あらすじ
怪獣、魔法、お祭り騒ぎ、さらに映画製作の話など、なんでもありの玉手箱!!
映画化が決まったデッドプールは、友達のスパイダーマンを同伴してハリウッドに向かった。なんといっても、スパイダーマンは大ヒット映画に主演した大先輩。お馴染みの“没エピソード”では、言葉遊びが大好きなコンビの初期の出会いが描かれる。
そして、彼らは実在する著名な奇術師ペン&テラーとも遭遇(なんと、脚本を書いたのはペン・ジレット本人!)。はたして、どのような騒ぎが巻き起こるのか……。
クリスマスのエピソードでは、年末に一人寂しく過ごしていたスパイダーマンが世界を救うことに。さらに、マーベル・ユニバースを揺るがす大事件が勃発したとき、彼は大いなる力と大いなる責任をもって、ユニバースに解き放たれた怪獣たちと戦うことになる。しかし、マイペースなデッドプールは役に立つような立たないような……。
さてさて、予想をはるかに超えたウラ話が綴られた、なんでもありのチームアップが開幕だ!
●収録作品●
“SPIDER-MAN / DEADPOOL” #6-7、#11-12、#1MU
©2021 MARVEL
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
近年のデッドプール関連誌は本編とは関わり合いのない短編話が間々に挟まるのが常なのだが、チームアップ作品であるこのスパイダーマン/デッドプールもその例外ではない。そして、そういった短編話だけが詰め込まれたのが本誌である。つまるところ、これ単体で読んでも何の問題もないという話。継続して追いかけている身としては正しい順番で読みたいとも思うのだが、この方式であれば気にせずだれでも読み始めることができる。
巻頭に掲載されている話は特にとっつきやすい。映画を題材にしているだけにメタ台詞が映え、かつユニークなネタも多い。他の作品は現地のネタが多いからかちょっととっつきにくいかもしれない。それでも軽快に笑える話が多い。ゲストキャラの短い台詞の出させ方が面白い。
個人的にモンスターズアンリーシュドのタイアップ回の黒魔術女子高生たちの設定とキャラ性がとても面白くて好き。