あらすじ
四国の図書館に着いたカフカ少年が出会ったのは、30年前のヒットソング、夏の海辺の少年の絵、15歳の美しい少女――。一方、猫と交流ができる老人ナカタさんも、ホシノ青年に助けられながら旅を続ける。〈入り口の石〉を見つけだし、世界と世界が結びあわされるはずの場所を探すために。謎のキーワードが二人を導く闇の世界に出口はあるのか? 海外でも高い評価を受ける傑作長篇小説。
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Posted by ブクログ
なるほどなるほど、村上春樹さんの作品はこう楽しむのかと理解できてきました。これまでに読んできたのは1Q84だけですが、明かされない謎を抱えたまま、わからない事だらけの世界で確かなものを見つけるというのが肝なのですね。なるほどなるほど。
明かされない謎だらけなのにちぐはぐにならない、その上で世界観を確立させてる村上春樹さんの技量を感じます。
Posted by ブクログ
読み応えはあるが、読後感が爽やか
やはりナカタパートは読んでて楽しい
ホシノもオオシマもオオシマ兄も、幸せになってくれ〜
ナカタ、違う世界でたくさん読んでほしいな
初村上春樹、よかった
Posted by ブクログ
・初村上春樹さん。村上春樹ファンの方々からするとどういう立ち位置の物語だったんだろう?これは序の口?だとしたらもうついていけない...
・性交の描写がなんか嫌。抵抗ない、むしろ好き(っていうと違うけど)なはずなのに。自分なりに考えた結果、なんかこう...意識高い系な感じに捉えてるみたいでゾワゾワするのかも。
・カフカのターンは憂鬱で仕方なかった。大島さんとの会話なんてもう自分にナカタさん降臨させて「訳がわからないであります。」って感じで読んでた。
・結局謎は謎なままで何もわからないまま終了。一体なんだったのさ?軍の報告書まで読ませておいて、先生の破廉恥夢話まで聞かせておいて、何も分からないなんて。そりゃ無いぜ。
・ナカタさん&ホシノちゃんターンが楽しみでやっと読み終えた。2人に感謝。
「はい。ありがとうございます。それではナカタはウンコをして参ります」
「あのね、そんな大きな声で、みんなに聞こえるように復唱することねえんだよ。ほかの人はまだメシを食ってるんだからさ」
Posted by ブクログ
ストーリーへの理解は難しかったけど、哲学的な思想とかは興味深いなと思った。
「すべての物体は移動の途中にあるんだ。地球も時間も概念も、愛も生命も信念も、正義も悪も、すべてのものごとは液状的で過渡的なものだ。」
あらゆる時間が止まればいいと思うことがあるけどそんなの無理
すべてのものごとは移動の途中だと思えば、何かを人に押し付けてしまったり、潔白でいる為に変わらないように務める必要も無くなるのかなーとおもた(倫理が許さないことは嫌いだけど)
「自由になるものの象徴を手にしていることは、自由さそのものを手にしているよりも幸福なことかもしれない」
Posted by ブクログ
やっと読み終えることができた。理解できなかったが、この物語はメタファーなんだって思ったら少し納得できた。15歳の時に読んだ方が良かったと思った
Posted by ブクログ
上下巻で約1,000ページという超ボリュームながら、とても読みやすい文体であっという間に読んでしまった。
ただ、思い返しても自分が何を読んだのか説明することが非常に難しい。
主人公は15歳の家出少年「田村カフカ」、そして猫と会話ができる老人の「ナカタ」の二人。中野区と高松市を舞台にそれぞれの視点で物語が進む。この二人には何かしらの関係があることは推察されるがそれが何かは解き明かされず。また、現実と空想が入り混じっており、周囲にも謎多き人がいるが、それらの謎も解き明かされず。
しかし、モヤモヤとした気持ちが残っているかというと、妙にすっきりとした気持ちになっている。軽妙かつ想像力を掻き立てる文章表現で、頭の中でこの不思議な世界がくっきりとイメージできる。様々に散りばめられたエピソードから自分なりの考察をするもよし、ただひたすらに世界観に浸るもよしの唯一無二の物語だった。