あらすじ
1995年に英語で発表されたKnowledge-Creating Company(邦題『知識創造企業』)は、経営学の分野に知識というコンセプトを持ち込み、日本企業のイノベーションのメカニズムを解明した一冊である。同書は世界10カ国語以上で翻訳され、ナレッジマネジメントブームを巻き起こすなど、世界のビジネスの現場にも多大な影響を及ぼした。個々人の暗黙知から組織の形式知へと変換し、イノベーションに高めていくプロセスは、「知識創造理論」「SECIモデル」として、世界の経営学でもよく知られている。四半世紀を経て、このたび読みやすくなって再登場。
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Posted by ブクログ
知識創造のモデルとして、共同化→表出化→連結化→内面化という流れで個人の暗黙知を組織の形式知に変換する事を実例も交えて説明。そのサイクルを回すために、階層的なビューロクラシーの効率とタスクフォースの柔軟性を兼ね備えたハイパーテキスト型組織という新しい組織構造を提唱している。
Posted by ブクログ
私が2020年に読んだ本の中ではベスト。
SECIモデルは有名だが、それでも以下の理由によりこの本は読む価値があるといえる。
・日本人の経営学者が日本企業の事例によりモデルを確立していること。
・いずれの事例もいきいきしていること。
・この本をよむことによって初めてナレッジマネジメントの本質を会得でき、SECIモデルを意識した活動ができること。
私も対して経営書を読んでいるわけではないが、それでもこの本は現在出ている経営書の10指には必ず入るはず。