あらすじ
スパイダーマンとデッドプールのチームアップ誌、ついに創刊! 待望の競演がついに始まる……まずはその前に、彼ら凸凹コンビの過去のブロマンスを読んでおこう!
コミック(と時間旅行)の魔法によって、ウェイド・ウィルソンは若き日のピーター・パーカーの代理を務めることに。親しき隣人スパイディと反社会的な問題児デップーは殴り合いに飽き足らず、“お前のママ”ジョークでも対決する。
さらに、デッドプールの長年の夢が叶う日がやって来た! 自分の赤と黒の臭いスーツと、スパイダーマンのアカと青のスーツを交換できるなんて!
『ケーブル&デッドプール』のスパイダーマン登場回や、“レディースティルトマン”も現れる『アメイジング・スパイダーマン』など、二人の競演が楽しめる未邦訳作品5編を収録。
●収録作品●
”DEADPOOL” #11 (1997)
”CABLE & DEADPOOL” #24 (2004)
”AMAZING SPIDER-MAN” #611 (1999)
”AVENGING SPIDER-MAN” #12-13 (2011)
”DEADPOOL ANNUAL” #2 (2012)
©2021 MARVEL
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Posted by ブクログ
スパイダーマンとデッドプールのチームアップ誌刊行前に、ここまでの作品における2人の共演作をまとめた一冊。
流石はデッドプールでシンプルに共闘する作品はほとんどなく、共闘する作品でもたいていひと悶着ある。
巻頭作品はスパイダーマンのかつてのコミックに本当にデッドプールが入りこむ形で描かれているので手法として本当に興味ぶかかった。文字で語ることが中心的な時代のコミック表現の中にデッドプールの台詞量が入るのでちょっと読みにくいのだが憎たらしいくらいのリアクションを示すデッドプールが楽しい。
それ以降はスパイダーマンに敬愛を抱くデッドプール、という構成が多数。スパイダーマンに扮するデッドプールが良く目立つのだが、これがなかなか魅力が高い。スパイダーマン側にあまりいつもの軽妙さが出てこない気がするので、そういう作品も見て見たいかな。