検索結果

  • 星影の眠り
    完結
    -
    男性に対してまだこんな気持ちを抱けるなんて。シェラザッドは自分のなかに潜んでいた官能の目覚めに戸惑っていた。きっと危険な目にあったせいだわ。世界的に有名な外科医ロレンツォのきき腕を撃ってしまったから…。シェラザッドは戦地と化したバルカン半島で、医療チームの医師として移動していたところを襲撃され、誤ってロレンツォを負傷させてしまった。そしてキャンプ場に戻った今、彼は熱い視線でシェラザッドを見ている。危険な恋が始まろうとしていた!
  • 子爵の贈り物
    -
    チェプストウ子爵は憂鬱だった。よりによって、ミス・ハニーサックル・ミラーが家庭教師として働く屋敷に招待されるとは……。妹の親友ながら、地味でひどく堅苦しい彼女が苦手だったのだ。しかし久しぶりに会ってみると、子爵は彼女の秘かな魅力に気づいた。

    試し読み

    フォロー
  • 幻の王子様
    4.0
    女医のキキは、医学シンポジウムでステファノと出会った。地中海に浮かぶ島国アスペリクス大公国のプリンスであり、優秀な外科医でもあるステファノの魅力に心を奪われたキキは、ともに情熱的な1週間を過ごすが、彼は突然姿を消してしまう。あろうことか妊娠が判明し、ひとりで育てようと決意した矢先、キキはさらなる悲劇に襲われる。なんと、流産してしまったのだ。すべてを忘れるため、豪華客船の船医として働き始めた彼女は、まさかステファノが同じ船に乗船してくるとは思いもしなかった。彼は悪びれもせずキキに熱い口づけを浴びせると、“アスペリクスに来て、ぼくのそばで働かないか?”と持ちかけた。■イマージュ期待の作家フィオナ・マッカーサーのロイヤルロマンスをお届けします。二度と会うことはないと思っていたプリンスと再会したヒロインの、激しく揺れる心が劇的に描かれています。

    試し読み

    フォロー
  • 海運王に魅せられて【あとがき付き】
    完結
    3.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】セリーナの一族、ルーヴァーディス家の宿敵、海運王のアリステデス・サラントスが父の告別式に現れた。ビジネスのためなら手段は選ばず、奪えるものは冷徹に奪いつくすと恐れられているサラントス。その彼が誰よりも悲しみに満ちた目をしているのはなぜ? セリーナは胸騒ぎを覚えた。それは葬儀のあと、彼に再会し、ふたりきりで熱く甘い2日間を過ごすことの予感だったのか、それとも置き去りにされ、彼の子供を身籠もることへの未来への恐れだったのか――。
  • 美しい夢をあなたと
    値引きあり
    4.3
    彼が愛してしまったのは、亡きいとこの婚約者――。アルゼンチンの病院でカリスマ的な尊敬を集める医師のアルマンド。恋人のディエゴのつてで彼のもとで働くことになったローラは、新しい人生への希望で胸をふくらませていた。だが、実際のアルマンドは初対面から傲慢な態度で挨拶も返さず、ローラを現場に出そうともしない。こんな人に憧れていたなんて! ローラはまだ気づいていなかったのだ、アルマンドの瞳の奥に彼女への欲望の炎が燃えていることに…。
  • 夢の一夜の代償
    3.0
    シドニーで開かれた華やかな結婚披露パーティで、キャリーは孤独を噛みしめながら闇に沈むバルコニーに出た。花婿は、6年もつき合ったあげく別れた元恋人なのだ。バルコニーには先客がいた。謎めいた緑の瞳の持ち主。名前はニック。寂しさを埋めるように、キャリーはニックに誘われるまま踊り、生まれて初めて理性を捨てて、彼と熱い一夜をともにした。しかし翌朝、彼の名刺を見てフルネームを知り、愕然とする。ニックは元恋人を奪った花嫁の兄で、名だたる大富豪だったのだ!キャリーは何も告げず、眠る彼を残して逃げるように立ち去った。一夜の代償に、運命が残酷な再会の理由を用意しているとも知らず……。■RITA賞ノミネート経験もある実力派作家サンドラ・ハイアットの、ドラマチックな渾身の力作です!
