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仲卸の存在意義
農大を卒業後野菜の仲卸の仕事に就いた青年と仲間の野菜にかける情熱を描いた漫画第三巻。
八百森で働く鼠屋はギャンブル中毒だ。
そんな彼はエリーとのりたまを助っ人にして桃の担当を言い渡される。
あまり野菜や果物に対して愛着のない彼はスピカマートの青果部バイヤーの谷から桃200ケースの注文を受けた。
しかもまだ時期的に桃はたくさん出回ってない。
そこをあえて谷は特売を組んで他のスーパーを出し抜こうとしていたのだ。
エリーたちも手伝う中である農園に行き着く。
阿部農園は直接取引をしている農家で桃は直販でしか扱ってないので断られる。
その話を聞いていく中でエリーは仲卸がなくてもちゃんと届くべきものがとどくべきところへつながっていくことに気づく。
その中で自分がなぜこの仕事をえらんだのかわからなくなってきた。
農産物を作るのはとても大変で、こだわるべきところがたくさんある。
そうしていると農家がそのまま販売するのも大変でそれのバトンを受け取って、そして渡すのが仲卸の仕事である。
しかし仕事である以上利益をださなくてはいけないので、ときには農家のこだわりを、特売という形で売りたたくこともある以上理想と現実の間で板挟みになるのはつらい。