【感想・ネタバレ】詩歌川百景 1のレビュー

あらすじ

『海街diary』と繋がる物語、開幕!

山形の山里にある小さな温泉町・河鹿沢温泉の旅館で湯守り見習いとして働く和樹。弟の守とともに、旅館の女将や周囲の大人の思惑に時に守られ時に翻弄されながら暮らしている。
大人たちの抱える過去、そして河鹿沢温泉に数年前に引っ越してきた旅館の大女将の孫娘・妙をはじめ幼なじみ達との友情と恋と人生が静かに紡がれていくーーー

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文学です

架空の世界をこれだけ実感溢れる様に描写できるのを改めてぞくぞくしながら読んでます。ラインやネット配信もありの現代を生きる若者達、厳しい自然の中に美しさを描く作者の絵に入り込んでしまう。続きも出たのでまとめて読むことをお薦めします。

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2022年02月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人間関係が複雑すぎて、血縁関係を把握するのが難しかったです。何度も読み返しました。

人は、必ず何かを抱えて生きているけれど、それに惑わされない強さとか、腐らない美しさがいいなぁと思います。言葉に現われない行動が精緻に表現されていて、通り過ぎた過去に同じような経験をしたのであれば、その傷やら痛みやらをリアルで昇華できるような物語だなと思いました。

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2021年09月12日

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吉田秋生先生のお話は、相変わらず心に染みます…。
和樹のその後…ということは、いつかまた大人になった鈴ちゃんたちも登場するのでしょうか。
なんてちょっと期待したりして。
先生ならありそうだし。
別れ別れになった智樹くんも気になるところです。

余談ですが、ここ数年は鎌倉に行くとつい海街diaryの景色を探しながら歩いたりしてます。
駅周辺の観光地化は本当に酷いですけどね。。
モデルになった温泉もいつか行ってみたいなあ。

余談ついでに、、ラヴァーズ・キスの藤井くんのその後も読んでみたいなあとずっと思ってます…!
海街diaryのときの藤井くんは、正直ちょっと冴えなかった…泣
でもって出来れば絵柄はBANANA FISHの最期の頃の感じで…!(海街diaryの時は可愛らし過ぎたので。。)
なんちゃって、わがままデスネ、はい。

あ、このお話にはいまの絵柄が合ってて好きです!

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2023年06月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

さすがだな…。
それぞれの人物のかき分け、性格がちょっとしたコマに表われてて、1冊しか読んでいないのに何冊か読んだような濃さを感じる。
ずっと続けて読んでいきたいが、完結する前に読み始めてしまったのでこれから先が気になりそうだ。

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2023年07月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一巻でわかるのは、
主人公の男の子は地元の温泉街にある温泉旅館で新米従業員として働いているが、仕事でも人間的にも一枚も二枚も上手の幼馴染の女の子に嫉妬しつつ、惹かれている。この幼馴染の女の子は旅館の大女将の孫にあたり、母と確執がある。

まだまだ物語の序盤ではあるが、よく取材された温泉旅館の背景が見えて面白い。何より人間関係の伏線の貼り方が好き。今後の展開も気になる作品。

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2022年02月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

海街ダイアリーの続編が山形の温泉地とは。かつては、すずが住んでいたところ。最初にちょっと出てきた、すずの弟、和樹が主人公。
狭い町の、濃い人間関係が描かれるのだろうか。妙は何でも分かっていそうな女の子だが、何か抱えていそうな。

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2021年05月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

海街の最終巻の番外編を本編にした物語。番外編でいったん綺麗にまとまったものをどうしてまた題材にしたんだろって考えたけど、和樹を救いたいんだろうなと思ったら納得したし読んでいきたいと思った。

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2020年10月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

田舎の小さな人間関係の諸々の描き方が
相変わらず非常に絶妙だ。

田舎に連れてきておいて進学しないといったら
怒るし父親のせいにする母親、嫌だなぁ。
自分ならこの母親から離れる為に進学したい。

離れて暮らしていた弟と『共有するものがのう何もない』
という表現が秀逸だと思う。
弟の筈だけれど、目の前にいるのは知らない不良である。
親についていかなければ、荒むこともなかっただろうか。
一緒に暮らしてもいないし縁を切ったも同然の
弟の所業など、自分も遠い噂で聞くレベルなのに
何故報告しなければならないのだろう。
妙ちゃんが会話を録音までして「パワハラだ」と言うのが恰好良かった。
自分でも録音している和樹も偉い。

田舎の大人の良くも悪くも無責任な感じがリアルだが、
田舎か都会かに関わらず
『どんな場所でも人の住むところには必ず悪意と揉め事がある』。
そう言い切ってしまうのも寂しい気もするが。

倉さんが合格祈願と聞いて「どれ」と一緒に祈願してくれるのがさりげなくて素敵だ。
寒いから逆に湯温を下げるというの、なるほどと思った。

自分も雪国育ちなので、冬がモノトーンではないことに共感する。美しい描写だった。

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2025年07月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

24/12/4
『海街diary』に続き、現在連載中のこちらを読み始めた。

前作が鎌倉という実在する歴史的にも有名な地方の街を舞台にしていたのに対して、こちらは山形北部の山間にある架空の温泉街・河鹿沢を舞台としている。

今作には、『海街』のすずのような、そこに新たに引っ越してくる者を主人公にはせず、この町で育って今年で新成人となる湯守見習いの飯田和樹が語り手のため、前作以上に地味というか地に足のついた日常感のある物語の滑り出しで、分かりやすい面白さや先の気になり具合は薄い。初っ端から町の人々が大量に登場し、早くも人物の相関図を覚えられていない。

今作の「ヒロイン」となるであろう高3の小川妙の存在・造形もさることながら、今のところ最も気になっているのは、和樹の同級生であり、めちゃくちゃ優秀なのに大学進学せずに地元の役場に就職した林田類くん。彼が4話p.174でこぼした言葉「都合のいい美しい物語だけを発信するのがおれの仕事だ」「ザ・田舎の不都合な真実には一切触れない」は、明らかにこの “物語” そのものへの皮肉な自己言及として読めてしまう。酷い悪意や謎めいた哀しい死など、美しいだけではない事柄がこの1巻でも幾つか描写されてはいるものの、基本的には「都合のいい美しい物語」のほうへ向かおうとしているこの作品が、この後どういった展開を見せるのか、期待している。

山間の温泉宿が舞台の作品といえばアニメ『花咲くいろは』がまず思い付くが、あれも主人公は「都会」から引っ越してきた移住者だった。和樹も生まれは都会ではあるようだが、物語開始時点ですでにこの町で長く暮らしている点は大きな違いだろう。
妙との異性愛ストーリーがおそらくこのあと進むのだろうけど、類の妹(中3)から和樹は好意を持たれているっぽいので、三角関係も期待できる。


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2024年12月04日

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スピンオフ

海街ダイアリーのスピンオフです。
すずの血縁のない弟だった和樹が主人公。
すずの父亡きあとさっさと他の男の所に行った母と別れて鰍沢に残り、今は旅館あづまやで働く。

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2022年12月04日

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