引き込まれる空の青
美しい青い空。飛行機の模型とともに現れた、明らかにタイムスリップしてきたと思われる記憶喪失の青年と、祖父を失い、両親もすでにない一人暮らしの高校生の物語。
記憶喪失の過去から来た青年とある種何もかもをあきらめ受け入れたような静けさを持つ高校生の日々は、最初から少しの不安をはらんで進んでいきます。一気に続まで読み切ってしまいました。
灼先生の物語は、映画のようなストーリーと静かに日々の暮らしを丁寧に過ごす中で起こる感情の揺らぎを描かれるので、大好きな上質で丁寧な邦画を見た後のような気持になります。