那識あきら作品一覧

  • アイドルの泣ける話
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    私たちに元気をくれる存在「アイドル」 誰もが一度はアイドルに夢中になってことがあるのではないでしょうか。 本書では、テレビに出るような華やかなアイドルだけでなく、 「誰かにとってのアイドル」の物語を12編収録しています。 【一部あらすじ】 『同担拒否を拒否する風景』/一色美雨季 ファン同士の『同担拒否』に苦しむA。飼い猫に愚痴っていたその時、インターホンが鳴る。 『星は手の中で輝いて』/猫屋ちゃき かつて推しだった恵一と結婚した和沙は子供にも恵まれ、幸せなはずだったが…… 『叔父とギターとナナハンと』/ひらび久美 叔父の部屋に届いていた一枚の葉書。杏奈は彼の死を知らせるため差出人に電話をかける。 『「癒し」のオシゴト』/朝比奈歩 「癒されない」と恋人に振られた私は、元同級生の働くアイドルカフェに連れていかれ…… 『あの子は天使』/朝来みゆか 脇目もふらず一人を推してきた山崎は、ファン仲間にあるSNSのアカウントを見せられる。 ほか7作品収録 『天使が前を向けと歌う』浜野稚子/『君になりたい』浅海ユウ/『しるべの光』天ヶ森雀/『いびつな真珠』水城正太郎/『普通の男の子』楠谷佑/『歌え、歌え、君の歌を』那識あきら/『舞台袖の五分間』溝口智子
  • 薄紅まといて
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    1巻330円 (税込)
    卒業を間近に控えた、楢坂高校3年のホノカの胸中は複雑だった。思いがけない自身のドジがきっかけで付き合うこととなった、同級生で弓道部のヒタカが東京の大学に進学してしまうからだ……。弓道に夢中のヒタカに、その寂しさを伝えられず、意地を張ってひとり悶々としていたホノカ。しかし、早咲きの桜の枝を拾った日から、彼女の周辺で不可思議な現象が起こるようになり…。甘酸っぱい学園ロマンスの影にちらつく、もうひとつの悲しい恋。ひたひたと、ホノカに迫り来る狂気と情念の正体とは? 薄紅色が舞い散る美しい幻想奇譚。

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  • うつしゆめ
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    楢坂高校を卒業して3年半。柏木陸は関西随一の国立大生という肩書きと、人から羨望されるほどの美しい外見を利用して、刹那的な生活を送っていた。ただ、彼は常にどこか冷めていて、他人とは一線を引いた付き合いをしている。四回生となったある夏の日、陸は一人雨の中、愛車を走らせていたが、道に迷った上に、カーナビが故障。仕方なく山中で見つけた洋館を訪れると、そこには陸と同年代の美しい女性がいた。常に他者との関係で主導権を握ってきた陸だったが、彼女の不思議な魅力に翻弄され、苛立ちつつもやがて…。陸の心を見透かし惑わす彼女はいったい何者なのか? 夏の陽炎のように美しくも儚い一夜の出会いを描いた、幻惑のラブストーリー。

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  • カフェであった泣ける話
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    あなたが最後に泣いたのは、いつだったか覚えていますか 本書は日々の生活で疲れているあなたに、一粒の涙を届けるために作られました。 収録されているのは、(悲しいのではなく)感動して泣ける短編が12編。そこには、あなたの好みのストーリーがきっと見つかります。 本書では「カフェ」にまつわる、出会いや別れのエピソードを掲載しました。 【掲載エピソードの一部】 「二十三年分のエスプレッソ」 郊外のベッドタウンにある小さな喫茶店。閉店直前に来店した客に見覚えが…。 「ツケのきく店」 喫茶店の昼食を楽しみにしている会社員。今日も常連の老人から話しかけられた。 「たしかにあの窓辺が好きだった」 臨時休業の張り紙を見て、がっかりする美沙。仕事帰りにここへ来るのが楽しみだったのに。 