あらすじ
普通に働き、普通にご飯を食べ、普通に寝る。そんな平凡なハッピーで物足りた日常を過ごすサラリーマン・下山口一郎。
ある日突然、英雄として異世界に召喚されたけど、評価は★1つのハズレガチャ扱い……。
「嗚呼、もう帰りたい……」下山口の明日はどっちだ──!?
奇才・ドリヤス工場が描く、“異世界しょんぼり転生”開幕!
感情タグBEST3
御大にそっくり
もしも水木しげるが異世界漫画を描いたら・・・というネタ漫画です。背景の書き込みが圧倒的に足りませんが、世界観もストーリー展開もばっちり堪能できました。次は松本零士の元祖大四畳半異世界物語が読みたい。足立太がやれそでやれないメーテル顔の亜人達とハーレムを作るまでの話。
なんて生々しいんだ…
うだつのあがらない男、とはこの主人公のことか。
異世界という非現実的な世界のなかで、現実世界と変わらず、人を避け、偏見を持ち、評価されず、流されて生きている…
軽いギャグの中に生々しい人間の心が一滴垂らされていて、ははっと笑ったあとに苦々しい気持ちになる。
痛快とは程遠いが、癖になる話でした。これから話がどう展開するのか楽しみです。
面白いです
ご都合主義な異世界ものに対して、作風にマッチした主人公の切なさと前向きだけどもう帰りたい心境がたまらなく面白い。
頑張って5巻位まで連載して欲しい。
異世界ものが苦手な人も楽しめます。トホホ感満載で、化学繊維の服を大量生産して大儲けすることを思い付くものの、作り方知らないしと一瞬で諦める感じがリアルです。異世界に行ったところで急に活躍するわけでもない、現実感のある作品です。
ゲゲゲの…
絵はまんま鬼太郎のノリ。
もっとも、先に進めば少しタッチが変わってきて、むしろ「ナニワ金融道」系にも見えてくるが。
そして内容。
当初絵の個性に釣られ、全く期待していなかったが…これは良い!
現代社会を風刺したかのようなネタがちりばめられており、非常に面白い。
1巻10話の「ブラタモリ」のネタなど、気が付けばクスリと笑えるネタが満載。
これは予想以上の良作だと思います。
先の展開がどうなるのか、気になってしまう。
Posted by ブクログ
何時ものドリヤス工場。
流行り物に冷静なオタク視点で付き合って、描きたい事描いてるねぇ。
色んなアイデアはドレも何処かで見た話なんだけど、諦めの目線で出されると虚しい現実しか感じない不思議!!
作画・キャラクターデザイン・物語など地味です。
会話やドキドキ放り込まれる現代日本のあるあるネタはシュールな面白さ。
物語の進行や展開もゆっくりマイペースなのだが、
ドラマチックなことが起きるかと思えば、
意表をついて淡々とした展開が多いのでそういう意味では良くも悪くも裏切られます。
Posted by ブクログ
異世界転移したもののなんの取り柄もなく翻弄されるお話。同じような人もたくさん出てきて一体何人転移させられているんだと。水木しげる先生調の絵柄もなかなかいい感じ。思わず3巻まで一気買いしてしまいました。とはいっても★的には3つかなぁ?
笑った
水木しげる風の絵に引かれて読み始めた。しっかりした世界観ととぼけつつもクスッと笑えるところと哀愁、そして誰でも一度は経験したことのある「あるある」がおもしろい。仲間においてけぼりにされる感覚分かるわー。