  • 王にこの身を捧げ〈さまよえる王冠 Ⅲ〉
    完結
    2.3
    「僕が王になる条件はひとつ。君との結婚だ」海運王フェルッチオ・セルヴァッジョの言葉に王女クラリッサは凍りついた。――彼とは6年前に王宮のパーティーで初めて出会った。彼にやさしくされ、世間知らずだったクラリッサはあっという間に恋に落ちたが、しかし彼は彼女の唇を奪った次の瞬間、言い放ったのだ。王族の血筋にはそそられるが、簡単に誘惑される女など興醒めだ、と。父である国王が倒れた今、私はそんな冷酷な彼のもとに嫁がなければならないの?
  • シークを愛した代償 アズマハルの玉座 I
    -
    アズマハル国再建のため、王の候補の1人であるハイダールが帰国し、ロクサーヌの心は千々に乱れた。8年前、私は彼にすべてを捧げていた――身も心も。けれど彼は、私を賭の対象としてしか見ていなかったのだ。屈辱のあまりハイダールのもとを去ってから、彼のように目もくらむほどの快楽を与えてくれた人はいなかった。でも、もうただの欲望を愛と取り違えたりしない。私に愛情のかけらも抱いていないことはお見通しなのに、なぜ彼はまた私を誘惑しようとするの? 彼のセクシーな声と冷たい微笑は、ロクサーヌの体にたちまち火をつけた。■玉座を巡って3人の王子たちが愛憎劇を繰り広げる、オリヴィア・ゲイツの3部作〈アズマハルの玉座〉は、〈ジュダールの王冠〉と〈ゾハイドの宝石〉の関連ミニシリーズです。
  • シークと禁断の美酒〈【スピンオフ】サマー・スキャンダル〉
    完結
    4.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】社長令嬢のサブリナはひと目惚れしたシーク・アダムに求婚され、幸せの絶頂で夢のような結婚式を挙げた。だがその翌日から彼の態度は豹変、広い宮殿で言葉を交わすこともなく、アダムの姿を見つけても侮蔑に満ちた眼差しを向けられるだけ。彼女は知らなかったのだ、この結婚がある契約で縛られたものであることを。“君は父親の借金の代償に僕と結婚した。1年以内に僕の子供をもうける必要がある――”そしてその夜から、彼の甘い責め苦に悩まされることになることも…。
  • 疑われた無垢
    3.3
    何度目かの手術が成功し、ついにデヴォンは歩けるようになった。そんな喜びも束の間、彼女は恐ろしい事実を知る。莫大な手術費用を捻出するため、父が会社の金を横領していたのだ。解雇された父を救おうと、デヴォンは社長のグラントに懇願した。「わたしのために罪を犯した父を、どうか告訴しないでください」脚が不自由だったと知らないグラントは手術のことなど信じず、デヴォンを贅沢好きの放蕩娘と決めつけると、屈辱的な申し出をした。「ぼくがきみに飽きるまでそばにいるなら、考え直してもいい」だが初めての夜、震えるデヴォンを強引に引き寄せたグラントは、彼女の腰に走るまだ新しい傷跡を見つけ、息をのんだ。■愛人としての役割を果たさなければ、父が告訴されてしまう……。焦るデヴォンですが、グラントはもう彼女に触れようとしません。男性の気持ちがわからず戸惑い、未熟な誘惑を仕掛けようとするヒロインがいじらしい、J・スティールの1983年の初邦訳作品です。
  • エメラルドの妖精〈ジュダールの王冠〉
    完結
    4.3
    「僕が必ず君に最高の瞬間を味わわせてあげるよ」激しい口づけのあと、美しい謎の男は甘く囁いた。その言葉はファラから理性を剥ぎ取った! キャリアウーマンのファラは、実は砂漠の国の王女で、顔も知らない隣国の王子と政略結婚する運命だと数日前に知らされた。愛する人との結婚を夢みていたファラは、自分を夢中にさせるこの男がそうであってほしいと強く望んだ。熱い愛撫にファラの欲望が燃える。お願い、今すぐ私を満たして!瞬間、男の目が獣のように光った!!
  • 熱砂の烙印
    完結
    4.2
    母親の自殺を機にアメリカを離れ、救急医のボランティアとして亡き父の故郷ダムホールを訪れたジェイ。そこで出会ったのは、有能な外科医マレクだった。命を救う現場で闘いを共にするふたりは次第に強く惹かれあってゆく。けれど、おたがいの想いは決して甘くも優しくもなかった。マレクにはシークとしてダムホールの王位を継承するという義務があったのだ。そしてマレクの苦悩を知ったジェイは、ある決心をする…。壮大なスケールでおくるメディカルロマンス!