「名前のない喫茶店」 昔ながらの喫茶店に惚れ込み、「アルバイトは募集していませんか?」と聞いてしまった。 「思い出のカヘバー」 小学校時代、友人と通っていた雑貨屋の奥のスペース。僕たちが「カヘ」と呼んでいた場所。 【執筆陣】 二人の岐路/朝比奈歩 名前のない喫茶店/浅海ユウ たしかにあの窓辺が好きだった/石田空 ツケのきく店/神野オキナ 二十三年分のエスプレッソ/桔梗楓 ひなたの傷/澤ノ倉クナリ 思い出のカヘバー/霜月りつ 待ち合わせの途中/那識あきら 孫はアメリカにいる/鳴海澪 偽物ビジュー/浜野稚子 コーヒーの味/水城正太郎 注文の少ないクソ客と注文の多い神客/南潔
  • 京都であった泣ける話
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    日本の古都・京都を舞台にした12編の心にしみるアンソロジーです。 【一部あらすじ】 京都で『ぬい旅』/編乃肌 伏見稲荷大社に「ぬい旅」。千本鳥居を抜けた先で起きた小さな奇跡とは? 不味い大福売りの男/溝口智子 京都の甘すぎる大福を売り続ける陰鬱な毎日。そこに一つの出会いが訪れて…… サエコとシノブ/桔梗楓 美大に入学した紗子、学内で孤立する京都出身のしのぶに、なぜか惹かれていき…… たかだか百年/天ヶ森雀 「そうだ、京都に行こう」の一言で始まった小旅行が百年の時を超える旅になる。 しづ心なく/那識あきら 今も忘られぬ常寂光寺。桜の花びらが舞い散る中、二人はあの日を振り返る 【ほか7作品収録】 『そこにあなたという道標、そして縁』ひらび久美/『めぐるめぐるコンパス』貴船弘海/『京都仮想現実同窓会』神野オキナ/『思い出は本棚の中』杉背よい/『綺麗な言葉の裏側は』朝比奈歩/『ぶぶ漬け食べに、京都行こう』矢凪/『人形流し』鳴海澪
  • 工作研究部の推理ノート 七不思議を探せ
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    大学一回生の塚原鈴音は、毎年大学祭でキャンパス全体を使って行われるスタンプラリーの担当となった。学内の七不思議巡りを提案したものの、いざ調べてみると不思議は五つしか出てこない。そこで、先輩に紹介された雑学に詳しいという二回生の平坂を訪ね、六つ目の不思議の情報を得るが、やはり一つ足りない。あきらめきれない鈴音は、子どもの頃に一度だけ会った「憧れのお兄ちゃん」を彷彿とさせるイケメンの平坂と、彼が所属するクラフト系サークル「工作研究部」の個性的なメンバーたちの助けを得て、かつて七つ目の不思議があったことを突き止めたのだが…。大学の七不思議を巡る、恋愛ミステリー。
  • 5分で感動 書店にまつわる泣ける話
    4.0
    目当ての本があってもなくても、ただ訪れるだけで楽しい場所。 紙の書籍には、電子書籍とはまた違った魅力があり、 書店はこれまで知らなかった新しい世界との出会いの場でもあります。 本書はそんな書店にまつわる14編のアンソロジーです。 14編のうち以下の3編は、マイナビ出版主宰の短編小説コンテストの受賞作です。 【最優秀賞】 『レオ・レオニとソーダ』快菜莉 【優秀賞】 『記憶の中の本』零谷雫 『僕の太陽』大田ヒロアキ 【一部あらすじ】 『幸猫書房と飛び出す絵本』矢凪 病院に来た移動式本屋『幸猫書房』。歩行訓練を終えた幸音は母と共に本屋を訪れる。 『月刊 たかしくんをつくる』鳩見すた ある日届いたマンガ雑誌。「これから毎月一冊、あなた宛に本が届きます」と、母は告げる。 『かたつむり書店』鳴海澪 夫亡き後、夫婦で始めた書店を懸命に守ってきた晴子。支えてくれたのは常連の椿だった。 『記憶の中の本』零谷雫(※コンテスト優秀作品) 書店員の美玖に本を探して欲しいと頼む女性。彼女は、著者名も書名も分からないと言う。 『ラスト・ブック』楠谷佑 寝る前に絵本の読み聞かせをしてくれていた母が去ったのは、小学四年生の冬のことだった。 ほか9作品収録 『あなたの『好き』をおしえるもの。』桔梗楓/『風の吹き抜ける書店』杉背よい/『僕の太陽』大田ヒロアキ(※コンテスト優秀作品)/『レオ・レオニとソーダ』快菜莉(※コンテスト最優秀作品)/『ブックスココミネは健在です』神野オキナ/『の陰の』溝口智子/『行きつけの本棚』那識あきら/『かつて存在した書店という名の生き物について』水城正太郎/『書店員さんにありったけの感謝を』編乃肌
