あらすじ
「……ダメだ。あれは私では倒せない……」
悪魔の心臓(デモンズハート)を貪り食い、凶悪な変異を遂げた聖ミスラ。
その凄まじい力にはイネスの『光の剣』も【厄災の魔竜】のブレスも通用しない。
圧倒的な力で暴走する怪物に翻弄されるノールたち。
「みんな、ここを死守しろ!」
窮地に陥ったノールは怪物を止めることができるのか?
変異し、暴走する怪物。
その圧倒的な力に対し、ノールたちはどう闘うのか!?
感情タグBEST3
3冊に渡る神聖ミスラ王国編完結…!!
面白過ぎて一度読み出すと止められず、他のことが手につかなくなるくらいでした!
たくさん見どころはありましたが、イネスの覚醒?冒険者のアスティラとオーケンの再会がとてもぐっときました…!!
ノールとリーンの絡みは当初より少なくはなりましたが、なんというか絆のようなものを感じられるほどになっている気がします。
次巻からは新章…楽しみです☆
Posted by ブクログ
聖ミスラ編のクライマックスに相応しく、今巻も戦闘がとにかく熱い! 総力戦の中で、それぞれのキャラクターが持ち味を発揮していく展開が格好よく、最後まで一気に読まされた。
それにしても、これだけ規格外の活躍をしておきながら、本人だけは「まだまだ自分は未熟」と思っているノールには笑ってしまう。もはや世界最強クラスなのに、本人の自己評価だけがまったく追いついていない。この「周囲との認識のズレ」こそ、やっぱり本シリーズの魅力。
さらに、イネスの活躍と覚醒、ロロの成長も嬉しいところ。ノールだけが強くなるのではなく、仲間たちもそれぞれの形で成長しているのがいい。特にイネスの戦いぶりは実に格好よく、ロロの成長にはこれまでの積み重ねを感じて感慨深かった。
そして、激戦の決着後に描かれる後日談も良かった。戦いが終わって「めでたしめでたし」ではなく、その結果が人々や国、登場人物たちの日常にどう影響していくのかまで描いてくれるので、世界がちゃんと続いている感じがする。
熱いバトル、無自覚最強のノール、仲間たちの成長、そして戦いの後に残る物語。聖ミスラ編の締めくくりとして、シリーズの魅力がぎゅっと詰まった満足度の高い一冊だった。