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3.5明治以降、夥しい数の日本人論が刊行されてきた。『武士道』『菊と刀』『「甘え」の構造』などの本はなぜ書かれ、読まれ、そして好評を博すのか。そこには、私たちを繰り返し襲う「不安」がある。欧米文明に遭遇し、戸惑う近代日本人のアイデンティティの不安の在処を抉り出す。本書は、日本人論の総決算であり、150年間の近代日本の物語でもある。(講談社学術文庫)
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5.0【数字から発想・構築する! 】Excel技法についての詳しい解説を加筆し、さらにパワーアップした第2版! 『数字で考える! 』数字で考え、数字で議論し、数字に基づいて判断し行動する、これが本書のテーマです。それも、普通の人が普通に「数字で考える」ためにはどのようにしたらよいかに主眼を置いています。「ビジネスモデリング」というフレームワークを通して、体系化を試みてみました。数字で考えることは実務において基本中の基本ですが、普通の数字の取扱い方法をどのように取得したらよいか、手本にすべきテキストや書物が全くないのが現状です。本書では、数字をExcel上で駆使しながら組み立ててゆく新思考法のプロセスを、投資・経営・財務等の例題を通し、わかりやすく解説しました。意思決定の基礎技能を身につけたいビジネスパーソンに最適な、「ビジネスモデリング」初の入門書です。
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-波打つ〈森〉を彷徨いつつ、超実存に向かって――『知の技法』の編者として知られる著者が、長年取り組んできたこのテーマを、さらにその先へ進める。 「存在とは何か」――この問いを量子力学的な波動論、あるいは数学の複素数論と結びつける方向へチャレンジしようとしました。(中略)それぞれの特異な個人の「存在の冒険」に問いかけるという、わたしのこれまでの仕事の中核に秘められていた問いに、正面から、向かいあってみようとした。(中略)深い溝に、まるで「丸木橋」のように、ひとつの「橋」を渡してみようとしたのです。(はしがきより) 〈本書の構成〉序章 知を通して世界を愛す 第1章 「存在とは何か」が浮上する歴史的界域 第2章 実存の彼方を目指して 第3章 ファンタジック存在論 第4章 四元的世界観へ 終章 コーダ、〈幹〉ではなく
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3.8改憲か護憲か、親米か反米か、愛国心は是か非か──。左右イデオロギーの対立軸だけで国家を論じるのは思考停止だ。著者は、日本の過去五百年の歴史をふまえ、二つの独創的な視点で国家を論じようとしている。一つは、日本という国のとりうるかたちは、三つのモデルに集約されるという視点。つまり、信長型の「国際日本」、秀吉型の「大日本」、家康型の「小日本」という三つのモデルで考える国家論を披瀝する。さらに二つ目の視点は、日本は常に、三つの主勢力(中国・ロシア・西洋)との距離のとり方によって国運が左右された、という指摘。そして、この「三つのモデル」と「三つの主勢力」という枠組みから、憲法第九条、集団的自衛権、核武装論、六カ国協議、への対応策を導き出す。著者の専門は文化人類学であるだけに、イデオロギーにとらわれない地政学的発想が新鮮である。まさに、「右翼」も「左翼」も語らなかった独創的な国家論といえる。
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4.0