚めた彼女――ハニーはなぜか助けを受けようとしない。何かに怯える彼女にはどんな事情があるのか? 熱い素肌に触れ、飛び散る情愛の火花。あらがえない磁力がふたりの距離を近づけて!?
  • 唇にマティーニ
    完結
    5.0
    経営コンサルトのナタリーは、出張で訪れたカリフォルニアでジョニーと出会った。彼は地元で有名なバーテンダーでマティーニ・コンテストで長年王座を独占していた。昨年リタに王座を奪われるまでは…。この町では珍しくスーツに身を包んだナタリーに、興味をひかれたジョニーはデートに誘う。人の心を見透かすようなジョニーに、ナタリーもまた強く惹かれ…。一方、ジョニーから王座を奪ったリタは、ベッドをともにしたベンとの、今後の関係性について悩んでいて…。
  • 涙の手紙
    2.0
    楽しく過ごしていた毎日を、一通の手紙が変えてしまった……。■ブライアナは養女だが、愛情深い養父母のもとで幸せに育った。二十一歳になったある日、弁護士事務所から手紙が届く。要領を得ない内容が気になったブライアナは、受付として働いている病院を抜け出して事務所を訪れた。現れたネイサン・ランドリスは、若いのに尊大な冷血人間。しかもはぐらかしてばかりで、何も教えてはくれない。さすが弁護士ね――でも、笑った顔は驚くほど魅力的!役に立てないと言うネイサンにブライアナはいらだつばかり。ここまで来たのに結局何もわからないなんて!いったいどんな用件なの? ネイサンは何を知っているの?ネイサンの父に実の母親のことだと告げられたブライアナは、やがて驚くべき事実を聞かされることになる……。
  • 愛を捨てた大富豪
    完結
    -
    兄夫婦亡きあと懸命に幼い甥マイケルを育てていたブリンの前に、突然現れたスペインの大富豪アレハンドロ。彼が傲慢にも実父として親権を主張したせいで、マイケルはブリンから奪われることになる。なんて卑劣なの! 昔つきあっていた義姉を捨てたくせに…。ブリンは彼を許せなかったが、マイケルの付き添いとして彼の豪邸で過ごしていたある日、互いに理性を失くす一夜が訪れた。けれどヴァージンを彼に捧げたことは、このうえなく愚かなことだった。
  • 置き去りの天使
    3.0
    華やかな双子の妹の影に隠れて育ったジェミニ。 1年ほど前、その妹に恋人を奪われた彼女は、 同じく裏切られた妹の婚約者ニックと、衝動的に結婚した。 以来ベッドをともにせず、良きパートナーを演じてきたが、 いつしかジェミニは彼を愛するようになってしまう。 でもニックにとってわたしは、妹の身代わりにすぎない……。 彼を求める勇気もなく、踏み出せずにいたある日、 ジェミニは家の入り口で赤ちゃんを見つけ、目を疑った。 妹がいつのまにか子供を産み、赤ちゃんを置いていったのだ!
  • あなたの腕で眠らせて
    -
    「君はいい友達だ」その言葉がリズを打ちのめした。■病院のボランティアに応募してきたジョーを見て、リズは思った。きっと下心があるんだわ。目当ては看護婦ね。子供のころ、リズの家庭は父親の浮気のために崩壊寸前だった。父親はハンサムなプレイボーイ。そう、この人のように。だから決して心を許してはいけない。リズは冷ややかな態度をとり続けるが、ジョーは思いのほかまじめにボランティアに取り組んでいる。どうやら誠実で信頼できる人柄らしいと、リズは友達になることを約束した。しかし二人のいい関係は長くは続かなかった。いつしかリズの胸には別の感情が芽生えたというのに、ジョーはかたくなに永遠の愛を否定して……。
  • ウェイド一族
    完結
    1.0
    母がカナダの牧場主ウェイド氏と再婚し、ブレナはウェイド氏の息子ネイサンと義理の兄妹になった。「黒のカウボーイだわ。この人は悪い男。悪魔みたいに――」それが彼の印象だった。それでもその恐ろしいまでの魅力に惹かれ、やがてブレナは彼と一夜をともにする。だが、ウェイド一族の真実に気づいた彼女は、英国に逃げすべてを忘れようとした。けれど1年後、彼が突然目の前に現れる。ブレナは再会に戸惑いながらも、かつてと変わらない彼の魅力に、心揺さぶられ…。
  • 奇跡に満ちた一日
    完結
    -
    ある朝、出勤しようと玄関のドアを開けたタジーは、戸口に置かれた差出人不明の贈り物を見つける。上司ロスは今日がバレンタインデーだからと言うが、タジーには贈り主にまったく心当たりはない。何よりロスにそんな相手がいると誤解されたくないのだ! なぜならば、彼はタジーがずっとひそかに片思いをしている憧れの存在。ハンサムな上にずば抜けた才能を発揮する彼の個人秘書としていられるだけでいい。そう思っていたタジーのもとにさらに続々と贈り物が届き…!?
  • ラッキーをつかまえろ〈危険を愛する男たち〉
    完結
    4.0
    その男は危険すぎた。何者にも負けない強烈な意志と涼やかな美貌の持ち主ルーク。海軍特殊部隊に所属する彼は、フリーの記者であるシドを、軍が関与するある事件の調査から追い払うためだけに、まるで烙印のように熱いキスを仕掛けてきた! 堅物と呼ばれるシドは、自分がキスひとつでとろけてしまいそうになったことに衝撃を受けた。一方、ルークも愕然としていた。懲らしめを与えようと軽い気持ちでシドの唇を奪った途端、予期せぬ情熱が体を駆け抜けたのだ!
  • 結婚コンプレックス
    3.0
    結婚して以来、ジェシカに幸福なときはなかった。夫にはいつも女性の影があったし、愛された覚えもない。冷えきった結婚生活にもかかわらず、ジェシカが別れなかったのは、ひとえに、最愛のひとり娘ペニーのため。だが会社主催のパーティに行く車中で、夫は突然、離婚したいと言い出した。新しい愛人と結婚するために……。打ちのめされ、蒼白になってパーティ会場にたたずむジェシカのもとへ、長身の魅力的な男性が近づいてきた。夫の勤める会社の社長マシュー・シンクレアだった。彼は熱く彼女を見つめると、“やっと出会えた運命の人”と言ったのだ。

