【感想・ネタバレ】出世商人 (一)のレビュー

あらすじ

遺されたのは借財、託されたのは店の再建
急逝した父が遺したのは借財まみれの小さな艾屋(もぐさや)。
再建を志した文吉は、荒波を乗り越え立派な商人へとなれるのか。

薬種問屋に奉公していた文吉は、父が急逝し、家業の艾屋を継ぐ事となった。
形見は古い店と十両を超す借財。
文吉は店を再興しようと決意するが、艾売りだけでは金は返せそうにない。
しかも、借金の形(かた)に己の命までもかけられてしまい――。

絶体絶命の返済期限が迫る中、文吉に一発逆転の策はあるのか?
書き下ろし新シリーズ、第一弾!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

大火で5歳で両親を亡くし、遠縁を転々とした後、養父母に引き取られ、11歳で奉公に出て5年、養父が借金を抱えたまま亡くなる波乱万丈さ

家業のもぐさ売りを始めるけれど、なかなか上手くいかず妨害もあってと冷ややかな1巻

千野先生にしては物語も主人公も淡々と進んで手応えがなく、最初は違和感が凄い

諦めと理詰め志向が極まって喜怒哀楽がほぼ無い文吉
残された養母と生きて行く事に全神経が注がれているので、それが必然なのかな、と感じます

今後、彼の感情と態度に熱が篭るのか楽しみです

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2022年09月22日

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