  • 華やかな嘘 / 翡翠色の裏切り
    完結
    3.0
    ローラはその新聞に驚いた。自分とアラブの王族ユースフが、写真入りで熱愛中と報道されている。彼とは立ち話しただけなのに…。だが、ユースフの国ではこれは大事件だった。王族が財産目当ての女の餌食になる! それを防ぐべく、すぐさまユースフの従兄ターリクがアメリカに遣わされ、新聞に載ったローラという女性に近づいた。彼女を誘惑してユースフとひき離してから捨ててやる。思い知らせてやるのだ!(「華やかな嘘」より。「翡翠色の裏切り」も同時収録)
  • カサブランカの夜に
    完結
    -
    名家の末娘カサンドラは過保護な両親の反対を無視しアフリカの医療をサポートする外科医チームの一員となった。戦闘地域も含まれた危険なプロジェクトだが、理想に燃える彼女には関係ない。しかし、メンバーのなかに思いがけない人物の姿を目にし、カサンドラは突然逃げ出したい気持ちに襲われた。誘うように燃える銀色の瞳に2度も騙されるわけにはいかない。ヴィダル・アロヨ・マルティネス――かつてすべてを捧げたカサンドラを冷たく拒絶し去った男性になんて!
  • 砂漠の一夜を胸に
    4.0
    灼熱の国ジザーンの王子で世界的神経外科医のファリードは、父王に結婚を反対され事故死した弟の婚約者と赤ん坊を捜していた。だが、押しかけてくるのは財産目当ての偽物ばかり。そんな中、4年前ひと目で惹かれたグウェンが赤ん坊を連れ、訪ねてきた。彼女に婚約者がいたから諦めるほかなかったのに、婚約はあのあとすぐ破棄し、誰とも結婚していないという。そして、精子バンクを利用して授かった赤ん坊の先天性の病気をファリードに治療してほしくてやってきたのだと説明した。運命の皮肉を恨みつつ、彼は手術を無事成功させた。ところが、グウェンへの抑えきれない想いを告白すると……。■愛しい女性が胸に抱く赤ん坊の正体は、いったい!? シーク物で絶大な人気を誇るO・ゲイツ。来年2月には、〈ジュダールの王冠〉と〈ゾハイドの宝石〉の関連ミニシリーズ3部作がスタート。砂漠の王国を巡る壮大な愛と陰謀のロマンスの幕が再び開きます!
  • 舞い戻ったプリンス【あとがき付き】〈さまよえる王冠 Ⅰ〉
    完結
    -
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】国際法律コンサルタントのフィービは、国王からまかされた仕事に愕然とした。彼女に命じられたのは、7年前に国を出た王子レアンドロをカスタルディーニ国に呼び戻すこと――。レアンドロは、かつてフィービがただひとり愛した男性だ。だが彼にとってフィービは都合のいい女でしかなく、最後は心をボロボロにされ捨てられた。その彼と、ふたたび顔を合わせるの? つらい別れを思い出すのもイヤなのに、彼との再会はフィービの胸を甘くかき乱し…。
  • 海運王に魅せられて
    3.0
    父親の葬儀の日、セリーナは弔問に訪れたギリシア人――アリステデス・サラントスの姿を見て驚いた。ゼロから海運業を興した彼は、今やセリーナの父の宿敵として、一族の前に大きく立ちはだかる存在だったのだ。セリーナの兄たちが憎悪の目で睨みつけるなか、アリステデスは彼女に歩み寄り、短い悔やみの言葉を残して立ち去った。葬儀からの帰路、セリーナは路上に佇むアリステデスに心を動かされ、彼の宿泊しているホテルまで車で送っていく。豪華なスイートルームで熱く甘い2日間を過ごしたあと、置き去りにされ、彼の子供を一人で育てることになるとも知らずに。■愛と陰謀の3部作〈ゾハイドの宝石〉で人気を不動のものにしたオリヴィア・ゲイツの新作をお届けします。はたしてヒロインは、ギリシアの海運王の心に愛を甦らせることができるのでしょうか。
  • 流砂の獅子〈ジュダールの王冠〉
    完結
    4.4
    アリーヤ王女は黒の花嫁衣装で婚礼の場に現れた。それは夫となる隣国の若き王カマルへの、言わば宣戦布告だ。7年前、恋仲だった彼にもてあそばれて捨てられた。その憎き男と政略結婚をし、世継ぎを産まなければならない屈辱!挙式中もカマルに敵意を示すアリーヤだったが、反抗的な態度が逆に彼を刺激する。カマルは初夜を告げるドラムの音が鳴り響いた瞬間、アリーヤを宮殿の奥へと連れ去り、寝室まで我慢できずに彼女の黒いドレスを一気にひき裂いたのだ!!