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  • 運命のプロポーズ
    完結
    -
    19歳のナイリーは、大叔父さんの遺産、小さな家と農場を相続するため、農場のあるホリスターにやって来た。6年前、事故で両親を亡くしたナイリーは、両親の遺産を全て奪われ、寄宿学校に入れられた。校長ミス・エムは、そんなナイリーの将来の為、手を尽くしナイリーと親交の無かった大叔父を捜し出してくれた。町に着いてすぐ、ナイリーは圧倒的な魅力を放つ男性、ブラントと出会い、運命のようなものを感じるのだが、彼は農場を奪い取ろうとする大企業の後継者で!?
  • イタリア貴族の籠の鳥【あとがき付き】
    完結
    4.3
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】弟に誘われローマへやって来たリリー。迎えの車に乗せられ辿りついた場所にいたのは弟ではなく、ギリシアの彫刻のように美しい男性、ドミトリ・スカルレッティ伯爵だった! 冷たい蔑みの目でリリーを見据え、彼は衝撃の事実を告げる。ドミトリの個人秘書である弟が、彼の妹と駆け落ちをしたというのだ。さらに弟が連絡をして来るまでリリーを屋敷に留まらせるという。使用人も休暇に入り、誰もいない屋敷に危険な香りのするドミトリとふたりきりになったリリーは…!?
  • 場違いな求婚 魔法のランプ I
    -
    なんて男なの! レイチェルは怒りに震えた。彼女が諸事情から一時的に預かっている赤ん坊の伯父、ジェイク・フレッチャーが養育権を求めて訴訟を起こしたのだ。彼には絶対に娘を渡さないでくれと、レイチェルは母親から頼まれていた。お金があるからといって思いどおりにはさせない。彼女は断固法廷で闘う決意を固めたが、出た裁定は意外なものだった。二人は共同で養育に当たるよう、申し渡された。■ランプがもたらす不思議な恋物語をお楽しみください。
  • 恋は突然に
    -
    「君はわがままで非常識きわまりない娘だ!」十八歳のとき、スカイはフォークナー・ハリントンに出会い、無謀なふるまいを厳しくたしなめられた。 懲らしめるようなキスを浴びせたあと、彼は二度と姿を見せなかった。スカイの心を奪い去ったまま……。あれから六年。スカイは病院のベッドに横たわっていた。父親の運転する車に同乗していて事故にあい、彼女だけが生き残ってしまったのだ。打ちひしがれるスカイの目の前に突然フォークナーが現れ、信じられないことを口にした。