  • 神社であった泣ける話
    5.0
    新たな一歩を踏み出す場所 神社にまつわる14編のアンソロジー 初詣や七五三などの節目に、そして願い事をしたり大きな決断をしたりするときに、人々は神社を訪れます。 街の喧騒を離れ、穏やかなひとときを過ごすために神社に足を運ぶ人もいるでしょう。 本書はそうした「神社」を舞台にした、14編の泣ける物語を収録しています。 ライト文芸の世界で活躍する14人の著者が紡ぐ14編の物語を読み、 心休まるひとときを過ごしませんか。 そして、これまでご好評いただいている「泣ける話」シリーズですが、本書より収録12編を14編にし、1編あたりの分量も増え、大きくボリュームアップしています。 なお、以下の1編はマイナビ出版主催の短編小説コンテストの受賞作です。 【優秀賞】 『巫女のバイトをする理由』伊瀬ハヤテ 【収録作品】 『やさしくて、少しかなしいまぼろし』/桔梗楓 無気力に生きる黒田は仕事で回っていた神社である日、いないはずの妻の姿を見て…… 『巫女のバイトをする理由』/伊瀬ハヤテ 進路のことで友人との間がギクシャクしている実来。バイト先の神社に友人が来て…… 『バス停』/杉背よい 一年ぶりに帰郷した麻由利の前を通り過ぎた自転車。乗っていたのはアキだった。 『鎮守の森のあふちの実』/一色美雨季 妊娠中に浮気未遂をした夫と関係を続けるべきか迷う千佳。久しぶりに訪れた神社で…… 『神出ボーイミーツ鬼没ガール』/鳩見すた 八歳の夏に出会ったときから「あの日まで」、風子はずっと神出鬼没だった。 ほか9作品収録 『神頼みではなく、亀頼みを。』矢凪/『ひとつ足して』霜月りつ/『舞い散る、舞い継ぐ』溝口智子/『いつか見た日の』猫屋ちゃき/『お稲荷さん、引き取りにまいりました』日野裕太郎/『御神木は語らない』編乃肌/『幼き願い』朝来みゆか/『越えてぞ行かまし八重垣を』那識あきら/『ナギの葉っぱ』ひらび久美
  • 電車であった泣ける話
    3.0
    本書は日々の生活で疲れているあなたに、一粒の涙を届けるために作られました。 収録されているのは、(悲しいのではなく)感動して泣ける短編が12編。そこには、あなたの好みのストーリーがきっと見つかります。 本書では「電車」にまつわる、車内やホームでのエピソードを掲載しました。 通勤や通学で電車を使われている方なら、より強く感情移入して読んでいただけるはず。 <掲載エピソードの一部> 「貫通扉の向こう側」 電車の車窓から見掛けた、見慣れた男性。見間違いでなければ、彼は事故で亡くなった元彼。隣の車両に乗り込んだ顔を追いかけるように、貫通扉を潜って見えた彼は…。 「その時、その場所で」 20代後半のカメラマンは、仕事帰りに廃線跡の写真を撮りに行くことに。彼女が廃線された駅で出会ったのは、スケッチブックを持った少女。「いつプロカメラマンを目指したの?」「ご両親は反対しなかった?」などの質問を投げかけられ…。 「雨と電車と少年と」 雨が強いある朝、電車に乗った私立探偵。向かいの席に座っている少年がひどく暗い目をしていることに気づき、話しかけてみるが…。 <執筆陣> 迎ラミン 「虹色電鉄」 猫屋ちゃき 「今度の休み、どこへ行こうか」 溝口智子 「待ち続けた電車」 石田空 「揺られて揺れて遠出の先に」 那識あきら 「その時、その場所で」 楠谷佑 「雨と電車と少年と」 国沢裕 「貫通扉の向こう側」 小野崎まち 「仮面屋廻向録」 杉背よい 「光へとつづく」 浅海ユウ 「ばあちゃんのゲームソフト」 浜野稚子 「空のメモ」 矢凪 「まだ見ぬキミへの贈り物」
  • 図書館で会いましょう
    2.7
    図書館で司書として働く高嶋和海は、一人の来館者が気になっていた。すらりとした長身に、知的な眼鏡、いつも閉館間際にやってきて、同じ書架の前に佇む男性、森元拓司。恋とも言えない淡いトキメキを感じていた彼と、ふとしたことがきっかけで話をするようになる。しかしその夜、和海はひったくりに遭遇。以来、彼女の周りでは不可思議な出来事が続き…。『撞着する積木』『うつしゆめ』で、多くの読者を魅了した美しい文章で綴られる、ミステリータッチの恋愛ストーリー!

