【感想・ネタバレ】Who You Are(フーユーアー)君の真の言葉と行動こそが困難を生き抜くチームをつくるのレビュー

あらすじ

『HARD THINGS』著者、ベン・ホロウィッツ第2弾!

数々の困難を乗り越えた起業家が、武士道、ハイチの指導者、
チンギス・ハンなどに学んだ最強文化のつくり方

起業したときにシリコンバレーの大物たちが異口同音に教えてくれたことがある。
「企業文化に気をつけろ。なによりも文化が重要だ」

偉大な文化があっても、偉大なチームをつくれるわけじゃない。
プロダクトがダメなら、文化が優れていても企業は失敗する。
それでも文化を気にすべきなのは、人間の記憶に残るのは会社の業績でもなく、賞をもらったことでもなく、時にはプロダクトでもなく、会社の気風や気質だからだ。そこからみんなの純粋な目的意識が生まれる。

■逆境を越えて偉大な文化をつくった歴史上のリーダーから学ぶ

<本書に登場する人物>
人類で唯一奴隷革命を成し遂げたハイチの指導者、トーサン・ルーベルチュール
700年も武士による支配を可能にした日本の侍
世界最大の帝国を1000年前に築き上げたチンギス・ハン
殺人の罪で刑務所に入りギャングたちを統率した男、シャカ・サンゴール

■死の淵から生き延びた著者の経験に加え、スラック、ツイッター、フェイスブックなどのスター経営者の経験から引き出したテクニック
・ショッキングなルールをつくれ
・完璧を目指すな
・人のまねをするな
・言行を一致させる
・自分が何者なのか自問する
・悪い知らせを歓迎する

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ベン・ホロウィッツが企業文化の構築のノウハウを、自身の体験と他者の経験や歴史から学んだ情報とを織り混ぜて、体系的にまとめた本。最近読んだ本の中で、一際その内容に引き込まれた本だった。

・口先であなたの望みを伝えるだけでは文化は変わらない。差し迫った必要があることを部下に実感させなければならない。(p.174)

・どの企業文化でも最も重要な要素は、社員が会社を気にかけているかどうかだ。彼らは自分の仕事の質を気にかけ、会社のミッションを気にかけ、良き市民であることを気にかけ、会社が勝つことを気にかけている。ということは、企業文化が成功するかどうかは、その会社でどんな行動が報われるかに大きく左右される。仕事について気にかけると報われるのか?それとも、これっぽっちも気にかけないほうが得をするのか?社員が努力して何かを変えようとしたり、新しいアイデアを提案するたびに、官僚体質や優柔不断さや無関心に阻まれていれば、文化は傷つく。会社を前進させた社員が認められ報われるたびに、文化は強くなる。(p.236)

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2021年06月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この本のここがオススメ

「偉大な文化があっても、偉大なチームをつくれるわけじゃない。プロダクトがダメなら、文化が優れていても企業は失敗する。それでも文化を気にすべきなのは、人間の記憶に残るのは会社の業績でもなく、時にはプロダクトでもなく、会社の気風や気質」

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2024年06月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

起業したい人、就職・転職活動をしている人におすすめです。

どのような文化の職場で働きたいか、じっくり考える機会が得られるのでははないでしょうか。

例えば、
「育児・介護休暇の制度は整っているけれど、職場内では、休暇をとれる雰囲気ではない」
といったことはよくある話でしょう。

企業文化について、分かりやすい例を用いて紹介、考察している本です。

同じ業界でも、イケイケ営業の気質が強い会社があれば、一方で、コツコツと足で稼ぐ営業を得意とする会社もあります。

望まない文化ができあがってしまった時の対処法が指南されていました。文化について、毎日顔を合わせて話し合う、所属する者たちの行動で決まる、など、文化をよくしていく方法には納得します。

それを実行し、より良い文化を作り上げるのは簡単ではないでしょうけれど。

ビジネスだけでなく、コミュニティでも、趣味の仲間でも、共通する話だと感じました。いろいろな人がいて、いろいろな考え方があって、でも、共通の目的のために、組織として前進するには何が大切か。

学べる点はたくさんあると思います。

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2020年07月26日

ネタバレ 購入済み

リーダーの行動が大事

海外の翻訳は、ニュアンスが伝わらず、残念な内容になることも多いですが、この本は、興味深く読めました。リーダーの行動が文化を作るということに共感できました。

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2021年07月03日

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