  • 千一夜におぼれて(再編集版)
    -
    遙か遠いアラビアの王国ジュダール。そんなお伽噺みたいな国の皇太子/シーク/(★皇太子/シーク/ → 「皇太子」に「シーク」というルビを付けるの意)が、しがない通訳の私を誘うなんて。カルメンは夜ごとファルークの漆黒の瞳に見つめられ、肌のエキゾチックな香りに包まれ、悦びの極みに溺れる。いつしか心まで奪われた時、カルメンに一つの恐るべき秘密がもたらされ、夢の千夜一夜物語は突如終わりを告げる……。■本書は、2009年7月に小社より刊行された作品を再編集したものです
  • 身代わりのフィアンセ
    -
    母の婚外子として生まれ、大富豪である伯父に疎まれてきたベッカは、ある日その伯父の邸宅に呼ばれ、訝った。伯父のせいで妹と私は辛酸をなめてきたのに、今さら何かしら。聞けば伯父の娘でベッカの従姉ラリサが事故で昏睡状態となっているが、持ち株のすべてを浮気相手に譲るという文書を残していたのだという。そこで、ベッカをラリサに仕立てあげ、浮気相手の手元にあるその文書を取り戻そうというのだ。即座に拒絶するつもりだったが、その場に居合わせたラリサの婚約者セオの言葉にベッカは迷った。「報酬ははずむ。妹をいい大学に行かせたいんだろう?」ええ、もちろん。でも、この魅力的な男性の婚約者を演じるなんて……。■毎回、華やかな世界を描き、うっとりするようなラブストーリーを届けてくれるケイトリン・クルーズ。今月は身代わりの恋人を演じることになったヒロインのせつない恋物語です。
  • 灼熱のアルハンブラ
    4.0
    フェリシティは亡き父の祖国スペインにやってきた。公爵家の一員だった父が認知できなかった娘のために、家を遺していたと知らされたのだ。混雑する空港でフェリシティを出迎えたのは、いまや公爵の地位を受け継いでいるビダル・イ・サルバドーレス。最後に会ってから7年が過ぎていたが、目鼻立ちの整った顔には相変わらず冷酷さが漂っている。案内された公爵家の壮麗な屋敷で、フェリシティはビダルの誘惑にあらがえず、唇を許してしまう。するとビダルは目に嫌悪の色を浮かべ、侮蔑の言葉を投げつけた。■『アレジオ公国の花嫁』2部作で、ペニー・ジョーダンは愛の揺らぎを華麗に描きました。今月の最新作では、傲慢な貴族のヒーローに翻弄されるヒロインの物語が繰り広げられています。
  • 千一夜におぼれて
    値引きあり
    3.8
    玄関のドアを開けて、カルメンは息をのんだ。憎しみに満ちた目でファルークが自分を見下ろしていた!1年半前、国際会議で砂漠の国の王子ファルークと出会い、恋に落ち、そして妊娠した。けれど身分違いの彼と結婚などあり得ない。カルメンは妊娠を隠して身をひいた。今、事情を知ったファルークは娘をひき取りに来たと言う。抵抗しても無駄だった。腕をとられ荒々しく唇を奪われると、体中から力が抜けていく。彼の圧倒的な魅力に抗える女などいるはずがないのだ。
  • この身をシークに捧げて ゾハイドの宝石 I
    4.0
    ああ、彼が結婚してしまうなんて。ヨハラは、少女時代から恋い焦がれている砂漠の国の王子シャヒーンがアメリカから帰国早々結婚するというニュースを聞き、彼の送別パーティ会場にもぐりこんだ――ひと目でいい、彼に会いたい。8年ぶりに目にしたシャヒーンの高貴で圧倒的な存在感。ヨハラは世界でただ一人の愛しい男性をじっと見つめた。目が合った瞬間、ヨハラはまるで魔法にかかったようになり、彼にいざなわれるまま会場を抜け出すと、熱い時を過ごした。だが、魔法は一夜にしてとけ、残酷な現実がヨハラを打ちのめした。彼は私が誰だか気づきもしなかった。ショックのあまり、ヨハラはシャヒーンの前から姿を消すが……。■陰謀渦巻く砂漠の国の愛憎劇――オリヴィア・ゲイツが描く3部作〈ゾハイドの宝石〉は、〈ジュダールの王冠〉の関連ミニシリーズです。2012年1月にお贈りする次兄ハーレスの物語もご期待ください。
