【感想・ネタバレ】てんぷら擬宝珠 浅草料理捕物帖 四の巻のレビュー

あらすじ

菊屋橋のたもとには屋台天ぷら屋『天海屋』がある。店主の弥吉は十四歳のとき、客の男にてんぷらを食べさせてもらい、母親の薬代金を恵んでもらった。弥吉は十年前の恩人を探すため、屋台を先代から引き継いだ。そして遂にその男が再び客として現れたが、喜久次と名乗った男は、欄干の柱頭で手についた油を拭き取った。下品な仕草に眉をしかめたところへ、文蔵の手下の孝助が、押し込みについて聞きにやってきた。弥吉は恩人へ疑惑をもちはじめ、それは孝助の実家だった名店『なみ川』の取り潰し事件の謎へも繋がってくるのだが――。読んで美味しくスリリングな江戸料理小説、いよいよ佳境へ。待望の第四弾の登場!

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Posted by ブクログ

第四弾
過去の実家に関する事件解決の為に岡っ引きの手下として事件の解決に
今回は屋台の天ぷら屋に、昔の恩人を求めて天ぷら屋を引き継いだ男の悲喜劇、しかし最後は善悪が入込むがハッピーに

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2019年03月18日

Posted by ブクログ

屋台の天ぷら屋を亀二爺さんから譲られて、営んでるのは弥吉という。弥吉は幼い頃行方知れずの父親を探して江戸の町中を探し回り、母親とひもじさのあまり途方に暮れていた時に、天ぷらを食わせてくれて5両もの金をくれた恩人を探していた。それには同じ場所にいなければと、亀二から天ぷら修行していたのだった。亀二が腹のなかに腫瘍だできて、寝たり起きたりをするうちに、屋台を譲り受けたのだった。
ある日、恩人の夢を見た朝偶然にも10年ぶりに舞い戻ったという恩人に似た男が屋台にやってきた。

事件と人情、絡み複雑な展開を迎える登場人物たち。
読み応えある第4巻。

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2019年03月11日

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