あらすじ
電子限定で描き下ろしマンガ1Pと雑誌掲載時の扉イラストを特別収録。
体育倉庫で二人の逃避行が始まって三日。
西央の発情は続き、喬を求め続ける。
憧れの西央くんとこんなことしちゃってるなんて――…
浮かれる喬をよそに、身体には次第に変化があらわれる。
視力の回復、性器の付け根の膨らみ、香ってくるフェロモン――。
獣の発情期に似ていることに気が付く喬だったが、変化は心にまで及び、西央に対して激しい独占欲を覚える！
これは動物としての本能か、それとも愛情なのか？
七日間が終わるとき、神様の悪戯によって選ばれた二人の出した答えは…
人類初のαとΩを描く、オメガバース前夜譚・下巻！
「オメガバース前夜譚！ そういうのもあるのか」と井之頭五郎顔でつぶやきたくなる斬新な設定。さすがは『gift』シリーズ（幻冬舎コミックス）を世に放った一ノ瀬ゆま先生です。
人類で初めてフェロモンによる発情を体験した喬と西央の興奮と戸惑い、そして2人の間に育っていく感情。体育倉庫を舞台に、男子高校生2人が未知の症状と対峙するというジュブナイル感漂う設定にもときめきを覚えます。体育倉庫って、保健室と生徒会室とともに、学園BL3大聖地と呼びたくなるロマンにあふれていますよね！
オメガバースものだけあって、2人はめちゃくちゃエッチなエッチをするわけなのですが、喬が奥手ながらも思いやりのある優しい男子、西央は一見チャラいけど寂しさを抱え込みやすい性格で、凹凸を埋め合うような関係性が尊い……！ ヒート中は西央の思考が喬に流れ込むという設定もグンバツです（感情が高まりすぎた挙げ句のバブル語）。
それぞれのバース性に目覚めたことで、体質や性格が変わっていく過程が描かれているのも本作独特の設定。「ヒート」「ラット」といった名前がついていない現象に振り回されながらも、一緒に乗り越えようとする2人の姿が健気で切ない……。どんどんオスみが増していく喬がかっこいいとか、メス化していく西央くんエッチすぎ！ と軽率に叫びたい気持ちと2人のひたむきさに読者の心は引き裂かれまくり必至です。
一ノ瀬先生の美麗なタッチと、重くなりすぎない軽妙な語り口で、上下巻まとめて一気読み間違いなしです。
感情タグBEST3
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紙の本も買おうか悩むレベル
どこをとってもハイクオリティで読後の満足感が半端ないです。表紙も綺麗ですが漫画は更に綺麗、線の一本一本に命が込められているような美しさで、この作品を表現するのに相応しい画力です。斬新な設定ですがキャラには血が通っていて、悩みながらも乗り越えていく姿には好感しかなく、2人の未来を願わずにいられません。良いものに出会えてとても嬉しい。気が済むまでしばらくは読み返す日々になりそうです。
オメガバースの世界のアダムとイブ。突然起こる体の変化、内面の変化に不安や恐れを抱きながらもお互いへの気持ちを募らせて思い悩む様子に胸が締め付けられました。とにかく読み応えがあり、ストーリーがどういうエンディングに向かうのかわからずドキドキしました。そして、最後の2人のピュアな笑顔に癒されました。
１巻の時とは違い、喬いが自分の中に生まれた別人格のようなものに悩まされている描写など、重く苦しい雰囲気でとてもダークでした。
西央は喬いへの想いを自覚するも内に秘めている様子が、苦しんでいるところ申し訳ないけど読者としては可愛かったです。
喬も想いを隠していたので、無事に想いを告げられて安心しました。
人類初のオメガバースとの事で、これからも壁にぶち当たるんだろうと思うと不安もあります‥‥
匿名
下巻
αとΩのはじまり。
続巻も出てますます楽しみになりました！
無事2人がくっついて良かった！
織人にはもっと嫉妬して欲しいです！
素晴らしい
上からどのように完結するのかとてもワクワクしてましたが、違和感なくすんなりとテンポよく読めました！！激しめなのに終始相手のことをお互い大切にしていて読んでいて苦しくなかったです。
終わり方がとてもよかったほんとに可愛いぃ
匿名
名作
最後を涙なしには見ること出来ません…！！そっちがすごいことも勿論なんですけど、2人の関係性、心情の揺れ等の微細な動きが素敵すぎて見入っちゃいました！最高！
Posted by ブクログ
うわぁ、一ノ瀬先生、お初ですが絵がお上手ですー
お話も作り込まれている！
オメガバースの初期設定を生かしてここまでのお話を考えられたなんて！
きっと 織人がお父さんに仮説を説明して、お父さんが受け入れて研究して、いろんな事が分かっていったんだろうな。
織人はオメガバースに関する研究者になったのかな、