  • 砂漠の小さな王子
    値引きあり
    5.0
    7年前、ヴィヴは外科医ガーリブを尊敬し、その正体も知らぬまま一途に愛した。だが彼は違った。彼はヴィヴとの関係を汚らわしい秘密のように周囲に隠したばかりか、自分が砂漠の国の皇太子であることも告げず、別れの言葉もないまま彼女を捨てたのだから。傷ついたヴィヴだったが、今、ふたたび彼女はガーリブの国を訪れていた。彼が大切な秘密を知るに値する男性かどうか、見極めるために。そうよ、それまでは隠し通さなければ。彼と私の息子のことを。
  • シェヘラザードの嘘
    完結
    -
    お願い信じて、この恋心は本物なの--砂漠の王国ビダリヤを訪れたアメリカ人のラリッサ。姉と義兄を相次いで亡くし、彼らの子供を代わりに身ごもったまま天涯孤独の身となった彼女は、おなかの子の肉親を捜すため訪れた亡き義兄の祖国で魅力的な男性ファレスと出会う。ふたりはひと目で惹かれあうが、なんと彼はこの国の王子--実はビダリヤの王位継承者だった義兄の弟だったのだ!--兄の子供を身ごもって自分の前に現れた私を、彼はいったいどう思うかしら…。
  • キスを盗んだ億万長者
    -
    彼と夢のような一夜を過ごしてみたい――女性社員がそう熱望する最高経営責任者(CEO)アレックス・カーライルはカリスマ性と自信にあふれ恋愛に興味がないダニーでもつい彼のことを目で追ってしまうほどだ。ある日、彼と二人きりで乗り合わせたエレベーターが突如停止した。閉所恐怖症のせいで、ダニーの動悸は激しくなっていく。「大丈夫か?」アレックスの緑の瞳にやさしく見つめられ、気づくと、彼に唇を奪われていた。いったい、どういうつもりなの?翌日、ダニーは突然、派遣会社から解雇された。昨日のエレベーターでの顛末が、動画共有サイトで配信されていたのだ。お金も行くあてもなく、ダニーはアレックスのオフィスへ向かう。すると、アレックスは瀟洒な自宅にダニーを連れていき……。■とびきりすてきなボスに盗まれたキス。とまどうダニーと彼との間に、不思議な感情が芽生えはじめます。はたしてそれは、恋なのでしょうか? それとも、一時の情熱にすぎないのでしょうか?
  • 星影の眠り
    4.0
    また、いやな夢を見た。無理もない。シェラザッドは戦いの場と化したバルカン半島にいて、負傷者の治療をおこなうトラックの中で眠る日々が続いていた。でもこの体があちこち痛むのは、襲撃してきた男に殴られたせい?その瞬間、シェラザッドははっと目を覚ました。地面に横たわり、覆面をした男に覆いかぶさられている。これは夢ではない!彼女はひどく動揺し、男を見て……様子がおかしいことに気づいた。彼は出血している。このままでは命がもたないかもしれない。だが、トラックを襲ってきた張本人を手当てするべきだろうか?そのとき、彼がふいにつぶやいた。「シェラザッド、僕は君の仲間だ」■砂漠や過酷な地で燃えあがる、美しくも激しい愛を描いて人気のオリヴィア・ゲイツ。本作は、昨年7月に刊行されて好評だった『朝の光に咲く花』(I-2105)の関連作ともなっています。
  • 美しい夢をあなたと
    4.0
