【感想・ネタバレ】ウマ娘 シンデレラグレイ 15のレビュー

あらすじ

激闘のジャパンカップ、ついに決着…! ワールドレコードで優勝したフォークイン。敗れはしたものの彼女と接戦を繰り広げたオグリキャップを取り巻く状況は変わっていき…。

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「芦毛の馬は走らない」
そんな既成概念をぶっ壊した最愛の怪物“オグリキャップ”の物語。

本作は実際の競走馬たちを【ウマ娘】として擬人化させたシリーズのスピンオフ作品です。
私はこれまで競馬=ギャンブルというイメージが強く、嫌悪はしていないもののどこか避けて生きてきました。
しかし、私は【ウマ娘】のアニメやゲームアプリを通して、競馬の奥深さや面白さを知り、
これまでのイメージがガラッと変わりました。
実際、ウマたちが懸命に走る姿に何度心震わせ、涙を流したか分かりません。

そんな競馬界の中で最も愛された名馬“オグリキャップ”。
その物語が面白くないわけがない!!!!
血統は微妙で、初めてのレースは寂れた地方競馬場。
そこから中央のエリート達をなぎ倒し、“芦毛の怪物”となっていくストーリー…。
100点中1億点の作品ですので、是非ともお読みください。

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Posted by ブクログ

激闘を超えた激走を経てその価値を世界に発信したフォークイン。ただ、本人としては親しい者達に優しさを伴う形で褒めて貰えた点が一番大きな報酬であったように思えるよ

また、激走に付き合ったシークフローを始めとした他のウマ娘達も自身の走りを褒めている。それだけ世界に響き渡るレースだったと言える
けど、結局彼女らは世界からやってきて世界へ帰っていくウマ娘達なわけで
日本国内としての注目は、2位であったとしても世界記録級の走りを見せたオグリへと注目は集約されていくと

その意味ではイナリやクリークの反応が判りやすいね
これまでもオグリに注目して彼女を研究した事は有った。けれど、今はオグリを打ち倒す事がレースを征する点に直結している。レースでどのような走りをするかではなく、オグリを抜けるかどうかが勝敗を左右する
世間が社会現象としてオグリを注視するようにライバルウマ娘達もオグリを注視している

そのようにレースとの向き合い方が変わりそうな時に現れるのは過去の英雄である構成はいいね
オグリに惑わされるイナリに対して、三冠ウマ娘ミスターシービーは「世界の主役はアタシなんだからさ」なんて言って見せるわけだ
これはオグリを中心に回り始めたレース界隈に対して最高級のアンチテーゼになるね
どうやらその助言のお陰でイナリは新たな扉を開いたようだけど、果たしてそれは他のウマ娘にとってどれだけの脅威になるのだろうね…

また、オグリに対して強烈な宣戦布告をしてみせたクリークも、それに喜びを覚えるオグリの様子も気になる所
有馬記念は凄まじい激闘になりそうだ……


そういや、実際の競馬史を知らない自分でもオグリキャップ世代の話はアニメで描かれた世代よりも前なんだろうな、アニメで活躍した娘はあまり登場しないのだろうなと思っていただけに唐突に登場したトウカイテイオーには驚いたり
本作で活躍が描かれる事はないだろうけど、彼女の登場は少しずつ次代へと近づいている証であり、つまりはオグリの物語も終幕が近いのだろうと感じてしまうよ…

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2024年06月29日

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