あらすじ
一膳飯屋「樽屋」を幇間の千代丸が訪ねて来る。大根飯を考案した孝助に、「大食いの会」の料理人を願ってきたのだ。食べ物を粗末に扱われるかと、孝助は参加を断るが、会場がかつての『なみ川』であり、父の夢だった会席料理が出されると知った店主の喜助は、孝助への参加をうながす。一方、料理人番付作りに関わっていた元板前の染次が殺される。文蔵の下っ引きでもある孝助は、番付の裏取引を疑う。そして共に十一年前の取り潰し事件を追っていた浪人の越野十郎太は、帰参すると言って突然姿を消してしまう。料理と事件の謎を追う人気捕物シリーズ、遂に完結!
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Posted by ブクログ
さすがに最終巻だから、今までほとんど進まなかったなみ川の話が一気に進むので面白く一気に読めた。しかし、いつも寺にいけば誰かに切られそうになるんだから、呼び出された時点で、気づいて手をうっといてくれ…、とか、孝助は、なみ川を取り戻しても樽屋をやるはずでは…?とちょっと思っちゃいました。
Posted by ブクログ
第五弾で最終話
懐石料理の件から相手の片割れが墓穴、岡っ引きの文蔵、同心とを跳ね返し無事真相を、そして旧藩に係る秘密も、そのおかげで十郎太に助けられ元の「なみ川」を復活、いがみ合っていた下っ引き協力もあって