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  • 撞着する積木
    3.0
    進学校、楢坂高校の三年生・有馬志紀は、ある日、唐突に純潔を奪われてしまう。しかも相手は所属する化学部の顧問・多賀根。強引で一方的な行為だったが、多賀根が囁いた「好きだ」という言葉に惹かれるように、志紀は二度目、三度目と、彼の誘いに応じカラダを重ねていくが…。屈折した想いを抱える教師、純真無垢な愛を貫く女子高生、彼女にほのかな想いを寄せる幼馴染み…。すれ違い、嫉妬、三角関係ありの、官能学園ラブストーリー。

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  • 動物園であった泣ける話
    -
    子どものとき親と行く、若い時にカップルで行く、親になってから子どもと行く。 人生で3回は行くといわれる動物園。動物好きなら3回どころか、何十回と行く方もいるかもしれません。 動物と触れ合うことで人は癒され、明日を生きる活力となります。 本書はそんな動物園を舞台にした心にしみる12編のストーリーを収録したものです。 ライト文芸の世界で活躍する気鋭の作家12人が紡ぐ優しさ溢れるアンソロジー、ぜひ本書で気持ちの良い涙を流していただければ幸いです。 Step by Step 楠谷佑 血の繋がりがない父子。「親子割引クーポン」で来た動物園で、二人の心は繋がる。 猿山と登山 溝口智子 車椅子で猿山を見る老婆、彼女のネガティブな心は娘たちの手を借りて変化していく。 番い鳥のフォレルスケット 烏丸紫明 丹頂鶴の番いの前で足を止めた貴之は、恋人の真琴に向かって想いを打ち明ける。 そこにはきっと宝物があるから 猫屋ちゃき 絵の題材を探しに動物園に来た泰樹は、一人無表情でサイを見る少年に気が付き… ちいさなぼくとネコのあいだに、クマがはいってゆきました 鳩見すた 飼い猫シッタが亡くなり親子で初めて来た動物園、息子はシッタの声が聞こえると言う。 パンダが来た! 霜月りつ 動物に喩えて 水城正太郎 ライオン、子ライオン、孫ライオン 那識あきら わたしは檻の中 朝比奈歩 私に似た人 浅海ユウ 願掛けバナナ 一色美雨季 俺の会社は動物園! ? 編乃肌
  • 猫の泣ける話
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    道端や公園で出会ったり、ペットとして飼われていたり、私たちは色んな場面で猫と出会います。 気を惹こうと鳴き声を真似しても無視され、近づけば逃げられ、気まぐれな猫たちに振り回された経験がある人も多いでしょう。 それでもやはり、猫は私たちを癒してくれる不思議な存在です。 本書は気まぐれな猫たちが織り成す12編の物語を収録しています。 ライト文芸の世界で活躍する気鋭の作家12人が紡ぐ優しさ溢れるアンソロジー、ぜひ本書で気持ちの良い涙を流していただければ幸いです。 【一部あらすじ】 『猫が飼いたい』/天ヶ森雀 三十五年連れ添った夫にある日、「猫が飼いたいから離婚して下さい」と妻は告げるが…… 『星取り網と夜の猫』/沖田 「よし、星を取りに行こう」。突飛な提案に戸惑いながらも、夏樹は千冬を浜に連れていく。 『コーリング・ユー』/浜野稚子 妹が猫アレルギーになり、猫を手放すことに。納得できない文乃は家族に嚙みつくが…… 『あの夏の日の猫』/一色美雨季 小学生のころ孤立していたタツオ。久しぶりに会った彼は俺に、当時の想いを打ち明ける。 『風に消えない幸福のかけら』/澤ノ倉クナリ 病気の治療のためアメリカに引っ越すトモノは、猫の新たな飼い主探しをキョウカに頼み…… ほか7作品収録 『お猫さま審判』烏丸紫明/『猫背くんと迷い込んだ猫』日野裕太郎/『おばあちゃんと猫だより』編乃肌/『猫と父と月の夜』神野オキナ/『天邪鬼の勇気』国沢裕/『化け猫リン』浅海ユウ/『猫と姉さんと私』那識あきら
