あらすじ
所はハーフォードシア。ベネット家には五人の娘がいる。その近所に、独身の資産家ビングリーが引越してきた。彼は美しくすなおな長女ジェーンに惹かれ、その友人ダーシーは聡明で溌刺とした次女エリザベスを好ましく思うが……。のどかな「田舎の村の家庭生活の絵」の中に、オースティン一流の精緻な人間観察とユーモアが光る。
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Posted by ブクログ
オースティンの名作ですが、現在にも通じるメッセージが沢山。
思慮深いメアリの、鋭い発言に痺れた。
「高慢は誰にでもある弱点だと思うわ。万人共通的のものだと思うのよ。人間の性質は、とにかく高慢に傾きやすいんだわ」
「そして何かしら自分の特質に自己満足を感じない人は、ほとんどいないと思うわ。虚栄と高慢は、よく同じ意味に使われる言葉だけど、まるで別なんだわ。虚栄がなくとも、高慢な人もあるんだから」
「高慢は自分自身をよく思うことだし、虚栄は人によく思われたいってことなんだわ」
その通りだなあと思う。
あと、エリザベスが賢くウィットに富んでいて素敵なので途中からエリザベスを追ってました。笑
2人のロマンスの盛り上がりも最高です。
一読の価値あり。
Posted by ブクログ
ロマンス読みとして一度は読んでおきたかった超有名作品。
映画とドラマは視聴済みでストーリーはわかっているのでひたすらダーシーに萌えながら読む、という邪道?な読み方を。
高慢だと批判していたダーシーの手紙を読んで偏見を持っていたことを自覚するエリザベスのシーンが印象的。
高慢だったのは一体どっちだったのだろうか。
「高慢は、誰にもある弱点だと思うわ。」
Posted by ブクログ
アガサレーズンの物語を読んだ後のまたしてもイギリス作家の物語。どうも高慢な登場人物というのはイギリス文学のマストなんだろう、知らんけど。そういやエミリーブロンテの作品も似たような登場人物が出ていたっけ...
さて、だいぶん昔から読み進めては挫折の連続だったこの本をようやく覚悟を決めて読み始めるも、人物名が名称になったり、〇〇夫人、〇〇嬢、通称と行単位で入れ替わるから誰が誰に対して誰のことを言ってるのか支離滅裂になってしまうのに慣れるのにだいぶんとかかった。上巻の半分ほど進めてきたところでようやくその癖にも慣れ始めてようやく物語の面白さが分かり始め、話の流れはほんとイギリス作家全般に同じような感じなので風土というか文化なんだろうな。タイトル通り誰もが高慢で誰に対しても偏見をもって接するのでそのやり取りやすれ違いが面白い。ベネット家の次女エリザベスの心情と葛藤がこの物語の肝なのだが、それにまとわりつく富豪で鼻持ちならないダーシー、聖職者のコリンズの性格も絶妙で言い回しはくどいものの全体的にはコメディーに近い。ベネット家の長女のジェーンが5人姉妹のまとめ役なんだけど、これまたダーシーの友人ウィカムに恋し、失恋し、ベネット家の従妹のロンドンの家でしばらく傷心を癒やしてさて、ベネット家の今後とエリザベスの怒りの矛先はどこへ?
内容も分かりやすいと言えばわかりやすいし読んでクスッとなるんだけど、なんせ読みにくい。慣れたと言っても行を読んでいるうちに次の行を見失うくらいにまどろっこっしい文脈でなかなか読み進められないのが厳しかった。