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まだまだ謎の多第1巻です。その中でも自身を守るために旅に出るシエル。果たして、護衛の二人は味方なのか敵なのか。そして、なぜここまでシエルは狙われるのか。まだまだ明日さえシエルにはしんじられないでしょうが、生き抜いてほしいです。
シェリーの処刑までの描写や邂逅は読んでいてもはっきり言ってツラい…冒頭と父親に打ち明ける時に描かれますが、キツイ。しかし、だからこそシェリーが記憶が戻った後の行動が際立ち、表情や態度の描かれ方が丁寧だと感じます。記憶が戻ったあと逃亡するなかで出会うカーナやキリオ、コハクとこれからどんな方向に向かうの...続きを読むか楽しみです。国がおかしくなるまでまだ期間があり、父親に打ち明けたこと、新たな仲間ができたことが今後どんな展開につながるのかなぁ。皇子や国王もなんかありげだし。令嬢転生ものですが、ドキドキしながら読めます。
1巻だけ読んだ感想です。
心情描写重視の元公爵令嬢によるやり直しファンタジーアドベンチャーものです。かわいい表紙をしていますが、タイトルに偽りなくまじめに展開してくれます。
「誰を信じられるというのでしょう」という命題から主人公は逃げません。そのため登場人物一人一人の心理が非常に重要にな...続きを読むるわけですが, そこのところはしっかり描いてくれるので筋の通った作品といえます。
一方でダークな話になりますし, もどかしさもつきものですからライトな読者には合わないかもしれません。戦闘の描写も最低限抑える程度なのでそれには期待せず, 出し抜く過程や仲間とのイチャイチャを楽しみましょう。
吐き気を催す邪悪と真っ当な人が入り乱れる中をどう逃げ延びるかというところで, 対人チートな仲間をつけることで“疑心暗鬼で身動きが取れない状況”を打破するというやり方を取っています。お助け要素というやつです。スピード感をある程度維持できるのでこれはこれでよい設定だと思います。それゆえ本当の課題は“邪悪ではないが利害を異にする相手”ではないかと予想しています。
主人公は疑心暗鬼な幼女。やり直しにより精神は成人女性という設定です。常識はありませんが良識はあります。様々な強力な魔法が使えるので作戦において器用万能です。対策さえされなければできないことなど多分ありません。
1巻途中からパーティを組みます。熟練冒険者親子で彼らこそがチート。何しろパーフェクトな対人鑑定能力を持っていて, それに頼らない第六感も存在し, 二人とも戦闘能力が高いという冒険者欲張りセット。訳アリなようではあります。
あと特記しておきたいのはあざといコミュニケーションです。平気で頭をなでたり抱き着いたりします。かなり頻繁です。1巻時点では家族愛のようなものですが, ほほえましいと受け取ることができる人以外は避けた方がいいかもしれません。
ご飯がおいしそうに描写されていたのも個人的なポイントですね。コミュニケーションは温度ですよ! という電波を受信した気がしますが, まあ多少感性が違う読者にとってもそう悪い作品ではないと思います。お試しあれ。
結構闇が深そうな物語でした。3人の旅がどうなるのか、そしてシェリーことシエルの未来がどの様になるのか期待です。
Posted by ブクログ 2020年08月28日
王太子の婚約者だったのに冤罪で拷問され処刑されたら、子供に逆行のパターン。
人間不信のシエルが、Aランク冒険者カーナと息子キリアの二人と旅をするストーリー。
謎だらけの状態なのですが、完了まで長そう。
番外編『初めてのお料理』シエルが旅で朝食を作った。
一度、死んで、記憶を持ったまま、やり直す系ですが、ちょくちょく嫌な感じを思い出していて、爽やかにやり直すという風にはなりません。一緒に旅する冒険者に今後どのように心を癒され幸せになっていくのか楽しみです。
過去に戻る話はいくつか読みました。
この作品は試し読みをした後、新しい展開になるだろうと期待して購入しましたが正解でした。
続きも気になります。