あらすじ
ラビィ・ヒースフェンは、16歳のある日前世の記憶を取り戻した。今生きているのは、死ぬ前にプレイしていた乙女ゲームの世界。そして自分は、ヒロインのネルラをいじめまくった挙句、ゲームの途中であっさり処刑されてしまう悪役令嬢であることを。
しかし、真の悪役はネルラの方だった。幼い頃にかけられた隷従の魔法によって、ラビィは長年、嫌われ者の「鶏ガラ令嬢」になるよう操られていたのだ。
今ついにその魔法が解け、ラビィは自由の身となった。それをネルラに悟られることなく、処刑の運命を回避するために必要なのは「体力」――起死回生の作戦は、屋敷の厨房に忍び込み、「おかゆ」を作って食べることから始まった。
毎晩おかゆを食べ続け、徐々に回復してきたラビィ。彼女を蔑んできた弟のフェルや、形だけの許嫁である第一皇子のバルド、バルドの命令でラビィの監視をしていたサイなど、周囲の目も変わり始め――!?
感情タグBEST3
匿名
鶏ガラ令嬢ですが骨太です
タイトルのコミカルさとは裏腹な
とても骨太なストーリーと重い展開
舐めてはいけない。
唐突な急展開はあるものの
上手く伏線が回収される辺り
プロットも秀逸で面白い作品だと思います。
とても面白かったです
最後はなるほどメローバッドエンドとは...と思いました。悪役令嬢系もいろいろあるなぁと感心しましたし、最後までハラハラと楽しく読めました。
頑張ったね
ゲームの裏設定として、虐げられてきた令嬢。
実は操られて正ヒロインを虐めいたなんて思いもよらなかった。正ヒロインだからって、全面的に応援しようとは思えなくなりますね。
コミカルで哀愁漂うヒロインの語り口。前世持ちという設定も出しゃばらず彼女にとっては御守りのような意味合いに感じる。
公爵令嬢なのに鶏ガラ…操られていたにしても誰もその外見を不審に思わなかったのか。
原作との類似や相違。
多くを語るべきではない。読んだ人がそれぞれ、様々な感想を抱くべき物語。
コミカライズから続きが気になり
孤独で脆弱なうさぎ🐰が
健気に1人で少しずつ計画的に着実に
健康回復と活路を切り開き頑張る過程が
切なく(( ⁎′̥̥̥ ⌑ ‵̥̥̥ ))おかゆ🥣だけでなく栄養価のあるプリン🍮諸々差し入れして応援したくなる程に愛しく思える良い子✨🐰✨
真のヒロイン✨🐰ラビィ✨の頑張りでゲームストーリーの⚙️分岐歯車が変わり…極悪ヒロイン成敗し衆人の魅了的洗脳が解けて
✨🐰ラビィ✨悲願達成した時…頑張ったラビィを抱きしめてあげたくなる程に読み手にも達成感があった……
その後の…
現代のポンコツ日和見主義な無能王子のラビィ宅訪問…結末報告諸々にモヤっとイラッと💢
過去の第二王子…魂だけ消えて、抜け殻だけ残して…ズルい…抜け殻君が1番の被害者:( ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅ ):💦
ラビィ両親も騙された被害者とはいえ…何だかな…
モヤモヤ…消化不良
最後の死生観が深く突き刺さる…
読了後は…
💕🐰🦏💕ラビィとサイの告白から先の結婚や
辛い記憶のラビィ実家脱出でサイから大切にされ幸せになる将来を願いたくなる
読了後に登場人物の幸せを願いたくなる良作✨
読んで良かった✨📖✨
これからのコミカライズも最後まで新刊楽しみにしています✨
作者様✨素敵な良著📖をありがとう❤*.(๓´͈ ˘ `͈๓).*❤
購入して大分日数がたちますが、何度も読み返しています。おかゆというタイトルにユルさを感じ購入しましたが、読むとはまります。
主人公ラビィが、ほぼ限界な状況から生きる為に抗っていく心のたくましさを応援したくなる。
んむ、
逞しく生きているラビィさん、善き哉。
恐ろしきかな、聖女。
でも、最後にきちんと幸せな処を
書いて下さったので、嬉しかった(^^)
ゲーム本編とそのむこう
ヒロインにいびられる悪役令嬢が健康な肉体を手に入れるためまずは食生活を改善した。
コッテリなんて食べられない!まずはおかゆから。
そんな話。
ゲームの世界に転生して自身の破滅回避のため奮闘する主人公。
破滅回避がなかなか難しい。
人柄でどうにかするような陽キャではなく、自身の健康と能力を地道に上げようとする努力型。
ゲーム本編の裏の真実に辿り着く様はカタルシスを感じる。読み応えあり。
頑張る頑張る
おとしめられて踏みにじられてきた女の子が頑張って運命を逆転させる話。サイの無骨な感じとヒロインへの好意の見せ方が良いです。物語の設定は分かりづらいし何だかしっくり来ないところもありますが、トラウマを乗り越えて大きな敵に立ち向かおうと決意するヒロインは応援したくて、先が気になって夜更かしして読んでしまいました。
Posted by ブクログ
面白かった〜。
今まで読んだ悪役令嬢モノの中で1番最悪の状況から始まったので、これからどうするんだろう?どうなって行くんだろう?と気になって、一気読みした。
主人公がまともに動けない程ガリガリに痩せてるのに、何故誰も心配しないんだ?と疑問だったけど、その理由は3代目聖女にあったんだねぇ。理由があって良かった。
もし理由もなしに誰も気にしてないんだったら、流石に目が節穴すぎる。
伏線の回収も良かったと思う。
レオンの活躍はもう少しあっても良かったんじゃないかなぁ。
マンガの続きが気になり購入。タイトルから予測した以上の悲惨な半生に途中胸が苦しくなりましたが、無事にハッピーエンドを掴み取ることができてよかった!
