あらすじ
スパイディをひと切れ、デップーを小さじ一杯、Y染色体を除いてかき混ぜる……さて何ができる?
ピーター・パーカーとウェイド・ウィルソンの最凶にして最大の悪夢……それは、彼らの特徴をあわせ持った妖怪女イッツィ・ビッツィが目の前に現れたことだった。
二人の“娘”は“父親たち”よりも力が強く、敏捷性も桁外れだ。さらに彼女は、二人を深く憎んでいるという。なぜ彼女は彼らを憎むようになったのか? そして、なぜ彼女は生まれたのか?
イッツィ・ビッツィの暴挙を食い止め、彼女と一連の事件の黒幕を捕まえるために、スパイダーマンとデッドプールは再び力を合わせることになるのだが……
異才ジョー・ケリーとエド・マクギネスが贈る物語の完結編にして、スパイダーマン/デッドプール史上もっとも奇想天外な冒険をぜひお楽しみあれ!
本書は『スパイダーマン/デッドプール:ブロマンス』の直接的な続編であり、物語の完結編である。
●収録作品●
“SPIDER-MAN/DEADPOOL” #9-10(2017)、#13-14(2017)、#17-18(2017)
©2021 MARVEL
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
スパイダーマンとデッドプールのチームアップ作品第4巻。この後も新たな形で続いてはいるらしいが、一旦の完結を見る。
スパイダーマンに影響されて良い心がけを持つようになったデッドプールと、地獄から生還したことをきっかけに冷酷さがみられるようになったスパイダーマン…二人の掛け合いにこれまでと逆転した部分を持たせるのが単純にユーモアとして面白い。さらにはただ面白いだけにとどまらず、そのことが作品全体のテーマを描き出すことにもつながっている。全体的に無駄がない構成をしているし、短編集を除けば『ブロマンス』と合わせて2冊で読み終わるコンパクトなミニシリーズなのでおすすめ。