川村湊作品一覧

  • 歎異抄
    値引きあり
    3.6
    「アミダ如来はんにいただいた信心を、おれのもんやいう顔で取り返そういうのんは、ホンマにアホらしいことやで」。「ホトケはんやお寺さんへのおフセが多い少ないで、大きなホトケや小っさいホトケになるんやいうのは、こりゃあ、ケッタイな説や」。天災や飢饉に見舞われ、戦乱の収まらない鎌倉初期の無常の世にあって、唯円は師が確信した「他力」の真意を庶民に伝えずにいられなかった。親鸞の教えをライブ感溢れる関西弁で!
  • 梁塵秘抄
    値引きあり
    3.5
    歌の練習に明け暮れ、声を嗄らし喉を潰すこと、三度。サブ・カルチャーが台頭した中世、聖俗一体の歌謡のエネルギーが、日本の第77代天皇でもあった後白河法皇を熱狂させた。画期的新訳による中世流行歌100選!「わたしは バカな 女です」「マリーのひとりごと」「わが子ゆえの嘆き」「も一度 抱いて」など。日本古典の現代語訳を一新! 歌謡曲のルーツはここにある。
  • 温泉文学論
    3.5
    幸田露伴が問い、川端康成が追究した「温泉文学」とは何か? 夏目漱石、宮澤賢治、志賀直哉……名作には、なぜか温泉地が欠かせない。立ちのぼる湯煙の中に、情愛と別離、偏執と宿意、土俗と自然、生命と無常がにじむ。本をたずさえ、汽車を乗り継ぎ、名湯に首までつかりながら、文豪たちの創作の源泉をさぐる異色の紀行評論。

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  • 村上春樹はノーベル賞をとれるのか?
    4.0
    ここ数年ノーベル文学賞の受賞を噂され続けている村上春樹。その根拠はいったいどこにあるのか? そもそも、村上文学は世界文学たり得るのか? 村上春樹でなかったとしたら、一体誰が受賞するのか? 文学賞、とりわけノーベル文学賞は日本の文学の世界にどういった影響を与えてきたのか? 村上春樹と同世代の著者が、ノーベル文学賞の歴史をひも解きながら読み解く、世界文学の見果てぬ夢。
  • 原発と原爆 「核」の戦後精神史
    4.3
    戦後の日本が世界中の人々に本当に伝えるべきこと、それは、被爆=被曝の体験から生まれた文化、原子力による被害の文化である―。ゴジラと放射能恐怖映画から、鉄腕アトム、広瀬隆『東京に原発を!』、吉本隆明『「反核」異論』、黒澤映画『生きものの記録』、『はだしのゲン』、『長崎の鐘』、『風の谷のナウシカ』、『AKIRA』、「原発文学」の数々まで、さまざまな文化現象を世相に重ね合わせながら読み解き、原発と原爆(=「核」)をめぐる時代精神を浮き彫りにする。3・11の破局にいたるまで、私たちはいったい何をしていたのだろうか…。
  • 媽祖――アジアの海の聖母
    NEW
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    航海・漁業の守護神として、中国沿海部の福建省や台湾をはじめ、東アジア世界で広く、篤く信仰されている海の聖母=媽祖[まそ]。 詳細な文献渉猟とフィールドワークによって、その信仰の実態を始めて解き明かす。 写真も多数収載。 【目次】 第一章 媽祖[マーヅー]の集まる街 第二章 西川満の媽祖 第三章 媽祖廟の〝暴力〞 第四章 琉球の媽祖 第五章 子安観音とマリアと「サンタ丸屋」 第六章 ベトナムの聖母道 第七章 聖母[しょうも]大菩薩と神功 第八章 古要・古表・住吉・宗像 第九章 八幡大菩薩と八幡船 第十章 鄭和が海を行く 第十一章 国性爺[こくせんや]とエラスムス 第十二章 長崎の媽祖 第十三章 黄門さまと媽祖 第十四章 みちのくの媽祖 あとがき 引用・参考文献 【著者プロフィール】 川村 湊 (かわむら・みなと)(著) 1951年北海道生まれ。文芸評論家・法政大学国際文化学部名誉教授。『南洋・樺太の日本文学』(平林たい子文学賞)『満洲崩壊──「大東亜文学」と作家たち』『増補新版 牛頭天王と蘇民将来伝説』(読売文学賞)『補陀落──観音信仰への旅』(伊藤整文学賞)など著書多数。

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