あらすじ
篠谷令太郎は、妻と娘から無視され、家庭内で一人、暗く狭い部屋での寝食を強いられていた。廊下にはセロハンテープが貼られ、その線を越えることは禁止されている。「ちょっと変なルールがあるだけ」そう思っていた彼に、ある女性が問いかける。「それ DVじゃないですか」家族の再生を目指す男の運命は――。(※本電子書籍は『そんな家族なら捨てちゃえば?【単話版】』1~7の内容が含まれております。重複購入にご注意ください。)
...続きを読む感情タグBEST3
タイトルが意味深な深い話
タイトルからすると、最近多い夫婦の離婚や家庭内DVの話かと思いきや
結構重くて深い話。
すれ違いと言うか、勘違い、誤解、いろいろなものが積み重なった二つの家族。
この先の展開が気になる。
壊れかけている家族
主人公は家では妻と1人娘に相手にされず、テープを貼った領域からこちらには来ないで、と言われています。街中で会った沙耶子さんの言うとおり、典型的なDVでしょう。
つわりで辛い時期にひどい言葉をかけて怒らせてしまったということは分かりますが、仕打ちが極端です。
娘・一花さんは両親に仲良くして欲しいと思いつつも不登校で、図書館に行っています。
転校してきた光君と沙耶子さんは母子であることが判明する辺りから話が動きだします。
妻・和美さんも本当は夫と美術館巡りをしたかったと考えていましたので、離別しようとまでは考えていないのかも知れませんが、不穏な話です。果たして修復できるのか。あと、色々あって引っ越してきたらしい沙耶子さんたちの諸事情も気になる作品です。
んんんんんんん、
堕ろした方がいいだけ言ったわけでは
無さそうな様子だったなぁ、、
何言ったかは分からないけど酷い言葉。
でも辛そうにしてる奥さんを想っての
発言だったのだろうなぁと思うと
とても苦しいなぁ。
帰る場所とは、客観とは?
今のところは、令太朗が悪いように見えるが、娘の誕生から妻の「境界線、過剰な防衛本能」
本当に令太朗にとってそこは『帰る場所』なのだろうか
?
これではキツくても早々に決断しないと取り返しどころではなくなるんじゃ・・・・・
(関連性で言えば『神様のメモ帳』あたりか?)