君自身の哲学へ

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ビジネス・実用
1,320円 (税込)

6pt

4.3

人間の<危機>を凝視しつつ、<幸福な人生へ向かう>思索の可能性を存分に論じきる―知の巨人による大胆な試み。あなたはまだ知らない。自分の存在と世界との新しい関係を手にしていく感覚を。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    以前だいまりこさんのYouTube「未来に残したい授業」での対談を見てから、ずっと気になっていた本書。存在について考えてみたくなって読んでみることに。〈語り起こし〉というスタイルで書かれたという本書。対面でお話を聞いているかのような情感豊かな本。存在について何となく行き着いていたことを言葉にしてくれている印象で、存在することが贈与であり、無用でも樹として枝葉や根を広げるように存在していれば人とつながれる。「夜と霧」と一緒に読んでいることでより味わい深く読ませてもらった。お勧めの本です。

    0
    2025年11月25日

    Posted by ブクログ

    著者は本書の冒頭で、村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』における「井戸」のイメージについて語ることから始めています。それは、システム社会論的な気分が蔓延する現代においてわれわれの「実存」はもはやこの世界を意味づける特権的な立場などではなく、システムからの「退却」を志向することでしかないということを象徴するイメージとみなされることになります。

    その上で著者は、こうした一人ひとりの「実存」という井戸に「横穴」を開け、他者とのコミュニケーションを開く可能性をさぐろうとします。ここで手がかりとされるのが、レヴィ=ストロースが発見した「野生の思考」すなわちブリコラージュや、ベイトソンにおけるゲームの創発、さらに阿部公房の『砂の女』に関する議論です。

    他方で著者は、「実存」のイメージを拡張していくような考察を展開しています。こちらでは、カフカの『法の前』やナルシスの神話を手がかりにして、自己を映すことが同時に自己を越えたものへとつながっていく可能性を見いだし、自己を多重化するという戦略の中に、システムの支配を攪乱するような「存在の強度」を、「つくる」こと、「たたかう」こと、そして「まつる」ことの中に求めています。

    著者は「あとがき」で、専門知識を語るのではなく、「わたしという知」を語ることをめざしたという趣旨のことを語っていますが、本書で展開されている考察の大枠は、いわゆるポストモダン思想のなかで語られているものと大きく重なっています。ただし、フランスの哲学者の思想を紹介するのではなく、それらを十分に咀嚼したうえで、著者自身の言葉でていねいに語りなおそうとする試みだといえるように思います。

    0
    2017年11月30日

    Posted by ブクログ

    哲学とは生きることについて考えること。意味について考えること。結論が出ているような出ていないようなことを考えること。

    0
    2015年07月11日

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