あらすじ
ダイニングカフェの新規開店に向け、看板メニューのカレー開発に励む璃空。一方で、妻の杏南はワンオペ育児で疲弊していて……(「スパイスの沼」)。若きパン職人・照星は、小麦アレルギーでパンを食べられない子供と出会う。それなら小麦不使用の超絶うまい米粉パンを俺が作る! と決意するが……(「ハッピバースデー・トゥー・ユー」)。食べることの本当の喜びを教えてくれる、「美味しい」と「幸せ」がたっぷり詰まった史上最高のごはん小説てんこもりの短編集! 『本日のメニューは。』に続くごはんものシリーズ第二弾!!
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Posted by ブクログ
前巻に引き続きすごく良かったー!また一気読みしてしまった。
愛嬌があって魅力的な料理人たちがそれぞれの目標に向かって直向きに頑張る姿に元気が出るし、周囲の人たちの温かさにほろりとさせられる。読んでてすごくほっこりしてくるし、じんわり感動して涙出てくる。読んで良かったなと思える本だった!
Posted by ブクログ
短編4作と、幕間掌編1作の短編集。
かつ丼の飲食店を営むえみちゃんの店の、ちょっと変わったオムライスのような見た目のかつ丼。そのかつ丼ができたきっかけはある常連のボクサーだった。
前作でロコモコ丼のキッチンカーを始めた璃空が、前作の洋食屋の店舗をもらうことになり、飲食店開業にこぎつける。メインメニューをカレーに据え、カレーのレシピを考案する話。
人気ラーメン店『味好』のオーナーが亡くなり、その店をすみれという女性が継ぐことになり、ラーメン作りに奮闘する話。
パン屋の息子が、小麦アレルギーの子どもと出会い、米粉パン専門店を出店し、商店街ぐるみでアレルギーフリーの商品を増やしていく話。
掌編はウーバー的な配達システムのアルバイトをする女の子の話。
前作で登場した病院に出前するラーメン屋に弟子入りしたクソ足速い池田が登場したり、デカ盛り店の名前が頻繁に出てきたり、おむすび屋によく来ていたひかりが実里の友達だったり、繋がりが多く、しかし前作を読んでなくても差し支えない程度の情報量でよかった
Posted by ブクログ
また、やってしまったかも(汗)
『本日のメニューは。』という兄弟本のような存在があるらしい。
かつ丼とカレー、ラーメン、米粉のパンの物語。飲食店に関わる人々が登場する連作集。
カレーのスパイスの種類や配合の話、ラーメンのスープや麺、茹でた麺の湯切りの話、小麦ではない米粉のパンを作ることの難しさ、食べ物にまつわる蘊蓄は、読みごたはあるが今ひとつ胃袋には訴えなかった。
ラーメンが一番美味しそうで、食べてみたいと思ったが、美味しそうな食べ物の物語が沸き起こさせる夜中であっても抑えきれない食欲を掻き立てるほどではなかった。
何故だろか?
少しもたれた理由は、本作が職業小説、家族小説、生き方の物語であることが意図されているからかもしれない。