【感想・ネタバレ】梅花下駄 照降町四季(三)のレビュー

あらすじ

文政12年、大火は江戸を焼き尽くした。佳乃と周五郎は、照降町の御神木を守り抜いたとして町の人々に厚く感謝される。焼けてしまった店の再建を待つ間、舟を店に仕立てた「舟商い」は大繁盛し、人々は復興にむけて精いっぱいの知恵を出し合い、助け合う。
吉原の今をときめく花魁・梅花から「花魁道中で履く三枚歯下駄」の制作を託された佳乃は、工夫を凝らして新しい下駄を作りつつ、この大火で命を落とした江戸の人々の鎮魂のための催しを企画する。佳乃と花魁が企てた前代未聞の催しとは――
そんな中、藩の派閥争いから逃れて職人修業をしていた周五郎のもとに、不吉な一報が。

復興のアイデアを出し合う人々の心意気、大店・吉原・職人らが連携して作りあげた、奇跡の風景が心を震わせる。読むほどに元気が出る感動ストーリーが目白押しの第三巻。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ラストスパート、佐伯泰英渾身の作品もあと2冊
(だけど手違いで最終巻を読み終えてるしww)
大火で焼け落ちた照降町だが、佳乃の命を懸けて
守った梅の神木から大きな物語が始まる
(町を武力で守った周五郎にも藩の迷惑が降る)

手短に言うと、照降町復興に、瓦版に長屋の奮闘
と女神佳乃の美談、船商売発案で花緒で大儲け、
江戸復興のシンボルに美談の神木騒ぎが芝居に、
花魁梅花の三枚下駄を全く目新しい物にするとい
う大プロジェクトを一任されて、手すさびで描く
絵を下駄の歯に飾る、その舞台を照降町の神木で
佳乃も一緒に演出するという・・・面白い!

本物の感動と興奮を、芝居脚本に書けるものなの
か、ラストで兄が急死して藩のもめ事が周五郎に
どのように降りかかってくるのか、鼻緒の師弟は
果たしてどのような関係になるのか次が楽しみ!
(だけど、手違いで最初に読み終えている悲劇!)

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2021年10月03日

ネタバレ 購入済み

気になる……

わぉ!丁度の所で終わった!物凄く気になる……佳乃と周五郎、著者の他作品のように、引っ付きそうで、引っ付かないっていうパターンだろうか……

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2021年06月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ3作目
焼け野原の照降町の復興が始まってきたが、その中で次々と佳乃がアイデアを出し、復興を盛り上げてゆく。梅花花魁との下駄も、職人や色々な支援があり素晴らしい下駄が出来上がり、お披露目も派手には行われる。佳乃と住み込み弟子の周五郎が住む家も他の店に先駆けて完成する。
一方、その裏で弟子の周五郎には、元の藩の派閥の両方から加わるように申し入れがされ、断ると刺客が次々と差し向けられる。これから照降町の復興や師匠と弟子の間は進展するのかという時に、佳乃や他の人々が心配するように周五郎が藩に戻りそうな事件が起きる。
シリーズは後1作のみ。どういう結末か、凄く次回作が気になる。

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2021年06月08日

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