二人は実験台でもあるから辛い思いもしただろうけど
二人のおかげで薬ができて今のαとΩを支えているのね！
わからないけどもし西央が妊娠したらはじめて男性が妊娠したってことになるよね、
妊娠、出産、子育て…偏見や差別的な目もあって大変だっただろうな…涙(すべて勝手な妄想)
彼らの二人のその後の苦労や葛藤も全部見守りたい…
はじめてのαとΩが二人でよかった。
知識があり探求心のある織人だったからりりとを支配する気持ちだけじゃなく理解しようとしたことが
大好き
pixivで出会い、先に『その後』の話を見てから本編読みました。
下巻は喬くんが欲望と理性との狭間で葛藤しながら欲望を昇華させて成長していく姿が丁寧に描かれていてどっぷり浸かりました。
ヒートは終わってほしいのに終わるのがさみしく感じる2人、お互いを思う優しさですれ違う気持ちが切なくてきゅんきゅんします。
えっちじゃない部分で楽しく過ごせる時間ができて微笑ましいし、喬くんの可愛い性質があちらこちらに溢れていてαが前面に出ている時とのギャップ萌えがすごい。
真っ直ぐでどんどんかっこよくなる喬くんに憧れる西央くん、西央くんの魅力に惹かれて守りたい喬くん、2人とも魅力的でもう何週間も私の中を占領しています。
多分まだまだ占領し続けて、ほとんどの場面が頭に焼き付きそうです。(焼き付けたい)
上巻レビューでも書きましたが、一ノ瀬先生の絵が本当に美しくて時間を忘れて眺めてしまいます。
続編決定みたいでこの上なく嬉しい反面、これから待ち受ける色々な障害に2人が苦しむ姿を見たくないような…複雑な気持ちです。
周りの人たちもいい人ばかりだから繊細で優しい2人はたくさん悩みそう。
サッカーボールをキャッチする場面で廊下にいた男の子も可愛かったな。。。
続編、番外編をぜひ！！
「普通なんてない」というセリフに感動してしまいました。
高校卒業後の続きが気になります！
続編か番外編がぜひ読みたいです！！！
オメガバースで1番好きかも
今までオメガバースってはいはい御伽噺ねー。って何処か客観視してたんですが、これはリアルに動物や昆虫が同性同士での生命の誕生をさせる工夫を思い出させる話でした。
オメガバースの始まり
今では色んな作者さんオメガバースのお話を書いていますが
この本はそのオメガバースの始まり？のお話です。
何も知識の無い中で自分達の身体で起きている変化に戸惑いながら立ち向かって解決しようとしていく2人がとても新鮮でした。
そしてさすがオメガバースの話しだけあってエロ盛りだくさんです。
これのために読む！
ラスト225ページにこの漫画を代表する、印象付ける、オメガバースの世界(αとΩ)はこれだ！！っていう名台詞を攻めが言った後に、さらにそこから続く言葉たち。
それに答える230ページの受けの返事!!!!!!
伏線だったの？って探偵もの見てるくらい可愛いお返事でした！！
☝︎
このシーンを見るために上下巻見てきたんだな！って思える、納得できる、買って良かった、読んで良かったと言える漫画でした！
最高にドラマティック！
上下巻通してドラマティック！
オメガバースは好きで硬軟取り混ぜていろいろ読んでますが、私の中で最高傑作認定です！
作者様は『gift』から追っかけてて、今作も、内省の言語化が誰にも真似できない境地…と感嘆するばかり。
コロナ禍前に連載が始まったようですが、時代が追い付こうとしてるんじゃないか、オメガバース世界どこかで生まれてるんじゃないかと、腐った魂が踊ってます。
戸惑いの中で
それぞれがヒートにより生じる体の変化、心の変化に戸惑いながら、そして現実的な問題に直面しながらも、お互いを思いやり、これからも支え合っていくんだろうという希望の物語でした。
生きている途中
確立したオメガバースではなくて、手探りの感情、感覚、身体の変化。
読んでて、ドキドキした！
告白のシーンが可愛すぎて、転がったわ!!!
読んでよかった！
独特の雰囲気にひきこまれました！
Ωとは、αとは、オメガバースの世界を考えさせられるような物語です。
想いが通じ合うシーンがすごくイイ！！
読んでよかったです！おすすめ！
続きが読みたくなる作品
人類初のαとΩによるオメガバース前日譚。の後編。
衝動的な本能に戸惑いつつもヒートの終わりに溢れる感情の心理描写が深まる。
〝欲望じゃないよ、乞い願っているんだ〟
この言葉と結論を出した時の表情がすごく印象的。
読んだ後色んな感情でいっぱいになって何回も読み直したくなる作品だなぁと。
オメガバースが認知された世界線でふたりのその先をみてみたいです。
SNSで本編その後のストーリーも読めてめちゃくちゃ良かったです、ありがとうございます。
シリーズ作品レビュー