  • 呪いの解き方教えます
    4.0
    大里造船工場の技術畑で働く川村理奈はいわゆるリケジョ。好意を抱いた相手には決まって彼女がいるか、告白前に彼女ができるというパターンが続き、25歳になっても恋愛経験ゼロ。本人は、それは高校時代のある出来事が原因で“大魔王”に呪いをかけられたからだと思っていた。そんなある日、大手企業、山本重工との共同事業のメンバーに抜擢される。だがよりによって、山本重工のメンバーの中に、呪いをかけた大魔王・高嶋珊慈がいた! 仕事をきっかけに、急接近するふたり。しかし、高校時代より更に格好良くなった珊慈には「女をとっかえひっかえ」の噂が。おまけに機密事項漏洩事件疑惑が……。大魔王との7年ぶりの再会によって、高校時代の初恋が再び動き出す!?

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  • 横浜・神戸であった泣ける話
    4.0
    横浜と神戸、日本を代表する二つの港町を舞台にした12編の泣ける話を本書は収録しています。 ライト文芸の世界で活躍する作家12名による物語に触れ、横浜・神戸が好きな人も、これから行きたいと思っている人も、自分が過ごした場所を思い出したり、いつか訪れることを想像して、心休まる時間を過ごしてみませんか。 【一部あらすじ】 『北新横浜北』鳩見すた 結婚披露宴の席、新婦の父から新郎新婦に向けたメッセージに出席者はみな笑顔になり…… 『十年目の結婚記念日』栗栖ひよ子 結婚記念日に彼は横浜にたった一人。妻との待ち合わせ場所を示す手紙を開くが…… 『吊り橋の恋と地図』浜野稚子 大学生の娘の話を聞き、学生時代を思い出す詩織。彼と出会ったのは大震災の日だった。 『窓の外の青空』杉背よい 子供が生まれ仕事をやめた唯は、かつての職場・横浜から流れるラジオの声に想いを馳せる。 『恋せよ、乙女』浅海ユウ 夫を亡くして以来、曾祖母は毎年自分の誕生日に山下公園へ。誰もその理由を知らなかった。 ほか7作品収録 『滔々と未来へ』溝口智子/『横浜にも山はある』ひらび久美/『一枚の写真』那識あきら/『いつも通りすぎる」朝比奈歩/『友情は香りとともに』国沢裕/『All right! Thank you amigo!』神野オキナ/『花時計の前で歌が聴こえる』石田空
  • リケジョの法則
    3.0
    舞台は神戸の造船所。開発課4年目の川村理奈には厄介なジンクスがあった――今まで気になった人は、必ず既婚者、もしくは彼女持ちというもの。そのおかげで恋愛経験はゼロ。 ある日、上司から取引先の財閥系企業・山本重工と合同で、海中での建築作業用ロボットの開発をすること、そしてプロジェクトのメンバーに抜擢されたことを知らされる。 上司とともに山本重工に赴いたところ、ジンクスの元となった高校時代の同級生・高嶋珊慈と再会――!? 爽やかお仕事小説! ◎目次 序章 桜吹雪と呪い 第一章 初顔合わせ 第二章 八年前のこと 第三章 合同プロジェクト始動 第四章 スパイクローラー 第五章 釘と歯車 第六章 供試体破損 第七章 デッドアングル 第八章 勇気のありか 第九章 対決 終章 桜吹雪の呪い ◎著者 那識あきら(なしきあきら) 翻訳ミステリと古典SFで育つ。学生時代から同人誌を中心に創作活動を行い、現在はWEBにて小説を発表、一部はアメリカの出版社によって英訳されている。 著書に『うつしゆめ』(徳間文庫)、『Dawn of the Mapmaker』(Cross Infinite World)がある。 ◎カバーイラスト hiko(ひこ)

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