家族に読ませたい。
今、私達が毎日口にしている加工食品に、添加物がどのように、またどのような目的で(しかも大量に)使用されているのか。筆者は元添加物のプロという経験を生かして、分かりやすく解説する。印象に残ったのは、その弊害について、健康への悪影響ばかりではなく、「子供たちの味覚が崩壊していく」ことに警鐘を鳴らしている点だ。添加物で構築された偽の旨み。これを”本物の食べ物の味”と勘違いしたまま大人になっていく今の子供たち。恐ろしいと同時にとても悲しい気持がした。この本は是非多くの人に読んでいただきたい。