感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
ついに最終巻!
赤の王冠に振り回され3人の王はそれぞれ身動きが取れず絶対絶命
そしてサミュエルの王杖であるエスメの死…
この前にサミュエルがプロポーズしているシーンは本当に嬉しくてこの2人が笑い合っていれればいいなと思った矢先の戦死…。
もう何度泣いたかわからないし、エスメの死をしばらく受け入れられなかった…
それくらい好きな登場人物だった
それはイルバスにとってもそうで彼女の死によりイルバスの民が立ち上がった
今回の勝利は王達だけではなく身分をこれ全てのイルバスの民で勝ち取ったもの。
今や政治の主役は国民となった
王族はお飾りではなく、民の精神的支柱となっている。
これがきっと理想の世界なんだろう。
そしてアデール女王が目指した国でもある。
彼らの今後の在り方をそっと見守って行きたい。
Posted by ブクログ
終わってほしくなくてずっと読むのを先延ばしにしてたんだけど、とうとう終わってしまった…読み終わりました。
アデールのときもだったけど、主要人物の死を容赦なく突きつけてくるねこの作者。おかげで中盤からは泣きながら読むハメになったよ…。だって絶対死にそうにないキャラじゃん!登場人物たちも読者も「なんでこの子が」ってなったでしょ。わたしもこのキャラのこと大好きだったから当然なったよ。この子がどんなイルバスを作っていくのか見たかったからあのシーンを読んだときは嘘でしょってリアルで声でた。
遺されたものたちの失ったものは大きくて残った傷も深い。内外から共同統治の荒や、王はひとりでいいと指摘されその隙を狙われたなかで三人の王がいなければ勝てなかった展開は見事でした。
アデールのときには姉妹で王座を争っていたのに、ベアトリスがカミラに共に王になってほしくて「女王になって」って言うところも最高。
そしてよりよい国を築いたいくために王制から脱却していくラスト。はーーーこれで完結なのがさみしいけど素晴らしいラストだった。息を吐く間もなくずっと楽しめたこのシリーズ大好きです。
匿名
最終巻はハラハラヤキモキしましたが、勝利に終わってホッとしました。兄弟に頼れず、一人で敵に対峙していたときにベアトリスが見せた弱い部分が、いつも堂々とした彼女とは違った1人の人間らしさが出ていてよかったです。
好きなシリーズなので、終わってしまうのは寂しい。
Posted by ブクログ
平和な時代を切り取ったお話ではなく、王政や戦を描くと最後はやはり民主政治に落ち着くんだなと思った。そう考えると、私たちの生きている歴史はとりあえず間違いではなく、向かうべき方向に向かった行先なんだと思える。
流血女神伝をちょっと思い出した。
ただシリーズで主人公だった彼女が死ぬなんて…、今からなのに?と、途中まで全く信じられなかった。
涙と鼻水で何回か読むのを中断するほどに…。
成長したマノリト王や、アルバートとクローディアの子どもたちの短編なんかも読みたい。