    継父にうとまれたせいで、ローラは十六歳のときから自活の道を歩むしかなかった。医師になる夢を実現した今では、国際救護団体(GAO)で医療支援に携わっている。財政破綻のために医療制度が崩壊しているアルゼンチンには、ラ・クリニカという意欲的な病院がある。そのことを知ったローラは四人のチームでアルゼンチンに来たが、せっかくの支援活動を邪魔する者が現れた。ラ・クリニカの設立者で院長でもあるアルマンド・サラザールだ。彼はローラを部下扱いし、支援チームを医療現場から遠ざける。しかし、それは彼女を襲う試練の幕開きに過ぎなかった。■ディザイアでも人気のオリヴィア・ゲイツ。イマージュでは、医療現場を描いたロマンスをお届けしています。アルゼンチンを舞台にした本作は、究極の状況に置かれた主人公たちの物語です。
  • 忘却の陰に
    2.5
    飛行機事故に遭ったシブリーは、ひどい怪我を負い、生死のさかいをさまよった。一流の医師、ロドリゴのおかげで一命はとりとめたものの、脳への損傷がひどく、目覚めたときには記憶をいっさい失っていた。痛みと戸惑いの中、ぼんやりとわかるのは、ロドリゴを以前から知っていたこと、そして、どうしようもなく彼に惹かれていることだけ。もしかして……私たちは恋人同士だったのかしら?そんな甘い想像をふくらませるも、やがて徐々に記憶が戻るにつれ、シブリーは知りたくもない現実に打ちのめされていく。■期待の作家オリヴィア・ゲイツがお届けする新作は、ミステリアスな雰囲気に包まれた、読み応えのある一作。真実が紐解かれていくほどに、二人の恋はすれ違い……最後まで目が離せません!
  • カサブランカの夜に
    -
    世界各地に飛んで医療活動をおこなう“★空飛ぶ病院/ジエツト・ホスピタル/”。外科医のカサンドラは、あらゆる国で人々を救うその組織に参加した。この医療チームが医師として新たな人生を踏み出す第一歩になる。カサンドラは希望に燃えて、マドリッド空港で仲間を待っていた。でも、まさかチームのリーダーが、よく知るあの男とは思わなかった。ヴィダル――十三年間、私の家族を利用しつづけ、逃げ出した男。恵まれない家庭で育った彼を、父が引き取り、医師にまでしたのに、ある日、カサンドラの前から姿を消した、彼女のヒーロー……。いいえ、今は高額な美容整形で大儲けをしている卑劣な冷血漢!その彼がなぜここに? 不意にカサンドラの胸に、十六歳のときの、忘れられないパーティの夜の出来事がよみがえった。■ディザイアでも人気のオリヴィア・ゲイツ。イマージュでは彼女の医療現場を描いたロマンスをお届けしています。
  • 禁断の楽園
    3.0
    「そこにいるのは行方知れずのいとしい妻じゃないか!」その声に、医師のジュエルはどきりとした。まぎれもなくローク、元の夫の声だった。しかも彼は私を“妻”と呼んだ。“元妻”ではなく。ジュエルは八年前、わずか五カ月の結婚生活の後ロークのもとを去った。それはモデルをしていた彼女が、新たな人生を踏み出すためだった。ロークを心から愛するがゆえに、そうせざるをえなかったのだ。生まれてくるはずの子供を失った悲しみを忘れるためにも……。そして今、ロークはふたたびジュエルの前に現れた。ブラジルの密林で医療活動をともにするパートナーとして。元スーパーモデルの苦い過去を知る、別れたはずの夫として!
  • シェヘラザードの嘘
    3.0
    ただ一人の肉親である姉夫婦のため、外科医のラリッサは処女のまま代理母となった。ところが、生まれてくる赤ん坊を見ることなく義兄は癌で亡くなり、姉もあとを追うように事故死してしまう。妊娠三カ月で独りぼっちになってしまった彼女は子どもの家族を捜そうと、義兄の故郷ビダリヤ国を訪れた。そこで彼女を待っていたのは、新しい勤務先の上司、ハンサムで優秀な外科部長のファレス・アル・ラシドだった。二人は一目で惹かれ合うが、ラリッサはその日のうちに事実を知る。なんてこと。彼はビダリヤの王子。そして亡き義兄の弟……?

