【感想・ネタバレ】桃源暗鬼 31のレビュー

あらすじ

鬼を無惨に扱う桃院黒馬に対抗する、鬼神の子・氷鷹零。戦いの最中、黒馬の罠にかかり、零はあと一歩のところで黒馬を逃してしまう。一方、四季はオークション会場で、桃太郎機関“最凶の世代”の桃柊冬呉と死闘を繰り広げる。想いは同じ二人だが、四季へ全く理解を示そうとしない冬呉。強くないと冬呉に話を聞いてもらえないと悟った四季は、全身全霊をかけて戦いに挑む。しかし、冬呉の攻撃が四季の暴走状態を引き起こすトリガーになってしまい…!?

おとぎ話が裏返る、現代異能バトル開幕!!

本作のテーマは、誰もが知る童話『桃太郎』。
だが、その物語は絵本の中で終わってはいなかった。
桃太郎と鬼の末裔による戦いは、密かに現代まで続いていたのである。
主人公・一ノ瀬四季は、育ての親・剛志の死をきっかけに、自らが鬼の血を引く者であると知る。
そして、桃太郎たちに復讐すべく、その因縁の戦いへと身を投じていく。

本作最大の魅力は、異能バトルアクション。
鬼の末裔たちは「血」を用い、それぞれ異なる特性を発現させて戦う。
対する桃太郎たちは、「細菌」を操るという斬新な能力を武器に立ちはだかる。
“血”と“細菌”という独自の概念がぶつかり合う戦闘描写は、読む者を惹きつけてやまない。

そして、物語が進むにつれ、誰が本当に“悪”なのかという問いが浮かび上がってくる。
桃太郎は正義の象徴か、それとも——?

おとぎ話の“その後”を描いた、ダークかつ熱い現代バトル譚。
ぜひその目で、真実を見届けていただきたい。

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