ちなみにこれを読んだ後で無性におかゆが食べたくなり卵がゆを作りました。笑
タイトルと表紙から想像していた以上に話が深くて重かった。
時々これは誰の思いなのか迷うことがあったし、同じ説明文がちょこちょこ入るし、
途中からどんどん話が広がって、え、これ終わる?って思ったけど一応終わって良かった。
ただまぁ、ざまぁ展開も後味スッキリという訳でもなく、
これで本当にすべてが終わったのか、まだ裏があるといわれても納得してしまう何かがある気がする。
おかゆは象徴
この主人公本当に弱々しくて(但し心は強い)ほとんど何も出来ない状態からできる事を見つけて積み重ねて頑張っていく様がおかゆに現れていると思うんです。
思わぬ物が伏線になってたりして、あっでもこれは複線じゃ無かったんだっていうのもあったけど、かなりの勢いでラスト解決に持っていったなと。
婚約者と破棄された訳でもないのに違う人とみたいだけどどうなるのかなぁと思ったけどなるほどねと言う結果かな。若干冷めすぎかなという感じがないでもないけど。
基本シリアスな展開のお話なのですが、おかゆが出てくると登場人物も関係してコミカルなシーンになるのが息抜き的にいいかもw
ゲームとこの転生した世界と、どっちが先なのかという疑問が…常に「ゲームでこうなっていた理由はこれだったのか!」という流れだったので、そこが気になりました。
どちらが先でもいいけど、その点だけ違和感が残りました。
Posted by ブクログ
おかゆを食らう悪役令嬢って何ぞやと興味を引かれたので。
弱った体に流動食は確かに最強だ。
聖女かつ乙女ゲーヒロインのネルラが吐き気を催す邪悪っぷり。
主人公ラヴィの10年を思うと本当に心が痛む。
そもそもバッドエンドやビターエンドを楽しむ乙女ゲーだったみたいだから余計か。
折角ネルラの呪縛から逃れても、ラヴィには家族を含めて味方はなく、体も鶏ガラ状態で逃げ出すことすらままならない状態。
そこからよくネルラに立ち向かえるだけの体力と手段を手に入れられたものだ。
おかゆはやはり万能か。
そんな邪悪っぷりを発揮していたネルラのことも、背景が見えてくると、可哀想に思わなくもない。
ただの悪役にしていないところは、設定が絶妙だなと思った。
この世界の聖女は呪いのようなものだ。
まさしく。
乙女ゲー転生者として、胃にやさしい食事から元営業職で培われた根性で努力を重ねてきたラヴィ。
ネルラの影に怯えながらも努力を重ねる泥臭い主人公。
でも、そんな彼女を正しく理解してくれる人(その筆頭はサイ)が傍にいてくれたことは本当によかった。
最初こそ味方は皆無だったが、その彼女の努力の結果が確実に実を結び、最後の直接対決での逆転劇に繋がったのだと思うと、胸に迫るものがあった。
よくぞ、よくぞ、ここまで。
文章の書き方に若干癖があって、場面の途中でキャラの視点がちょくちょく入れ替わるので多少混乱はしたが、独自色の強い悪役令嬢だったものだと思う。
おかゆという響きからは想像できない重さといつネルラに再び支配されるのかというハラハラさ。
当初は想像していなかった雰囲気。
そんなバッドエンドの乙女ゲーからの逆転ハッピーエンドでの完結、本当によかった。