感情タグBEST3
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じーんときた
読みはじめはちょっと不気味でどうなるかと思ったけど想像を裏切るストーリーでした。
喜八が不安に思うお互いの寿命…草太に先立たれて思い出という物語となってしまう恐怖…
あーこの話の結末は命尽きる最後の瞬間を見せられるのかなと泣きそうになりながら読んでいましたが、すごく良い終わり方でした!
カバーをめくると早寝さんのコメントが書かれていて、そこまでの配慮さすがですと思いました!感無量です!
どんなに良い話でも最期に命尽きるシーンを書かれてしまうと私はもうそのマンガを開けなくなってしまうのでこのお話はもうパーフェクトです!
心に沁み入るストーリー
ただBがLするだけでなく(この心の距離が近づいていく様子も、もちろんときめくのですが)、人生や生きるということについて、深く深く考えさせられました。
良質な文学作品のような漫画。
物語のように生命維持にはなんの役にも立たないように見えるものを楽しむことができる、それこそ”生きる証”だということ。
作中の草太の独白にじーんとしました。。
何度も何度も読み返したくなる作品です。
じんわりきます
ペンネームが変なのでギャグの人かなと思ったら、絵もお話も全然違いました。
始めの方の、講談師がいきなり化け猫になるところ、ぞわっときました!
が、喜八さんは終始優しい人(猫)でした。
桔梗さんもとても素敵。
この先のこと、泣かせにくることもできたんでしょうが、ふんわり終わりにしてくださってありがとうございます。
愛しいと…
愛しいと思えば思う程、いつか訪れる「どちらかの最期の時」が怖い…
寿命なんて誰もわからない。
私も、いつか残される立場になったらどうしよう…
私が先ならいいのにと思った直後に、そうなったらパートナーがその立場になってしまうのかと胸が痛くなる。
物語の二人には、どちらかの時間軸で時が流れますようにと願ってしまいました。
さすが希代のストーリーテラー
大好きな作家さんです。不思議で切なくてホッコリするお話をいつも楽しく読んでいます。今回の作品も化け猫がテーマで、切なくて優しい素敵なお話でした。寿命の違う異種譚なので、単に同性というだけではない複雑な未来になるのでしょうが、読み手の想像でいくらでも膨らむ余地を残してくれています。私は誰にとっても幸せな未来をみています。
この先生はがっつりファンタジーじゃなくて、現実とファンタジーを織り交ぜるのが本当に上手だと思う。
特にこの一冊は、モノローグに頼らない絵だけの描写がめちゃくちゃ面白かった。
たとえば、攻めが花柄の布団を叩く。するとまるで飛び出てきたかのように花が舞う。その花びらが全く別の場所で眠っている受けの上に舞い落ちる。
(もちろん、「わっ、なんだこの花びらは!」などと言ったりはしない」)
現実と非現実が混ざり合う、あるいはふたりの気持ちがリンクしていることを示す漫画ならではの演出がすごい。
先生の単行本は全部持ってるけど、ストーリー抜きで一番を選ぶならこれ。
内容も素敵だけどね。誰かの人生と、自分の人生が重なり合うっていいなぁと思わせてくれるあたたかなお話でした。
買って良かった!
すごく温かい話で、ホロッと泣きそうになりました。
試し読みでとても続きが気になり、購入してみましたが、アタリでした。
作者さんの他の作品も読んでみようと思います。
妖怪だけど人間で、人間なのに妖怪になれそう、という独特の世界観で、そういう曖昧模糊としたほんわかした雰囲気にうっとりしました。