【感想・ネタバレ】ベアトリス、お前は廃墟を統べる深紅の女王のレビュー

あらすじ

王冠を捨てた王女、カミラがイルバスに帰ってきた。ジュスト・バルバが率いる反王政組織「赤の王冠」に関与する国内外の人物に接触し、クーデターの首謀者を突き止めるべく独自に動き出す。一方、暗躍する「赤の王冠」によって三人の王は分断され、身動きが取れずにいた。アルバートは前線で行方不明、ベアトリスは同盟国のニカヤに留め置かれ、サミュエルは正体不明の毒物により高熱にうなされる状況の中、ニカヤで経験を積んだサミュエルの王杖・エスメもまたイルバスに帰還する。集結するイルバス王家と「赤の王冠」、ついに全面対決! 「廃墟」シリーズ完結巻!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

え、エスメ〜〜!
行動力の塊で明るくて純真な貴女が大好きだよ!

サミュエル陛下の成長のために、遺言と同じ言葉を遺して去っていくエスメ&精神を病んでしまうサミュエル陛下…。対比が寂しいけど、これを経てサミュエル陛下は最終決戦に臨めたんだと思うと…いやでも納得出来ん!

アルバート陛下は勘を信じて信じ抜く様が貫かれていて「らしさ」が出てると思ったし、ベアトリス陛下は迷いながらでもギャレットと二人三脚で進んでいく未来が見えた。

お願いしますどうか全員揃って王政存続したver.のIFストーリーを頂けないでしょうか…

0
2024年08月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ついに最終巻!
赤の王冠に振り回され3人の王はそれぞれ身動きが取れず絶対絶命
そしてサミュエルの王杖であるエスメの死…
この前にサミュエルがプロポーズしているシーンは本当に嬉しくてこの2人が笑い合っていれればいいなと思った矢先の戦死…。
もう何度泣いたかわからないし、エスメの死をしばらく受け入れられなかった…
それくらい好きな登場人物だった
それはイルバスにとってもそうで彼女の死によりイルバスの民が立ち上がった
今回の勝利は王達だけではなく身分をこれ全てのイルバスの民で勝ち取ったもの。
今や政治の主役は国民となった
王族はお飾りではなく、民の精神的支柱となっている。
これがきっと理想の世界なんだろう。
そしてアデール女王が目指した国でもある。

彼らの今後の在り方をそっと見守って行きたい。

0
2024年06月18日

Posted by ブクログ

廃墟シリーズ完結!兄弟全員が王になる。という設定で王政の物語の中では変わった設定で面白かったです。その設定ならではの確執や闘争があったりして。
だいぶ前に読んだのでオチを忘れてしまいましたが、一気に読み切るほど面白かったというのは覚えています。

0
2024年04月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

終わってほしくなくてずっと読むのを先延ばしにしてたんだけど、とうとう終わってしまった…読み終わりました。

アデールのときもだったけど、主要人物の死を容赦なく突きつけてくるねこの作者。おかげで中盤からは泣きながら読むハメになったよ…。だって絶対死にそうにないキャラじゃん!登場人物たちも読者も「なんでこの子が」ってなったでしょ。わたしもこのキャラのこと大好きだったから当然なったよ。この子がどんなイルバスを作っていくのか見たかったからあのシーンを読んだときは嘘でしょってリアルで声でた。

遺されたものたちの失ったものは大きくて残った傷も深い。内外から共同統治の荒や、王はひとりでいいと指摘されその隙を狙われたなかで三人の王がいなければ勝てなかった展開は見事でした。
アデールのときには姉妹で王座を争っていたのに、ベアトリスがカミラに共に王になってほしくて「女王になって」って言うところも最高。
そしてよりよい国を築いたいくために王制から脱却していくラスト。はーーーこれで完結なのがさみしいけど素晴らしいラストだった。息を吐く間もなくずっと楽しめたこのシリーズ大好きです。

0
2024年01月14日

匿名

ネタバレ 購入済み

最終巻はハラハラヤキモキしましたが、勝利に終わってホッとしました。兄弟に頼れず、一人で敵に対峙していたときにベアトリスが見せた弱い部分が、いつも堂々とした彼女とは違った1人の人間らしさが出ていてよかったです。
好きなシリーズなので、終わってしまうのは寂しい。

0
2023年12月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

平和な時代を切り取ったお話ではなく、王政や戦を描くと最後はやはり民主政治に落ち着くんだなと思った。そう考えると、私たちの生きている歴史はとりあえず間違いではなく、向かうべき方向に向かった行先なんだと思える。
流血女神伝をちょっと思い出した。

ただシリーズで主人公だった彼女が死ぬなんて…、今からなのに?と、途中まで全く信じられなかった。
涙と鼻水で何回か読むのを中断するほどに…。

成長したマノリト王や、アルバートとクローディアの子どもたちの短編なんかも読みたい。

0
2023年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

オギャアアアっ!?
途中でマジで叫びそうになってしまった……。いや、まさか、彼女がお亡くなりになるとは。塗り潰しのページの演出の絶望感よ……ツラ。

ソレ以外は、主人公側の勝利で気持ちいいラストではあった。

0
2023年04月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

被害は甚大でしたが、無事黒幕も倒して大団円。今回はエスメのおかげで民とひとつになったところも少なからずあるので、ここから学んで次の教訓としてまた国のあり方が変わっていくというのは国として、話として、まとまって終わってよかった・・・よかったんですが。
エスメ!!
どうしてもエスメなのかというサミュエルの言葉に大きく頷かざるを得ません
それでも王としての判断を選べたサミュエルは偉すぎます
来世があったら平和な世界で2人には幸せになってもらいたいものです

0
2025年02月05日

「小説」ランキング