あらすじ
空を飛ぶ戦いの最中、想い馳せるは故国――。大手航空会社のパイロット訓練生・風間真(シン・カザマ)は親友の神崎悟と共にパリでの研修訓練を終了し、帰国後にパイロットとしての第一歩を踏み出すことになっていた。社長令嬢・津雲涼子との交際も順調でその将来を嘱望されていたシンだったが、神崎の策略により傭兵部隊入隊の契約書にサインをさせられてしまう。激しい内戦の続く中東・アスラン王国に入隊したシンが配属されたのは、作戦地区名「エリア88」と呼ばれる傭兵部隊で構成された空軍基地だった。この基地から除隊するためには、高額の違約金を払うか、契約満了まで生き延びるかのみ。シンは違約金を稼ぐため、ザク・ヴァシュタール国王率いるアスラン政府軍の傭兵として、ザク国王の実兄であるアブダエル・ヴァシュタールは率いる反政府軍と血みどろの戦いを繰り広げることになる。戦いのさなか、シンはエースパイロットとして頭角を現し、報奨金を稼いでいくが、次第に傭兵稼業に染まっていく……。作者の代表作にして一時代を築いた名作エア・コンバット・アクション・ロマン、電子書籍として装いも新たに登場!
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Posted by ブクログ
初めに勧められたときは、古い漫画で絵柄も好みではないと思い、気が進まないまま読み始めたのだが
あっという間にはまってしまった。
1巻では、シンが騙されて外人部隊に入ってしまい
契約期間終了までを日々戦いの中で暮らしていることが描かれているが
これだけでもヒリヒリするような戦闘やその最中でのやり取りが興味深い。
対、モンテ・クリスト伯
宇宙戦艦ヤマトが西遊記のお話を流用してるとすると、
天竺はイスカンダル、お経はコスモクリーナー、道中の妖怪達はガミラスの方々。
以下、ネタバレ入りまくりです、念のため。
このお話は三銃士で有名な、親父デュマのモンテ・クリスト伯から流用してるみたいです。
巌窟王の方がわかりやすいかな。
倅、私生児ですが、は椿姫のデュマ・フェス。作品は親父曰く説教くさい話だそうです。
嵌められて、監獄または外人部隊に拘束されます。
ファリャ坊主は結構好きなキャラでしたが、マッコイが近いかな、役割はこれから出てくる大統領。
監獄で基本一人寂しく暮らす、ファリャ坊主がいたか、ダンテスさんと違って、
外人部隊なので、刺客含めて色々な方々に囲まれて命を削りながら、
基本辛くともごくたまには楽しい所もある生活をする主人公です。
復讐する相手が、親父の方は四人に対して道の駅ではない神崎一人に絞られるのと、
親父の方含めてヒロインは弱め、だからこっちは安田女史をつけてる違いはあります。
本作はロリコン向けにフランス人孤児の女の子もつけてるけど活かしきれてないですね。
あと親父の四人とダンテスさんに対して神崎と主人公の関係ですね。
これは四人分なので個人的には親父の方が強いと思います。NTR入りだし。
本作の方がいいと考える方もいるでしょう。NTR抜きですね。ギリは有。
親父の方は復讐相手がダンテスさんの入所中にすっかり偉くなって、
そうくるかと言わしめるのに対して、そうしたギャップがないのは本作の構成の弱み。
親父の方は四人に復讐を果たして何故か大麻常用者になって、
親父デュマ自身大麻が手放せなくなってボロボロな最期を迎えた、んで消えてくのにのに対して、
ああした最後を取るのは、新谷さんは大麻に対して適度にネガティブな感覚を持った
ごく真っ当な日本人の気がします。
その他、船乗りシンドバットを名乗る方と孤児院の確認の話とか興味が有れば比べてみてください。
ちなみに、親父デュマの最期は、よくできた倅が支えて看取ってくれたそうな。
お話の最後は記述されますが、主人公の、真の最期はどうなるんでしょうね。
例えば主人公と涼子の間に子供ができたとすると、父親としてはこのままはまずいんじゃね、
とか考えちゃうんですよ。まあ、どうでもいいと言えばいいですが。
お好みで。おあと、、NTRは寝取られの略です。