あらすじ
「……博道くん。たすけて……」
理不尽な大人の脅迫により演劇が出来ないほど傷ついた晴香は、心の拠り所に俺を求める。
でも……俺はもう晴香を求めてはいなかった。俺の心にはもう時雨しか居ない。晴香の心が落ち着けば別れ話を切り出そう。迷いは無い。時雨の与えてくれた『猛毒』が俺の心の奥底まで染み込んでいたから。
だが俺は心するべきだった。
『猛毒』(あいじょう)とは身を滅ぼすが故に毒なのだと。
毒々しく色づいた徒花が、堕ちる。“不”純愛ラブコメ、最終章――
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
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良い意味でこのラノベやばい !
今まで読んできたラノベのなかでこの作品は一番ヤバかったです!!読んでいて色々な感情が湧き出て何がなんなのか頭が混乱しましたね!w
特に最後は凄かったです!ひろみちと晴香お互いやっと本音でさらけ出して、このまま皆それぞれの道へ歩んで行くのかと思ったらの急展開でとてもビックリしました!!まさかのあぁなってあぁなるとは思いも知りませんでした!!!(語彙力)
あと一番最後のひろみちの切実な願いにちょっと泣きそうになりました!!
最後になりますが作者さん今までお疲れ様でした!
僕はこの作品に出会えてとても最高です!
作者さん天才!!!
Posted by ブクログ
博道と晴香が、お互いの気持ちがすれ違っていることに気づいていて、それでも騙し続けて表面の付き合いをしていたことが何とも歪んだ関係なのか。
そしてラストでは、晴香の記憶が戻らないことにより、区切りをつけたはずの博道の決意が無駄になり、大人になっても時雨の前でだけ気持ちが楽になれる。解放されて心の底から幸せな日々には戻れないというのが残酷。でもこういう結末もいいと思う。
一つの究極の純愛
前半読み終わったあたりで、余りの急展開にナイスボートな作品みたいになるのか?とゾクッとしてしまいましたが、あそこからのカウンターで大団円に落とし込んでからの、記憶喪失と共犯者エンド…最後ま読み終わって鳥肌が立ちましたね。この作品はすごいです。新しい失楽園だなと思いました。
Posted by ブクログ
「不純愛」を謳った本作品ですが、自分は始めからこれも一つの愛のかたちであり、本作品は紛うかたなき「純愛物語」であると思っていたし、最後の最後まで純粋な愛が貫かれたと感じました。ただ、博道も晴香も若く未熟であっただけ。本作品のエピローグはバッドエンドと捉える方もトゥルーエンドと捉える方もいるでしょう。自分は後者であり、これこそがこの純愛物語に相応しい幕引きだったと感じています。なぜなら、形はどうあれ、三人とも欲しかった真実の愛を手に入れられたから。ただ、読み終えて確かに苦さと胸の痛みは残る。名作でした。