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  • 十年ののち
    3.0
    短大を卒業したばかりの二十歳のリーガンは、最初に紹介された仕事がとんとん拍子に決まり、コーンウォールの大富豪の屋敷に住み込みで働くことになった。だが、ロンドンの家を引き払い、断崖に立つ人里離れた屋敷に着いたとき、雇い主だと思っていた男性が従業員にすぎないと判明する。本当の雇い主はアンドレアス・ヴァティス――10年前、彼女の父親に破滅させられたギリシア人大富豪。彼は仕返しにリーガンを妻にする機会を狙っていたのだ!

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  • シークの孤独 アラビアン・プリンス I
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    魔法と魅惑とロマンスの王国、エル・ザフィール。アメリカ人のペニーは意欲と能力を見込まれ、王女の秘書としてこの国にやってきた。しかし宮殿で実際にボスとして現れたのは、世界中の女性の憧れ、ラフィーク・ハッサン王子だった。ペニーは予想外の展開に戸惑いつつも、漆黒の瞳を持つ魅力的な王子にしだいに心奪われていく。傷ついた過去から二度と恋をしないと決めていた彼女は、王子への思いを抑え込もうとするが、ラフィーク王子は突然キスをしてきて……。

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  • 最後の騎士と男装の麗人 1
    完結
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    ディ・バラ家の末息子ニコラスは旅の途中、出会ったのは双子の兄を捜すエメリーという少年。まだ若くて心細そうな彼に頼まれ、共に旅をする事にする。だが道中、繊細な顔立ちのエメリーをなぜか熱い瞳で追ってしまう。どうしたんだ、あいつは男だぞ…! 自分の感情に戸惑うニコラスだったが、エメリーは危険を避けるために男装していた美しい娘だとわかる。いつしか心を通わせるふたりだったが、彼女の兄の行方不明には宝物にまつわる陰謀がかかわっていて…!?
  • 薔薇のレディと醜聞 1
    完結
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    両親亡きあと、伯母夫婦のもとに身を寄せていたグレースは、社交界デビューのためロンドンへ向かっていた。道中、名門貴族だがハンサムな放蕩者として有名なルシアン・セントクレア卿と同じ宿に泊まることになるが、その晩、彼が間違えてグレースの寝室に入ってきてしまう。しかも、その現場を伯母に見られてしまったからさあ大変! 名誉のために、ほとんど見ず知らずの彼と婚約しなければならなくなり…。原ちえこが贈る19世紀ヒストリカルロマンス第1弾♪
  • クリスマスは愛のとき
    4.0
    エリーは弟トビーの取った行動に唖然とした。職場のパーティーに姉をエスコートしてほしい、と尊敬する上司パトリック・マグラスに依頼したという。数日前、エリーは冗談めかして、理想のエスコート役はパトリックのような男性だと言ったのだが、どうやら弟はそれを真に受けてしまったらしい。パトリックにエスコートしてもらえたら、どんなにすてきだろう。でも、彼の厚意に甘えることはプライドが許さない。すぐさまエリーは断ったものの、翌週どうしても彼に頼らなければならない事態が生じて……。

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