    試し読み

    フォロー
  • 流砂の獅子 ジュダールの王冠 III
    4.5
    隣国の皇太子カマルとの結婚を命じられ、王女アリーヤは青ざめた。なんでもアリーヤが彼と結婚して後継ぎをもうけないと、内戦が勃発し、近隣諸国の平和が危ぶまれるというのだ。相手がカマルでなければ、こんなに苦しまずにすんだかもしれない。かつてアリーヤはカマルを愛し、彼にも愛されていると信じていた。だがある日カマルは本性を現し、アリーヤを完膚なきまでに侮辱して捨てさったのだ。話し合いの場に現れたカマルは昔よりも魅力を増し、堂々としていながら危険なオーラを漂わせている。カマルは口を歪め、冷ややかな目をアリーヤに向けた。「安心しろ。君が僕の後継ぎを産みさえすれば、すぐに離婚する」■オリヴィア・ゲイツの三部作〈ジュダールの王冠〉も最終話を迎えました。エキゾチックな砂漠の夢物語をご堪能してください。
  • エメラルドの妖精 ジュダールの王冠 II
    4.0
    同行を頼んできたボスが急用で来られなくなったためファラは一人で仮装舞踏会の会場に足を踏み入れた。そこで、中東風のローブをまとった男性に目を奪われる。ひどくハンサムで、威風堂々たる印象だ。うっとりするあまり、ファラは給仕中のウエイターにぶつかり、その拍子にトレイ上のシャンパンが彼女と男性にかかってしまった。周囲が騒然となるなか、男性は青ざめるファラにセクシーな笑みを向け、二人でテラスに出ようと誘いかけてくる。名も知らぬ男性にすっかり魅了され、ファラは誘いに応じた。まさかすべてが、彼によって綿密に練られた策略だとは思わずに。◆期待の新星オリヴィア・ゲイツの三部作〈ジュダールの王冠〉第二話をお届けいたします。兄から王位の座を譲られたシェハブ。王位を守るため政略結婚をすることになりますが、あろうことか相手の女性に断られ、急遽ある計画を立てることに……。
  • 熱砂の烙印
    4.0
    心を病んだ母親が自ら命を絶ったあと、ジェイはアメリカを離れた。たった一人で看病をしながら救急医として働き、若者らしい楽しみも恋もないまま二十八年生きてきたのだ。亡き父の国ダムホールで、人生の再スタートを切るつもりだった。現地の医師団に参加した彼女は、外科医マレクと出会う。運命だった。命を救う闘いを共にするうち、二人は強く惹かれ合った。初めての恋。けれどそれは淡くもやさしくもなく、灼熱の砂漠のように彼女を熱く焦がした。だがマレクは、ジェイの純潔をぎりぎりのところで拒み続ける。医師であると同時に王位継承者でもある彼は、妻を選べない立場にあることを、どうしても言い出せないのだった。◆砂漠のメディカル・ロマンスの新星、オリヴィア・ゲイツの登場です!熱くせつないロマンスと緊張感漂う医療現場。読みごたえたっぷりの新人作家の作品は、7月20日刊D~1318でもお楽しみいただけます。◆
  • 千一夜におぼれて ジュダールの王冠 I
    4.0
    玄関のドアを開けてファルークの姿を目にした瞬間、すさまじいショックに襲われ、カルメンは凍りついた。ファルークは中東ジュダール国のプリンスで、一年半前に国際会議を通じて出会い、すぐさま惹かれ合った。そこで二人は、後腐れのない関係を楽しむことを条件に三カ月という期間限定の恋人同士になったのだ。だがカルメンは約束の時を待たずして、ファルークのもとを去った。職を変えて転居までしたのに、見つかるなんて……。まさか彼は知ってしまったの? 私がなぜ去っていったかを。うろたえるカルメンに、ファルークは冷たい声で言い放った。「ぼくは娘に会いに来たんだ」◆今月イマージュでデビューしました期待の新人オリヴィア・ゲイツが、ディザイアからも三部作〈ジュダールの王冠〉でデビューいたします。まるでアラビアン・ナイトの世界に入り込んだかのようなエキゾチックな物語を、ご堪能ください!◆
  • 砂漠の小さな王子
    4.0
    ヴィヴがかつて愛したガーリブは、オムラーニア国のシークだった。皇太子であり外科医である彼は、立場と職務を優先し、ヴィヴとの関係をひた隠しにしたばかりか、泣いてすがる彼女を、さよならも言わず捨て去った。思いがけない愛の遺産を彼女に宿して……。ヴィヴは、ガーリブが知るよしもないその贈り物を糧に生きた。そして七年が過ぎたとき、彼女はある固い決意を胸に、ふたたびガーリブのもとを訪れる。今の彼が、すべてを知るに値する男性かどうか見極めるのだ。それまでは隠し続けなければ。彼と私の息子のことを。■傲慢だけれど痛いほどの愛情を注ぐヒーローと、身分の違う男性への切ない愛を心に秘めるヒロイン。オリヴィア・ゲイツならではのエキゾチックで情熱的なロマンスの世界を、どうぞご堪能ください。
  • あたたかな雪
    3.8
    超能力をもつデボラは、世間から疎まれ、山奥でひっそりと暮らしている。ある日、飛行機の墜落現場で幼い子供と女性が助けを呼ぶのを感じ、意を決して吹雪の山へと向かった──ふたりに命の危険が迫っていることを予知して。そこで彼女は、幼い子供の家族である青い瞳の屈強な男マイクに出会う。マイクはデボラの能力への不信感を隠そうともせず、魔女でも見るようににらみつけてくる。だが、マイクの手がふれた瞬間、デボラは近い将来、彼と結ばれると予感した。それでも動揺を隠し、雪山でともに生存者の捜索を始めるが……。
  • 王にこの身を捧げ さまよえる王冠 III
    4.3
    地中海の国カスタルディーニはいま、存亡の危機に瀕しており、国王が病に伏してなお、皇太子の座は空いたままだ。だがついに次期国王候補が評議会により選ばれ、それがフェルッチオだと知り、王女クラリッサは愕然とする。フェルッチオはカスタルディーニと縁深い海運王で、六年前からクラリッサに言い寄ってきている。その目的が王家との繋がりを得ることとわかっていたため、クラリッサは彼に心惹かれつつも、誘いを断り続けてきたのだ。きっとフェルッチオは二つ返事で王位を受けるだろう……そんなクラリッサの予想に反し、彼は条件を提示してくる。クラリッサが身を捧げるのであれば、王になってもいいと。■地中海の国を舞台にした三部作〈さまよえる王冠〉最終話をお届けします。六年間袖にしつづけた相手に、身を差し出すことになったクラリッサ。もつれた運命の行く末は?
  • 百万ドルの逢瀬 さまよえる王冠 II
    4.0
    「私に一時間ください、十万ドル払いますから」初めて目の当たりにするドゥランテ・ダゴスティーノの姿に圧倒され、ガブリエルは思わずそう口走り、すぐさま後悔した。相手は一国の王子。お金に不自由しているはずもない。こうしてパーティ会場の前で王子を待ち伏せていたのには訳があった。ガブリエルの出版社はいま経営難に陥っている。そこで王子に自伝を書いてもらい、起死回生の一作としたいのだ。だが試みも虚しく取り巻きが現れ、王子は会場に連れていかれてしまう。作戦失敗だわ……沈んだ気持ちであとから会場に入ると、まもなくチャリティオークションの開始を告げる王子の声が聞こえた。「予定を変更します。オークションの一品目は……ぼく自身です」■注目作家オリヴィア・ゲイツが描く、地中海の国を舞台にした三部作〈さまよえる王冠〉二話目をお届けします。明らかに自分に向けられた、王子からの挑発的なオークションの申し出。ガブリエルはいったいどんな行動に出るのでしょうか? 来月はついに最終話です。
  • 舞い戻ったプリンス さまよえる王冠 I
    4.0
    カスタルディーニ国で交渉のプロとして知られるフィービは、国王から任された仕事に愕然とした。いま、国王は病をわずらっており、後を継ぐ皇太子の座が不在となっていることに危機感を覚えている。そこで、次期国王として選出するために、八年前に国を出た王子レアンドロを呼び戻してほしいというのだ。レアンドロはかつて、フィービがただ一人愛した男性だ。だが、彼にとってフィービは都合のいい女でしかなく、最後は心をぼろぼろにされ、泣く泣く彼と別れた。そのレアンドロと、もう一度顔を合わせるの?途方もない不安に襲われ、フィービは身を震わせた。■注目作家オリヴィア・ゲイツが描く、地中海の国を舞台にした三部作〈さまよえる王冠〉がスタートします。王位継承権を巡り、思惑と愛情、憎しみが入り乱れる、読み応えのある作品に仕上がっています。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.491
    7/17入荷
    -
    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「平凡な司書の特別な週末」「シークの契約花嫁」「この世に一つだけの宝石」「銀色の森で」の4話をまとめて収録。

    試し読み

    フォロー

最近チェックした本